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第四章
11. ライファの決心
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「マリア、薬の完成度はどれくらいだ?」
「ふぃーリング薬の方はもうふぐですわ。試験薬は上手くいきましたのであとはレア薬材を使っての本番です。」
夕食のお肉を頬張りながら先生が答えた。
「脱催眠薬はいつぐらいに完成する?」
「構想は出来ているので薬材が揃えばって感じですわね。でも未知の薬材が多いので思い通りにいってくれるかどうか・・・。」
「明後日で1月、リーヤの出現する季節だな。やはりあれが必要か?」
「えぇ、むしろリーヤがこの薬の要ですわ。」
「レイを行かせるとしよう。ルカ、お前もレイについて行け。ジェンダーソン侯爵には連絡しておこう。」
「えっ!」
食事に夢中になっていたルカが突然自分の名前を呼ばれたことに驚いたかのように顔をあげた。
「お前はハンターなのだろう?それにお前が一番暇だ。お前以上の適任などいないぞ。」
「暇って・・・。まぁ、でも、リーヤに興味はある。」
「師匠、私は。」
「ライファはこちらに残って私と調合ですわ。薬を量産しておかなくてはいけませんし、ローザ対策の薬だけではなく回復薬やヒーリング薬も用意しておかなければなりません。忙しいですわよ。」
「わかりました。」
「グショウとジョンは引き続きグラントを手伝え。ガルシア、フランシール、ユタにも届けるんだ。」
「ユタはともかく、ガルシアとフランシールは結界装置を受け取るでしょうか?」
グショウ隊長の言葉に師匠がふっと笑う。
「リアン王女に協力してもらうさ。ユーリスアの王女からの贈り物となれば受け取らないわけにはいくまい。」
夕食後も先生の手伝いをし、22時には部屋に戻った。先生は自分は平然と徹夜をするくせに私には夜はちゃんと寝るようにといつもこのくらいの時間に部屋に戻りなさいと言ってくるのだ。
「本当ならありがたいことなんだけどな。」
部屋に戻ってベルを撫でながらベッドに腰掛けた。レイと友達に戻ってからというもの心の中に穴が開いたような感じがするのだ。寄りかかれる大切なものを失ったとでもいうのだろうか。背中がスースーして一人で立っていていることが不思議なくらいだ。
「ねぇ、ベル、私、自分が思っていたよりもずっとレイがいることに支えられていたみたいだ。」
レベッカとデートをするのだと浮き足立っていたというレイ。ヴァンス様のその言葉が私の心を抉りにくる。レイの幸せを願っているのに、レイが私とでなければ幸せにならなければいいと思う自分もいて呼吸の仕方さえ忘れてしまいそうだ。
「こんなに苦しいのならいっそのこと先生に頼んで惚れ薬でも作って貰おうか。ははは。」
するはずもない行動を口にして笑ってみる。
「ふふ、先生なら本当に完璧な惚れ薬を作ってくれそうだな。」
まさか・・・・・・。
それは一瞬の走馬灯のような時間だった。頭の中にあった記憶、言葉、知識、予測、全ての事柄がバチバチっと激しく輝き繋がり始める。
あの時、ニコラウスさんはなんと言っていた!?
―好きなんて生易しいものじゃないと思うよ。
―レイを助けたければ僕を止めることだね。
答えが私にトゲを持った雨のように降り注ぐ。
ニコラウスさんには先生の言う限りなく効果の切れない惚れ薬を作ることが出来るだろうか。そんなことは考えるまでもない。レイが記憶を失った。それが惚れ薬の効力を上げるための効果だとしたら・・・。
「あぁ・・・、私は一体何を。あの時、忠告されていたというのに。」
レイがレイの意思ではなくレベッカ様に惹かれているのだとしたら、そんなのはダメだ。
先生に相談して・・・いや、それは。今は脱催眠薬の調合に全力を注いでいる。寝る間も惜しんで調合をしているのにもう一つやることを増やすわけには・・・。
私が・・・やる。
たとえ記憶を戻すことは出来なくても、何としてでも惚れ薬の効果を無効化する薬を作る。
ルカとレイが旅立った翌日、私は食材の買い出しの為ジェーバ・ミーヴァに来ていた。
「ライファちゃん久しぶりだね。今日はサワンヤの特売日だよ。」
「サワンヤ、ちょうど欲しかったんだ。10個ちょうだい。」
「まいど!」
受け取ったサワンヤをリュックに次々と詰め込む。他にも野菜をいくつか買い、魚屋、肉屋を回るとパンの焼ける香ばしい匂いが漂ってきた。【じぇみぱん】か。この店を出たところでレイに声をかけられたこともあったな。懐かしさに目を細める。レイは今頃フランシールの森でリーヤを探しているのだろうか。
「会いたいな。」
思わず呟く。昨日、ルカとレイはユーリスアで待ち合わせをしていた為、その姿を見ることも叶わなかった。会わない時間が積もれば、焦がれるような思いは消えていくのだろうか。何としてでもレイの薬を完成させなくては。自分の意思ではなく人を好きになるなんて、そんな自分の心を裏切る様な行為はきっとレイを苦しめる。レイの笑顔を思い出しては何とかしてみせると心に刻んだ。
「思ったより結構買ったな。」
リュックはぺったんこ。重さは実際の重さの半分くらいしか感じないように作られているリュックではあるがそれでも重い。今までは師匠と二人分の食事を用意していたのに、近頃はグショウ隊長たちを含め7人分の食事を用意しているのだ。食材の量も3倍以上になっている。
「当たり前か・・・。」
ベルが私をからかうようにリュックの上に座り更に重さが乗る。
「ベル・・・勘弁してくれ。」
ジェーバ・ミーヴァの町を出て森の入り口。地面を踏みしめる足が重い。
「随分と重そうだね。」
昨晩何度も思い返した声が背後から聞こえて、バッと振り返った。
「・・・ニコラウスさん。」
「そんなに恐い顔しないでよ。」
「どうしてここへ?」
「そろそろ私に聞きたいことがあるんじゃないかと思ってね。君があの家から出るのを待ってたんだ。あんな結界の中じゃ私には手出しできないし。」
「やっぱりレイの記憶がなくなったのも、レベッカ様とデートをするようになったのも全部ニコラウスさんの薬のせいなんですね?」
「だから忠告したろ?」
「どうしてそんなこと!!」
「レベッカとはギブアンドテイクの関係でね。私には断る選択肢がないんだよ。君が私と一緒に来てくれれば解毒薬の作り方を教えてあげてもいいけど。」
ニコラウスさんの表情をじっと見る。
「もしかして簡単に解毒薬が作れると思ってる?解毒薬は私にしか作れないよ。あの薬には私の魔力を練り込んであった。だから、解毒薬にも私の魔力が必要なんだ。」
「どうしてそんな提案をしてくるんですか?レベッカ様に頼まれて調合したんですよね。私に解毒薬の作り方を教えたらレベッカ様の意に背くことになるのでは?」
「私の役目は惚れ薬を調合するところまでだからね。その後どうなろうと私には関係ない。」
その後どうなろうと関係ないと言い切ったニコラウスさんの言葉はレイの解毒を考えている身としては有り難いが、釈然としない。ニコラウスさんという人間がよく分からずにうっすらとした恐怖さえ感じていた。
「どうする?来る?君たちが探している魔女の情報をあげることも出来るよ。」
「どうしてそれを!?」
「君を調べればわかる。君が魔女と一緒に暮らしていることも知っているよ。このまま世界が滅びてゆくのを待つかい?」
「どうしてそんなに私を連れて行きたがるんですか!目的は?」
「君の価値は君が良く知っているだろう?」
「!!」
もしかしてスキルがバレているのか!?
「何のことですか?私にはよく分かりませんけど。」
「そういう面倒な話は要らない。来るの?来ないの?」
ニコラウスさんについて行けばローザの情報が手に入る。ニコラウスさんとローザに接点があったのは意外だった。
「もしかしてターザニアに攻め入った魔獣たちに使われていた薬はニコラウスさんが調合したものですか?」
「だとしたら?」
だとしたら、ローザが自ら世界を滅ぼそうとするときにまたニコラウスさんの調合した薬を使う可能性は高い。ニコラウスさんについて行くことで出来ることがある。
「分かりました。ついて行きます。」
ニコラウスさんはニヤリと笑って、良い選択だ、と言った。
「ふぃーリング薬の方はもうふぐですわ。試験薬は上手くいきましたのであとはレア薬材を使っての本番です。」
夕食のお肉を頬張りながら先生が答えた。
「脱催眠薬はいつぐらいに完成する?」
「構想は出来ているので薬材が揃えばって感じですわね。でも未知の薬材が多いので思い通りにいってくれるかどうか・・・。」
「明後日で1月、リーヤの出現する季節だな。やはりあれが必要か?」
「えぇ、むしろリーヤがこの薬の要ですわ。」
「レイを行かせるとしよう。ルカ、お前もレイについて行け。ジェンダーソン侯爵には連絡しておこう。」
「えっ!」
食事に夢中になっていたルカが突然自分の名前を呼ばれたことに驚いたかのように顔をあげた。
「お前はハンターなのだろう?それにお前が一番暇だ。お前以上の適任などいないぞ。」
「暇って・・・。まぁ、でも、リーヤに興味はある。」
「師匠、私は。」
「ライファはこちらに残って私と調合ですわ。薬を量産しておかなくてはいけませんし、ローザ対策の薬だけではなく回復薬やヒーリング薬も用意しておかなければなりません。忙しいですわよ。」
「わかりました。」
「グショウとジョンは引き続きグラントを手伝え。ガルシア、フランシール、ユタにも届けるんだ。」
「ユタはともかく、ガルシアとフランシールは結界装置を受け取るでしょうか?」
グショウ隊長の言葉に師匠がふっと笑う。
「リアン王女に協力してもらうさ。ユーリスアの王女からの贈り物となれば受け取らないわけにはいくまい。」
夕食後も先生の手伝いをし、22時には部屋に戻った。先生は自分は平然と徹夜をするくせに私には夜はちゃんと寝るようにといつもこのくらいの時間に部屋に戻りなさいと言ってくるのだ。
「本当ならありがたいことなんだけどな。」
部屋に戻ってベルを撫でながらベッドに腰掛けた。レイと友達に戻ってからというもの心の中に穴が開いたような感じがするのだ。寄りかかれる大切なものを失ったとでもいうのだろうか。背中がスースーして一人で立っていていることが不思議なくらいだ。
「ねぇ、ベル、私、自分が思っていたよりもずっとレイがいることに支えられていたみたいだ。」
レベッカとデートをするのだと浮き足立っていたというレイ。ヴァンス様のその言葉が私の心を抉りにくる。レイの幸せを願っているのに、レイが私とでなければ幸せにならなければいいと思う自分もいて呼吸の仕方さえ忘れてしまいそうだ。
「こんなに苦しいのならいっそのこと先生に頼んで惚れ薬でも作って貰おうか。ははは。」
するはずもない行動を口にして笑ってみる。
「ふふ、先生なら本当に完璧な惚れ薬を作ってくれそうだな。」
まさか・・・・・・。
それは一瞬の走馬灯のような時間だった。頭の中にあった記憶、言葉、知識、予測、全ての事柄がバチバチっと激しく輝き繋がり始める。
あの時、ニコラウスさんはなんと言っていた!?
―好きなんて生易しいものじゃないと思うよ。
―レイを助けたければ僕を止めることだね。
答えが私にトゲを持った雨のように降り注ぐ。
ニコラウスさんには先生の言う限りなく効果の切れない惚れ薬を作ることが出来るだろうか。そんなことは考えるまでもない。レイが記憶を失った。それが惚れ薬の効力を上げるための効果だとしたら・・・。
「あぁ・・・、私は一体何を。あの時、忠告されていたというのに。」
レイがレイの意思ではなくレベッカ様に惹かれているのだとしたら、そんなのはダメだ。
先生に相談して・・・いや、それは。今は脱催眠薬の調合に全力を注いでいる。寝る間も惜しんで調合をしているのにもう一つやることを増やすわけには・・・。
私が・・・やる。
たとえ記憶を戻すことは出来なくても、何としてでも惚れ薬の効果を無効化する薬を作る。
ルカとレイが旅立った翌日、私は食材の買い出しの為ジェーバ・ミーヴァに来ていた。
「ライファちゃん久しぶりだね。今日はサワンヤの特売日だよ。」
「サワンヤ、ちょうど欲しかったんだ。10個ちょうだい。」
「まいど!」
受け取ったサワンヤをリュックに次々と詰め込む。他にも野菜をいくつか買い、魚屋、肉屋を回るとパンの焼ける香ばしい匂いが漂ってきた。【じぇみぱん】か。この店を出たところでレイに声をかけられたこともあったな。懐かしさに目を細める。レイは今頃フランシールの森でリーヤを探しているのだろうか。
「会いたいな。」
思わず呟く。昨日、ルカとレイはユーリスアで待ち合わせをしていた為、その姿を見ることも叶わなかった。会わない時間が積もれば、焦がれるような思いは消えていくのだろうか。何としてでもレイの薬を完成させなくては。自分の意思ではなく人を好きになるなんて、そんな自分の心を裏切る様な行為はきっとレイを苦しめる。レイの笑顔を思い出しては何とかしてみせると心に刻んだ。
「思ったより結構買ったな。」
リュックはぺったんこ。重さは実際の重さの半分くらいしか感じないように作られているリュックではあるがそれでも重い。今までは師匠と二人分の食事を用意していたのに、近頃はグショウ隊長たちを含め7人分の食事を用意しているのだ。食材の量も3倍以上になっている。
「当たり前か・・・。」
ベルが私をからかうようにリュックの上に座り更に重さが乗る。
「ベル・・・勘弁してくれ。」
ジェーバ・ミーヴァの町を出て森の入り口。地面を踏みしめる足が重い。
「随分と重そうだね。」
昨晩何度も思い返した声が背後から聞こえて、バッと振り返った。
「・・・ニコラウスさん。」
「そんなに恐い顔しないでよ。」
「どうしてここへ?」
「そろそろ私に聞きたいことがあるんじゃないかと思ってね。君があの家から出るのを待ってたんだ。あんな結界の中じゃ私には手出しできないし。」
「やっぱりレイの記憶がなくなったのも、レベッカ様とデートをするようになったのも全部ニコラウスさんの薬のせいなんですね?」
「だから忠告したろ?」
「どうしてそんなこと!!」
「レベッカとはギブアンドテイクの関係でね。私には断る選択肢がないんだよ。君が私と一緒に来てくれれば解毒薬の作り方を教えてあげてもいいけど。」
ニコラウスさんの表情をじっと見る。
「もしかして簡単に解毒薬が作れると思ってる?解毒薬は私にしか作れないよ。あの薬には私の魔力を練り込んであった。だから、解毒薬にも私の魔力が必要なんだ。」
「どうしてそんな提案をしてくるんですか?レベッカ様に頼まれて調合したんですよね。私に解毒薬の作り方を教えたらレベッカ様の意に背くことになるのでは?」
「私の役目は惚れ薬を調合するところまでだからね。その後どうなろうと私には関係ない。」
その後どうなろうと関係ないと言い切ったニコラウスさんの言葉はレイの解毒を考えている身としては有り難いが、釈然としない。ニコラウスさんという人間がよく分からずにうっすらとした恐怖さえ感じていた。
「どうする?来る?君たちが探している魔女の情報をあげることも出来るよ。」
「どうしてそれを!?」
「君を調べればわかる。君が魔女と一緒に暮らしていることも知っているよ。このまま世界が滅びてゆくのを待つかい?」
「どうしてそんなに私を連れて行きたがるんですか!目的は?」
「君の価値は君が良く知っているだろう?」
「!!」
もしかしてスキルがバレているのか!?
「何のことですか?私にはよく分かりませんけど。」
「そういう面倒な話は要らない。来るの?来ないの?」
ニコラウスさんについて行けばローザの情報が手に入る。ニコラウスさんとローザに接点があったのは意外だった。
「もしかしてターザニアに攻め入った魔獣たちに使われていた薬はニコラウスさんが調合したものですか?」
「だとしたら?」
だとしたら、ローザが自ら世界を滅ぼそうとするときにまたニコラウスさんの調合した薬を使う可能性は高い。ニコラウスさんについて行くことで出来ることがある。
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