52 / 226
第二章
8. ケビンとクロッカ
しおりを挟む
クロッカさんと二人で通帳を眺めている。調合料理研究室名義の通帳に309万5千オンの記載。
「ではこのお金を分配しましょう。クロッカがパチパチと計算機を弾く。単純にこのお金の半分はライファのもの。
3割がこの研究室のもの、2割が魔木研究室へ。で、いいのかしら?というか、契約料の300万オンは魔木研究室にはあげなくてもいいんじゃない?」
「いや、魔木研究所には渡した方がいいと思います。何かしらの理由をつけて育てるのをやめられては困りますし。うちであの魔木を育てるには人員が足りないので、できるだけ魔木研究室で育てて欲しいのです。60万オンと木の実代で1万9千オン。61万9千オン渡せば、しっかりと育ててくれるんじゃないでしょうか。もしかしたら今後、もっと木を増やすことになるかもしれませんし、その場合にもちゃんと対応していただけるようにお願いもしたいです。」
「確かに、ライファのいう通りね。ふふふ、奴らをひれ伏させてやるわ!」
クロッカさんがガオーッと両手を伸ばす。因縁でもあるのだろうか。
コンコン
「はいどうぞ。」
「クロッカ室長、トトです。」
ドアを開けるとトトさんが両手に荷物を持って立っていた。
「トトさん?どうしたの?」
「調合研究室をやめてきました。ぜひ、こちらに置いてください!!」
「なにぃっ!?」
クロッカさんは驚いて声を上げ、少しだけ考える様な仕草をした。
トトが調合料理研究室に入りたいというのは絶対あののびケーキが目的だろう。
「まぁ、いいわ。うち、二人しかいないしね。それに、ライファが料理する時には魔力のある助手が必要でしょう?あれ?トトは魔力ランクいくつだっけ?」
「ランクは7です!」
「なら十分じゃない?トトがいれば私がいなくても料理が作れるようになるもの。トトの目的はのびケーキでしょうけど。」
トトさんはそんなことはないです!といいつつも、あのケーキを研究室仲間価格で譲ってもらうことはできますかね?と聞いてきた。
やはりそうか。
その後、午前中のうちにと3人で銀行に行く。
「奴らには現金よ。現金を見せた方が効果があるわ!」とはクロッカさんの言葉だ。窓口へ行き現金をもらう。
「そういえばライファ、通帳は?」
「持っていません。」
「金額が金額だし、あった方が安全だと思うけど作っておく?」
「はい!そうします。」
口座は魔力ランクが3以上あるのなら自身の魔力を登録したものが有効になるが、魔力ランクが3以下になるとセキュリティ面から自身の魔力と銀行員の魔力を混ぜて登録し、その魔力をリングに定着させたものが口座のキーとなる。
私は口座を作り144万オンを預け入れた。残りはナターシャさんに宿代として1か月分払い、あとは当面の生活費にするつもりだ。通帳に記載された数字を見てニヤリとする。これで、ようやく美味しい物探しができる!!
ターザニアに来て以来、節約のために外食も買い食いもせずにいたのだ。
「ぐふふふふ」思わず毀れた声に、クロッカさんとトトさんが引きつった笑みを浮かべた。
研究所の食堂で昼食を終えた午後。
「さぁ、行くわよ!」
まるで決闘にでも向かうかのように威勢よくクロッカさんが立ち上がった。
コンコンコン
「はーい。」
間延びしたようなのんびりした声が聞こえ、扉が開いた。
「副室長自らドアを開けてくださるなんて、副室長はお暇そうですね。」
クロッカさんがニコリと微笑む。
「やぁ、クロッカ。君の大きな足音が聞こえてね。ちょっと最近太ったんじゃないか?」
そう言ってケビンさんも笑みを深くした。クロッカさんはそんなケビンさんの言葉には触れず、お話がありますの、とすまし顔で言った。前回とは違い、魔木研究室の応接室へ通される。応接室と言っても研究室の一部を仕切りで囲んだもので、テーブルとソファがあるだけの質素な空間だ。綺麗な声でささやくように歌う魔木が飾られているのは、さすが魔木研究室といったところか。
「それで話というのは何?」
「先日のクルクルの木のことですけど。」
トン、と音をさせてクロッカさんが封筒をテーブルの上に置いた。
「約束の2割を持ってきました。」
ケビンさんはどれどれという風に封筒を持ち、その厚さに少し驚いたような表情をみせた。中身をみて確認する。
「は!?なんだ、この大金は!」
ケビンさんの反応に満足したようにクロッカさんがふふん、と笑う。
「クルクルの実の独占契約料とのびケーキの代金よ。私だってやる気になればこれくらい出来るんだから!」
どうやら、一番言いたかったのは後半の部分のようだ。
「わかった、わかった。君がこの研究室を去ってから初めて、ようやく手に入れた成功だもんな。素直におめでとう、と言わせてもらうよ。」
褒めつつもなぜか偉そうなケビンさんだが、そのあたりはクロッカさんには気にならないらしい。
「あの、私もお話させていただいてもいいですか?」
クロッカさんがすっきりした顔をしたのを見て、私も話しかけた。
「どうぞ。まぁ、このお金は君の功績だろうし、君から話を聞こうか。」
ケビンさんが悪びれもせずに言う。ハッとクロッカさんを見たけれど、クロッカさんはあの一言を言ったことで満足したらしく、心ここにあらずの様子でお茶を啜っていた。よかった、聞いてなかった。聞いていたら煩くなっていたに違いない。
「のびケーキ用のプロモーション動画を作るために美容室に行ったところ、そこのオーナーさんの目に留まって、専属契約を結ぶことになりました。今後はクルクルの実1個あたり8千円で調合料理研究室が買い取ります。オーナーさんの希望次第ではクルクルの木の栽培本数を増やしてもらうことになるかもしれませんが、それは可能でしょうか?」
「そうだなぁ。スペース的に増やせるとしてもあと1本が限界かなとは思うが、研究費はあるにこしたことはない。考えてみよう。ところでそんなに売れるものなのか?」
「わかりませんが、オーナーさんの様子を見る限り勝算があるのだろうなとは思います。それから、クルクルの木について知りたいのですが、実はどれくらいの期間で収穫出来ていくつくらい収穫できるのですか?」
「あの実は年に2回収穫できる予定だ。今の季節と秋の終わりだな。一つの木で30個程度収穫が可能だ。」
「あの実が年中供給できるように、保管庫か何かありませんか?」
「ある。だが、貸してやるかはクロッカ次第だな。」
「なんですと?」
自分の名前が聞こえたのか、クロッカさんが俊敏に反応する。
「週1デート、これが条件だ。」
「「えぇっ!?」」
私とクロッカさんの声が揃う。そういう関係なのか!とクロッカさんを見た私に対して、クロッカさんはケビンさんを見ている。
「それはイヤです!」
あ、はっきりと断った。あれ、そういう関係ではないのか?
「でも、それじゃあ保管庫は貸せないぞ?」
クロッカさんは黙り込む。そんなに嫌なら保管庫は他で借りてもいいんじゃないですか?と言おうと口を開きかけたとき、真っ赤な顔をしたクロッカさんがポソッと言った。
「・・・二週間に一度ならいいわ。」
え?そうなの?
「じゃぁ、そうしよう。」
ケビンさんは嬉しそうに目を細めた。
とたんに部屋に甘い空気が充満する。なんだ、これ?どういうことなんだ?
「じゃあ、そういうことだから。君たちは先に戻っていなさい。私たちは少し、打ち合わせをするからね。」
混乱している私と、いいなぁと呟いているトトさんを研究室の外へ送り出すと、ケビンさんはニコニコとクロッカさんの元へ戻って行った。
「ではこのお金を分配しましょう。クロッカがパチパチと計算機を弾く。単純にこのお金の半分はライファのもの。
3割がこの研究室のもの、2割が魔木研究室へ。で、いいのかしら?というか、契約料の300万オンは魔木研究室にはあげなくてもいいんじゃない?」
「いや、魔木研究所には渡した方がいいと思います。何かしらの理由をつけて育てるのをやめられては困りますし。うちであの魔木を育てるには人員が足りないので、できるだけ魔木研究室で育てて欲しいのです。60万オンと木の実代で1万9千オン。61万9千オン渡せば、しっかりと育ててくれるんじゃないでしょうか。もしかしたら今後、もっと木を増やすことになるかもしれませんし、その場合にもちゃんと対応していただけるようにお願いもしたいです。」
「確かに、ライファのいう通りね。ふふふ、奴らをひれ伏させてやるわ!」
クロッカさんがガオーッと両手を伸ばす。因縁でもあるのだろうか。
コンコン
「はいどうぞ。」
「クロッカ室長、トトです。」
ドアを開けるとトトさんが両手に荷物を持って立っていた。
「トトさん?どうしたの?」
「調合研究室をやめてきました。ぜひ、こちらに置いてください!!」
「なにぃっ!?」
クロッカさんは驚いて声を上げ、少しだけ考える様な仕草をした。
トトが調合料理研究室に入りたいというのは絶対あののびケーキが目的だろう。
「まぁ、いいわ。うち、二人しかいないしね。それに、ライファが料理する時には魔力のある助手が必要でしょう?あれ?トトは魔力ランクいくつだっけ?」
「ランクは7です!」
「なら十分じゃない?トトがいれば私がいなくても料理が作れるようになるもの。トトの目的はのびケーキでしょうけど。」
トトさんはそんなことはないです!といいつつも、あのケーキを研究室仲間価格で譲ってもらうことはできますかね?と聞いてきた。
やはりそうか。
その後、午前中のうちにと3人で銀行に行く。
「奴らには現金よ。現金を見せた方が効果があるわ!」とはクロッカさんの言葉だ。窓口へ行き現金をもらう。
「そういえばライファ、通帳は?」
「持っていません。」
「金額が金額だし、あった方が安全だと思うけど作っておく?」
「はい!そうします。」
口座は魔力ランクが3以上あるのなら自身の魔力を登録したものが有効になるが、魔力ランクが3以下になるとセキュリティ面から自身の魔力と銀行員の魔力を混ぜて登録し、その魔力をリングに定着させたものが口座のキーとなる。
私は口座を作り144万オンを預け入れた。残りはナターシャさんに宿代として1か月分払い、あとは当面の生活費にするつもりだ。通帳に記載された数字を見てニヤリとする。これで、ようやく美味しい物探しができる!!
ターザニアに来て以来、節約のために外食も買い食いもせずにいたのだ。
「ぐふふふふ」思わず毀れた声に、クロッカさんとトトさんが引きつった笑みを浮かべた。
研究所の食堂で昼食を終えた午後。
「さぁ、行くわよ!」
まるで決闘にでも向かうかのように威勢よくクロッカさんが立ち上がった。
コンコンコン
「はーい。」
間延びしたようなのんびりした声が聞こえ、扉が開いた。
「副室長自らドアを開けてくださるなんて、副室長はお暇そうですね。」
クロッカさんがニコリと微笑む。
「やぁ、クロッカ。君の大きな足音が聞こえてね。ちょっと最近太ったんじゃないか?」
そう言ってケビンさんも笑みを深くした。クロッカさんはそんなケビンさんの言葉には触れず、お話がありますの、とすまし顔で言った。前回とは違い、魔木研究室の応接室へ通される。応接室と言っても研究室の一部を仕切りで囲んだもので、テーブルとソファがあるだけの質素な空間だ。綺麗な声でささやくように歌う魔木が飾られているのは、さすが魔木研究室といったところか。
「それで話というのは何?」
「先日のクルクルの木のことですけど。」
トン、と音をさせてクロッカさんが封筒をテーブルの上に置いた。
「約束の2割を持ってきました。」
ケビンさんはどれどれという風に封筒を持ち、その厚さに少し驚いたような表情をみせた。中身をみて確認する。
「は!?なんだ、この大金は!」
ケビンさんの反応に満足したようにクロッカさんがふふん、と笑う。
「クルクルの実の独占契約料とのびケーキの代金よ。私だってやる気になればこれくらい出来るんだから!」
どうやら、一番言いたかったのは後半の部分のようだ。
「わかった、わかった。君がこの研究室を去ってから初めて、ようやく手に入れた成功だもんな。素直におめでとう、と言わせてもらうよ。」
褒めつつもなぜか偉そうなケビンさんだが、そのあたりはクロッカさんには気にならないらしい。
「あの、私もお話させていただいてもいいですか?」
クロッカさんがすっきりした顔をしたのを見て、私も話しかけた。
「どうぞ。まぁ、このお金は君の功績だろうし、君から話を聞こうか。」
ケビンさんが悪びれもせずに言う。ハッとクロッカさんを見たけれど、クロッカさんはあの一言を言ったことで満足したらしく、心ここにあらずの様子でお茶を啜っていた。よかった、聞いてなかった。聞いていたら煩くなっていたに違いない。
「のびケーキ用のプロモーション動画を作るために美容室に行ったところ、そこのオーナーさんの目に留まって、専属契約を結ぶことになりました。今後はクルクルの実1個あたり8千円で調合料理研究室が買い取ります。オーナーさんの希望次第ではクルクルの木の栽培本数を増やしてもらうことになるかもしれませんが、それは可能でしょうか?」
「そうだなぁ。スペース的に増やせるとしてもあと1本が限界かなとは思うが、研究費はあるにこしたことはない。考えてみよう。ところでそんなに売れるものなのか?」
「わかりませんが、オーナーさんの様子を見る限り勝算があるのだろうなとは思います。それから、クルクルの木について知りたいのですが、実はどれくらいの期間で収穫出来ていくつくらい収穫できるのですか?」
「あの実は年に2回収穫できる予定だ。今の季節と秋の終わりだな。一つの木で30個程度収穫が可能だ。」
「あの実が年中供給できるように、保管庫か何かありませんか?」
「ある。だが、貸してやるかはクロッカ次第だな。」
「なんですと?」
自分の名前が聞こえたのか、クロッカさんが俊敏に反応する。
「週1デート、これが条件だ。」
「「えぇっ!?」」
私とクロッカさんの声が揃う。そういう関係なのか!とクロッカさんを見た私に対して、クロッカさんはケビンさんを見ている。
「それはイヤです!」
あ、はっきりと断った。あれ、そういう関係ではないのか?
「でも、それじゃあ保管庫は貸せないぞ?」
クロッカさんは黙り込む。そんなに嫌なら保管庫は他で借りてもいいんじゃないですか?と言おうと口を開きかけたとき、真っ赤な顔をしたクロッカさんがポソッと言った。
「・・・二週間に一度ならいいわ。」
え?そうなの?
「じゃぁ、そうしよう。」
ケビンさんは嬉しそうに目を細めた。
とたんに部屋に甘い空気が充満する。なんだ、これ?どういうことなんだ?
「じゃあ、そういうことだから。君たちは先に戻っていなさい。私たちは少し、打ち合わせをするからね。」
混乱している私と、いいなぁと呟いているトトさんを研究室の外へ送り出すと、ケビンさんはニコニコとクロッカさんの元へ戻って行った。
0
あなたにおすすめの小説
『処刑されるたびに12歳に戻る悪役令嬢、7回目の人生は「何もせず寝て過ごす」ことに決めたら、なぜか周囲が勝手に勘違いして聖女扱いされています
六角
恋愛
公爵令嬢リリアーナは、18歳の誕生日に必ず断罪・処刑されては12歳に戻るという地獄のループを6回も繰り返していた。 真面目に努力しても、剣を極めても、裏社会を支配しても、結局は殺される運命。 心折れた彼女は、7回目の人生でついに決意する。 「もう頑張らない。どうせ死ぬなら、今回はひたすら寝て過ごそう」と。
しかし、安眠を求めて「うるさい」と敵を黙らせれば『王者の覇気』と恐れられ、寝ぼけて放った魔法は『神の奇跡』と崇められ、枕への異常なこだわりは『深遠なる儀式』と誤解されてしまう。 気がつけば、ストーカー気味のヤンデレ王子、パン屋の元ヒロイン、狂犬の如きライバル令嬢、元部下の暗殺者、そして不眠症の魔王までもが彼女の信者となり、リリアーナは意図せずして国を、そして世界を救う「最強の聖女」へと祭り上げられていく。
「お願いだから、私を寝かせて!」 睡眠欲だけで運命(システム)さえもねじ伏せる、無気力悪役令嬢の痛快勘違いサクセス(?)ストーリー!
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
夫に顧みられない王妃は、人間をやめることにしました~もふもふ自由なセカンドライフを謳歌するつもりだったのに、何故かペットにされています!~
狭山ひびき
恋愛
もう耐えられない!
隣国から嫁いで五年。一度も国王である夫から関心を示されず白い結婚を続けていた王妃フィリエルはついに決断した。
わたし、もう王妃やめる!
政略結婚だから、ある程度の覚悟はしていた。けれども幼い日に淡い恋心を抱いて以来、ずっと片思いをしていた相手から冷たくされる日々に、フィリエルの心はもう限界に達していた。政略結婚である以上、王妃の意思で離婚はできない。しかしもうこれ以上、好きな人に無視される日々は送りたくないのだ。
離婚できないなら人間をやめるわ!
王妃で、そして隣国の王女であるフィリエルは、この先生きていてもきっと幸せにはなれないだろう。生まれた時から政治の駒。それがフィリエルの人生だ。ならばそんな「人生」を捨てて、人間以外として生きたほうがましだと、フィリエルは思った。
これからは自由気ままな「猫生」を送るのよ!
フィリエルは少し前に知り合いになった、「廃墟の塔の魔女」に頼み込み、猫の姿に変えてもらう。
よし!楽しいセカンドラウフのはじまりよ!――のはずが、何故か夫(国王)に拾われ、ペットにされてしまって……。
「ふふ、君はふわふわで可愛いなぁ」
やめてえ!そんなところ撫でないで~!
夫(人間)妻(猫)の奇妙な共同生活がはじまる――
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
転生調理令嬢は諦めることを知らない!
eggy
ファンタジー
リュシドール子爵の長女オリアーヌは七歳のとき事故で両親を失い、自分は片足が不自由になった。
それでも残された生まれたばかりの弟ランベールを、一人で立派に育てよう、と決心する。
子爵家跡継ぎのランベールが成人するまで、親戚から暫定爵位継承の夫婦を領地領主邸に迎えることになった。
最初愛想のよかった夫婦は、次第に家乗っ取りに向けた行動を始める。
八歳でオリアーヌは、『調理』の加護を得る。食材に限り刃物なしで切断ができる。細かい調味料などを離れたところに瞬間移動させられる。その他、調理の腕が向上する能力だ。
それを「貴族に相応しくない」と断じて、子爵はオリアーヌを厨房で働かせることにした。
また夫婦は、自分の息子をランベールと入れ替える画策を始めた。
オリアーヌが十三歳になったとき、子爵は隣領の伯爵に加護の実験台としてランベールを売り渡してしまう。
同時にオリアーヌを子爵家から追放する、と宣言した。
それを機に、オリアーヌは弟を取り戻す旅に出る。まず最初に、隣町まで少なくとも二日以上かかる危険な魔獣の出る街道を、杖つきの徒歩で、武器も護衛もなしに、不眠で、歩ききらなければならない。
弟を取り戻すまで絶対諦めない、ド根性令嬢の冒険が始まる。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
転生小説家の華麗なる円満離婚計画
鈴木かなえ
ファンタジー
キルステン伯爵家の令嬢として生を受けたクラリッサには、日本人だった前世の記憶がある。
両親と弟には疎まれているクラリッサだが、異母妹マリアンネとその兄エルヴィンと三人で仲良く育ち、前世の記憶を利用して小説家として密かに活躍していた。
ある時、夜会に連れ出されたクラリッサは、弟にハメられて見知らぬ男に襲われそうになる。
その男を返り討ちにして、逃げ出そうとしたところで美貌の貴公子ヘンリックと出会った。
逞しく想像力豊かなクラリッサと、その家族三人の物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる