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第一章
29. 初めてのくじ引きと初めての市場
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午前4時半、眠い目をこすりながらレイ、エマ、私で道を歩いている。レイは出勤のため、エマは食材の仕入れのため、私は師匠のくじ引きに参加するために、だ。昨晩、パーティーから帰宅すると珍しく師匠がいて、「明日はくじ引きだ!いいモノが当たる気がする」と高らかに宣言したのだ。「勿論師匠が行くんですよね!?」と一応聞いてみたけれど、「私が頼んでライファにくじを引かせる。それも立派な私の運だ」とかなんとか言って押し付けられた。
「じゃぁ、私はこっちだから。ライファもエマも気を付けて行くんだよ。」
「はい。レイ様こそお気をつけて!」
エマは元気だ。毎日この時間に起きているなんて、エマもレイもえらい。
「エマ、ライファをよろしく頼む。」
「はい、かしこまりました!」
「レイ様、お仕事頑張ってください。」
私が何気なく言った言葉に、レイはにこっと笑う。朝だというのにレイの笑顔は輝いているなぁ。
「うん、ありがとう。」
レイと別れて、エマと二人で歩く。
「今日は何を仕入れるの?」
「ん~、お魚と、サワンヤ、ザサンとクロッカ、あとは市場をみながらおいしそうな物を仕入れます。」
「市場かぁ、私もぜひ行ってみたいな。」
「くすくすくす、ライファ様は本当にお料理がお好きなんですね。くじ引きが終わるのを待っていると食材を仕入れ損ねると困るので、私が仕入れた後一度ライファ様の元へ行きますから、その後で一緒に市場にいきましょう。そうすれば市場を見ることができますもの。」
「本当?いいの?」
「えぇ、朝食分の食材はありますから、この食材はお昼に間に合えば良いのです。それに、ライファ様と一緒であることを料理長に話したら、少しゆっくりしてきて良いと許可をいただきました。」
「ありがとう。」
エマにお礼を言うと、エマはふふふと笑った。
「あ、ほら、あれがくじ引きの列です。私は一度市場へ行くので、ライファ様はあの列で待っていてくださいね。私が戻るより先にくじ引きが終わっても、あそこで待っていてください。」
「わかった。」
私はエマに頷くと、長く並んでいる列の最後尾に並んだ。最後尾にはくじの管理をする人がいて、紙を渡してくれる。その紙には87の数字。あの時間に出てきてこの番数。ちょっと危なかったな。
くじ引きの列は、始まってしまえば案外流れが速い。
時折、わぁっという声が聞こえる中、私はわくわくして自分の順番を待った。自分のくじではなくても、くじ引きというものはなんだかワクワクする。くじを引き終わって帰る人の荷物を見れば、美しい歌声の魔花とか、宝石、チョンピーまである。本当に色々なものが当たるんだ。
私の番がようやくきた。
くじ引きの簡易建物の中にリアン王女はいない。身を守る為には当然だろう。そう思っていると「あら、ライファさんではなくて?」とリアン王女の声がした。
「え?」
顔を上げた先にあるのは大きな鏡。そこには自分自身ではなく、リアン王女の姿があった。
「本当はそちらに参りたいのですが、街を混乱させてはいけませんからね。わたくしはいつも、こうして鏡の向うから皆さんを見ているのです。街の方と触れ合う機会は少ないので、わたくしにとっては貴重な時間なのよ。」
リアン王女は優しく微笑んだ。美人で聡明で王女で。こんなに全て揃っている人もいるんだと感心してしまった。
「さぁ、ライファさん、どうぞくじをお引きになって。」
私はくじ引きの管理騎士に10000オンを渡すと、顔の前で手を合わせてから気合を入れてくじを引いた。
師匠が喜ぶものが当たりますように。いや、くぅーっと悔しがるものでもよいか。
くじを引くと、カランとひとつ音がした。
「うまくいけば、おめでとうございます!!」
騎士からなんとも微妙な声をかけられる。うまくいけばってどういうことだ?
騎士が籠から小さな動物を取り出した。
「まぁ、キュロじゃなくて!?ふふふ、面白いものを引き当てたわね。」
リアン王女が説明してくれる。
「ライファさん、キュロはね、魔獣なのですよ。その能力は擬態。精巧な擬態能力によって捕まえるのは至難の業と言われているの。」
つまり、捕まったこの子はキュロ会の中ではウッカリさんだってことか・・・。
「リアン王女、うまくいけばってどういうことですか?」
「あぁ、それね。ふふふ。キュロは主人と認めた相手にはとてもよく懐くのだけれど、認められなかった場合は姿を消してしまうの。つまり、主人と認められなかったら、このくじ代は払い損になっちゃうわね。うふふっ。あ、キュロが主人と認めるかどうかにかかる時間は約一週間と言われているの。検討を祈りますわ。」
なるほど。うまくいけばとはこういうことか。だが、このウッカリさんのご主人は師匠だ。師匠の元からは逃げ出せまい。ひひひひ。私はキュロを優しく撫でてやった。
「ご説明ありがとうございます。リアン王女。」
私は小さな籠受け取ると中にキュロを入れ、ポンチョの内側、腰ひもに括り付けた。
くじ引きの建物を出ると、エマが待っていた。
「ライファ様!」
エマが近寄ってくる。
「何が当たったんですか?」と興味津々の様子だ。
「キュロという魔獣が当たったよ。」
そう言って腰ひもに括り付けた籠を見せたが、キュロは籠に擬態したようで中には何もいないようにしか見えなかった。そっと指を入れて触れば動物の感触があったので、籠の中にいるのは確かだろう。
「さ、市場まで参りましょう!」
「お目当ての物は買えたの?」
「はい、ほらここに。」
エマは小さなバッグを開けて中を見せてくれた。小さなバッグには空間魔法がかけられていて、中にはたくさんの野菜が入っている。
「重くはないの?」
「ジェンダーソン侯爵様が重さが半分になる魔道具をこのバッグの中に入れてくれたので、全然重くないんですよ。」
エマがニコッと笑った。
市場は絶えず人の声が行き来していてとても活気があった。野菜、果物、魚、肉、食べ物のお店が中心で、市場で働く人向けなのか食事処も少しあった。
「あ、マキマキの実だ。」
紫色のゴツゴツした果物を手に取る。
「お嬢さん、どうだい?お安くするよー。」
果物屋のおじさんが声をかけてきた。
「2つで400オン。どう?おいしいよー。」
するとエマがひょいっと指を立てた。
「2つで300オン。向うのお店ではこの値段だったよ!」
「お嬢ちゃん、しっかりしてんなぁ。300オンでいいよ!」
「「ありがとうっ!」」
私はマキマキの木の実を受け取ると大事に鞄に入れた。
「エマのおかげでお得に買えちゃった。ありがとう。」
「市場には毎日来ていますから、おまかせください!!」
エマが頼もしい。こうして女の子二人で出かけるなんてどれくらいぶりだろう。食材に囲まれてキャッキャしているこの感じが楽しい。
「あ!」
エマが何かを見つけて走っていく。こちらを振り返って「来て来てっ」と手招きしてまた前を向く。エマを追いかけて走り出そうとした時、グイッと手を引かれ口元に布を当てられた。とっさのことではあったが、息を止めて布に含まれている液体をなるべく吸い込まないようにした。そして、なるべく早く口元から布を取って貰うため、気を失ったふりをした。“頭を使え”自身に自身で命令する。
口元から布が外され、路地裏に連れていかれた。
「うまくいったな。」
「あぁ、チョロイもんだ。」
犯人は男二人。若い男だ。
「あとはコイツを船着き場まで連れて行くだけだな。」
「あぁ、俺たちの仕事はそこまでで船着き場でお金を受け取って終わりさ。」
なるほど。私は船着き場に連れていかれて誰かに引き渡されるらしい。場所が場所だけに船に乗せられて国外へ連れていかれるのだろう。これは早いうちに逃げ出さねば。
「ライファ様!ライファ様―っ!!」
必死に私を探す声がする。エマだ。声がだんだん近づいてくる。男たちは私を荷馬車へ乗せようと担ぎ上げた。
「ライファ様!?」
エマが私を見つけて走ってきた。
「エマ、来ちゃいけない!!」
私は思わず声を出した。
「こいつ、意識があるぞ!薬、効かなかったのかよ。」
面倒くさそうに一人の男が呟き、もう一人の男がエマをつかまえた。
「この女、どうする?連れてくるように言われているのはこっちの女だけだしな。面倒だからあの薬使っとけ。」
「やめろ!エマに何もするな!私が大人しくついていけばそれでいいだろ!」
「君は連れていく。それは決定事項なんだ。問題はこの女に僕たちを見られていること。でも、安心しな。酷いことにはしないよ。ちょっと忘れてもらうだけさ。」
エマの目に脅えが走る。
「やめろ!!」私がそう叫ぶと、うるさいと声が聞こえて頭を何かで殴られた。そこから私の意識は暗闇に包まれた。
「じゃぁ、私はこっちだから。ライファもエマも気を付けて行くんだよ。」
「はい。レイ様こそお気をつけて!」
エマは元気だ。毎日この時間に起きているなんて、エマもレイもえらい。
「エマ、ライファをよろしく頼む。」
「はい、かしこまりました!」
「レイ様、お仕事頑張ってください。」
私が何気なく言った言葉に、レイはにこっと笑う。朝だというのにレイの笑顔は輝いているなぁ。
「うん、ありがとう。」
レイと別れて、エマと二人で歩く。
「今日は何を仕入れるの?」
「ん~、お魚と、サワンヤ、ザサンとクロッカ、あとは市場をみながらおいしそうな物を仕入れます。」
「市場かぁ、私もぜひ行ってみたいな。」
「くすくすくす、ライファ様は本当にお料理がお好きなんですね。くじ引きが終わるのを待っていると食材を仕入れ損ねると困るので、私が仕入れた後一度ライファ様の元へ行きますから、その後で一緒に市場にいきましょう。そうすれば市場を見ることができますもの。」
「本当?いいの?」
「えぇ、朝食分の食材はありますから、この食材はお昼に間に合えば良いのです。それに、ライファ様と一緒であることを料理長に話したら、少しゆっくりしてきて良いと許可をいただきました。」
「ありがとう。」
エマにお礼を言うと、エマはふふふと笑った。
「あ、ほら、あれがくじ引きの列です。私は一度市場へ行くので、ライファ様はあの列で待っていてくださいね。私が戻るより先にくじ引きが終わっても、あそこで待っていてください。」
「わかった。」
私はエマに頷くと、長く並んでいる列の最後尾に並んだ。最後尾にはくじの管理をする人がいて、紙を渡してくれる。その紙には87の数字。あの時間に出てきてこの番数。ちょっと危なかったな。
くじ引きの列は、始まってしまえば案外流れが速い。
時折、わぁっという声が聞こえる中、私はわくわくして自分の順番を待った。自分のくじではなくても、くじ引きというものはなんだかワクワクする。くじを引き終わって帰る人の荷物を見れば、美しい歌声の魔花とか、宝石、チョンピーまである。本当に色々なものが当たるんだ。
私の番がようやくきた。
くじ引きの簡易建物の中にリアン王女はいない。身を守る為には当然だろう。そう思っていると「あら、ライファさんではなくて?」とリアン王女の声がした。
「え?」
顔を上げた先にあるのは大きな鏡。そこには自分自身ではなく、リアン王女の姿があった。
「本当はそちらに参りたいのですが、街を混乱させてはいけませんからね。わたくしはいつも、こうして鏡の向うから皆さんを見ているのです。街の方と触れ合う機会は少ないので、わたくしにとっては貴重な時間なのよ。」
リアン王女は優しく微笑んだ。美人で聡明で王女で。こんなに全て揃っている人もいるんだと感心してしまった。
「さぁ、ライファさん、どうぞくじをお引きになって。」
私はくじ引きの管理騎士に10000オンを渡すと、顔の前で手を合わせてから気合を入れてくじを引いた。
師匠が喜ぶものが当たりますように。いや、くぅーっと悔しがるものでもよいか。
くじを引くと、カランとひとつ音がした。
「うまくいけば、おめでとうございます!!」
騎士からなんとも微妙な声をかけられる。うまくいけばってどういうことだ?
騎士が籠から小さな動物を取り出した。
「まぁ、キュロじゃなくて!?ふふふ、面白いものを引き当てたわね。」
リアン王女が説明してくれる。
「ライファさん、キュロはね、魔獣なのですよ。その能力は擬態。精巧な擬態能力によって捕まえるのは至難の業と言われているの。」
つまり、捕まったこの子はキュロ会の中ではウッカリさんだってことか・・・。
「リアン王女、うまくいけばってどういうことですか?」
「あぁ、それね。ふふふ。キュロは主人と認めた相手にはとてもよく懐くのだけれど、認められなかった場合は姿を消してしまうの。つまり、主人と認められなかったら、このくじ代は払い損になっちゃうわね。うふふっ。あ、キュロが主人と認めるかどうかにかかる時間は約一週間と言われているの。検討を祈りますわ。」
なるほど。うまくいけばとはこういうことか。だが、このウッカリさんのご主人は師匠だ。師匠の元からは逃げ出せまい。ひひひひ。私はキュロを優しく撫でてやった。
「ご説明ありがとうございます。リアン王女。」
私は小さな籠受け取ると中にキュロを入れ、ポンチョの内側、腰ひもに括り付けた。
くじ引きの建物を出ると、エマが待っていた。
「ライファ様!」
エマが近寄ってくる。
「何が当たったんですか?」と興味津々の様子だ。
「キュロという魔獣が当たったよ。」
そう言って腰ひもに括り付けた籠を見せたが、キュロは籠に擬態したようで中には何もいないようにしか見えなかった。そっと指を入れて触れば動物の感触があったので、籠の中にいるのは確かだろう。
「さ、市場まで参りましょう!」
「お目当ての物は買えたの?」
「はい、ほらここに。」
エマは小さなバッグを開けて中を見せてくれた。小さなバッグには空間魔法がかけられていて、中にはたくさんの野菜が入っている。
「重くはないの?」
「ジェンダーソン侯爵様が重さが半分になる魔道具をこのバッグの中に入れてくれたので、全然重くないんですよ。」
エマがニコッと笑った。
市場は絶えず人の声が行き来していてとても活気があった。野菜、果物、魚、肉、食べ物のお店が中心で、市場で働く人向けなのか食事処も少しあった。
「あ、マキマキの実だ。」
紫色のゴツゴツした果物を手に取る。
「お嬢さん、どうだい?お安くするよー。」
果物屋のおじさんが声をかけてきた。
「2つで400オン。どう?おいしいよー。」
するとエマがひょいっと指を立てた。
「2つで300オン。向うのお店ではこの値段だったよ!」
「お嬢ちゃん、しっかりしてんなぁ。300オンでいいよ!」
「「ありがとうっ!」」
私はマキマキの木の実を受け取ると大事に鞄に入れた。
「エマのおかげでお得に買えちゃった。ありがとう。」
「市場には毎日来ていますから、おまかせください!!」
エマが頼もしい。こうして女の子二人で出かけるなんてどれくらいぶりだろう。食材に囲まれてキャッキャしているこの感じが楽しい。
「あ!」
エマが何かを見つけて走っていく。こちらを振り返って「来て来てっ」と手招きしてまた前を向く。エマを追いかけて走り出そうとした時、グイッと手を引かれ口元に布を当てられた。とっさのことではあったが、息を止めて布に含まれている液体をなるべく吸い込まないようにした。そして、なるべく早く口元から布を取って貰うため、気を失ったふりをした。“頭を使え”自身に自身で命令する。
口元から布が外され、路地裏に連れていかれた。
「うまくいったな。」
「あぁ、チョロイもんだ。」
犯人は男二人。若い男だ。
「あとはコイツを船着き場まで連れて行くだけだな。」
「あぁ、俺たちの仕事はそこまでで船着き場でお金を受け取って終わりさ。」
なるほど。私は船着き場に連れていかれて誰かに引き渡されるらしい。場所が場所だけに船に乗せられて国外へ連れていかれるのだろう。これは早いうちに逃げ出さねば。
「ライファ様!ライファ様―っ!!」
必死に私を探す声がする。エマだ。声がだんだん近づいてくる。男たちは私を荷馬車へ乗せようと担ぎ上げた。
「ライファ様!?」
エマが私を見つけて走ってきた。
「エマ、来ちゃいけない!!」
私は思わず声を出した。
「こいつ、意識があるぞ!薬、効かなかったのかよ。」
面倒くさそうに一人の男が呟き、もう一人の男がエマをつかまえた。
「この女、どうする?連れてくるように言われているのはこっちの女だけだしな。面倒だからあの薬使っとけ。」
「やめろ!エマに何もするな!私が大人しくついていけばそれでいいだろ!」
「君は連れていく。それは決定事項なんだ。問題はこの女に僕たちを見られていること。でも、安心しな。酷いことにはしないよ。ちょっと忘れてもらうだけさ。」
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