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第18話、学園生活4、入学
しおりを挟む鷲魔獣とゴーレムのどちらを召喚するか考えて両方召喚した。
ゴーレムを見て受験生は何が起きたのか分からないみたいでエルフ族の教官が。
「金属のゴーレムは珍しく初めて見た。ゴーレムだけでなく、空にいる鷲魔獣も使い魔か」
「はい、そうです」
「面白い! 先に鷲魔獣に的を壊させて次にゴーレムに壊させろ」
鷲魔獣が急降下して的を空中に持って行き離すと落下して来た的をゴーレムが金棒で粉々に砕くと、受験生は驚き、エルフ族の試験官が。
「婆は長い事、生きているが召喚魔法を初めて見たわい。凄いもんじゃ。入学してからが楽しみじゃわい」
試験の結果が張り出され、僕が学科と実技も1位で合格した。
試験結果を見て父上が。
「言っただろう。マリュウスの実力は受験生の中では抜きん出ていただろう」
母上は又、変な心配をして。
「マリュウスは実力もあるのに顔も良いので変な女に騙されないか心配だわ」
そんなことを言いながら両親は僕が寮に入ると安心して入学式に出ると思ったのにさっさと領地に帰って行ったのだ。
寮は男女が別々で寮には食堂もあり、寮生は無料で食べられるのでありがたい。
部屋は1人部屋でトイレ、シャワー室、洗面所、机とテーブルのある部屋、寝室があるので1人暮らしには十分だ。
今日は入学式で学園の建物はレンガ作りの2階建の他に実技に使う訓練場がある。
学園に行くと講堂に案内されて行くとアネットさんがいて。
「おはようございます。今日から学園生活ね、宜しく」
「おはようございます。こちらこそよろしくお願い致します」
「ウッフフ、学園では皆、貴族の階級に関係なく平等なので私に敬語を使わないで普通に話してよ」
「へぇー、そうなのか」
入学式が始まり、最初に学園長の挨拶に出て来たのは魔法の試験官をしていたとんがり帽子を被ったエルフ族で。
「婆が学園長のジャンナ・オルコットだ。新入生の皆さん! 今日は入学おめでとう。歓迎する。入学したなら貴族の階級に関係なく皆、平等だ。貴族の階級が上だからと思って下級の生徒を虐めるのは許さん。場合によっては即刻退学もあるので学園の規則を守り、各々の目的に向かって勉学に励んでくれ。婆からは以上だ」
学園長の挨拶なので長く話すと思ったのに簡単なのでビックリしたが、後の来賓の挨拶は自慢話など長すぎて2時間も続き、居眠りをしている生徒もいるくらいだ。
3年生の歓迎の挨拶が終わると新入生の挨拶だが、何と! 僕の名前が呼ばれたのだ。
思わず年寄りの言葉で(何だとー! わしが新入生の挨拶だと、前もって教えてくれよ)どうやら入学試験で1位の者が挨拶するのが決まりらしいので、開き直って99歳の経験を生かして。
「先ほど学園長の言われた規則を守り、自分の目的に向かって諸先輩を見習って勉学に励む事を誓います。新入生代表、マリュウス・ボルトン」
挨拶が無事に済んで席に戻るとアネットさんが。
「短く立派な挨拶だったわ。父上の陛下は貴族の挨拶が長いので入学式には出ないのよ」
父上たちが僕の入学式に出なかったのは貴族の自慢話などの長い話だと分かっていたからだろう。
やっと入学式が終わると自分たちの教室に案内された。
200人の生徒は40人ずつのA,B,C,D、Eの5クラスに成績順に分けられていて僕はAクラスだった。
席は自由なのか僕が空いている席に座ると隣の席にアネットさんが座り。
直ぐに剣術の試験官だった髭面の元騎士団の男性が来て。
「俺が担任のモーリス・アッシャーだ。今から組み分けをする。4人で1組の班を作るが、卒業までは一緒なので慎重に選びなさい」
アネットさんが当然のように。
「私とマリュウスさんは一緒だけれど後の2人は誰にしましょう」
「僕は知らないので誰が良いか分からないよ」
「それなら私の知っている人を誘っても良いかしら」
アネットさんは顔が広いので任せる事にした。
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