157 / 226
第三章
53. フランシール国王
しおりを挟む
夢から目覚める。相変わらず気分は最悪だ。それでもリベルダ様に処置していただいてから気持ちを切り離すのが随分楽になった。以前は夢の中にいるとグショウなのか女の子なのか分からなくなる場面が多々あった。痛みも苦しみも女の子の気持ちも全てを自身のものとして感じていたのだ。今ではグショウとして女の子の日々を覗いている感じだ。女の子の気持ちが流れ込んでくることはあるがその感情は女の子のものであると認識することが出来る。
水を飲もうと体を起こすと、ベッドがミシッと音を立てた。
左上に気配。ハッと顔を向けるとクルクル頭の死体がこちらを覗いていた。
「・・・ジョン、起こしてしまいましたか?」
「いえ、私が勝手に起きただけです。大丈夫ですか?」
「えぇ、大丈夫です。相変わらず気分は最悪ですが。ジョン・・・どういうつもりですか?」
ジョンがベッドから降り私のベッドに入ろうとするのを制した。
「ん?あら、本当に大丈夫なんですね。嬉しいやら、残念やら。」
「ジョン。」
低い声を出してジョンを睨む。
「いや、残念なのはちょっとだけですよ。ほんのちょっとだけ。」
ジョンがベッドに入るのを諦めたのを確認すると、私もベッドから出て水を飲んだ。冷たい水が口の中に含まれ、ほんの僅かずつ温度を上げながら食道を通って行く。
「今日はどんな夢を?」
「また話すのですか?」
私が魔女に植え付けられた記憶を夢に見ていると知った日から、私が夢を見るたびにジョン必ずは私に夢の内容を聞くようになった。話すということは自分の記憶では無いにしろもう一度あの夢の世界に帰ることでもあり、精神を疲労する。
「えぇ、あなた一人で抱え込むものではありません。私にも背負わせて。」
ジョンはそう言うとベッドに腰掛けた私の隣に椅子を持ってきて座った。そして私の手に手を重ねる。思わず大きく息を吐いた。手を重ねられるのが嫌なわけではない。重ねられた手に少し安心してしまう自身に毎回戸惑うのだ。
肌の柔らかい部分に爪を立てられ長い傷がついた。その傷の上を寸分たがわず同じ強さで爪を立て引く。夢の内容を話すというのはそういった作業だ。話し終えるとジョンが眉毛を垂れて寂しいような苦しいような表情をした。
「相変わらず救いがないな・・・。」
「魔女はなぜ私にこのような夢を見せるのだろう。」
「さぁ、グショウ隊長に見せているのが自身の記憶なのならば、自身に有利になるどころか弱みにすらなりかねない。それでも見せる意味とは・・・。夢の中に何かヒントは無いのですか?」
「ヒント・・・か。夢の中の少女が抱く感情は、痛い、寂しい、無、全てそういった負の感情です。最近では何かを望むことさえありません。」
「夢であなたをマインドコントロールするつもりだったのでは?事実、あなたは夢にのっとられて死のうとしたくらいですから。本当はあなたをスパイのように使うつもりだったのかも。」
「確かに一理ありますね。でも、不確かなうえにリスクを伴う方法だと思うのですけどね。事実、この夢のお蔭でターザニアの第3王妃が犯人であり魔女であると分かったのですから。」
「うーん・・・。」
ジョンは顎の下に手を置いたまま考え込んだ。そしてしばらくすると、ポカンと口を開いた。
「わからん。分からないことを今考えたところで分からん。」
ポイッと何かを投げるかのように考えていたことを放り投げる。
「そんなことよりも、二度目のキスはいかがですか?」
ジョンが私をベッドに押し倒す。
「そうだな・・・。」
言いながら顔を横に向けると、ジョンは私の言葉を肯定と捉えたのか私の首筋に顔を埋めた。首筋に触れる唇にゾクッとしながら手早く指先に魔力を溜め、糸のように伸ばした。その糸でくるくるっとジョンの手首とベッドを繋ぐ。
「これはどういうことですか?」
ジョンの下から抜け出し、ベッドの脇に立つ。
「なるほど、色仕掛け、とはよく言いますがあなたにもこの方法は有効のようですね。上のベッド、お借りしますね。」
「グショウ隊長~っ。」
下から情けない声が聞こえるが解いてやるつもりなどない。それに、ジョンが本気になれば外せないことは無いはずだ。布団に潜り込むと、ジョンの香りがした。
そうだった。ジョンは自分の部屋から布団と枕を持ってきていた。チッと舌打ちする心とは裏腹、あたたかな香りに落ちていった。
こうして過ごすこと3日。
フランシール国王が従者を10人連れ、馬車ひとつ分の土産を持参してオーヴェルに到着した。両国王にクオン王子、従者5名が風の間に入室したのを確認し、扉の外で待機する。
上手くいくだろうか。
フランシール国王が私を信用してくれない場合、戦争は間違いなく起こるだろう。人間はみな、幸せになりたいと思っている。ターザニアの人々もそうだったはずだ。その自分たちの命がまさかこんな風に、戦争の火種として使われようとは思いもしなかっただろう。
何としてでも止めなくては。
「どうぞ、お入りください。」
マカンがドアを開け私たちに中に入るよう声をかけた。ジョンと二人、マカンに連れられて入室する。国王や従者、クオン王子、室内にいる者たちの視線が一斉に私たちに注がれ自身の顔が引きつるのを感じた。オーヴェル国王の隣に立つ。
「フランシール国王、お初にお目にかかります。私はターザニア騎士団、隊長グショウ・アークロッドと申します。」
「私はオーヴェル騎士団、ジョン・リーブス。お会いできて光栄です。」
肩の下まであるグレイの髪の毛に藍色の目、真っ白な肌、30代後半だろうか。フランシールの国王は国王にしては随分と若い。
「私に用があると聞いた。話を聞こう。というか、この状況では聞くしかあるまい。」
フランシール国王が口元を歪めて笑ったが目が少しも笑ってはいない。思いの外、好戦的な人物のようだ。私は少しだけ頭を下げた。
「ターザニアを滅ぼした人物についてお話があります。」
「話せ。」
「単刀直入に申し上げます。ターザニアを滅ぼしたのはターザニアの第3王妃でございます。」
「はっ、ターザニアの王妃が自身の国を滅ぼしたというのか?何のために?第一、王妃があんな大それたことをやる力などあるものか。」
フランシール国王は馬鹿にしたように鼻で笑った。
「恐れながらフランシール国王、私は第三王妃は魔女ではないかと思っております。しばし私の話を聞いていただけませんでしょうか。」
私はターザニア国王からの命で第三王妃を調べていたこと、空間移動魔法陣のこと、その魔方陣の行先がガルシアであり、山小屋は魔女のアジトだったと考えられることを話した。勿論、リベルダ様やマリア様のことは伏せて、だ。
「その第3王妃がガルシアの手先ではないとなぜ言えるのだ?」
「ではフランシール国王は何のためにガルシアがターザニアを滅ぼしたとお思いですか?」
「知らん。ガルシアとターザニアの間に何か問題でもあったのであろう。」
「ターザニアは世界の中心的研究国家だった。自国の元へ引き込みたいと思う国はあっても、滅ぼしたいと思う国など果たしてあるのだろうか。ターザニアが滅んだせいでこの先の研究が10年は遅れたと言われておる。」
オーヴェル国王が口を挟んだ。そして、クオン王子も言葉を続ける。
「フランシール国王、あなたはガルシアがターザニアを滅ぼすだけの技術と力をお持ちだと認めているのですか?一つの国を国民共々滅ぼすなどとこのオーヴェルにも不可能だと言っていい。」
クオン王子のこの言葉にフランシール国王がピクリと反応した。正直なところ、フランシールとオーヴェルの間で戦争が起きたらフランシールの力ではオーヴェルには敵わない。過去の戦争を見てもそうだ。過去に二度、フランシールとオーヴェルは戦争を起こしたことがある。その二回は全てオーヴェルが勝利した。
そのオーヴェルでもターザニアを滅ぼすことは出来ないのにガルシアにそれが出来るとフランシール国王は思っているのか、とクオン王子はフランシール国王に問うたのだ。つまり、フランシール国よりもガルシアの方が強いと認めているのかと。
クオン王子、なんて人だ。
フランシール国王の眉毛がピクッと動いた。
「オーヴェルは随分と優しくなったものだな。いいだろう、その話こちらでも調べておく。ガザン、直ちにルベールに連絡して、ガルシアが犯人だと言いだした情報元を洗い出せ。根っこの先までな。」
「フランシール国王、結論を急いでは身を滅ぼしますぞ。民あっての国王。戦争になれば多くの民が死ぬ。」
「ふん、其の方に言われる筋合いはない。ガザン、帰るぞ。失礼する。」
フランシール国王はオーヴェル国王を一瞥すると従者を連れて部屋を出ていった。
「オーヴェル国王、クオン王子、ありがとうございます。・・・戦争は止まりますでしょうか?」
「どうかな。火種はひとつとは限らぬ。だが、少なくとも先延ばしにすることは出来たと思うぞ。」
「これも全てオーヴェル国王とクオン王子のお蔭でございます。」
水を飲もうと体を起こすと、ベッドがミシッと音を立てた。
左上に気配。ハッと顔を向けるとクルクル頭の死体がこちらを覗いていた。
「・・・ジョン、起こしてしまいましたか?」
「いえ、私が勝手に起きただけです。大丈夫ですか?」
「えぇ、大丈夫です。相変わらず気分は最悪ですが。ジョン・・・どういうつもりですか?」
ジョンがベッドから降り私のベッドに入ろうとするのを制した。
「ん?あら、本当に大丈夫なんですね。嬉しいやら、残念やら。」
「ジョン。」
低い声を出してジョンを睨む。
「いや、残念なのはちょっとだけですよ。ほんのちょっとだけ。」
ジョンがベッドに入るのを諦めたのを確認すると、私もベッドから出て水を飲んだ。冷たい水が口の中に含まれ、ほんの僅かずつ温度を上げながら食道を通って行く。
「今日はどんな夢を?」
「また話すのですか?」
私が魔女に植え付けられた記憶を夢に見ていると知った日から、私が夢を見るたびにジョン必ずは私に夢の内容を聞くようになった。話すということは自分の記憶では無いにしろもう一度あの夢の世界に帰ることでもあり、精神を疲労する。
「えぇ、あなた一人で抱え込むものではありません。私にも背負わせて。」
ジョンはそう言うとベッドに腰掛けた私の隣に椅子を持ってきて座った。そして私の手に手を重ねる。思わず大きく息を吐いた。手を重ねられるのが嫌なわけではない。重ねられた手に少し安心してしまう自身に毎回戸惑うのだ。
肌の柔らかい部分に爪を立てられ長い傷がついた。その傷の上を寸分たがわず同じ強さで爪を立て引く。夢の内容を話すというのはそういった作業だ。話し終えるとジョンが眉毛を垂れて寂しいような苦しいような表情をした。
「相変わらず救いがないな・・・。」
「魔女はなぜ私にこのような夢を見せるのだろう。」
「さぁ、グショウ隊長に見せているのが自身の記憶なのならば、自身に有利になるどころか弱みにすらなりかねない。それでも見せる意味とは・・・。夢の中に何かヒントは無いのですか?」
「ヒント・・・か。夢の中の少女が抱く感情は、痛い、寂しい、無、全てそういった負の感情です。最近では何かを望むことさえありません。」
「夢であなたをマインドコントロールするつもりだったのでは?事実、あなたは夢にのっとられて死のうとしたくらいですから。本当はあなたをスパイのように使うつもりだったのかも。」
「確かに一理ありますね。でも、不確かなうえにリスクを伴う方法だと思うのですけどね。事実、この夢のお蔭でターザニアの第3王妃が犯人であり魔女であると分かったのですから。」
「うーん・・・。」
ジョンは顎の下に手を置いたまま考え込んだ。そしてしばらくすると、ポカンと口を開いた。
「わからん。分からないことを今考えたところで分からん。」
ポイッと何かを投げるかのように考えていたことを放り投げる。
「そんなことよりも、二度目のキスはいかがですか?」
ジョンが私をベッドに押し倒す。
「そうだな・・・。」
言いながら顔を横に向けると、ジョンは私の言葉を肯定と捉えたのか私の首筋に顔を埋めた。首筋に触れる唇にゾクッとしながら手早く指先に魔力を溜め、糸のように伸ばした。その糸でくるくるっとジョンの手首とベッドを繋ぐ。
「これはどういうことですか?」
ジョンの下から抜け出し、ベッドの脇に立つ。
「なるほど、色仕掛け、とはよく言いますがあなたにもこの方法は有効のようですね。上のベッド、お借りしますね。」
「グショウ隊長~っ。」
下から情けない声が聞こえるが解いてやるつもりなどない。それに、ジョンが本気になれば外せないことは無いはずだ。布団に潜り込むと、ジョンの香りがした。
そうだった。ジョンは自分の部屋から布団と枕を持ってきていた。チッと舌打ちする心とは裏腹、あたたかな香りに落ちていった。
こうして過ごすこと3日。
フランシール国王が従者を10人連れ、馬車ひとつ分の土産を持参してオーヴェルに到着した。両国王にクオン王子、従者5名が風の間に入室したのを確認し、扉の外で待機する。
上手くいくだろうか。
フランシール国王が私を信用してくれない場合、戦争は間違いなく起こるだろう。人間はみな、幸せになりたいと思っている。ターザニアの人々もそうだったはずだ。その自分たちの命がまさかこんな風に、戦争の火種として使われようとは思いもしなかっただろう。
何としてでも止めなくては。
「どうぞ、お入りください。」
マカンがドアを開け私たちに中に入るよう声をかけた。ジョンと二人、マカンに連れられて入室する。国王や従者、クオン王子、室内にいる者たちの視線が一斉に私たちに注がれ自身の顔が引きつるのを感じた。オーヴェル国王の隣に立つ。
「フランシール国王、お初にお目にかかります。私はターザニア騎士団、隊長グショウ・アークロッドと申します。」
「私はオーヴェル騎士団、ジョン・リーブス。お会いできて光栄です。」
肩の下まであるグレイの髪の毛に藍色の目、真っ白な肌、30代後半だろうか。フランシールの国王は国王にしては随分と若い。
「私に用があると聞いた。話を聞こう。というか、この状況では聞くしかあるまい。」
フランシール国王が口元を歪めて笑ったが目が少しも笑ってはいない。思いの外、好戦的な人物のようだ。私は少しだけ頭を下げた。
「ターザニアを滅ぼした人物についてお話があります。」
「話せ。」
「単刀直入に申し上げます。ターザニアを滅ぼしたのはターザニアの第3王妃でございます。」
「はっ、ターザニアの王妃が自身の国を滅ぼしたというのか?何のために?第一、王妃があんな大それたことをやる力などあるものか。」
フランシール国王は馬鹿にしたように鼻で笑った。
「恐れながらフランシール国王、私は第三王妃は魔女ではないかと思っております。しばし私の話を聞いていただけませんでしょうか。」
私はターザニア国王からの命で第三王妃を調べていたこと、空間移動魔法陣のこと、その魔方陣の行先がガルシアであり、山小屋は魔女のアジトだったと考えられることを話した。勿論、リベルダ様やマリア様のことは伏せて、だ。
「その第3王妃がガルシアの手先ではないとなぜ言えるのだ?」
「ではフランシール国王は何のためにガルシアがターザニアを滅ぼしたとお思いですか?」
「知らん。ガルシアとターザニアの間に何か問題でもあったのであろう。」
「ターザニアは世界の中心的研究国家だった。自国の元へ引き込みたいと思う国はあっても、滅ぼしたいと思う国など果たしてあるのだろうか。ターザニアが滅んだせいでこの先の研究が10年は遅れたと言われておる。」
オーヴェル国王が口を挟んだ。そして、クオン王子も言葉を続ける。
「フランシール国王、あなたはガルシアがターザニアを滅ぼすだけの技術と力をお持ちだと認めているのですか?一つの国を国民共々滅ぼすなどとこのオーヴェルにも不可能だと言っていい。」
クオン王子のこの言葉にフランシール国王がピクリと反応した。正直なところ、フランシールとオーヴェルの間で戦争が起きたらフランシールの力ではオーヴェルには敵わない。過去の戦争を見てもそうだ。過去に二度、フランシールとオーヴェルは戦争を起こしたことがある。その二回は全てオーヴェルが勝利した。
そのオーヴェルでもターザニアを滅ぼすことは出来ないのにガルシアにそれが出来るとフランシール国王は思っているのか、とクオン王子はフランシール国王に問うたのだ。つまり、フランシール国よりもガルシアの方が強いと認めているのかと。
クオン王子、なんて人だ。
フランシール国王の眉毛がピクッと動いた。
「オーヴェルは随分と優しくなったものだな。いいだろう、その話こちらでも調べておく。ガザン、直ちにルベールに連絡して、ガルシアが犯人だと言いだした情報元を洗い出せ。根っこの先までな。」
「フランシール国王、結論を急いでは身を滅ぼしますぞ。民あっての国王。戦争になれば多くの民が死ぬ。」
「ふん、其の方に言われる筋合いはない。ガザン、帰るぞ。失礼する。」
フランシール国王はオーヴェル国王を一瞥すると従者を連れて部屋を出ていった。
「オーヴェル国王、クオン王子、ありがとうございます。・・・戦争は止まりますでしょうか?」
「どうかな。火種はひとつとは限らぬ。だが、少なくとも先延ばしにすることは出来たと思うぞ。」
「これも全てオーヴェル国王とクオン王子のお蔭でございます。」
0
あなたにおすすめの小説
『処刑されるたびに12歳に戻る悪役令嬢、7回目の人生は「何もせず寝て過ごす」ことに決めたら、なぜか周囲が勝手に勘違いして聖女扱いされています
六角
恋愛
公爵令嬢リリアーナは、18歳の誕生日に必ず断罪・処刑されては12歳に戻るという地獄のループを6回も繰り返していた。 真面目に努力しても、剣を極めても、裏社会を支配しても、結局は殺される運命。 心折れた彼女は、7回目の人生でついに決意する。 「もう頑張らない。どうせ死ぬなら、今回はひたすら寝て過ごそう」と。
しかし、安眠を求めて「うるさい」と敵を黙らせれば『王者の覇気』と恐れられ、寝ぼけて放った魔法は『神の奇跡』と崇められ、枕への異常なこだわりは『深遠なる儀式』と誤解されてしまう。 気がつけば、ストーカー気味のヤンデレ王子、パン屋の元ヒロイン、狂犬の如きライバル令嬢、元部下の暗殺者、そして不眠症の魔王までもが彼女の信者となり、リリアーナは意図せずして国を、そして世界を救う「最強の聖女」へと祭り上げられていく。
「お願いだから、私を寝かせて!」 睡眠欲だけで運命(システム)さえもねじ伏せる、無気力悪役令嬢の痛快勘違いサクセス(?)ストーリー!
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
夫に顧みられない王妃は、人間をやめることにしました~もふもふ自由なセカンドライフを謳歌するつもりだったのに、何故かペットにされています!~
狭山ひびき
恋愛
もう耐えられない!
隣国から嫁いで五年。一度も国王である夫から関心を示されず白い結婚を続けていた王妃フィリエルはついに決断した。
わたし、もう王妃やめる!
政略結婚だから、ある程度の覚悟はしていた。けれども幼い日に淡い恋心を抱いて以来、ずっと片思いをしていた相手から冷たくされる日々に、フィリエルの心はもう限界に達していた。政略結婚である以上、王妃の意思で離婚はできない。しかしもうこれ以上、好きな人に無視される日々は送りたくないのだ。
離婚できないなら人間をやめるわ!
王妃で、そして隣国の王女であるフィリエルは、この先生きていてもきっと幸せにはなれないだろう。生まれた時から政治の駒。それがフィリエルの人生だ。ならばそんな「人生」を捨てて、人間以外として生きたほうがましだと、フィリエルは思った。
これからは自由気ままな「猫生」を送るのよ!
フィリエルは少し前に知り合いになった、「廃墟の塔の魔女」に頼み込み、猫の姿に変えてもらう。
よし!楽しいセカンドラウフのはじまりよ!――のはずが、何故か夫(国王)に拾われ、ペットにされてしまって……。
「ふふ、君はふわふわで可愛いなぁ」
やめてえ!そんなところ撫でないで~!
夫(人間)妻(猫)の奇妙な共同生活がはじまる――
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
転生調理令嬢は諦めることを知らない!
eggy
ファンタジー
リュシドール子爵の長女オリアーヌは七歳のとき事故で両親を失い、自分は片足が不自由になった。
それでも残された生まれたばかりの弟ランベールを、一人で立派に育てよう、と決心する。
子爵家跡継ぎのランベールが成人するまで、親戚から暫定爵位継承の夫婦を領地領主邸に迎えることになった。
最初愛想のよかった夫婦は、次第に家乗っ取りに向けた行動を始める。
八歳でオリアーヌは、『調理』の加護を得る。食材に限り刃物なしで切断ができる。細かい調味料などを離れたところに瞬間移動させられる。その他、調理の腕が向上する能力だ。
それを「貴族に相応しくない」と断じて、子爵はオリアーヌを厨房で働かせることにした。
また夫婦は、自分の息子をランベールと入れ替える画策を始めた。
オリアーヌが十三歳になったとき、子爵は隣領の伯爵に加護の実験台としてランベールを売り渡してしまう。
同時にオリアーヌを子爵家から追放する、と宣言した。
それを機に、オリアーヌは弟を取り戻す旅に出る。まず最初に、隣町まで少なくとも二日以上かかる危険な魔獣の出る街道を、杖つきの徒歩で、武器も護衛もなしに、不眠で、歩ききらなければならない。
弟を取り戻すまで絶対諦めない、ド根性令嬢の冒険が始まる。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
転生小説家の華麗なる円満離婚計画
鈴木かなえ
ファンタジー
キルステン伯爵家の令嬢として生を受けたクラリッサには、日本人だった前世の記憶がある。
両親と弟には疎まれているクラリッサだが、異母妹マリアンネとその兄エルヴィンと三人で仲良く育ち、前世の記憶を利用して小説家として密かに活躍していた。
ある時、夜会に連れ出されたクラリッサは、弟にハメられて見知らぬ男に襲われそうになる。
その男を返り討ちにして、逃げ出そうとしたところで美貌の貴公子ヘンリックと出会った。
逞しく想像力豊かなクラリッサと、その家族三人の物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる