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プロローグ 学園編までの生活
第24話 とても気になる男の子 リーゼside
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不思議な子だ、それが私リーゼ•ベルタが最初に感じた事だ。
「初めまして、チューリア家嫡男クロウ•チューリア様、私は貴方様の専属の家庭教師となりました、魔法使いの"リーゼ•ベルタ"です」
「…………」
(…ノーリアクション?)
私の顔を見て驚く彼は、私が専属家庭教師として雇とってくれた人だ。
歳は7歳、女の子に性的な悪戯とかを平気でするクソガキの年代だ…正直に言って貴族の子供は嫌いだ。
(それに私を見る目…いやらしい目つき……じゃない?)
いやらしい目つきなら嫌悪感丸出しの顔で家庭教師をやろうと思っていたのだが、彼の場合そうではなかった。
「初めまして、リーゼ•ベルタさん、チューリア家嫡男クロウ•チューリアです」
礼儀正しい、けれど何かに怯えている、まるで私が未来で何をするのか分かっているかの様な、そんな感じに見える。
(彼は何かを知っている?)
魔法使いとして色々な人達に魔法を教えて来たが、こんなにも不思議な感じの子は初めてだ…興味が出た。
「クロウ様、本日から私ではなく、リーゼ様が貴方様の魔法を教えて下さいます」
「メイディ…血の涙が出てるよ」
「…私のクロウ様が寝取られた…」
おそらく彼のメイドだろう、本当に目から血が流れ出ており、本当に彼の事が好きで取られたくないのだろう。
訳がわからない、家庭教師として来たのだから、気になる子だとしてもメリハリはつけるし、歳下の子供に恋愛感情なんてない。
「別に寝取るつもりはありませんよ、私はお金さえ貰えれば十分ですから」
「なら良かったです」
「何が良いのか分からないけど、取り敢えずよろしくね」
私はお金とついでに彼の事を知る事が出来れば文句はない、彼は不思議な子だ、居られる内にどんどん調べて行こう。
「はい、こちらこそよろしくお願いします」
彼の手は細かく震えていた、手も汗ばんでいて、彼が私に対して怯えている事が理解できる。
それに私は興味が湧く、何故私に対して怯えているのか?
何故一言一言の会話に対して神経を使っているのか?
私の未来を知っているかの様な目はなんなのか、
知りたい、彼に魔法の才能があれば更に良い!魔法は素晴らしい、研究すればするほど謎が深まり、更に知りたくなる。
最強とか賢者とかそんなのはいらない、私が欲しいのは私を満たしてくれる人、私の好奇心を掻き立てる人だ。
(まぁ7歳の子供にそんな事を求めても意味ないんだけどね)
天才とモテはやされているだけだろう、貴族の子供達はとにかく周りが褒める、だからこそ「自分は偉いんだ」と言う自尊心が強く、傲慢な人が多く、学園でも面倒な事をする。
平民を差別する貴族なんて嫌いだ、それに比べて彼は珍しい、
「なのにここでテンプレが来るとはな」
「てんぷら?」
「エビとかナスとかを油で揚げて食べるヤツ、滅茶苦茶美味いぞ?」
「美味しそうですねぇ」
メイドとは言え出身は平民が多い、そんな中で彼ら2人はとても仲が良い。
2人で多分夕食の話だろう、聞いてる話だと貴族が食べる様な物ではなく、平民達の中で良く食べそうな食材だ。
こんな物を口にするだけで癇癪を起こす貴族もいるのに、本当に子供にしては出来すぎている、
ならば
「…ところでクロウ様はどんな魔法の勉強を?」
「魔法の歴史と使い方、詠唱の意味と魔法の種類など、基礎的知識は付いているはずだ」
「確かに、基礎最低限は学んでいる様ですね」
彼との交流…いや、勉強を教える中で彼の事を良く知ろう、その為に先ず一番必要なのは、
「では、先ずは貴方がどれくらい強いのか見せてもらいましょう」
彼がどのくらい私を楽しませてくれるのか、その実力を確かめよう…そして私が手取り足取り教えて、私好みの子に育てれば…ふふ
(↑考え方が変わったことに気がついていない)
——————————————————————
本来の歴史だと家庭教師をやろうと行ったが、あまりにも無能過ぎた為、興味がなくなり次の日には家庭教師を辞める、
と言う事を天城剣介は知らないが、実は公式のQ &A の質問で
「リーゼとクロウは学園編前に知り合っていますか?」
と言う質問に対して
「実は家庭教師としてリーゼが来ていたのですが、無能過ぎた為に1日で辞めてます」
と言う答えがあるのだが、それはかなり昔の質問回答で公式も忘れる程の事だったのでクロウが知らないのも無理はない。
「初めまして、チューリア家嫡男クロウ•チューリア様、私は貴方様の専属の家庭教師となりました、魔法使いの"リーゼ•ベルタ"です」
「…………」
(…ノーリアクション?)
私の顔を見て驚く彼は、私が専属家庭教師として雇とってくれた人だ。
歳は7歳、女の子に性的な悪戯とかを平気でするクソガキの年代だ…正直に言って貴族の子供は嫌いだ。
(それに私を見る目…いやらしい目つき……じゃない?)
いやらしい目つきなら嫌悪感丸出しの顔で家庭教師をやろうと思っていたのだが、彼の場合そうではなかった。
「初めまして、リーゼ•ベルタさん、チューリア家嫡男クロウ•チューリアです」
礼儀正しい、けれど何かに怯えている、まるで私が未来で何をするのか分かっているかの様な、そんな感じに見える。
(彼は何かを知っている?)
魔法使いとして色々な人達に魔法を教えて来たが、こんなにも不思議な感じの子は初めてだ…興味が出た。
「クロウ様、本日から私ではなく、リーゼ様が貴方様の魔法を教えて下さいます」
「メイディ…血の涙が出てるよ」
「…私のクロウ様が寝取られた…」
おそらく彼のメイドだろう、本当に目から血が流れ出ており、本当に彼の事が好きで取られたくないのだろう。
訳がわからない、家庭教師として来たのだから、気になる子だとしてもメリハリはつけるし、歳下の子供に恋愛感情なんてない。
「別に寝取るつもりはありませんよ、私はお金さえ貰えれば十分ですから」
「なら良かったです」
「何が良いのか分からないけど、取り敢えずよろしくね」
私はお金とついでに彼の事を知る事が出来れば文句はない、彼は不思議な子だ、居られる内にどんどん調べて行こう。
「はい、こちらこそよろしくお願いします」
彼の手は細かく震えていた、手も汗ばんでいて、彼が私に対して怯えている事が理解できる。
それに私は興味が湧く、何故私に対して怯えているのか?
何故一言一言の会話に対して神経を使っているのか?
私の未来を知っているかの様な目はなんなのか、
知りたい、彼に魔法の才能があれば更に良い!魔法は素晴らしい、研究すればするほど謎が深まり、更に知りたくなる。
最強とか賢者とかそんなのはいらない、私が欲しいのは私を満たしてくれる人、私の好奇心を掻き立てる人だ。
(まぁ7歳の子供にそんな事を求めても意味ないんだけどね)
天才とモテはやされているだけだろう、貴族の子供達はとにかく周りが褒める、だからこそ「自分は偉いんだ」と言う自尊心が強く、傲慢な人が多く、学園でも面倒な事をする。
平民を差別する貴族なんて嫌いだ、それに比べて彼は珍しい、
「なのにここでテンプレが来るとはな」
「てんぷら?」
「エビとかナスとかを油で揚げて食べるヤツ、滅茶苦茶美味いぞ?」
「美味しそうですねぇ」
メイドとは言え出身は平民が多い、そんな中で彼ら2人はとても仲が良い。
2人で多分夕食の話だろう、聞いてる話だと貴族が食べる様な物ではなく、平民達の中で良く食べそうな食材だ。
こんな物を口にするだけで癇癪を起こす貴族もいるのに、本当に子供にしては出来すぎている、
ならば
「…ところでクロウ様はどんな魔法の勉強を?」
「魔法の歴史と使い方、詠唱の意味と魔法の種類など、基礎的知識は付いているはずだ」
「確かに、基礎最低限は学んでいる様ですね」
彼との交流…いや、勉強を教える中で彼の事を良く知ろう、その為に先ず一番必要なのは、
「では、先ずは貴方がどれくらい強いのか見せてもらいましょう」
彼がどのくらい私を楽しませてくれるのか、その実力を確かめよう…そして私が手取り足取り教えて、私好みの子に育てれば…ふふ
(↑考え方が変わったことに気がついていない)
——————————————————————
本来の歴史だと家庭教師をやろうと行ったが、あまりにも無能過ぎた為、興味がなくなり次の日には家庭教師を辞める、
と言う事を天城剣介は知らないが、実は公式のQ &A の質問で
「リーゼとクロウは学園編前に知り合っていますか?」
と言う質問に対して
「実は家庭教師としてリーゼが来ていたのですが、無能過ぎた為に1日で辞めてます」
と言う答えがあるのだが、それはかなり昔の質問回答で公式も忘れる程の事だったのでクロウが知らないのも無理はない。
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