黄昏一番星

更科二八

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1章 呪いの女

221話 普通のワーカーライフがしたい

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「おう、おかえり!早かったな!」

今日は女王に宣戦布告だけしてさっさと宿屋に帰ってきた。
明日の準備のため今日は抜かない。

「明日女王とタイマンするからな、それだけ伝えて今日は帰ってきた」
「いよいよかータイガなら勝てるさ。
毎度思うけど娼館に行く言葉じゃないよなー」
「ははは、俺ななんでも競っちまうからなー」

こればかりは小さな頃からの習慣で直す気もない
楽しいからな。

「今日はどうだった?」
「俺やトレイたちとで聖女を王都まで妨害し続ける事になったぞ。討伐はこの国最高の冒険者と伝説の冒険者のコンビでやるらしい。ギルドで名前みただろ、冒険者ライってやつ」
「あー覚えてるぞ、そんな奴が聖女と戦うんだな。タイガがやるのかと思ってたぜ」
「俺もそのつもりだったんだけどなー、国最高の冒険者のお眼鏡には敵わなかったらしい。むかつくぜ」

俺だってかつて魔族に負けた時よりも遥かに氣も鍛えたし魔法だって覚えて強くなっている。魅了対策もやったし、呪いの対策はまだだけどどうするかな。
まあそこそこやれなくは無いと思うのだ。
会ったこともない奴が俺のことを知る由もないか、しょうがない。

「それによ、そいつらが間に合わないせいで、俺らがひたすら聖女の王都行きを遅らせ続けなきゃならないんだぜ、ほんと面倒だ」
「より確実な手段を取りたいんだろうなー。妨害、どんな感じかわからないけどタイガなら上手くやれそうだな」
「上手くやるしかないなー、そんなわけで俺は王都付近までいって往復してくるから1ヶ月ほど街を離れないといけない」
「王都って半月かかるんだったな、一緒行けたら良かったけどな」
「いつか行こうぜ、せっかく傭兵の仕事もするんだ、護衛でいろんな街にいってみたいよな」
「ああ、俺はこの街以外知らないからな!
王都もそうだけどデイバーって西の港町にもいってみたい。海っての見てみたいぜ!」
「そうだな、俺も海は久しく見てないからな、魚食いたくなってきたな」

魚の干物も食っちまったからなー
あれはこの街から東にある海ぐらい広い湖で獲れた魚だった。
内陸のこの街でみた魚と言えばあの空飛ぶ巨大魚とサメの魚人のイーサン君だけだ。
巨大魚は食い損ねたな。
イーサン君はあんな口移しぐらいなら食っときゃよかった。

「へへへ、なんかこういうの楽しいな」
「そうだな、この街来て早々厄介ごとに巻き込まれたもんだぜ、スッキリさせて普通のワーカーライフ楽しみてえな」
「厄介事のおかげで俺はワーカーになる道に進めたけどな」
「俺は最初から誘うつもりでいたけどな、エドガーと最初飲んだとき強くなれるかなって聞いてきたろ。
そんときに鍛えてやってもいいなって思ったんだよ」
「そんなこと言ったっけか?
でもタイガにあって、魔族退治したところ見てから俺も強くなりてーって思ったんだよな、たしか。
だからタイガに誘われたらどのみち仕事止めてたかもな」
「よし、やっぱ厄介事片付けて後は気兼ねなく冒険者目指してこうぜ」
「へへへ、そうだな!どうせなら楽しんで行きたいもんな!」

エドガーが特別な力あるとかそんなんで変に縛られるのならば俺が勝手に連れ出してやる。
俺はエドガーと楽しく夢を追いかけたい。
邪魔する奴は蹴散らしてやる。
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