226 / 226
SS
触れる ※
しおりを挟む
ユーリスアを出てレイと二人で旅をしてから三週間が経った。各地で薬材を集め、それを調合して売って現金化し生活している。ルカが自分の名を使っていいと言ってくれたことで、私の薬に【ルカ】という信用がつき、信用第一と言われる薬も順調に売れている。
「ルカ様様だな」
「何が?」
お風呂上がりのレイが髪の毛を拭きながらこちらにやってきた。
「ルカの顔の広さに随分と助けられているなって。ルカの名前を出しただけで薬を買ってもらえる。ルカがそれだけ信用されているってことだよね。凄いなぁ。今度会ったらお礼しなくちゃ」
「そうだね。でもこちらから何かする前にお礼よこせって言ってきそうだけどね」
レイがくすっと笑ってタオルを肩にかけ、髪乾かし機を手に取ってベッドに座った。ぶおおおお、と風を髪の毛にあてて、涼しそうに目を細める。
「涼しいー。目的地はフランシールの更に先だもんな。オーヴェルほどじゃなくても暑いだろなー」
そう言いながらレイはご機嫌だ。レイが髪の毛の付け根を乾かそうと首を傾けると、私の位置からはレイの首筋がよく見え、なんとも色っぽい。そもそも夏の宿着は空気を取り込みやすくしているので、ばさばさ、ふわっとしてチラリが多い。今までは気にしていなかったことが妙に気になってしまうのは、そろそろ、なのではないかと勝手に思っているからだ。
「さっきから俺の事ちらちら見ているけど、どうしたの?」
レイは貴族であることをやめてから自分のことを俺と言うようになった。その方が平民に馴染みやすくなると思ってとレイは言っていたけど、男らしさがプラスされたような気がしてなんだか少し落ち着かない。
「……見てない」
「嘘。最近ちょっとソワソワしてるでしょ」
レイが側に来て私の頬に軽く触れた。レイのいう通りだ。レイはいつも簡単に軽く、自然に私に触れてくる。その度に落ち着かない気持ちになってソワソワしてしまうのだ。
「してない」
「それも嘘でしょ」
「嘘じゃ……んっ」
ない、と言葉にする前に口を塞がれた。ほら、こうしてレイは簡単に私に触れて、触れたあとも余裕の表情だ。
「そんな顔して。もしかして誘ってる?」
レイはそう言ってくすくすと笑った。私が違うと言ってワタワタする様子を想像しているに違いない。最近はいつも
そうだ。余裕なのはレイばかり。少しはレイも動揺すればいいんだ。
「うん、そう。誘ってる」
誘っている、とは言いつつも言葉だけで、何の色気も無いむしろ少し怒っているような口調だ。それなのにレイが唇を噛んで顔を背ける。
おおっ!
いつもと違う反応に満足げに顔を綻ばせているとそのまま抱きかかえられた。レイの心臓の音がよく聴こえる。ふわっとした場所に下されてベッドの上にいるのだと分かった。
「もう無理。止めるつもりないから」
レイがもどかしげに服を脱ぎ上半身が露わになるとこの先の展開が脳内で弾き出され一気に体温が上昇した。
「レイ、待って。ちょっと待って」
「無理」
短く言って顔をあげたレイの目が欲情を孕んでいる。
「……やめなくていいから、部屋……暗くして」
私の宿着に手をかけていたレイが動きを止めた。そして、はああああ、と大きく息を吐く。
「ごめん。余裕なくて。ちゃんとする」
何をだよ!! と全力で叫びたかったがレイの手が下着に触れたことで言葉がはじけ飛んだ。恥ずかしくてどうにかなりそうだ。こういう時ってどこを見ればよいのだろう。レイを見ればレイの視線が私の体に注がれているのを見て余計に羞恥心を煽られる。
「どうしよう……、恥ずかしすぎる」
レイが顔をあげ私にキスをしてから私の首元に顔を埋めた。
「大丈夫。ライファは全部綺麗だから」
首元にキスをするとそのまま私の下着をはぎ取った。
「誰も見てないところ?」
レイは私の胸に触れながらそんなことを聞いてくる。
「お……お母さんとお父さんは……見たことある。あ……と、んっ、師匠も……見たことある……かも」
そう言うことを聞いているんじゃないと分かっているのにポロポロと言葉が零れる。
「くすくすくす、かわいい」
「余裕、なかったんじゃ、んっ、ないの?」
「余裕なんてずっとないよ。」
その会話の後からはくすぐったさと恥ずかしいの連続だった。レイの吐息ひとつで、指で、仕草で、感情と感覚の波に溺れそうになる。あり得ない部分にレイの舌を感じた時には恥ずかしすぎて両手で顔を隠しながら何度もレイの名前を呼んだ。
「そんなに名前呼ばれると俺もどうにかなりそう」
耳元でレイの吐息がごめんね、と囁く。
「んっ……」
思わず目をぎゅっと瞑り、シーツを強くつかんだ。
「大丈夫?」
「……じゃないけど、もっと……つながりたい」
「……ったく。どこでそんな言葉覚えたんだよ」
レイが呆れたような息を吐いた後、体が軽くなったような気がした。レイの魔力が私を包み、そこから痛みが一気に快楽へと変換された。
「あ……、待って、まって。レイっ、レイっ」
優しいのに狂暴な波に全部持っていかれそうだ。口から洩れる声が恥ずかしいのに止められない。私に快楽を与えるのはレイなのに、快楽に流されまいとレイにしがみつく。息が上がる。
「ライファ……っ……」
少しだけ苦しそうなレイの呼吸が耳を掠めて、その声色までもが私を快楽へと導いた。思考が頭の中でハラハラと散り、強すぎる光の中で目を閉じた。
眩しい……。
手で目を覆いながら体を起こすと、すぅっとした風が肌を撫でた。
「ライファって大胆」
レイの言葉で服を着ていないことを思い出して布団で体を隠し、服を着ていないことで昨晩を思い出して更に頭まで布団を被った。隣から押し殺したようなレイの笑い声が聞こえる。
「ずっとそのままでいるつもり?」
「そうじゃないけど……」
こっそりと頭だけ布団から出す。まだ口元は布団の中だ。
「いつから起きてたの?」
「二時間くらい前からかな」
「そんなに早く!?」
「うん、軽くトレーニングしてからライファを見てた。昨晩くらいの運動じゃ全然足りないからね」
「なっ!?」
顔が火照るのを感じて布団にすっぽりと潜ると、今度は吹き出して笑うレイの声が聞こえた。
「ルカ様様だな」
「何が?」
お風呂上がりのレイが髪の毛を拭きながらこちらにやってきた。
「ルカの顔の広さに随分と助けられているなって。ルカの名前を出しただけで薬を買ってもらえる。ルカがそれだけ信用されているってことだよね。凄いなぁ。今度会ったらお礼しなくちゃ」
「そうだね。でもこちらから何かする前にお礼よこせって言ってきそうだけどね」
レイがくすっと笑ってタオルを肩にかけ、髪乾かし機を手に取ってベッドに座った。ぶおおおお、と風を髪の毛にあてて、涼しそうに目を細める。
「涼しいー。目的地はフランシールの更に先だもんな。オーヴェルほどじゃなくても暑いだろなー」
そう言いながらレイはご機嫌だ。レイが髪の毛の付け根を乾かそうと首を傾けると、私の位置からはレイの首筋がよく見え、なんとも色っぽい。そもそも夏の宿着は空気を取り込みやすくしているので、ばさばさ、ふわっとしてチラリが多い。今までは気にしていなかったことが妙に気になってしまうのは、そろそろ、なのではないかと勝手に思っているからだ。
「さっきから俺の事ちらちら見ているけど、どうしたの?」
レイは貴族であることをやめてから自分のことを俺と言うようになった。その方が平民に馴染みやすくなると思ってとレイは言っていたけど、男らしさがプラスされたような気がしてなんだか少し落ち着かない。
「……見てない」
「嘘。最近ちょっとソワソワしてるでしょ」
レイが側に来て私の頬に軽く触れた。レイのいう通りだ。レイはいつも簡単に軽く、自然に私に触れてくる。その度に落ち着かない気持ちになってソワソワしてしまうのだ。
「してない」
「それも嘘でしょ」
「嘘じゃ……んっ」
ない、と言葉にする前に口を塞がれた。ほら、こうしてレイは簡単に私に触れて、触れたあとも余裕の表情だ。
「そんな顔して。もしかして誘ってる?」
レイはそう言ってくすくすと笑った。私が違うと言ってワタワタする様子を想像しているに違いない。最近はいつも
そうだ。余裕なのはレイばかり。少しはレイも動揺すればいいんだ。
「うん、そう。誘ってる」
誘っている、とは言いつつも言葉だけで、何の色気も無いむしろ少し怒っているような口調だ。それなのにレイが唇を噛んで顔を背ける。
おおっ!
いつもと違う反応に満足げに顔を綻ばせているとそのまま抱きかかえられた。レイの心臓の音がよく聴こえる。ふわっとした場所に下されてベッドの上にいるのだと分かった。
「もう無理。止めるつもりないから」
レイがもどかしげに服を脱ぎ上半身が露わになるとこの先の展開が脳内で弾き出され一気に体温が上昇した。
「レイ、待って。ちょっと待って」
「無理」
短く言って顔をあげたレイの目が欲情を孕んでいる。
「……やめなくていいから、部屋……暗くして」
私の宿着に手をかけていたレイが動きを止めた。そして、はああああ、と大きく息を吐く。
「ごめん。余裕なくて。ちゃんとする」
何をだよ!! と全力で叫びたかったがレイの手が下着に触れたことで言葉がはじけ飛んだ。恥ずかしくてどうにかなりそうだ。こういう時ってどこを見ればよいのだろう。レイを見ればレイの視線が私の体に注がれているのを見て余計に羞恥心を煽られる。
「どうしよう……、恥ずかしすぎる」
レイが顔をあげ私にキスをしてから私の首元に顔を埋めた。
「大丈夫。ライファは全部綺麗だから」
首元にキスをするとそのまま私の下着をはぎ取った。
「誰も見てないところ?」
レイは私の胸に触れながらそんなことを聞いてくる。
「お……お母さんとお父さんは……見たことある。あ……と、んっ、師匠も……見たことある……かも」
そう言うことを聞いているんじゃないと分かっているのにポロポロと言葉が零れる。
「くすくすくす、かわいい」
「余裕、なかったんじゃ、んっ、ないの?」
「余裕なんてずっとないよ。」
その会話の後からはくすぐったさと恥ずかしいの連続だった。レイの吐息ひとつで、指で、仕草で、感情と感覚の波に溺れそうになる。あり得ない部分にレイの舌を感じた時には恥ずかしすぎて両手で顔を隠しながら何度もレイの名前を呼んだ。
「そんなに名前呼ばれると俺もどうにかなりそう」
耳元でレイの吐息がごめんね、と囁く。
「んっ……」
思わず目をぎゅっと瞑り、シーツを強くつかんだ。
「大丈夫?」
「……じゃないけど、もっと……つながりたい」
「……ったく。どこでそんな言葉覚えたんだよ」
レイが呆れたような息を吐いた後、体が軽くなったような気がした。レイの魔力が私を包み、そこから痛みが一気に快楽へと変換された。
「あ……、待って、まって。レイっ、レイっ」
優しいのに狂暴な波に全部持っていかれそうだ。口から洩れる声が恥ずかしいのに止められない。私に快楽を与えるのはレイなのに、快楽に流されまいとレイにしがみつく。息が上がる。
「ライファ……っ……」
少しだけ苦しそうなレイの呼吸が耳を掠めて、その声色までもが私を快楽へと導いた。思考が頭の中でハラハラと散り、強すぎる光の中で目を閉じた。
眩しい……。
手で目を覆いながら体を起こすと、すぅっとした風が肌を撫でた。
「ライファって大胆」
レイの言葉で服を着ていないことを思い出して布団で体を隠し、服を着ていないことで昨晩を思い出して更に頭まで布団を被った。隣から押し殺したようなレイの笑い声が聞こえる。
「ずっとそのままでいるつもり?」
「そうじゃないけど……」
こっそりと頭だけ布団から出す。まだ口元は布団の中だ。
「いつから起きてたの?」
「二時間くらい前からかな」
「そんなに早く!?」
「うん、軽くトレーニングしてからライファを見てた。昨晩くらいの運動じゃ全然足りないからね」
「なっ!?」
顔が火照るのを感じて布団にすっぽりと潜ると、今度は吹き出して笑うレイの声が聞こえた。
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(5件)
あなたにおすすめの小説
転生調理令嬢は諦めることを知らない!
eggy
ファンタジー
リュシドール子爵の長女オリアーヌは七歳のとき事故で両親を失い、自分は片足が不自由になった。
それでも残された生まれたばかりの弟ランベールを、一人で立派に育てよう、と決心する。
子爵家跡継ぎのランベールが成人するまで、親戚から暫定爵位継承の夫婦を領地領主邸に迎えることになった。
最初愛想のよかった夫婦は、次第に家乗っ取りに向けた行動を始める。
八歳でオリアーヌは、『調理』の加護を得る。食材に限り刃物なしで切断ができる。細かい調味料などを離れたところに瞬間移動させられる。その他、調理の腕が向上する能力だ。
それを「貴族に相応しくない」と断じて、子爵はオリアーヌを厨房で働かせることにした。
また夫婦は、自分の息子をランベールと入れ替える画策を始めた。
オリアーヌが十三歳になったとき、子爵は隣領の伯爵に加護の実験台としてランベールを売り渡してしまう。
同時にオリアーヌを子爵家から追放する、と宣言した。
それを機に、オリアーヌは弟を取り戻す旅に出る。まず最初に、隣町まで少なくとも二日以上かかる危険な魔獣の出る街道を、杖つきの徒歩で、武器も護衛もなしに、不眠で、歩ききらなければならない。
弟を取り戻すまで絶対諦めない、ド根性令嬢の冒険が始まる。
せっかく傾国級の美人に生まれたのですから、ホントにやらなきゃ損ですよ?
志波 連
恋愛
病弱な父親とまだ学生の弟を抱えた没落寸前のオースティン伯爵家令嬢であるルシアに縁談が来た。相手は学生時代、一方的に憧れていた上級生であるエルランド伯爵家の嫡男ルイス。
父の看病と伯爵家業務で忙しく、結婚は諦めていたルシアだったが、結婚すれば多額の資金援助を受けられるという条件に、嫁ぐ決意を固める。
多忙を理由に顔合わせにも婚約式にも出てこないルイス。不信感を抱くが、弟のためには絶対に援助が必要だと考えるルシアは、黙って全てを受け入れた。
オースティン伯爵の健康状態を考慮して半年後に結婚式をあげることになり、ルイスが住んでいるエルランド伯爵家のタウンハウスに同居するためにやってきたルシア。
それでも帰ってこない夫に泣くことも怒ることも縋ることもせず、非道な夫を庇い続けるルシアの姿に深く同情した使用人たちは遂に立ち上がる。
この作品は小説家になろう及びpixivでも掲載しています
ホットランキング1位!ありがとうございます!皆様のおかげです!感謝します!
転生小説家の華麗なる円満離婚計画
鈴木かなえ
ファンタジー
キルステン伯爵家の令嬢として生を受けたクラリッサには、日本人だった前世の記憶がある。
両親と弟には疎まれているクラリッサだが、異母妹マリアンネとその兄エルヴィンと三人で仲良く育ち、前世の記憶を利用して小説家として密かに活躍していた。
ある時、夜会に連れ出されたクラリッサは、弟にハメられて見知らぬ男に襲われそうになる。
その男を返り討ちにして、逃げ出そうとしたところで美貌の貴公子ヘンリックと出会った。
逞しく想像力豊かなクラリッサと、その家族三人の物語です。
追放聖女35歳、拾われ王妃になりました
真曽木トウル
恋愛
王女ルイーズは、両親と王太子だった兄を亡くした20歳から15年間、祖国を“聖女”として統治した。
自分は結婚も即位もすることなく、愛する兄の娘が女王として即位するまで国を守るために……。
ところが兄の娘メアリーと宰相たちの裏切りに遭い、自分が追放されることになってしまう。
とりあえず亡き母の母国に身を寄せようと考えたルイーズだったが、なぜか大学の学友だった他国の王ウィルフレッドが「うちに来い」と迎えに来る。
彼はルイーズが15年前に求婚を断った相手。
聖職者が必要なのかと思いきや、なぜかもう一回求婚されて??
大人なようで素直じゃない2人の両片想い婚。
●他作品とは特に世界観のつながりはありません。
●『小説家になろう』に先行して掲載しております。
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
夫に顧みられない王妃は、人間をやめることにしました~もふもふ自由なセカンドライフを謳歌するつもりだったのに、何故かペットにされています!~
狭山ひびき
恋愛
もう耐えられない!
隣国から嫁いで五年。一度も国王である夫から関心を示されず白い結婚を続けていた王妃フィリエルはついに決断した。
わたし、もう王妃やめる!
政略結婚だから、ある程度の覚悟はしていた。けれども幼い日に淡い恋心を抱いて以来、ずっと片思いをしていた相手から冷たくされる日々に、フィリエルの心はもう限界に達していた。政略結婚である以上、王妃の意思で離婚はできない。しかしもうこれ以上、好きな人に無視される日々は送りたくないのだ。
離婚できないなら人間をやめるわ!
王妃で、そして隣国の王女であるフィリエルは、この先生きていてもきっと幸せにはなれないだろう。生まれた時から政治の駒。それがフィリエルの人生だ。ならばそんな「人生」を捨てて、人間以外として生きたほうがましだと、フィリエルは思った。
これからは自由気ままな「猫生」を送るのよ!
フィリエルは少し前に知り合いになった、「廃墟の塔の魔女」に頼み込み、猫の姿に変えてもらう。
よし!楽しいセカンドラウフのはじまりよ!――のはずが、何故か夫(国王)に拾われ、ペットにされてしまって……。
「ふふ、君はふわふわで可愛いなぁ」
やめてえ!そんなところ撫でないで~!
夫(人間)妻(猫)の奇妙な共同生活がはじまる――
《完結》《異世界アイオグリーンライト・ストーリー》でブスですって!女の子は変われますか?変われました!!
皇子(みこ)
恋愛
辺境の地でのんびり?過ごして居たのに、王都の舞踏会に参加なんて!あんな奴等のいる所なんて、ぜーたいに行きません!でブスなんて言われた幼少時の記憶は忘れないー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
ハラハラ、ドキドキ、時々クスクス読めました!ほのぼのだけじゃないのも、感情が引きづられてしまいました(T-T)
楽しい時間をありがとうございました!
番外編の予定はないのでしょうか?
長い作品を最後まで読んでいただきありがとうございます。色々な感情を抱いて頂けたこと、楽しい時間と言って頂けたこと、本当に嬉しいです。
番外編は今のところ予定はないですが、需要があれば書ききれなかったストーリーを番外編として執筆するのも良いかなとは思っています。
感想、ありがとうございました。
タイトルのほのぼの系ではありません。の一言が、後々のストーリーでグサグサ来る。フラグ立ってても、そこまでの展開はダーク過ぎる。
この小説は明後日には完結予定です。この先の彼らがどんな道を歩んでいくのか、見守っていただけると嬉しいです。
コメント、ありがとうございます。
お気に入りに登録しました~
ありがとうございます!とても嬉しいです(^^)