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海軍兵学校編
出会い
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広島県江田島 海軍兵学校 保健室
:(´ºωº`):「凍える……凍える……」
ボクは笹林 武(ササバヤシ タケシ)
海軍兵学校に入学したばかりの一年生だ
なぜ、ボクが凍えているかって?
それにはちゃんと理由がある
ボクたち海軍兵学校第70期生は
四月入学だったのを十二月に早められた
本来なら春の暖かい時に足腰を鍛える基礎訓練が始まり
夏の日差しが降り注ぐ中で水泳をして全身の柔軟性を養って
秋の紅葉が覆い茂る山を登って心身を鍛え上げ
冬に総締めのもっとも過酷な厳冬訓練がなされるはずであった……
なのに、前例がないからと何の配慮もなく
入学して早々のボクたちは
このもっとも過酷な厳冬訓練に初っ端から参加させられる羽目になった
:(´ºωº`): .。oO(雪の降るなか……)
やったこともないボート訓練でびしょ濡れになる
体調を崩さないほうがどうかしてるよ
:(´ºωº`): .。oO(それでもやっぱり……)
軍人の世界だから
「根性がない!!」
「それでも帝国日本海軍の一員か!!」と怒られる
とんでもない世界にきてしまったようだ
こんなので…この先やっていけるか不安だよ……
バン!
彡(^)(^)「フゥー寒い、寒い」
(´・ω・`) .。oO(誰だろう?)
戸を勢いよく開けて、ニコニコした男が入ってきた
彡(゚)(゚)「なんや?先客がおるやんけ」
彡(゚)(゚)「ちょっと横のベット借りるで」
(´・ω・`) .。oO(彼は……たしか同級生の……)
彡(゚)(゚)「お前、ワイと同期か?」
(´・ω・`)「うん、笹堀 武っていうんだ」
(´・ω・`)「みんなからはタケって呼ばれてる」
(´・ω・`)「これからよろしくね」
彡(゚)(゚)「ワイは……」
(´・ω・`)「知ってるよ、菅野直だろ」
(´・ω・`)「入学式の自己紹介で……」
(´・ω・`)「さんざん上級生にしごかれて、何度も名乗ってたから……」
(´・ω・`)「覚えちゃった」
彡(゚)(゚)「なんやワイ、そんな有名人になってしもうたんか」
彡(•)(•)「それにしても許せんでアイツら……」
彡(•)(•)「ワイはちゃんと“なおし”って名乗ったんに……」
彡(゚)(゚)「何ィ~カンノナオス~、発音が悪い、やり直せ……」
彡(゚)(゚)「とぬかしおって」
彡(●)(●)「方言でなまるのはしゃーないやんけ!!」
(´・ω・`) .。oO(反骨精神の強い人だな……)
彡(●)(●)「それに…こんな寒い中、あんなアホな訓練をしおって……」
(´・ω・`)「まあまあ、しょうがないよ」
(´・ω・`)「ボクたちは軍人になろうとしてるんだし」
彡(●)(●)「……」
彡(゚)(゚)「せやな!」
彡(゚)(゚)「改めてよろしゅうな タケ」
彡(゚)(゚)ゞ「ワイは菅野 直。みんなからはチョクと呼ばれとる」
(´・ω・`)ゞ「うん、よろしくチョク」
彡(゚)(゚)ゞ(´・ω・`)ゞ
これがボクとチョクの出会いだった
彼とは気が合い、この後も長くつるむ仲となった
でも、まさかこのとき
彼の最期を見届けるのがボクになるとは思いもしなかった
:(´ºωº`):「凍える……凍える……」
ボクは笹林 武(ササバヤシ タケシ)
海軍兵学校に入学したばかりの一年生だ
なぜ、ボクが凍えているかって?
それにはちゃんと理由がある
ボクたち海軍兵学校第70期生は
四月入学だったのを十二月に早められた
本来なら春の暖かい時に足腰を鍛える基礎訓練が始まり
夏の日差しが降り注ぐ中で水泳をして全身の柔軟性を養って
秋の紅葉が覆い茂る山を登って心身を鍛え上げ
冬に総締めのもっとも過酷な厳冬訓練がなされるはずであった……
なのに、前例がないからと何の配慮もなく
入学して早々のボクたちは
このもっとも過酷な厳冬訓練に初っ端から参加させられる羽目になった
:(´ºωº`): .。oO(雪の降るなか……)
やったこともないボート訓練でびしょ濡れになる
体調を崩さないほうがどうかしてるよ
:(´ºωº`): .。oO(それでもやっぱり……)
軍人の世界だから
「根性がない!!」
「それでも帝国日本海軍の一員か!!」と怒られる
とんでもない世界にきてしまったようだ
こんなので…この先やっていけるか不安だよ……
バン!
彡(^)(^)「フゥー寒い、寒い」
(´・ω・`) .。oO(誰だろう?)
戸を勢いよく開けて、ニコニコした男が入ってきた
彡(゚)(゚)「なんや?先客がおるやんけ」
彡(゚)(゚)「ちょっと横のベット借りるで」
(´・ω・`) .。oO(彼は……たしか同級生の……)
彡(゚)(゚)「お前、ワイと同期か?」
(´・ω・`)「うん、笹堀 武っていうんだ」
(´・ω・`)「みんなからはタケって呼ばれてる」
(´・ω・`)「これからよろしくね」
彡(゚)(゚)「ワイは……」
(´・ω・`)「知ってるよ、菅野直だろ」
(´・ω・`)「入学式の自己紹介で……」
(´・ω・`)「さんざん上級生にしごかれて、何度も名乗ってたから……」
(´・ω・`)「覚えちゃった」
彡(゚)(゚)「なんやワイ、そんな有名人になってしもうたんか」
彡(•)(•)「それにしても許せんでアイツら……」
彡(•)(•)「ワイはちゃんと“なおし”って名乗ったんに……」
彡(゚)(゚)「何ィ~カンノナオス~、発音が悪い、やり直せ……」
彡(゚)(゚)「とぬかしおって」
彡(●)(●)「方言でなまるのはしゃーないやんけ!!」
(´・ω・`) .。oO(反骨精神の強い人だな……)
彡(●)(●)「それに…こんな寒い中、あんなアホな訓練をしおって……」
(´・ω・`)「まあまあ、しょうがないよ」
(´・ω・`)「ボクたちは軍人になろうとしてるんだし」
彡(●)(●)「……」
彡(゚)(゚)「せやな!」
彡(゚)(゚)「改めてよろしゅうな タケ」
彡(゚)(゚)ゞ「ワイは菅野 直。みんなからはチョクと呼ばれとる」
(´・ω・`)ゞ「うん、よろしくチョク」
彡(゚)(゚)ゞ(´・ω・`)ゞ
これがボクとチョクの出会いだった
彼とは気が合い、この後も長くつるむ仲となった
でも、まさかこのとき
彼の最期を見届けるのがボクになるとは思いもしなかった
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