婚約破棄ですか???実家からちょうど帰ってこいと言われたので好都合です!!!これからは復讐をします!!!~どこにでもある普通の令嬢物語~

tartan321

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その6

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「マリア……いい加減にしないか……」

フィンゴリモド様が呆れて、私の部屋にやってきました。

「申し訳ございません!!!ただいま、行きますので!!!」

そう言って、私はテヌート様の元に向かいました。

下の階で、テヌート様は非常に苛立った目で、私のことを見ていました。

「私のように耳の遠い老人であれば分かりますけれども……マリアさん???あなたはいつからそんなに年をとったのかしら???」

相変わらず、人を虐めるのが好きなようですね。困りました。普段ならば、

「申し訳ございません!!!」

と言って、ずっと黙っているのですが、今回は違いました。

「あの……そう言う変な言いがかりは止めて頂けますか???」

私はストレートに申し上げました。すると、テヌート様は目を丸くして、暫くは言葉を発することができませんでした。
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