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人民革命
セルゲイ・キーシン
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キーシンはまず、囚人服を着替える。軍服がなかったので、適当な普通の服をインシェネツキーに探してきてもらった。
次に、キーシンはインシェネツキーに導かれて、革命のリーダーたちがいる会議室に招かれた。早速、インシェネツキーたちは状況の説明をする。
「帝国軍はプリブレジヌイにいます。兵力は約六千五百。街の近くに我々革命軍約二万二千が待機しています」。
「今、革命軍の指揮を執っているのは誰だ?」
「ナタンソーンです」。
「名前は聞いたことがあるな。君たちのトップか?」
「そうです」。
「しかし、軍の指揮は素人だろう」。
「はい」。
「その二万二千人は、もともと帝国軍の兵士はいるのか?」
「三分の一は兵士か元兵士です」。
「なるほど、それらは指揮官が居れば、うまく統率できそうだ。ということは実質は七千程度ということだ」。
「首都やほかの地域の帝国軍はどうなっている?」
「首都にいた兵士は半分が我々に付きました。しかし、半分は部隊から逃亡しております。また南の国境線にいた部隊は一部が革命軍に付くということで、三~四千人がこちらに向かっております」。
「なるほど、それがプリブレジヌイに到着すれば一万を超えるな。そうなると、帝国軍のほぼ倍だ。戦えそうだ」。
キーシンは城の武器庫に行ってみた。
ここも略奪でほとんど武器が残っていなかった。わずかに剣や弓矢が残っているだけだ。重装騎士団の分厚い鎧はすべて持っていかれたようだ。
仕方ないので、残っていた剣を取り腰に下げた。
キーシンはインシェネツキーに言った。
「装備が足りないな」。
「プリブレジヌイにいる部隊が武器を持っています」。
重装騎士団の鎧もあればいいのだが、あまり期待はできないだろう。
しばらく城内を捜索し、帝国軍の制服が残っていたのでそれを着用することとした。
その後、キーシンはインシェネツキー等の革命のリーダーたちに、首都にいて戦闘に参加できそうな者を追加で集めるように依頼した。まだまだ、首都には元兵士が居るはずだ。
◇◇◇
さらに数日経って、南の国境線にいた元帝国軍四千人が到着したとの報告が入った。
キーシンはそれらの下級士官たちと面会し状況を聞いた。
「私は革命軍の司令官のセルゲイ・キーシンだ」。
彼らはキーシンの名前を聞いて驚いたようだった。それもそのはずだ。キーシンは二年前まで帝国軍の司令官の一人で、“ソローキン反乱”の時に命令違反の罪で牢につながれていたことは、昔からいる兵士なら知っているだろう。
キーシンは驚く士官たちに構わず質問を続ける。
「君らはどこの旅団だ?」
「第一旅団と第二旅団の者です」。
「司令官は誰だった?」
「スミルノワとスツゥーチカです」。
スミルノワは良く知っているが、スツゥーチカは聞いたことがない名前だった。キーシンが牢に入った後に旅団長として就任したのだろう。
「その二人は、今、どうしている?」
「第二旅団のスツゥーチカと上級士官達は処刑されたとのこと。また、第一旅団のスミルノワは捕えようとした間際に逃げ出して行方不明です」。
スミルノワが首都にいなかったというのであれば、首都から脱出してプリブレジヌイにいるのはルツコイかイェブツシェンコだな。
「君らは革命軍に参加するということでいいのだな?」
「もちろんです」。
「よし、いいだろう。二,三日休んでから、君らにはプリブレジヌイに向ってもらう。城の兵舎を使ってくれ」。
士官たちは敬礼をした。
キーシンも敬礼を返した。
次に、キーシンはインシェネツキーに導かれて、革命のリーダーたちがいる会議室に招かれた。早速、インシェネツキーたちは状況の説明をする。
「帝国軍はプリブレジヌイにいます。兵力は約六千五百。街の近くに我々革命軍約二万二千が待機しています」。
「今、革命軍の指揮を執っているのは誰だ?」
「ナタンソーンです」。
「名前は聞いたことがあるな。君たちのトップか?」
「そうです」。
「しかし、軍の指揮は素人だろう」。
「はい」。
「その二万二千人は、もともと帝国軍の兵士はいるのか?」
「三分の一は兵士か元兵士です」。
「なるほど、それらは指揮官が居れば、うまく統率できそうだ。ということは実質は七千程度ということだ」。
「首都やほかの地域の帝国軍はどうなっている?」
「首都にいた兵士は半分が我々に付きました。しかし、半分は部隊から逃亡しております。また南の国境線にいた部隊は一部が革命軍に付くということで、三~四千人がこちらに向かっております」。
「なるほど、それがプリブレジヌイに到着すれば一万を超えるな。そうなると、帝国軍のほぼ倍だ。戦えそうだ」。
キーシンは城の武器庫に行ってみた。
ここも略奪でほとんど武器が残っていなかった。わずかに剣や弓矢が残っているだけだ。重装騎士団の分厚い鎧はすべて持っていかれたようだ。
仕方ないので、残っていた剣を取り腰に下げた。
キーシンはインシェネツキーに言った。
「装備が足りないな」。
「プリブレジヌイにいる部隊が武器を持っています」。
重装騎士団の鎧もあればいいのだが、あまり期待はできないだろう。
しばらく城内を捜索し、帝国軍の制服が残っていたのでそれを着用することとした。
その後、キーシンはインシェネツキー等の革命のリーダーたちに、首都にいて戦闘に参加できそうな者を追加で集めるように依頼した。まだまだ、首都には元兵士が居るはずだ。
◇◇◇
さらに数日経って、南の国境線にいた元帝国軍四千人が到着したとの報告が入った。
キーシンはそれらの下級士官たちと面会し状況を聞いた。
「私は革命軍の司令官のセルゲイ・キーシンだ」。
彼らはキーシンの名前を聞いて驚いたようだった。それもそのはずだ。キーシンは二年前まで帝国軍の司令官の一人で、“ソローキン反乱”の時に命令違反の罪で牢につながれていたことは、昔からいる兵士なら知っているだろう。
キーシンは驚く士官たちに構わず質問を続ける。
「君らはどこの旅団だ?」
「第一旅団と第二旅団の者です」。
「司令官は誰だった?」
「スミルノワとスツゥーチカです」。
スミルノワは良く知っているが、スツゥーチカは聞いたことがない名前だった。キーシンが牢に入った後に旅団長として就任したのだろう。
「その二人は、今、どうしている?」
「第二旅団のスツゥーチカと上級士官達は処刑されたとのこと。また、第一旅団のスミルノワは捕えようとした間際に逃げ出して行方不明です」。
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「君らは革命軍に参加するということでいいのだな?」
「もちろんです」。
「よし、いいだろう。二,三日休んでから、君らにはプリブレジヌイに向ってもらう。城の兵舎を使ってくれ」。
士官たちは敬礼をした。
キーシンも敬礼を返した。
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