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第四章
1. 願望と犠牲
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「滅んで二か月経つというのにまだ血の臭いがしますわね。ローザ様ったらどうしてターザニアなのかしら。」
瓦礫を避けながら待ち合わせ場所である王宮へ向かう。キヨたちが建てたローザの建物も見る影もなく瓦礫と化していた。
「一体どこへ行けばいいのかしら?」
「さぁ、魔力が高いのですからローザ様の魔力でも探したらどうですか?」
「それもそうね。ニコラウスには無理な芸当ですから私がやるしかありませんわ。」
目を閉じてローザ様の魔力を探す。高い魔力を探しているのだがアチコチに魔力の塊があり探し辛い。ローザ様が膨大な魔力を放出しているのならまだしも普段は魔力を抑えている。その為、似たような大きさの魔力があちこちで感じられるのだ。それに、魔力を使って探すという行為は苦手だ。
「ダメですわ。魔力があちこちに散らばっていて全然集中できない。」
「ふぅん、魔力が高ければ何でもできるというわけではないのですね。」
ニコラウスに言われてイラッとする。
「完璧に見える私にだって苦手なことはあります。」
「ふん。」
ニコラウスが馬鹿にしたように口元を歪めた。平民の癖になんて態度だろう。イライラする。
「お帰りなさいませ、レベッカ様。ニコラウス様。」
少しぼーっとした様子のトーゴが現れた。
「久しぶりね、トーゴ。ローザ様はどこ?」
「案内するように仰せつかっております。」
トーゴに案内されたのは王宮の地下だ。陛下の部屋と思われる場所から地下に下り、そのまま真っ直ぐに歩いて行く。地下は魔獣の侵入の形跡がなく壊れておらず、あちこちに魔法陣の痕跡を感じる。きっと王家に伝わる結界を幾重にも張っていたのだろう。
「ローザ様が結界を破っておりますのでその魔法陣たちが悪さをすることはありません。ご安心ください。」
奥の扉を開けると研究室のような青白い空間にローザ様が立っていた。
「レベッカ、ニコラウス、お帰りなさい。幽玄の木は手に入れましたか?」
「はい、この通りです!ニコラウス、ローザ様にお見せして。」
ニコラウスが幽玄の木を見せるとローザ様は満足げに微笑んだ。
「これで研究が進みますね。ニコラウスはこの研究室を使いなさい。レベッカ、あなたはこちらの部屋へ。」
ローザ様が隣の部屋を空けるとそこには見知った魔法陣があった。ローザ様の為に新しく建てたあの建物にあった魔法陣と同じものだ。
「レベッカ、あなたにはまたここに魔力を注いでもらいます。前回の物より小さな魔法陣ですしそんなに時間はかからないと思いますよ。」
「あの・・・、ローザ様、私、今までローザ様のお役に立ってきたと思います。そろそろレイ様を手に入れる為にお手伝いいただけないでしょうか。」
レイ様と別れてからずっと考えていた。あの女から早くレイ様を救い出さなくては、と。あの森でのレイ様の言動、あの女に支配されているのだ。ずっと会いたいと焦がれていたレイ様。一日たりとも忘れたことはなかったが出会った瞬間に鮮やかに初めてデートした日が蘇った。一刻も早くレイ様を手に入れたい。もしローザ様がこのままレイ様を放置するならば、ここを出てどこかの調合師に金を積めばいい。
「くす、レベッカ。他の調合師に頼んだところでレイを思い通りにする薬など作れませんよ。」
私の心を見透かしたようなローザ様の言葉に驚いてローザ様を見つめた。
「それに、あなたは私の許可なく私の元を離れることなど出来ないのですよ。」
「どういうことですか?」
ローザ様は綺麗な笑みを浮かべると一つのドアを指差し、ドアを開けた。途端に流れ込んでくる獣の臭い、低い唸り声。おそるおそるドアに近付き部屋の中を覗いた。
「ひっ!!」
暗い部屋の中で目が光ったのだ。一匹だけではない。数十匹いる。
「ターザニアを滅ぼした魔獣ですわ。ガルシアでもこうして育てていたのですよ。その魔獣をあなたが魔力を注いだ魔法陣でターザニアに転送したのです。ターザニアを滅ぼしたのはあなたですのよ。」
「そんな・・・。私、知らない。何も知らなかったのよ!」
「知らなかったでは済ませられない程、多くの人を殺しましたわね。私が少し手を加えるだけで、世界中にあなたが主犯だと思わせることも可能なのよ。」
「ローザ様っ!」
「頭の良いあなたならどうするべきか分かるわよね。私の手の中にいるのならレイも与えましょう。あなたに危害が及ばないように守ってもあげるわ。だから、ちゃんと良い子で協力しなさい。」
ローザ様はそう言って私の頭を撫でた。
私はなんてことをしたのだろう。このままローザ様を手伝えばもっと多くの人間を殺すかもしれない。
でも待って。
私には危害が及ばないように守ると言って下さっているではないか。それにレイも私に与えてくれると言っている。
平民なんぞいくら死のうがどうでもよい。貴族が死んだらそりゃあ気の毒にも思うが。私がローザ様に手を貸していることがバレなければいいのだ。
「レイ様を本当に私に与えてくださいますか?」
「えぇ、この魔法陣が完成したらレイをあなたに与えましょう。」
ゴクッと喉が鳴ってしまうかと思った。あのレイ様が私の名を呼び優しく私に触れる。私に愛を語るのだ。もうすぐ、もうすぐ。
「分かりました。ローザ様に協力致します。」
それからはガルシアで過ごしていたのと同じ日々が始まった。魔法陣に魔力を注ぎ、ニコラウスの元で薬の調合を手伝う日々だ。
「今回は魔獣を小さくして運ぼうと思ってね。その方が魔法陣も小さくて済む。」
ニコラウスの言葉に、ふぅん、と声を出した。
「そんなことよりも、レイ様用の薬、ちゃんと出来るのでしょうね?」
「そうですね、今の薬は幽玄の木の効果を足しても生存日数はせいぜい3日でしょうね。ちゃんと実験していないからあくまで予測ですが。」
「あなたは馬鹿ですか!せっかく想いか叶っても3日で死なれては困ります!そんな薬をレイ様に飲ませるなどと・・・。」
「あぁ、だから改良してあげますよ。要はあなたに惚れる薬が欲しいのでしょう?それならば何もこの薬を飲ませる必要はない。ベースはこの薬だが催眠系の作用を減少させ、代わりに忘却効果を足します。」
「どういうことです?」
私が聞き返すとニコラウスはため息を吐いた。その行動にイラつき、このまま罵倒してやろうと思ったが今はレイ様の薬の方が大事だ。どんなにいけ好かない男でも、レイ様の薬を作るのはこの男なのだから。
「忘却の薬をまぜることで一年か、数か月かの記憶が失われます。執着する対象の記憶を失えば惚れ薬の効きも格段に上がるでしょう。」
レイ様がライファを忘れる!?あの忌々しい女を忘れる!なんて素晴らしいのだろう。
「いいですわね。楽しみにしておりますわ。」
そして魔法陣が完成した日、私はローザ様と共にガルシアのダーナン村にいた。冷たい夜風が肌を突き刺す。月に照らされた草は私の背丈を遥かに越えガサリと音を立て、顔を覗かせた虫が巨大な化け物のように見えた。虫に襲われるのではないかという恐怖に急いでニコラウスから渡されていた白い錠剤を口に含み噛み砕く。メキメキメキっと骨が伸びる音がしていつもの大きさに戻った。
「レベッカ、準備はいいですか?」
「はい。」
ローザ様が合図をすると魔法陣の中から小さな魔獣が5体現れた。その魔獣にローザ様が薬を飲ませ声をかける。
―ここから西へ1キロのところにダーナン村があります。ダーナン村の村人を全滅させなさい。
言葉と一緒にイメージを伝えているのだろう。ローザ様は目を閉じ、ふわりとした魔力を魔獣たちにかけた。そしてニコラウスから貰った白い錠剤を飲ませると、魔獣はメキメキと音を立てて大きくなり、大きくひと鳴きすると低い唸り声を上げて走り出した。
「レベッカ、私たちも参りますよ。」
ローザ様が自身と私に魔法をかける。すると綺麗だった洋服は平民のボロボロになった服へと変わり、体のあちこちに傷ができた。
「これを塗りなさい。」
ローザ様が出したのは魔獣の血だ。触れるのも嫌で一度は顔を背けたがレイ様を思い、血を体に塗った。
「手筈は分かっていますね。」
「はい。」
ローザ様に頷くと私も走った。これからたくさんの人が死ぬ。だがそれよりもこの夜が終わればレイ様を手に入れられるという喜びのほうが勝る。夜が最も暗い闇を従えていた。
瓦礫を避けながら待ち合わせ場所である王宮へ向かう。キヨたちが建てたローザの建物も見る影もなく瓦礫と化していた。
「一体どこへ行けばいいのかしら?」
「さぁ、魔力が高いのですからローザ様の魔力でも探したらどうですか?」
「それもそうね。ニコラウスには無理な芸当ですから私がやるしかありませんわ。」
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「ダメですわ。魔力があちこちに散らばっていて全然集中できない。」
「ふぅん、魔力が高ければ何でもできるというわけではないのですね。」
ニコラウスに言われてイラッとする。
「完璧に見える私にだって苦手なことはあります。」
「ふん。」
ニコラウスが馬鹿にしたように口元を歪めた。平民の癖になんて態度だろう。イライラする。
「お帰りなさいませ、レベッカ様。ニコラウス様。」
少しぼーっとした様子のトーゴが現れた。
「久しぶりね、トーゴ。ローザ様はどこ?」
「案内するように仰せつかっております。」
トーゴに案内されたのは王宮の地下だ。陛下の部屋と思われる場所から地下に下り、そのまま真っ直ぐに歩いて行く。地下は魔獣の侵入の形跡がなく壊れておらず、あちこちに魔法陣の痕跡を感じる。きっと王家に伝わる結界を幾重にも張っていたのだろう。
「ローザ様が結界を破っておりますのでその魔法陣たちが悪さをすることはありません。ご安心ください。」
奥の扉を開けると研究室のような青白い空間にローザ様が立っていた。
「レベッカ、ニコラウス、お帰りなさい。幽玄の木は手に入れましたか?」
「はい、この通りです!ニコラウス、ローザ様にお見せして。」
ニコラウスが幽玄の木を見せるとローザ様は満足げに微笑んだ。
「これで研究が進みますね。ニコラウスはこの研究室を使いなさい。レベッカ、あなたはこちらの部屋へ。」
ローザ様が隣の部屋を空けるとそこには見知った魔法陣があった。ローザ様の為に新しく建てたあの建物にあった魔法陣と同じものだ。
「レベッカ、あなたにはまたここに魔力を注いでもらいます。前回の物より小さな魔法陣ですしそんなに時間はかからないと思いますよ。」
「あの・・・、ローザ様、私、今までローザ様のお役に立ってきたと思います。そろそろレイ様を手に入れる為にお手伝いいただけないでしょうか。」
レイ様と別れてからずっと考えていた。あの女から早くレイ様を救い出さなくては、と。あの森でのレイ様の言動、あの女に支配されているのだ。ずっと会いたいと焦がれていたレイ様。一日たりとも忘れたことはなかったが出会った瞬間に鮮やかに初めてデートした日が蘇った。一刻も早くレイ様を手に入れたい。もしローザ様がこのままレイ様を放置するならば、ここを出てどこかの調合師に金を積めばいい。
「くす、レベッカ。他の調合師に頼んだところでレイを思い通りにする薬など作れませんよ。」
私の心を見透かしたようなローザ様の言葉に驚いてローザ様を見つめた。
「それに、あなたは私の許可なく私の元を離れることなど出来ないのですよ。」
「どういうことですか?」
ローザ様は綺麗な笑みを浮かべると一つのドアを指差し、ドアを開けた。途端に流れ込んでくる獣の臭い、低い唸り声。おそるおそるドアに近付き部屋の中を覗いた。
「ひっ!!」
暗い部屋の中で目が光ったのだ。一匹だけではない。数十匹いる。
「ターザニアを滅ぼした魔獣ですわ。ガルシアでもこうして育てていたのですよ。その魔獣をあなたが魔力を注いだ魔法陣でターザニアに転送したのです。ターザニアを滅ぼしたのはあなたですのよ。」
「そんな・・・。私、知らない。何も知らなかったのよ!」
「知らなかったでは済ませられない程、多くの人を殺しましたわね。私が少し手を加えるだけで、世界中にあなたが主犯だと思わせることも可能なのよ。」
「ローザ様っ!」
「頭の良いあなたならどうするべきか分かるわよね。私の手の中にいるのならレイも与えましょう。あなたに危害が及ばないように守ってもあげるわ。だから、ちゃんと良い子で協力しなさい。」
ローザ様はそう言って私の頭を撫でた。
私はなんてことをしたのだろう。このままローザ様を手伝えばもっと多くの人間を殺すかもしれない。
でも待って。
私には危害が及ばないように守ると言って下さっているではないか。それにレイも私に与えてくれると言っている。
平民なんぞいくら死のうがどうでもよい。貴族が死んだらそりゃあ気の毒にも思うが。私がローザ様に手を貸していることがバレなければいいのだ。
「レイ様を本当に私に与えてくださいますか?」
「えぇ、この魔法陣が完成したらレイをあなたに与えましょう。」
ゴクッと喉が鳴ってしまうかと思った。あのレイ様が私の名を呼び優しく私に触れる。私に愛を語るのだ。もうすぐ、もうすぐ。
「分かりました。ローザ様に協力致します。」
それからはガルシアで過ごしていたのと同じ日々が始まった。魔法陣に魔力を注ぎ、ニコラウスの元で薬の調合を手伝う日々だ。
「今回は魔獣を小さくして運ぼうと思ってね。その方が魔法陣も小さくて済む。」
ニコラウスの言葉に、ふぅん、と声を出した。
「そんなことよりも、レイ様用の薬、ちゃんと出来るのでしょうね?」
「そうですね、今の薬は幽玄の木の効果を足しても生存日数はせいぜい3日でしょうね。ちゃんと実験していないからあくまで予測ですが。」
「あなたは馬鹿ですか!せっかく想いか叶っても3日で死なれては困ります!そんな薬をレイ様に飲ませるなどと・・・。」
「あぁ、だから改良してあげますよ。要はあなたに惚れる薬が欲しいのでしょう?それならば何もこの薬を飲ませる必要はない。ベースはこの薬だが催眠系の作用を減少させ、代わりに忘却効果を足します。」
「どういうことです?」
私が聞き返すとニコラウスはため息を吐いた。その行動にイラつき、このまま罵倒してやろうと思ったが今はレイ様の薬の方が大事だ。どんなにいけ好かない男でも、レイ様の薬を作るのはこの男なのだから。
「忘却の薬をまぜることで一年か、数か月かの記憶が失われます。執着する対象の記憶を失えば惚れ薬の効きも格段に上がるでしょう。」
レイ様がライファを忘れる!?あの忌々しい女を忘れる!なんて素晴らしいのだろう。
「いいですわね。楽しみにしておりますわ。」
そして魔法陣が完成した日、私はローザ様と共にガルシアのダーナン村にいた。冷たい夜風が肌を突き刺す。月に照らされた草は私の背丈を遥かに越えガサリと音を立て、顔を覗かせた虫が巨大な化け物のように見えた。虫に襲われるのではないかという恐怖に急いでニコラウスから渡されていた白い錠剤を口に含み噛み砕く。メキメキメキっと骨が伸びる音がしていつもの大きさに戻った。
「レベッカ、準備はいいですか?」
「はい。」
ローザ様が合図をすると魔法陣の中から小さな魔獣が5体現れた。その魔獣にローザ様が薬を飲ませ声をかける。
―ここから西へ1キロのところにダーナン村があります。ダーナン村の村人を全滅させなさい。
言葉と一緒にイメージを伝えているのだろう。ローザ様は目を閉じ、ふわりとした魔力を魔獣たちにかけた。そしてニコラウスから貰った白い錠剤を飲ませると、魔獣はメキメキと音を立てて大きくなり、大きくひと鳴きすると低い唸り声を上げて走り出した。
「レベッカ、私たちも参りますよ。」
ローザ様が自身と私に魔法をかける。すると綺麗だった洋服は平民のボロボロになった服へと変わり、体のあちこちに傷ができた。
「これを塗りなさい。」
ローザ様が出したのは魔獣の血だ。触れるのも嫌で一度は顔を背けたがレイ様を思い、血を体に塗った。
「手筈は分かっていますね。」
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