異世界で美少女『攻略』スキルでハーレム目指します。嫁のために命懸けてたらいつの間にか最強に!?雷撃魔法と聖剣で俺TUEEEもできて最高です。

真心糸

文字の大きさ
76 / 100
5章 合法ロリBBAエルフ

第76話 最後の1人はネコミミ幼女

しおりを挟む
 南門についてから1時間が経とうとしていた。

『こっちには来てない。みんなは?』

『こっちもよ』
『こちらも見当たりません』
『……まだじゃ』

『そうか……』

 まだ、ノアールの姿は見つけれていない。ティナルビアからノアールの特徴は聞いているので、見逃すはずがないのだが……

「いや!いやぁ!」

「困っただなぁ……大人しくついてきてくれよぉ……」

「いやー!いや!いや!」

 騒ぎ声が聞こえてその声の主を探すと、路地の向こうから男に手を引かれた女の子が現れた。

 女の子の特徴は、黒い長髪に猫耳と尻尾。
 ノアールだ!

 オレはみんなに『見つけたからすぐ来てくれ』と連絡して、急いで駆け寄る。

「すみません!」

「ん?なんかオラにようか?」

「その子、昨日、奴隷商から購入しましたよね?」

「そうだぁ。それがどうかしたかぁ?」

「実はその子は私の身内なんです。買い戻させていただけないでしょうか?」

「そ、そんなこと……オラに言われてもわかんねぇ。村長に奴隷さ買ってこいって言われたんだぁ」

「購入したのは35万ルピーですよね?100万ルピーお渡ししますので、それでいかがでしょう?これだけあれば、人間以外の、例えば牛とか馬とかを買えますよ?そうすれば村長も喜ぶんじゃないですか?」

「た、たしかに、そうかもしれねぇ……でも……でもぉ……」

 男が考えている間にみんなが合流する。

「ノアール!」

「ティナねぇね!」

 ノアールがティナルビアに抱きついて、

「ねぇね!ねぇ……あぁ!うぁぁぁ!!!」

 大声で、今までの恐怖を全て出し切るような大声で泣きだした。

「よしよし!怖かったのぅ……よしよし……」

 その様子を農民の男は黙ってみていた。

「……」

「100万でよろしいですね?」

「んだ……」

 そして、奴隷契約の解除を行った。

♢♦♢

 ノアールを連れて宿に戻ったオレたちは、ティナルビアと子どもたちが触れ合う姿をしばらく眺めていた。
 みんな嬉しそうに、再会を喜んでいる。さっきまで大泣きしていたノアールも今は笑顔だ。

 みんな揃って本当に良かったと思う。

 しばらくすると、ティナルビアがこちらにやってくる。

「今回のこと、感謝する。子どもたちが助かったのは、お主らのおかげじゃ。じゃから……おぬしの要望通り……わしはお主の妻になろう……好きにするがよい……」

 ティナルビアは苦虫を嚙み潰したような顔をしている。

 ……なんか無理矢理みたいで、すごく嫌だ。

 その会話を聞いてか、子どもたちがティナルビアの前に割り込んできた。

「ねぇねにひどいことしないで!」

 さっき助けたノアールにそんなことを言われてしまう。
 き、傷つくじゃないか……やめてくれ……

「ひどいことはしないよ」
 オレはノアールの頭を優しく撫でる。

 最初、ビクッと怯えた様子を見せたが、オレに悪意がないのがわかるのか、「ホントに?」と大人しく撫でられてくれた。

「ソフィア、ティナルビアの奴隷契約の解除を」

「いいのね?」
 逃げられてもいいのよね?という意味だ。

「あぁ、大丈夫」

 そのときはしょうがない、これ以上、彼女の自由を縛る気にはなれなかった。

 ソフィアが「いつでもいいわよ」と言うので、ティナルビアをオレの正面に立たせる。すぐに奴隷契約は解除された。

 ティナルビアの首にあった鎖のあざがすぅっと消える。

 彼女は、それを確かめるように両手で触ってから、
「なぜじゃ?なぜ、契約を解除した?」と不思議そうに尋ねてくる。

「前も言ったけど、キミには奴隷になって欲しいんじゃない。仲間になって欲しいし、妻になって欲しいんだ。無理矢理にって意味じゃない」

「……わからぬ。わしは……わしが人間を愛することはない……」

「それはウソだよね。それくらい オレにだってわかる。だって、キミはそんなにその子たちを愛してるじゃないか」

 ティナルビアが周りを見ると子どもたちがそれぞれティナルビアに触れる。両手いっぱいに愛情があふれていた。

「それは……そうじゃな……わしはこの子たちを愛しておる」

「まぁ、キミがその気になるまで気長に待つことにするよ」

「……おぬし、名前は?」

「オレは、ライ・ミカヅチ」

「ライ。こたびは、子どもたちのこと感謝する。もうしばらく、世話になってもよいか?」

「もちろんだ」

「そうか、わしのことは、ティナと呼ぶといい。長くて呼びにくいじゃろう」

「わかった。よろしくね、ティナ」
 握手を求めるが、それには答えてくれなかった。

 オレの手は虚しく空を舞う。

「ノアがあくしゅしてあげる!」

 虚しいオレの手を猫耳幼女が握ってくれた。
 おぉ、これが癒しか…

 オレはもう一度、猫耳少女の頭を撫でながら、これから、ティナの信頼を勝ち取るにはどうすればいいか、頭を悩ませた。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。

玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!? 成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに! 故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。 この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。 持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。 主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。 期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。 その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。 仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!? 美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。 この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。

うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました

akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」 帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。 謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。 しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。 勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!? 転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。 ※9月16日  タイトル変更致しました。 前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。 仲間を強くして無双していく話です。 『小説家になろう』様でも公開しています。

【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う

こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
 異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。  億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。  彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。  四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?  道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!  気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?    ※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。

チート無しっ!?黒髪の少女の異世界冒険記

ノン・タロー
ファンタジー
 ごく普通の女子高生である「武久 佳奈」は、通学途中に突然異世界へと飛ばされてしまう。  これは何の特殊な能力もチートなスキルも持たない、ただごく普通の女子高生が、自力で会得した魔法やスキルを駆使し、元の世界へと帰る方法を探すべく見ず知らずの異世界で様々な人々や、様々な仲間たちとの出会いと別れを繰り返し、成長していく記録である……。 設定 この世界は人間、エルフ、妖怪、獣人、ドワーフ、魔物等が共存する世界となっています。 その為か男性だけでなく、女性も性に対する抵抗がわりと低くなっております。

S級冒険者の子どもが進む道

干支猫
ファンタジー
【12/26完結】 とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。 父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。 そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。 その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。 魔王とはいったい? ※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。

リヴァイヴ・ヒーロー ~異世界転生に侵略された世界に、英雄は再び現れる~

灰色キャット
ファンタジー
「君に今の時代に生まれ変わって欲しいんだ」 魔物の王を討伐した古き英雄グレリア・ファルトは死後、突然白い世界に呼び出され、神にそう言われてしまった。 彼は生まれ変わるという言葉に孫の言葉を思い出し、新しい人生を生きることを決意した。 遥か昔に生きていた世界がどう変わっているか、発展しているか期待をしながら700年後の時代に転生した彼を待ち受けていたのは……『英雄召喚』と呼ばれる魔法でやってきた異世界人の手によって破壊され発展した――変貌した世界だった。 歴史すら捻じ曲げられた世界で、グレリアは何を求め、知り……世界を生きるのだろうか? 己の心のままに生き、今を知るために、彼は再び歴史を紡ぐ。 そして……主人公はもう一人――『勇者』、『英雄』の定義すら薄くなった世界でそれらに憧れ、近づきたいと願う少年、セイル・シルドニアは学園での入学試験で一人の男と出会う。 そのことをきっかけにしてセイルは本当の意味で『勇者』というものを考え、『英雄』と呼ばれる存在になるためにもがき、苦しむことになるだろう。 例えどんな困難な道であっても、光が照らす道へと……己の力で進むと誓った、その限りを尽くして。 過去の英雄と現代の英雄(の卵)が交差し、歴史を作る! 異世界転生型アンチ異世界転生ファンタジー、ここに開幕! ――なろう・カクヨムでも連載中――

侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】

のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。 そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。 幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、 “とっておき”のチートで人生を再起動。 剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。 そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。 これは、理想を形にするために動き出した少年の、 少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。 【なろう掲載】

異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

処理中です...