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第三章
34. 記憶
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リベルダ様の手が私のおでこに触れる。
「はじめるぞ。」
その声が耳を通して、だが体内によく響いた。生ぬるいような何かが水に垂らしたインクのように私の中にやってくる。きっとこれがリベルダ様の意識なのだろう。私はただその意識を受け入れればいい。
「上手いじゃないか、グショウ。」
リベルダ様が私を褒めながら少し笑う。
「これから記憶の場所へ行くがお前も来るか?」
自分で自分の記憶を見るとはどんな感じなのだろう。ふわふわしたような感覚のまま頷いた。
リベルダ様の意識は形を持たない。オーロラのようなリベルダ様の意識にグショウという形を持った私の意識が歩いてついて行く。
「ここが最近の記憶か。」
暫く歩くと景色が鮮やかではっきりした空間があり、そこに夢で見たあの女の子が縫いぐるみを抱きしめて立っていた。
「この子・・・。この子が夢に出てくる女の子です。」
私は思わずその女の子の頭を撫でたが、女の子は何の反応も示さなかった。
「少し遡ろう。」
リベルダ様について更に奥へと足を進めると半透明の糸でグルグル巻きにされている個所があった。前後の記憶からそれは私が第三王妃を追ってターザニアから移動空間魔法陣を使ってガルシアに到着した直後だということが分かった。
「これは・・・。」
「あぁ、記憶をいじられているな。この部分は記憶を消されているということだ。消されているというか、記憶の回路から外されていると言った方が正しいな。グショウ自身にアクセスさせないようにしているのだ。」
「ここを元に戻すことは出来ないのですか?」
「・・・出来ないことは無い。だが今のお前は精神が危うい状態だ。他の者の干渉を受け弱っている。この状態で記憶を弄ると精神を破壊させる可能性が高くなるのだ。このままにするのがいいだろう。」
「そうですか・・・。」
私の記憶だというのに取り戻すことも出来ないのか。私はその部分に触れるとその場を後にした。その後、リベルダ様はもう一度あの女の子に会いに行った。
「おそらくお前の記憶を弄った人物は、この少女の記憶をお前に植え付けていったのだろう。この子を消すには大掛かりな魔法が必要だ。そしてそれはお前の精神に大きな負担を強いる。先ほどの記憶を取り戻す比ではない。」
「つまり、何も出来ないということですか?」
「いや、消すことは出来ないが少女に結界を張ることは出来る。結界で包んでしまえば少女から伝わる感情に幕を張ることが出来る。今までのように夢に同化してしまうようなことはなくなるだろう。」
リベルダ様はそう言うと少女の体を包み始めた。オーロラのようなリベルダ様の意識が少女を包み、そこから分離するように離れた。オーロラの中に包まれた少女は先ほどと変わらず縫いぐるみを抱いて立っている。
「状況を推察するに、お前の記憶を弄ったのはターザニアの第三王妃だろうな。ターザニアから追ってきたお前に気がついて記憶を消し、女の子を植え付けた。何が目的かは分からない。一つ言えるのは、ターザニアを滅ぼした犯人は第三王妃で間違いはないだろう。これだけのことをやってのけたのだ。第三王妃は魔女だろうな。」
「第三王妃が魔女・・・。」
「グショウ、気をつけろよ。お前に植え付けた少女にもなにか意味があるはずだ。異変があったらすぐ知らせろ。」
「はい。」
「では、私は戻るぞ。」
その声を残し、リベルダ様の意識は私の中から抜けていった。生ぬるい感覚が私の体から完全に抜けて、先ほどまでいた記憶の部屋も消滅する。そして私は引きずられるように眠りに落ちた。
次に目が覚めたのは三時間後だった。
部屋にはリアン王女とリベルダ様の姿はなく、私の手を握ったままのジョンがうたた寝をしていた。クルンクルンと巻いた髪の毛を何気なく触り、頭を撫でる。ジョンの目の下にはくっきりとクマが出来ており、昨夜寝ていないのだということが想像できた。
「すっかり世話をかけてしまいましたね・・・。あなたには感謝しています。」
そう呟くとジョンが目を開けた。
「そんな最後の挨拶みたいなこと言わないでくれます?」
「くすっ、起こしてしまいましたか?」
「少し前から起きていて、寝ている私にならなんというか、こう・・・、あんなことやこんなことをしちゃうのではないかと寝たふりをしていたのです。それが頭を撫でるだけだとはっ。」
ジョンは両手を目に当てて泣いたふりをしながら、足りないっ、足りないっと頭を振った。いつものジョンの姿にほっとする。
「そういえば、リベルダ様とリアン王女は?」
「あぁ、ユーリスアに帰りました。無理はしないようにと伝言を預かっていますよ。」
「そうですか・・・。二人にはどれだけお世話になったか。ユーリスアに足を向けて眠れませんね。それにしても、よくリベルダ様に連絡を取りましたね。あなたが連絡したとはちょっと驚きです。」
「えぇ、グショウ隊長に連絡を取り合っている人がいるのは知っていました。あなたの様子から信用できる人物だということも分かっていましたし、あなたが調べていることについても知っているだろうと。あの時、血だらけのあなたにヒーリングを施し、何とか命を繋いだもののまだ危険な状態であることは明白でした。フロントへ行き、名のあるヒーラーを探したものの誰の手も空いてなくて。藁をもつかむ思いだったのです。」
「そうでしたか・・・。」
「事情をお話してからのリベルダ様の行動は早かったですよ。体温が下がらないように魔力を与え続けろなんて無茶なことも言われましたが、3時間後にはここに来てあなたを救ってくれた。本当に凄い方ですね。あの方がライファさんのお師匠様ですか?」
「もう誤魔化す必要もありませんね。そうですよ。」
「私の大好きな料理人が魔女の弟子だとは・・・。そう簡単に料理をお願いできなくなるかもしれませんね。あぁ。」
「くすくすくす、彼女はこの先も変わらないと思いますけどね。きっとお願いすれば喜んで作ってくれますよ。」
ジョンが私を見つめて黙った。そして泣きそうに微笑む。
「あなたとまたこうして話せて良かった。・・・抱きしめてもいいですか?」
「仕方ないですね。少しだけですよ。」
ジョンにきつく抱きしめられて、生きているのだなと実感した。あの夜のささくれ立った心が嘘のように今は穏やかだ。
「あの・・・ジョン。あの夜、あなたにそんなにキスをするのは嫌かと聞かれて顔を逸らしたのは、嫌だったからではなくてどう答えたらいいか分からなかっただけです。だから、その・・・。」
ジョンがバッと体を離して、私を見つめる。
「つまり、キスをしてもいいということですか?」
「あ・・・いや、その・・・。」
大の大人がキスがどうのって一体私たちは何を話しているのだろう。急に恥ずかしくなったと同時に、いい加減素直になればいいのにと自身に呆れた。
「キスしますよ?」
ジョンが一歩踏み込んでくる。
「仕方ないですね。一度だけですよ。」
口にした途端、ジョンの唇に塞がれた。強引な勢いそのままのキスかと思えば、酷く優しいキスだ。そっと唇を離すと、至近距離のままジョンが囁いた。
「一度だけなんて言わないで。」
その途端、思わずグーで殴ってしまった。いだいっ!と頬を押さえるジョン。
「盗聴器は随分役に立ったようですね。そうそう、一度キスしたからといって、付き合ってると言い出すのはやめてくださいね。」
ジョンは頬を押さえたまま、私を見つめた。
「ひどいっ!グショウ隊長ってアレ?もしかして、一度寝たくらいで彼女面すんなとか、そういうこと言っちゃうタイプ?」
「あなたと寝てはいないですけどね。」
「ひどいっ、最低っ、サイテーっ!」
「その最低な男に言い寄っているのはあなたの方ですよ。最も、こんなことを言うのはあなたにだけですけど。」
「うぐっ。」
ジョンが胸を押さえて倒れたふりをした。
「さて、お腹が減りました。ご飯でも食べにいきましょうか。」
私は倒れているジョンに微笑むと出かける準備を始めた。
「はじめるぞ。」
その声が耳を通して、だが体内によく響いた。生ぬるいような何かが水に垂らしたインクのように私の中にやってくる。きっとこれがリベルダ様の意識なのだろう。私はただその意識を受け入れればいい。
「上手いじゃないか、グショウ。」
リベルダ様が私を褒めながら少し笑う。
「これから記憶の場所へ行くがお前も来るか?」
自分で自分の記憶を見るとはどんな感じなのだろう。ふわふわしたような感覚のまま頷いた。
リベルダ様の意識は形を持たない。オーロラのようなリベルダ様の意識にグショウという形を持った私の意識が歩いてついて行く。
「ここが最近の記憶か。」
暫く歩くと景色が鮮やかではっきりした空間があり、そこに夢で見たあの女の子が縫いぐるみを抱きしめて立っていた。
「この子・・・。この子が夢に出てくる女の子です。」
私は思わずその女の子の頭を撫でたが、女の子は何の反応も示さなかった。
「少し遡ろう。」
リベルダ様について更に奥へと足を進めると半透明の糸でグルグル巻きにされている個所があった。前後の記憶からそれは私が第三王妃を追ってターザニアから移動空間魔法陣を使ってガルシアに到着した直後だということが分かった。
「これは・・・。」
「あぁ、記憶をいじられているな。この部分は記憶を消されているということだ。消されているというか、記憶の回路から外されていると言った方が正しいな。グショウ自身にアクセスさせないようにしているのだ。」
「ここを元に戻すことは出来ないのですか?」
「・・・出来ないことは無い。だが今のお前は精神が危うい状態だ。他の者の干渉を受け弱っている。この状態で記憶を弄ると精神を破壊させる可能性が高くなるのだ。このままにするのがいいだろう。」
「そうですか・・・。」
私の記憶だというのに取り戻すことも出来ないのか。私はその部分に触れるとその場を後にした。その後、リベルダ様はもう一度あの女の子に会いに行った。
「おそらくお前の記憶を弄った人物は、この少女の記憶をお前に植え付けていったのだろう。この子を消すには大掛かりな魔法が必要だ。そしてそれはお前の精神に大きな負担を強いる。先ほどの記憶を取り戻す比ではない。」
「つまり、何も出来ないということですか?」
「いや、消すことは出来ないが少女に結界を張ることは出来る。結界で包んでしまえば少女から伝わる感情に幕を張ることが出来る。今までのように夢に同化してしまうようなことはなくなるだろう。」
リベルダ様はそう言うと少女の体を包み始めた。オーロラのようなリベルダ様の意識が少女を包み、そこから分離するように離れた。オーロラの中に包まれた少女は先ほどと変わらず縫いぐるみを抱いて立っている。
「状況を推察するに、お前の記憶を弄ったのはターザニアの第三王妃だろうな。ターザニアから追ってきたお前に気がついて記憶を消し、女の子を植え付けた。何が目的かは分からない。一つ言えるのは、ターザニアを滅ぼした犯人は第三王妃で間違いはないだろう。これだけのことをやってのけたのだ。第三王妃は魔女だろうな。」
「第三王妃が魔女・・・。」
「グショウ、気をつけろよ。お前に植え付けた少女にもなにか意味があるはずだ。異変があったらすぐ知らせろ。」
「はい。」
「では、私は戻るぞ。」
その声を残し、リベルダ様の意識は私の中から抜けていった。生ぬるい感覚が私の体から完全に抜けて、先ほどまでいた記憶の部屋も消滅する。そして私は引きずられるように眠りに落ちた。
次に目が覚めたのは三時間後だった。
部屋にはリアン王女とリベルダ様の姿はなく、私の手を握ったままのジョンがうたた寝をしていた。クルンクルンと巻いた髪の毛を何気なく触り、頭を撫でる。ジョンの目の下にはくっきりとクマが出来ており、昨夜寝ていないのだということが想像できた。
「すっかり世話をかけてしまいましたね・・・。あなたには感謝しています。」
そう呟くとジョンが目を開けた。
「そんな最後の挨拶みたいなこと言わないでくれます?」
「くすっ、起こしてしまいましたか?」
「少し前から起きていて、寝ている私にならなんというか、こう・・・、あんなことやこんなことをしちゃうのではないかと寝たふりをしていたのです。それが頭を撫でるだけだとはっ。」
ジョンは両手を目に当てて泣いたふりをしながら、足りないっ、足りないっと頭を振った。いつものジョンの姿にほっとする。
「そういえば、リベルダ様とリアン王女は?」
「あぁ、ユーリスアに帰りました。無理はしないようにと伝言を預かっていますよ。」
「そうですか・・・。二人にはどれだけお世話になったか。ユーリスアに足を向けて眠れませんね。それにしても、よくリベルダ様に連絡を取りましたね。あなたが連絡したとはちょっと驚きです。」
「えぇ、グショウ隊長に連絡を取り合っている人がいるのは知っていました。あなたの様子から信用できる人物だということも分かっていましたし、あなたが調べていることについても知っているだろうと。あの時、血だらけのあなたにヒーリングを施し、何とか命を繋いだもののまだ危険な状態であることは明白でした。フロントへ行き、名のあるヒーラーを探したものの誰の手も空いてなくて。藁をもつかむ思いだったのです。」
「そうでしたか・・・。」
「事情をお話してからのリベルダ様の行動は早かったですよ。体温が下がらないように魔力を与え続けろなんて無茶なことも言われましたが、3時間後にはここに来てあなたを救ってくれた。本当に凄い方ですね。あの方がライファさんのお師匠様ですか?」
「もう誤魔化す必要もありませんね。そうですよ。」
「私の大好きな料理人が魔女の弟子だとは・・・。そう簡単に料理をお願いできなくなるかもしれませんね。あぁ。」
「くすくすくす、彼女はこの先も変わらないと思いますけどね。きっとお願いすれば喜んで作ってくれますよ。」
ジョンが私を見つめて黙った。そして泣きそうに微笑む。
「あなたとまたこうして話せて良かった。・・・抱きしめてもいいですか?」
「仕方ないですね。少しだけですよ。」
ジョンにきつく抱きしめられて、生きているのだなと実感した。あの夜のささくれ立った心が嘘のように今は穏やかだ。
「あの・・・ジョン。あの夜、あなたにそんなにキスをするのは嫌かと聞かれて顔を逸らしたのは、嫌だったからではなくてどう答えたらいいか分からなかっただけです。だから、その・・・。」
ジョンがバッと体を離して、私を見つめる。
「つまり、キスをしてもいいということですか?」
「あ・・・いや、その・・・。」
大の大人がキスがどうのって一体私たちは何を話しているのだろう。急に恥ずかしくなったと同時に、いい加減素直になればいいのにと自身に呆れた。
「キスしますよ?」
ジョンが一歩踏み込んでくる。
「仕方ないですね。一度だけですよ。」
口にした途端、ジョンの唇に塞がれた。強引な勢いそのままのキスかと思えば、酷く優しいキスだ。そっと唇を離すと、至近距離のままジョンが囁いた。
「一度だけなんて言わないで。」
その途端、思わずグーで殴ってしまった。いだいっ!と頬を押さえるジョン。
「盗聴器は随分役に立ったようですね。そうそう、一度キスしたからといって、付き合ってると言い出すのはやめてくださいね。」
ジョンは頬を押さえたまま、私を見つめた。
「ひどいっ!グショウ隊長ってアレ?もしかして、一度寝たくらいで彼女面すんなとか、そういうこと言っちゃうタイプ?」
「あなたと寝てはいないですけどね。」
「ひどいっ、最低っ、サイテーっ!」
「その最低な男に言い寄っているのはあなたの方ですよ。最も、こんなことを言うのはあなたにだけですけど。」
「うぐっ。」
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