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2章:学園生活
水魔法の授業
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マンドレイクを集めた薬学の授業の次の日、教室でルナちゃんとレタスの家を作っていた。
「マンドレイクモドキには比較的柔らかい土に日がよく当たる場所がいいんですよ。ちょうどクレアさんとリンさんの席は窓際ですし、その窓の前にでも置いておけばいいと思います」
「わかった…。この子…食べ物とか…食べる?」
「マンドレイクモドキの栄養源は水と光と魔力です。普段は地面や水からの少量の魔力でなんとか足りるくらい…ですね。体内の魔力が枯渇するとマンドレイクモドキは実質は死ぬということになります。だから個体数も少なく、魔力を糧に生きるため純度の高い薬草としての価値があるんです」
ルナちゃんが自慢げに「ふふん」と鼻を鳴らして教えてくれた。
「魔力をあげる…?って…どうするの?」
「えっ!?えっと…それは…」
ルナちゃんが私の質問に頭を抱えている中、レタスが私の魔筆をじーと見つめている。
「これ…?そういえば…」
前にルナちゃんが魔筆は魔晶石から溢れた魔力だって…。
私は魔筆に魔力を込めてレタスに近づけるとレタスが魔筆の先端を咥えてちゅーちゅーと魔力を吸い始めた。
「おぉ…たしかに魔筆は魔力で文字を書きますから、それなら魔力も供給できますね…。なるほどなるほど…」
そう言ってルナちゃんはブツブツとメモを取り、私は魔力を吸っているレタスをのんびりと眺めていた。
「……可愛い」
しばらく吸っているとレタスはお腹いっぱいになったのか魔筆から口を離してゴロンと横になった。
「食べてすぐ…横になると…太っちゃうよ…?」
私の声を聞いてレタスはむくりと起き上がるが、けっきょくそのまま眠ってしまった。
「マンドレイクモドキが眠るなんて、珍しいです」
「そう…なの?」
「はい、マンドレイクモドキは他の動植物からしたら便利な薬草程度にしか思われませんからね。それはもう寝る暇もなく動き回ってますから、学者によっては眠らないとか夜行性とか、いろいろ謎な点が多いんです。それに、魔力も少量で生きていかなくてはいけないので常に魔力を吸う必要がありますから」
「そう…なんだ…」
お腹いっぱいになって、安心したのかな…。
私はレタスの頭を撫でてゆっくりと土を被せてあげた。
「はーい、みなさん。今日は水魔法の授業です」
今日はママはエプロンに三角巾と職人のお手伝いさんみたいな格好をしていた。
「あーその前にちょっと連絡を。昨日リンちゃんが発見したマンドレイクモドキのレタスちゃんを今日からこの教室で育てることにしました。出席番号の順で毎朝授業が始まる前に水をあげてくださいね。それから、ゴウくんとクレアちゃんですが…昨日マンドレイクの叫び声を聞いて気絶してしまったので、授業で2人1組の時はリンちゃんとクロくんでお願いします…」
「「は、はい…」」
昨日はみんなあらかじめ距離を取っていたため気絶したのは2人ですんだ。
「それでは!気を取り直して授業を始めましょうか!今日はみなさんに氷で好きなものを作ってもらいます」
ママはそう言って魔筆を取り出し『3-1=2』と式を出し、右手の上に手のひらくらいの水の球をだした。
「魔法はそれぞれの属性によって特徴がありますが…水魔法の特徴がわかる人はいますか?」
「はい」
そう言ってレインが手をあげた。
「はい、レインちゃん」
「水魔法の特徴は冷却。水の他に氷を出せたりします。また、水の時は形を自由に変えて操れますが、氷の時はできません」
「はい、よくできました。水魔法はこのようにだした水をさらに冷却することで氷として形を変えることができます。こんなふうに」
ママはまた『3-1=2』と式をたてると水の球がパキパキと音をたてて氷の塊になった。
「このように1回目の式でだした物を2回目の式で性質を変えることを2段階構成魔法と言います。その最も基本的となるのが水魔法です。みなさんはまず水を出して作りたい形にしてから、2回目の式をたててそれを氷にしてください。今日中に1つ氷の彫刻の提出をお願いします。それではどうぞ」
みんなそれぞれ作業に入る。
ちなみに、今日はみんな運動着を着ている。ママ曰く、この授業は毎年、服と教室がびしょびしょになるとのことだった。
んー…何を作ろうかな…。
そう思って私はチラッと横を見るとレタスが目に入ったのでレタスを作ることにした。
まずは水を出して…。
私はママの様に式をたてて目の前に水の塊を出す。
これをレタスの形に…。
ーーーぱしゃっ
「あっ…」
次の式をたてようとすると集中が途切れて水の形が保てなくなり机の上に水がこぼれた。
なるほど…だからびしょびしょになるんだ。
他のみんなも苦戦しているようで水のぱしゃっという音があちこちから聞こえる。
そんな中レインの席の方から「おぉ!」と声が聞こえて後ろを向くとレインの目の前に私の形をした氷の彫刻が…。
「レインちゃん素晴らしいです!細かなところまで作られているのはもちろん、モデルがいいです。しかし、もう少しポーズにこだわってほしかったですね」
「なんと…配慮が足りずにすみません…今から新しいものを!」
ママとレインがなぜかよくわからない観点で盛り上がっていた。
私はコツを聞くためにレインのところへ向かった。
「レイン…」
「あ、リン様。どうされました?」
「何か…コツとか…ある?」
「コツ…ですか?そうですね…お教えしてもいいんですが、ちょっとお願いを聞いて頂けませんか?」
「お願い…?」
「はい、ちょっとそこで……というポーズを取ってほしいのですが」
「それでコツ…教えてくれる?」
「はい!もちろんです!」
「ん…」
私はレインの指示に従ってポーズをとる。
そのポーズは床に座って、両手を足の間につき上目遣いでこっちを見てほしいというものだった。
「あ、ありがとうございます…もう大丈夫です…」(リン様の上目遣い…破壊力が…)
せっかくポーズをとったのに…反対を向いてぷるぷると震えていてちょっとひどい…。
「それで…コツ…」
「あ!そ、そうでしたね!私の場合ですが、1つ1つの動きの手順をあらかじめ決めるんです」
「手順…?」
「はい、例えば…この水の球のこことここを手、こことここを足というふうに先に頭の中で順番を決めて、やや多めに魔力を注ぐんです。あやふやに形を作ろうとすると常にその形をイメージし続けなければならないので…ほら、あんなふうに」
そう言ってレインはハナちゃんの方を指さす。
「むむむむ…あっ…」
ーーーぱしゃっ
「あーなるのは形を常に保とうとして集中力がバラバラになるからです。ですから、手順を決めて、その形で決定し、それをただ浮かせる…という感じでしょうか」
「んー…なんとなく…わかった…」
「それはよかったです。頑張ってください!」
「ん…」
私は自分の席に戻り、作業に入る。
「まずは水を浮かせる」
私は式をたてて水を目の前に出す。
「ここと…ここ…手足にして…頭の形を…葉っぱと…顔…目…鼻…」
私はブツブツと水の配分を考えていき、頭にまとまったイメージを水に当てる。
すると、手順のとおりに水が形を変える。
そして、そのイメージを固定してただ宙に浮かせるように…。
その間に2回目の式を…。
そのまま魔筆を持って『3-1=2』と式をたてる。
そしてパキパキと水が氷に姿を変えた。
「でき…たぁ…」
葉っぱの線まで完璧にイメージできたレタスの完成。
「ほら、レタス。お友達」
「……!!」
レタスが氷の彫刻を見るととても喜んでいるように見えた。
「あら!リンちゃんうまくできてるわね!」
ママが私のレタスを褒めてくれて、その日の水魔法の課題は無事クリアとなった。
「マンドレイクモドキには比較的柔らかい土に日がよく当たる場所がいいんですよ。ちょうどクレアさんとリンさんの席は窓際ですし、その窓の前にでも置いておけばいいと思います」
「わかった…。この子…食べ物とか…食べる?」
「マンドレイクモドキの栄養源は水と光と魔力です。普段は地面や水からの少量の魔力でなんとか足りるくらい…ですね。体内の魔力が枯渇するとマンドレイクモドキは実質は死ぬということになります。だから個体数も少なく、魔力を糧に生きるため純度の高い薬草としての価値があるんです」
ルナちゃんが自慢げに「ふふん」と鼻を鳴らして教えてくれた。
「魔力をあげる…?って…どうするの?」
「えっ!?えっと…それは…」
ルナちゃんが私の質問に頭を抱えている中、レタスが私の魔筆をじーと見つめている。
「これ…?そういえば…」
前にルナちゃんが魔筆は魔晶石から溢れた魔力だって…。
私は魔筆に魔力を込めてレタスに近づけるとレタスが魔筆の先端を咥えてちゅーちゅーと魔力を吸い始めた。
「おぉ…たしかに魔筆は魔力で文字を書きますから、それなら魔力も供給できますね…。なるほどなるほど…」
そう言ってルナちゃんはブツブツとメモを取り、私は魔力を吸っているレタスをのんびりと眺めていた。
「……可愛い」
しばらく吸っているとレタスはお腹いっぱいになったのか魔筆から口を離してゴロンと横になった。
「食べてすぐ…横になると…太っちゃうよ…?」
私の声を聞いてレタスはむくりと起き上がるが、けっきょくそのまま眠ってしまった。
「マンドレイクモドキが眠るなんて、珍しいです」
「そう…なの?」
「はい、マンドレイクモドキは他の動植物からしたら便利な薬草程度にしか思われませんからね。それはもう寝る暇もなく動き回ってますから、学者によっては眠らないとか夜行性とか、いろいろ謎な点が多いんです。それに、魔力も少量で生きていかなくてはいけないので常に魔力を吸う必要がありますから」
「そう…なんだ…」
お腹いっぱいになって、安心したのかな…。
私はレタスの頭を撫でてゆっくりと土を被せてあげた。
「はーい、みなさん。今日は水魔法の授業です」
今日はママはエプロンに三角巾と職人のお手伝いさんみたいな格好をしていた。
「あーその前にちょっと連絡を。昨日リンちゃんが発見したマンドレイクモドキのレタスちゃんを今日からこの教室で育てることにしました。出席番号の順で毎朝授業が始まる前に水をあげてくださいね。それから、ゴウくんとクレアちゃんですが…昨日マンドレイクの叫び声を聞いて気絶してしまったので、授業で2人1組の時はリンちゃんとクロくんでお願いします…」
「「は、はい…」」
昨日はみんなあらかじめ距離を取っていたため気絶したのは2人ですんだ。
「それでは!気を取り直して授業を始めましょうか!今日はみなさんに氷で好きなものを作ってもらいます」
ママはそう言って魔筆を取り出し『3-1=2』と式を出し、右手の上に手のひらくらいの水の球をだした。
「魔法はそれぞれの属性によって特徴がありますが…水魔法の特徴がわかる人はいますか?」
「はい」
そう言ってレインが手をあげた。
「はい、レインちゃん」
「水魔法の特徴は冷却。水の他に氷を出せたりします。また、水の時は形を自由に変えて操れますが、氷の時はできません」
「はい、よくできました。水魔法はこのようにだした水をさらに冷却することで氷として形を変えることができます。こんなふうに」
ママはまた『3-1=2』と式をたてると水の球がパキパキと音をたてて氷の塊になった。
「このように1回目の式でだした物を2回目の式で性質を変えることを2段階構成魔法と言います。その最も基本的となるのが水魔法です。みなさんはまず水を出して作りたい形にしてから、2回目の式をたててそれを氷にしてください。今日中に1つ氷の彫刻の提出をお願いします。それではどうぞ」
みんなそれぞれ作業に入る。
ちなみに、今日はみんな運動着を着ている。ママ曰く、この授業は毎年、服と教室がびしょびしょになるとのことだった。
んー…何を作ろうかな…。
そう思って私はチラッと横を見るとレタスが目に入ったのでレタスを作ることにした。
まずは水を出して…。
私はママの様に式をたてて目の前に水の塊を出す。
これをレタスの形に…。
ーーーぱしゃっ
「あっ…」
次の式をたてようとすると集中が途切れて水の形が保てなくなり机の上に水がこぼれた。
なるほど…だからびしょびしょになるんだ。
他のみんなも苦戦しているようで水のぱしゃっという音があちこちから聞こえる。
そんな中レインの席の方から「おぉ!」と声が聞こえて後ろを向くとレインの目の前に私の形をした氷の彫刻が…。
「レインちゃん素晴らしいです!細かなところまで作られているのはもちろん、モデルがいいです。しかし、もう少しポーズにこだわってほしかったですね」
「なんと…配慮が足りずにすみません…今から新しいものを!」
ママとレインがなぜかよくわからない観点で盛り上がっていた。
私はコツを聞くためにレインのところへ向かった。
「レイン…」
「あ、リン様。どうされました?」
「何か…コツとか…ある?」
「コツ…ですか?そうですね…お教えしてもいいんですが、ちょっとお願いを聞いて頂けませんか?」
「お願い…?」
「はい、ちょっとそこで……というポーズを取ってほしいのですが」
「それでコツ…教えてくれる?」
「はい!もちろんです!」
「ん…」
私はレインの指示に従ってポーズをとる。
そのポーズは床に座って、両手を足の間につき上目遣いでこっちを見てほしいというものだった。
「あ、ありがとうございます…もう大丈夫です…」(リン様の上目遣い…破壊力が…)
せっかくポーズをとったのに…反対を向いてぷるぷると震えていてちょっとひどい…。
「それで…コツ…」
「あ!そ、そうでしたね!私の場合ですが、1つ1つの動きの手順をあらかじめ決めるんです」
「手順…?」
「はい、例えば…この水の球のこことここを手、こことここを足というふうに先に頭の中で順番を決めて、やや多めに魔力を注ぐんです。あやふやに形を作ろうとすると常にその形をイメージし続けなければならないので…ほら、あんなふうに」
そう言ってレインはハナちゃんの方を指さす。
「むむむむ…あっ…」
ーーーぱしゃっ
「あーなるのは形を常に保とうとして集中力がバラバラになるからです。ですから、手順を決めて、その形で決定し、それをただ浮かせる…という感じでしょうか」
「んー…なんとなく…わかった…」
「それはよかったです。頑張ってください!」
「ん…」
私は自分の席に戻り、作業に入る。
「まずは水を浮かせる」
私は式をたてて水を目の前に出す。
「ここと…ここ…手足にして…頭の形を…葉っぱと…顔…目…鼻…」
私はブツブツと水の配分を考えていき、頭にまとまったイメージを水に当てる。
すると、手順のとおりに水が形を変える。
そして、そのイメージを固定してただ宙に浮かせるように…。
その間に2回目の式を…。
そのまま魔筆を持って『3-1=2』と式をたてる。
そしてパキパキと水が氷に姿を変えた。
「でき…たぁ…」
葉っぱの線まで完璧にイメージできたレタスの完成。
「ほら、レタス。お友達」
「……!!」
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