4 / 7
4 ◇もう男はコリゴリ
しおりを挟む
【改稿版4】
彼女が再婚したことも知らず本当にさっき子連れで見かけた時には驚いた。
離婚したのは真帆が35才の時で、俺は勝手に彼女は結婚などせずに
仕事に邁進していくものと思っていたからなおさらだな。
「宏さんはあれからすぐに再婚したんじゃないの?」
「ああ、何で知ってるの?」
「知らなかったけど、あれだけ私のいい分なんて馬耳東風でおかあさんたちの
いうことにだけ耳を貸していたあなたなら、孫が必要だから子供を持つために
すぐに再婚するんじゃないかと思っただけよ。あなたのスペックなら見た目も
まだまだいけるしすぐに次は見つかると思ってたしね」
「鋭いと言うか、手厳しいと言うか……」
「ははっ、ごめんなさいね。歯に衣着せぬ言い方をして」
彼女は少し微笑みながらも、かつての辛い日々を語る目は真っ直ぐだった。
「俺の方は、君は結婚に凝りて……っていうか俺のせいで男に凝りて二度と結婚
なんてしないと思っていたから、さっき君と子供を見てびっくりしたよ」
「ふふっ、あなたのその見解、分かるわ。
お察しの通り仕事のじゃまになる男はもうコリゴリだったもん」
「すまないね」
「私はあの後、同じ職場の後輩に声をかけられて……
半年後に付き合って、さらに半年で結婚したの」
**
真帆は、35才離婚後半年で職場の同僚(後輩)に交際を申し込まれ、更にその半年後
プロポーズされゴールインしていた。**
「へえ……そうだったんだ」
「彼は私の性格も、前の結婚でうまくいかなかった理由も全部知ってるの。
だから気が楽なの。子育ても家事も協力的で、職場でも家庭でも、私が“ボス”なの」
「俺と離婚して、楽園を手に入れたわけだ」
「そうかもしれないわね」
そう言って笑う真帆の表情に、前の結婚生活に対する未練などは微塵も感じられなかった。
彼女が再婚したことも知らず本当にさっき子連れで見かけた時には驚いた。
離婚したのは真帆が35才の時で、俺は勝手に彼女は結婚などせずに
仕事に邁進していくものと思っていたからなおさらだな。
「宏さんはあれからすぐに再婚したんじゃないの?」
「ああ、何で知ってるの?」
「知らなかったけど、あれだけ私のいい分なんて馬耳東風でおかあさんたちの
いうことにだけ耳を貸していたあなたなら、孫が必要だから子供を持つために
すぐに再婚するんじゃないかと思っただけよ。あなたのスペックなら見た目も
まだまだいけるしすぐに次は見つかると思ってたしね」
「鋭いと言うか、手厳しいと言うか……」
「ははっ、ごめんなさいね。歯に衣着せぬ言い方をして」
彼女は少し微笑みながらも、かつての辛い日々を語る目は真っ直ぐだった。
「俺の方は、君は結婚に凝りて……っていうか俺のせいで男に凝りて二度と結婚
なんてしないと思っていたから、さっき君と子供を見てびっくりしたよ」
「ふふっ、あなたのその見解、分かるわ。
お察しの通り仕事のじゃまになる男はもうコリゴリだったもん」
「すまないね」
「私はあの後、同じ職場の後輩に声をかけられて……
半年後に付き合って、さらに半年で結婚したの」
**
真帆は、35才離婚後半年で職場の同僚(後輩)に交際を申し込まれ、更にその半年後
プロポーズされゴールインしていた。**
「へえ……そうだったんだ」
「彼は私の性格も、前の結婚でうまくいかなかった理由も全部知ってるの。
だから気が楽なの。子育ても家事も協力的で、職場でも家庭でも、私が“ボス”なの」
「俺と離婚して、楽園を手に入れたわけだ」
「そうかもしれないわね」
そう言って笑う真帆の表情に、前の結婚生活に対する未練などは微塵も感じられなかった。
123
あなたにおすすめの小説
私のドレスを奪った異母妹に、もう大事なものは奪わせない
文野多咲
恋愛
優月(ゆづき)が自宅屋敷に帰ると、異母妹が優月のウェディングドレスを試着していた。その日縫い上がったばかりで、優月もまだ袖を通していなかった。
使用人たちが「まるで、異母妹のためにあつらえたドレスのよう」と褒め称えており、優月の婚約者まで「異母妹の方が似合う」と褒めている。
優月が異母妹に「どうして勝手に着たの?」と訊けば「ちょっと着てみただけよ」と言う。
婚約者は「異母妹なんだから、ちょっとくらいいじゃないか」と言う。
「ちょっとじゃないわ。私はドレスを盗られたも同じよ!」と言えば、父の後妻は「悪気があったわけじゃないのに、心が狭い」と優月の頬をぶった。
優月は父親に婚約解消を願い出た。婚約者は父親が決めた相手で、優月にはもう彼を信頼できない。
父親に事情を説明すると、「大げさだなあ」と取り合わず、「優月は異母妹に嫉妬しているだけだ、婚約者には異母妹を褒めないように言っておく」と言われる。
嫉妬じゃないのに、どうしてわかってくれないの?
優月は父親をも信頼できなくなる。
婚約者は優月を手に入れるために、優月を襲おうとした。絶体絶命の優月の前に現れたのは、叔父だった。
離婚する両親のどちらと暮らすか……娘が選んだのは夫の方だった。
しゃーりん
恋愛
夫の愛人に子供ができた。夫は私と離婚して愛人と再婚したいという。
私たち夫婦には娘が1人。
愛人との再婚に娘は邪魔になるかもしれないと思い、自分と一緒に連れ出すつもりだった。
だけど娘が選んだのは夫の方だった。
失意のまま実家に戻り、再婚した私が数年後に耳にしたのは、娘が冷遇されているのではないかという話。
事実ならば娘を引き取りたいと思い、元夫の家を訪れた。
再び娘が選ぶのは父か母か?というお話です。
愛人を選んだ夫を捨てたら、元婚約者の公爵に捕まりました
由香
恋愛
伯爵夫人リュシエンヌは、夫が公然と愛人を囲う結婚生活を送っていた。
尽くしても感謝されず、妻としての役割だけを求められる日々。
けれど彼女は、泣きわめくことも縋ることもなく、静かに離婚を選ぶ。
そうして“捨てられた妻”になったはずの彼女の前に現れたのは、かつて婚約していた元婚約者――冷静沈着で有能な公爵セドリックだった。
再会とともに始まるのは、彼女の価値を正しく理解し、決して手放さない男による溺愛の日々。
一方、彼女を失った元夫は、妻が担っていたすべてを失い、社会的にも転落していく。
“尽くすだけの妻”から、“選ばれ、守られる女性”へ。
静かに離婚しただけなのに、
なぜか元婚約者の公爵に捕まりました。
🥕おしどり夫婦として12年間の結婚生活を過ごしてきたが一波乱あり、妻は夫を誰かに譲りたくなるのだった。
設楽理沙
ライト文芸
2026.1.4 73話見直した際、瑛士の台詞《本音/懺悔》を加筆しました。😇
☘ 累計ポイント/ 200万pt 超えました。ありがとうございます。
―― 備忘録 ――
第8回ライト文芸大賞では大賞2位ではじまり2位で終了。 最高 57,392 pt
〃 24h/pt-1位ではじまり2位で終了。 最高 89,034 pt
◇ ◇ ◇ ◇
紳士的でいつだって私や私の両親にやさしくしてくれる
素敵な旦那さま・・だと思ってきたのに。
隠された夫の一面を知った日から、眞奈の苦悩が
始まる。
苦しくて、悲しくてもののすごく惨めで・・
消えてしまいたいと思う眞奈は小さな子供のように
大きな声で泣いた。
泣きながらも、よろけながらも、気がつけば
大地をしっかりと踏みしめていた。
そう、立ち止まってなんていられない。
☆-★-☆-★+☆-★-☆-★+☆-★-☆-★
2025.4.19☑~
愛してしまって、ごめんなさい
oro
恋愛
「貴様とは白い結婚を貫く。必要が無い限り、私の前に姿を現すな。」
初夜に言われたその言葉を、私は忠実に守っていました。
けれど私は赦されない人間です。
最期に貴方の視界に写ってしまうなんて。
※全9話。
毎朝7時に更新致します。
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
【完結】忘れてください
仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
愛していた。
貴方はそうでないと知りながら、私は貴方だけを愛していた。
夫の恋人に子供ができたと教えられても、私は貴方との未来を信じていたのに。
貴方から離婚届を渡されて、私の心は粉々に砕け散った。
もういいの。
私は貴方を解放する覚悟を決めた。
貴方が気づいていない小さな鼓動を守りながら、ここを離れます。
私の事は忘れてください。
※6月26日初回完結
7月12日2回目完結しました。
お読みいただきありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる