7 / 100
1章 異世界転生と美少女攻略
第7話 はじめての美少女攻略
しおりを挟む
資金にある程度余裕ができたオレは、攻略スキルを開いて、次の行動に備えていた。
そう、美少女の攻略である。ワクワクしかしないワードだね。
ギルドの宿泊スペースで攻略画面を開いて、検索条件を設定する。
条件は、
-------------
・美少女
・処女
・冒険者
------------
である。
冒険者という条件を追加してみた理由は、これから、この異世界を旅するにあたって、冒険者だと都合がいいかなと考えてのことである。
『検索開始』
と念じると、町の中に赤い点が1つ表示され、宿屋で止まっていた。今はまだ朝方なので寝ているのだろうか。
ここ数日は依頼をこなすばかりで、この子とは遭遇しなかったが、今日はまずコンタクトを取りたいと思っている。
どうやって会いにいこうか?と考えていると、そんなこと考える必要ないな、と気づく。彼女は冒険者なんだし、きっとギルドに来るだろう。
赤い点を選択して、『攻略対象に設定』と念じる。
すぐにアドバイスが表示された。
-------------------------------------------------------------------------------------------
・ギルドの待合スペースで待機し、掲示板にきたところで話しかけてください。
・1人で依頼をこなすことを悩んでいるため、一緒に依頼をこなしましょう。
・依頼では中級魔法が使えることを見せてください。
-------------------------------------------------------------------------------------------
なるほど、便利である。では、待つとしようじゃないか。
♢
身支度を整えて、ギルドにて待っていると、
カランッ
と扉が開く音がする。
扉の方をみると、茶髪でツインテールの女の子が現れた。ツインテールは小さめの束にまとめられていて幼い印象を受ける。
服装は、駆け出しの冒険者かな、という地味目の防具を身につけていて、短剣と小さな杖?のようなものが腰にぶら下げられていた。
顔は、検索条件に設定したとおり、可愛かった。
ぐへへ、かわええなぁ、と思いながらも、あまりジロジロ見過ぎないように注意していると、その子が掲示板の方へ向かう。
掲示板を眺めながら、
「どうしよう、1人でできるかな」
と呟いていた。
「あの、ちょっといいですか?」
「え?はい、わたしですか?」
「もしかして1人ですか?よかったらオレとパーティ組みませんか?」
「えぇ!?いきなりパーティのお誘いですか!」
ん?びっくりしている様子だった。なんか間違えたようだ。
「あ、すみません。パーティじゃなくてもいいので、一緒に依頼をこなしませんか?オレも1人なので、少し不安なんですよね」
「あ、あぁそうなんですね。わたしも1人でモンスター退治なんて出来るのかなって不安だったんです。だから助かります!」
「モンスター退治だと、どれを受けようとしてたんですか?」
「えと、このホワイトバイソン討伐っていう依頼です」
「なるほど」
難易度は初級Aに設定されていた。オレが受けれるギリギリのランクだ。
「あの、えーと、オレはライといいます。冒険者登録したばかりで初級Cなんですが、あなたのランクを聞いてもいいですか?」
「あ!はい!わたしは、シーナといいます!ランクは初級Bです!」
あ、ランク負けていた。断られるかも?
「じゃあ、さっそく受けてきてもいいですか?」
杞憂だったようだ。
「はい。じゃあコレにしましょう」
2人して受付に向かい、ギルドプレートを提示する。そのとき、こっそりと目を閉じて、シーナちゃんの好感度を確認する。
-------------------
シーナ
好感度
23/100
-------------------
なるほど、初期値は八百屋のおばちゃんとそう変わらんな。
確認が終わったら目を開けて、依頼用紙を持ってギルドの外に出た。
「あの、ライさんはどんな武器を使うんですか?見たところ、何も持っていないようですが……」
「あー、剣士志望なんですが、まだ武器が用意できてなくて。もし良かったら武器屋に案内してもらえないですか?」
「そうなんですね……わかりました。じゃあ、まずは武器屋に行きましょう」
シーナちゃんから少し頼りなさそうな目を向けられた気がするが、気にしないようにして後をついていく。
♢
「いらっしゃい」
いかついオッサンが店番をしている小さな武器屋に到着した。防具も置いているので、冒険者の初期装備は一通り揃えれそうだ。
でも、たいしてお金ないし、とりあえず剣だけでいいや。
「あの、剣ですとこのあたりかと」
「うん、ありがと」
値札を見てみる。
3万、5万、10万ルピー。
……たっけ。
いや、まぁ戦いに使うもんだし、これくらいはするんかな。
でも、3万ルピーしかない全財産を使う気にはならず。
「うーん」
と唸りながら店内を見渡す。
そうすると店の端っこに、
-----------------------
どれでも1万ルピー
-----------------------
と書かれた張り紙と、樽の中に雑多に放り込まれている武器を見つけた。
その樽の中をあさって、剣の形をしたものを何本か触ってみる。
「んー、これにするか」
オレは腰から足元くらいの長さの剣を選んだ。初期装備だし、特にこだわりはない。
会計を済ませていると、シーナちゃんから
ホントにこいつ大丈夫か?
といった目線を向けられていたが、無視することにした。
攻略アドバイスには何も記載されてないイベントだし、大丈夫なはずだ。
……大丈夫だよね?
不安になって好感度を確認したところ、
-------------------
シーナ
好感度
15/100
-------------------
下がっとるやないけ!!
不安になる。しかし、オレには最強のチートスキル、攻略スキルさんがついているのだ。
だから、大丈夫なはずだ。そう、自分に言い聞かせる。
「…じゃあ、行こうか」
「はい…」
不安な気持ちを抱えながら、2人で町を出て、依頼書にかかれているモンスターの生息地に向かうオレたちであった。
そう、美少女の攻略である。ワクワクしかしないワードだね。
ギルドの宿泊スペースで攻略画面を開いて、検索条件を設定する。
条件は、
-------------
・美少女
・処女
・冒険者
------------
である。
冒険者という条件を追加してみた理由は、これから、この異世界を旅するにあたって、冒険者だと都合がいいかなと考えてのことである。
『検索開始』
と念じると、町の中に赤い点が1つ表示され、宿屋で止まっていた。今はまだ朝方なので寝ているのだろうか。
ここ数日は依頼をこなすばかりで、この子とは遭遇しなかったが、今日はまずコンタクトを取りたいと思っている。
どうやって会いにいこうか?と考えていると、そんなこと考える必要ないな、と気づく。彼女は冒険者なんだし、きっとギルドに来るだろう。
赤い点を選択して、『攻略対象に設定』と念じる。
すぐにアドバイスが表示された。
-------------------------------------------------------------------------------------------
・ギルドの待合スペースで待機し、掲示板にきたところで話しかけてください。
・1人で依頼をこなすことを悩んでいるため、一緒に依頼をこなしましょう。
・依頼では中級魔法が使えることを見せてください。
-------------------------------------------------------------------------------------------
なるほど、便利である。では、待つとしようじゃないか。
♢
身支度を整えて、ギルドにて待っていると、
カランッ
と扉が開く音がする。
扉の方をみると、茶髪でツインテールの女の子が現れた。ツインテールは小さめの束にまとめられていて幼い印象を受ける。
服装は、駆け出しの冒険者かな、という地味目の防具を身につけていて、短剣と小さな杖?のようなものが腰にぶら下げられていた。
顔は、検索条件に設定したとおり、可愛かった。
ぐへへ、かわええなぁ、と思いながらも、あまりジロジロ見過ぎないように注意していると、その子が掲示板の方へ向かう。
掲示板を眺めながら、
「どうしよう、1人でできるかな」
と呟いていた。
「あの、ちょっといいですか?」
「え?はい、わたしですか?」
「もしかして1人ですか?よかったらオレとパーティ組みませんか?」
「えぇ!?いきなりパーティのお誘いですか!」
ん?びっくりしている様子だった。なんか間違えたようだ。
「あ、すみません。パーティじゃなくてもいいので、一緒に依頼をこなしませんか?オレも1人なので、少し不安なんですよね」
「あ、あぁそうなんですね。わたしも1人でモンスター退治なんて出来るのかなって不安だったんです。だから助かります!」
「モンスター退治だと、どれを受けようとしてたんですか?」
「えと、このホワイトバイソン討伐っていう依頼です」
「なるほど」
難易度は初級Aに設定されていた。オレが受けれるギリギリのランクだ。
「あの、えーと、オレはライといいます。冒険者登録したばかりで初級Cなんですが、あなたのランクを聞いてもいいですか?」
「あ!はい!わたしは、シーナといいます!ランクは初級Bです!」
あ、ランク負けていた。断られるかも?
「じゃあ、さっそく受けてきてもいいですか?」
杞憂だったようだ。
「はい。じゃあコレにしましょう」
2人して受付に向かい、ギルドプレートを提示する。そのとき、こっそりと目を閉じて、シーナちゃんの好感度を確認する。
-------------------
シーナ
好感度
23/100
-------------------
なるほど、初期値は八百屋のおばちゃんとそう変わらんな。
確認が終わったら目を開けて、依頼用紙を持ってギルドの外に出た。
「あの、ライさんはどんな武器を使うんですか?見たところ、何も持っていないようですが……」
「あー、剣士志望なんですが、まだ武器が用意できてなくて。もし良かったら武器屋に案内してもらえないですか?」
「そうなんですね……わかりました。じゃあ、まずは武器屋に行きましょう」
シーナちゃんから少し頼りなさそうな目を向けられた気がするが、気にしないようにして後をついていく。
♢
「いらっしゃい」
いかついオッサンが店番をしている小さな武器屋に到着した。防具も置いているので、冒険者の初期装備は一通り揃えれそうだ。
でも、たいしてお金ないし、とりあえず剣だけでいいや。
「あの、剣ですとこのあたりかと」
「うん、ありがと」
値札を見てみる。
3万、5万、10万ルピー。
……たっけ。
いや、まぁ戦いに使うもんだし、これくらいはするんかな。
でも、3万ルピーしかない全財産を使う気にはならず。
「うーん」
と唸りながら店内を見渡す。
そうすると店の端っこに、
-----------------------
どれでも1万ルピー
-----------------------
と書かれた張り紙と、樽の中に雑多に放り込まれている武器を見つけた。
その樽の中をあさって、剣の形をしたものを何本か触ってみる。
「んー、これにするか」
オレは腰から足元くらいの長さの剣を選んだ。初期装備だし、特にこだわりはない。
会計を済ませていると、シーナちゃんから
ホントにこいつ大丈夫か?
といった目線を向けられていたが、無視することにした。
攻略アドバイスには何も記載されてないイベントだし、大丈夫なはずだ。
……大丈夫だよね?
不安になって好感度を確認したところ、
-------------------
シーナ
好感度
15/100
-------------------
下がっとるやないけ!!
不安になる。しかし、オレには最強のチートスキル、攻略スキルさんがついているのだ。
だから、大丈夫なはずだ。そう、自分に言い聞かせる。
「…じゃあ、行こうか」
「はい…」
不安な気持ちを抱えながら、2人で町を出て、依頼書にかかれているモンスターの生息地に向かうオレたちであった。
270
あなたにおすすめの小説
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。
億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。
彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。
四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?
道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!
気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?
※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活
髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。
しかし神は彼を見捨てていなかった。
そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。
これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる