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おまけ
苦労人・安藤と愉快な仲間たち(アレクシスさま)
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俺、安藤耕太。男盛りマシマシの29才、恋人は――
……まあ、その話は追々。
秘書室にて。
結局、毎日毎日ユリタンの発狂を理由に仕事をさぼり続ける冷司を引っ張り出すため、ユリタンを秘書室で拘束…いや召喚…いや、そうだ雇用。
その間、理事長室に詰められた冷司はユリタンを恋しがり、ユリタン奪回のために狂ったように執務を終えるので、生産性が上がってしょうがない。
「あ、王子さん、お元気そうで何よりです」
こんがり日焼け、笑うとキラリと光る白い歯。
爽やか青年が妙に親しげにユリタンに近づく。
戸惑うユリタン。
「えっと……どちらさまですか?」
そうだよな、こいつが帰ってきたとき、俺も分からなかったし。
「嫌だなぁ、森下ですよー」
「へ……?」
はは、ユリタンがめちゃくちゃキョトンとしてる。
「いえね、離島に行ったら、マリンスポーツにはまっちゃって」
あはははは。白い歯をキラキラと光らせながら笑う森下先生。
俺も飛ばされて冷司から離れたら、違った人生が待っていたのだろうか……
ちっ。
思わず舌打ちが出た。
それを森下先生が目ざとく拾う。
「あれ、安藤さん、(ストレスが)溜まってます?」
「ぴっ……!」
冴木先輩が妙に意識してプルプルしてる。
はは、可愛い……そう考えると俺は離島じゃなくてここで十分だな。
「そうっすね……なんか色々と……溜まってますね」
俺が冴木先輩に長し目を送ると、先輩は真っ赤になって、またプルプルしてる。
俺は先輩の耳もとへ口を寄せ、そっとささやいた。
「だから……今夜、いかがです?」
そのまま、吐息を耳にかけながら、じっと待つ。
ゆでたこのように真っ赤になった先輩が、コクコクと頷いてくる。
「いい子……」
ちゅっ。
耳に軽くキスを落とす。
「びっ……!」
「はーい、そこ、妙な空気を作らなーい」
ぱんぱんっと手を叩き、イケおじ第一秘書の大場さんが空気を霧散させる。
「じゃ、今夜楽しみにしてますね」
ぽんっと冴木先輩の肩に手を置き――
離すときに彼の弱い首もとをかすめるのを忘れない。
びくんっと身体が震える先輩。
はは、本当に今夜が楽しみだ。
森下先生がキョトンと俺たちを見ている。
「……そういう事になってたんですね」
俺は口角を上げて応じる。
「そういう事になってたな」
「アレクシスさま、そういう事って、どういうことでしょう?」
こてり、と首をかしげるユリタン。
うん、君にはいつまでもそのままでいてほしい。
ばたん!!!
扉が開き、奥の理事長室から――
憂いをまとい、なおいっそう神々しい美を放つ冷司が現れる。
理事長室がまるごと聖域に変わったかのよう。
「ユリタン!!!」
ぎゅむむむむーっと、ユリタンを抱きしめる。
「私のこと思って寂しかった? 私はもう寂しくて……寂しくて……一秒たりともユリタンのことを忘れたことはなかったよ」
「……むぎゅう」
「りりりり理事長ー! 王子さんから、本来人間から聴こえてはいけない音がしてますからー!」
うん、いい。
冷司にものを言える奴は極端に少ない。
まして、冷司の偏愛を知った数少ない人間――森下先生。
秘書課で呼び戻して正解だった。
「今日の執務はもう終わったから。あ、マレーシアの病院も傘下に入れておいたよ。それじゃ、ユリタンを貰って帰るから」
――まだ腕の中のユリタンに、ぞっとするほど美しく微笑む。
「待て待て待てーい!」
俺はユリタンを冷司からひっぺがし、そのまま秘書課全員で冷司とユリタンの間に壁を作った。
「お前、午後にシャレにならねえ手術が控えてるの忘れてねえよな? さんざん術前カンファレンスしたもんなぁ?」
思わずピキリと俺の眉間にしわが寄った。
美しく微笑む冷司の眉間にも、同じくピキリとしわが寄る。
ついでに場の空気までピキリ……
「しょうがないよね? 私はユリタンから引き離されて、ユリタン不足なんだから。じゃ、そこどいて」
「おい、クランケはアメリカの元副大統領だぞ?!」
俺は森下先生に合図をする。
森下先生が頷き、静かに冷司の後ろに回り、スタンバイ。
そして――
森下先生が手書きの大きなメモを掲げる。
『レイ……手術してるレイが見たい。世界で一番カッコいい、レイを!』
よし、今だ、ユリタン。
これは森下先生が用意した“甘いセリフ”を、ユリタンが演技して読み上げ、冷司の気分を上げて操る作戦。
その名も――ザ・冷司アゲアゲ操縦作戦!!
ユリタン、頼むぞ。
しっかり打ち合わせ通りにやってくれよ!
ユリタンが、森下先生の書いたセリフを凝視する。
ユリタン……カンペを凝視するのはやめようか?
バレるから。めちゃくちゃバレバレだから。
すうっと息を吸って――
「レイシュジュツシテルレイガミタイセカイデイチバンカッコイイレイヲ」
ん?今なんて?
冷司が優雅な所作で首をかしげる。
「早口言葉かな?」
ユリタンの目が、そわそわと泳ぐ……
みんな何が起こったか分からず、ぽかんと口を開けている。
森下先生が「もう一度」と言わんばかりにカンペを指さす。
ユリタン、再び息を吸って――
「レイシュジュツシテルレイガミタイセカイデイチバンカッコイイレイヲ」
いやいやいや、演技って一息で早口するもんじゃないから!
壊滅的に下手!
もう何言ってるか分かんねえレベル!
がくん!!
俺たちは全員、膝から崩れ落ちた。
……最近、俺の膝が本気でやばい。
計画が甘かった……
まずはユリタンの演技力チェックから始めるべきだった!
いや、演技以前に見解の違いか……?
このまま手術が無になって、日本とアメリカの関係が悪化。
日本経済は困窮し、俺たちは日本中からバッシングを受け、謝罪して回る日々……
悪い考えがまたぐるぐると回りだす――
「……デ」
……デ?
そんなセリフ、台本にあったか……?
一同がユリタンを凝視する。
「……デ……アルヨ」
てへっとユリタン。
なぜか達成感マシマシのドヤ顔。
ユリタンのアドリブ!? なんで中国人!?
いやいや、何一つ達成できてないから!
演技力は壊滅的。
アドリブは天性のセンスのなさ。
絶妙な絶望コンボ!
これってもしかして――歴史的瞬間を見せられているのでは……?
そんな倒錯さえ覚えてくる。
終わった……
ユリタン以外の全員が、そう思ったその時――
「ユリタン……もちろんだよ。最高の手術を見せてあげるよ」
頬をバラ色に染め、そっとユリタンを抱きしめる冷司。
……良かった。
冷司が変わらず、ただの変態バカで。
そして――
俺たちはユリタンとモニタールームで手術を見学。
冷司の卓越した技術で胸元が切り開かれていく。
一筋の血でさえ、彼の指先を汚すことはできない。
淡々と、冷徹に、それでいて限りなく優雅に。
そこには本来なら残酷に映るはずの行為を、美へと昇華させる天才の姿があった。
「あ……俺、血が苦手で……」
そう言ったかと思うと、すーっとユリタンが椅子に倒れこむ。
は、なんで?
そのまま平和そうに寝息まで立て始めるユリタン。
ユリタン、壊滅的に使えない!!!
――今年の秘書課一同の総意が決定した。
『ユリタン、出血は最小限に抑えられたよ。これから腫瘍の切除に入るよ……ユリタン?』
冷司が手を止め、怪訝そうにカメラの方を向く。
やめて!元副大統領の胸を広げたまま手を止めないで!
「りりりり理事長ー!王子さんは理事長のメスさばきに感無量で声が出ないようでー!」
森下先生、ナイスフォロー!
冷司の返答を待つ間、しーんと静まり返る部屋。
「すーぴー」
平和すぎる寝息がこだまする。
「そう……じゃあ、このまま切除に入るよ、ユリタン」
そうして、VIPの胸部の難所に巣くう腫瘍の摘出は、冷司の神技によって大成功をおさめ……
俺たちは陰ながら日本の平和を守り抜いたのだった。
……だれか俺たちをほめて。
(完)
ーーーーー
気づけばキャラたちが大暴走して、作者すら手が付けられなくなり……今作は終了となります。
長らくお付き合いくださり、本当にありがとうございました。
フォローやいいね、そしてコメント、いつも大きな励みをいただいてきました。
また新しい妄想話でお会いできたら幸いです!
……まあ、その話は追々。
秘書室にて。
結局、毎日毎日ユリタンの発狂を理由に仕事をさぼり続ける冷司を引っ張り出すため、ユリタンを秘書室で拘束…いや召喚…いや、そうだ雇用。
その間、理事長室に詰められた冷司はユリタンを恋しがり、ユリタン奪回のために狂ったように執務を終えるので、生産性が上がってしょうがない。
「あ、王子さん、お元気そうで何よりです」
こんがり日焼け、笑うとキラリと光る白い歯。
爽やか青年が妙に親しげにユリタンに近づく。
戸惑うユリタン。
「えっと……どちらさまですか?」
そうだよな、こいつが帰ってきたとき、俺も分からなかったし。
「嫌だなぁ、森下ですよー」
「へ……?」
はは、ユリタンがめちゃくちゃキョトンとしてる。
「いえね、離島に行ったら、マリンスポーツにはまっちゃって」
あはははは。白い歯をキラキラと光らせながら笑う森下先生。
俺も飛ばされて冷司から離れたら、違った人生が待っていたのだろうか……
ちっ。
思わず舌打ちが出た。
それを森下先生が目ざとく拾う。
「あれ、安藤さん、(ストレスが)溜まってます?」
「ぴっ……!」
冴木先輩が妙に意識してプルプルしてる。
はは、可愛い……そう考えると俺は離島じゃなくてここで十分だな。
「そうっすね……なんか色々と……溜まってますね」
俺が冴木先輩に長し目を送ると、先輩は真っ赤になって、またプルプルしてる。
俺は先輩の耳もとへ口を寄せ、そっとささやいた。
「だから……今夜、いかがです?」
そのまま、吐息を耳にかけながら、じっと待つ。
ゆでたこのように真っ赤になった先輩が、コクコクと頷いてくる。
「いい子……」
ちゅっ。
耳に軽くキスを落とす。
「びっ……!」
「はーい、そこ、妙な空気を作らなーい」
ぱんぱんっと手を叩き、イケおじ第一秘書の大場さんが空気を霧散させる。
「じゃ、今夜楽しみにしてますね」
ぽんっと冴木先輩の肩に手を置き――
離すときに彼の弱い首もとをかすめるのを忘れない。
びくんっと身体が震える先輩。
はは、本当に今夜が楽しみだ。
森下先生がキョトンと俺たちを見ている。
「……そういう事になってたんですね」
俺は口角を上げて応じる。
「そういう事になってたな」
「アレクシスさま、そういう事って、どういうことでしょう?」
こてり、と首をかしげるユリタン。
うん、君にはいつまでもそのままでいてほしい。
ばたん!!!
扉が開き、奥の理事長室から――
憂いをまとい、なおいっそう神々しい美を放つ冷司が現れる。
理事長室がまるごと聖域に変わったかのよう。
「ユリタン!!!」
ぎゅむむむむーっと、ユリタンを抱きしめる。
「私のこと思って寂しかった? 私はもう寂しくて……寂しくて……一秒たりともユリタンのことを忘れたことはなかったよ」
「……むぎゅう」
「りりりり理事長ー! 王子さんから、本来人間から聴こえてはいけない音がしてますからー!」
うん、いい。
冷司にものを言える奴は極端に少ない。
まして、冷司の偏愛を知った数少ない人間――森下先生。
秘書課で呼び戻して正解だった。
「今日の執務はもう終わったから。あ、マレーシアの病院も傘下に入れておいたよ。それじゃ、ユリタンを貰って帰るから」
――まだ腕の中のユリタンに、ぞっとするほど美しく微笑む。
「待て待て待てーい!」
俺はユリタンを冷司からひっぺがし、そのまま秘書課全員で冷司とユリタンの間に壁を作った。
「お前、午後にシャレにならねえ手術が控えてるの忘れてねえよな? さんざん術前カンファレンスしたもんなぁ?」
思わずピキリと俺の眉間にしわが寄った。
美しく微笑む冷司の眉間にも、同じくピキリとしわが寄る。
ついでに場の空気までピキリ……
「しょうがないよね? 私はユリタンから引き離されて、ユリタン不足なんだから。じゃ、そこどいて」
「おい、クランケはアメリカの元副大統領だぞ?!」
俺は森下先生に合図をする。
森下先生が頷き、静かに冷司の後ろに回り、スタンバイ。
そして――
森下先生が手書きの大きなメモを掲げる。
『レイ……手術してるレイが見たい。世界で一番カッコいい、レイを!』
よし、今だ、ユリタン。
これは森下先生が用意した“甘いセリフ”を、ユリタンが演技して読み上げ、冷司の気分を上げて操る作戦。
その名も――ザ・冷司アゲアゲ操縦作戦!!
ユリタン、頼むぞ。
しっかり打ち合わせ通りにやってくれよ!
ユリタンが、森下先生の書いたセリフを凝視する。
ユリタン……カンペを凝視するのはやめようか?
バレるから。めちゃくちゃバレバレだから。
すうっと息を吸って――
「レイシュジュツシテルレイガミタイセカイデイチバンカッコイイレイヲ」
ん?今なんて?
冷司が優雅な所作で首をかしげる。
「早口言葉かな?」
ユリタンの目が、そわそわと泳ぐ……
みんな何が起こったか分からず、ぽかんと口を開けている。
森下先生が「もう一度」と言わんばかりにカンペを指さす。
ユリタン、再び息を吸って――
「レイシュジュツシテルレイガミタイセカイデイチバンカッコイイレイヲ」
いやいやいや、演技って一息で早口するもんじゃないから!
壊滅的に下手!
もう何言ってるか分かんねえレベル!
がくん!!
俺たちは全員、膝から崩れ落ちた。
……最近、俺の膝が本気でやばい。
計画が甘かった……
まずはユリタンの演技力チェックから始めるべきだった!
いや、演技以前に見解の違いか……?
このまま手術が無になって、日本とアメリカの関係が悪化。
日本経済は困窮し、俺たちは日本中からバッシングを受け、謝罪して回る日々……
悪い考えがまたぐるぐると回りだす――
「……デ」
……デ?
そんなセリフ、台本にあったか……?
一同がユリタンを凝視する。
「……デ……アルヨ」
てへっとユリタン。
なぜか達成感マシマシのドヤ顔。
ユリタンのアドリブ!? なんで中国人!?
いやいや、何一つ達成できてないから!
演技力は壊滅的。
アドリブは天性のセンスのなさ。
絶妙な絶望コンボ!
これってもしかして――歴史的瞬間を見せられているのでは……?
そんな倒錯さえ覚えてくる。
終わった……
ユリタン以外の全員が、そう思ったその時――
「ユリタン……もちろんだよ。最高の手術を見せてあげるよ」
頬をバラ色に染め、そっとユリタンを抱きしめる冷司。
……良かった。
冷司が変わらず、ただの変態バカで。
そして――
俺たちはユリタンとモニタールームで手術を見学。
冷司の卓越した技術で胸元が切り開かれていく。
一筋の血でさえ、彼の指先を汚すことはできない。
淡々と、冷徹に、それでいて限りなく優雅に。
そこには本来なら残酷に映るはずの行為を、美へと昇華させる天才の姿があった。
「あ……俺、血が苦手で……」
そう言ったかと思うと、すーっとユリタンが椅子に倒れこむ。
は、なんで?
そのまま平和そうに寝息まで立て始めるユリタン。
ユリタン、壊滅的に使えない!!!
――今年の秘書課一同の総意が決定した。
『ユリタン、出血は最小限に抑えられたよ。これから腫瘍の切除に入るよ……ユリタン?』
冷司が手を止め、怪訝そうにカメラの方を向く。
やめて!元副大統領の胸を広げたまま手を止めないで!
「りりりり理事長ー!王子さんは理事長のメスさばきに感無量で声が出ないようでー!」
森下先生、ナイスフォロー!
冷司の返答を待つ間、しーんと静まり返る部屋。
「すーぴー」
平和すぎる寝息がこだまする。
「そう……じゃあ、このまま切除に入るよ、ユリタン」
そうして、VIPの胸部の難所に巣くう腫瘍の摘出は、冷司の神技によって大成功をおさめ……
俺たちは陰ながら日本の平和を守り抜いたのだった。
……だれか俺たちをほめて。
(完)
ーーーーー
気づけばキャラたちが大暴走して、作者すら手が付けられなくなり……今作は終了となります。
長らくお付き合いくださり、本当にありがとうございました。
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森下先生も安藤くんも、
不憫属性だったのに
しっかりちゃっかり幸せに、、、(笑)
ユリタンもレイ様も幸せなので
問題ナシですね♡
丼ママさん、
わーい、いつもコメントありがとうございます✨
はい、森下先生も安藤も、レイのポンコツにまさるユリタンの奇跡的な使えなさまで加わって、これからも苦労は絶えませんが、それでもちゃっかり幸せになりました。
森下先生はとくに、レイから身も心も解放されて……まあ、呼び戻されちゃいましたが(汗)
ユリタンもレイも幸せで――秘書課は今日も平和(?)です。
Σ(゚Д゚)
も、もしや、、、
最新話に登場する猫語使い(?)は
ミケちゃんでしょうか、、、?
レイ様、最新話も
安定のぶっ飛び具合ですね!!!
安藤くんたちの振り回されっぷりが
みていてとても楽しいです!
(苦労感はあっても悲壮感がないのがいい!)
動物相手だと、
レイ様も愛でるだけ(?)だからか
怪しさ(不審者感)はあっても
腹黒感はあまりないですよねー、
安藤くん視点では。
これがどうなると、
腹黒系王子様に進化するのか!
ユリタンとの出会いがたのしみです!!
丼ママさん、
おお、やはりお気づきになりましたか!そうです、ミケです。レイが通い詰めた猫カフェがミケも通う猫カフェだったのです。さすが丼ママさんです✨
ふふ、レイの安定のぶっ飛び具合……楽しんでいただけて何よりです!
おっしゃる通り、動物相手だと腹黒さはすっかり影を潜めて、代わりに怪しさマシマシですね(笑)
安藤は素直で人が良いので、果たしてどこまでレイの腹黒さに気付けるのか……ふふ。
ユリタンとの出会いで、その黒さがどうにじみ出てくるのか、私も書きながら楽しみにしています。
いつも温かいコメントをありがとうございます。とても励みになっています!✨
(笑)(笑)(笑)
レイ様、番外編のほうが輪をかけて
ぶっ飛んでますね(*´ω`*)
ミケちゃんがレイ様に見初められてたら
大変なことになってたでしょう。
安藤くんの苦労話、まだまだお待ちしてます!
丼ママさん、
温かいメッセージをありがとうございます!
いつも支えていただいていて、本当に感謝しています✨
おお、レイは番外編でだいぶぶっ飛んでいましたか。
ユリタンの前では猫をかぶっていたのかもしれませんね、ふふふ。
確かにおっしゃる通り、ミケがレイに選ばれていたら血流騒ぎが止まらなくて、大変なことになりそうです……でも、それはそれで少し楽しそうです(笑)
ありがとうございます。安藤くんの苦労話も書いていきます。
はたして幸せになれるのでしょうか??