ザ・ライヤーズ・ジャーナル

yoshimax

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インドチャイナ碑文

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インドチャイナで、ある文献に興味を引かれた。(碑文の写しか?)



・・・それは不思議な内容だった。幻想なのか?

 15000年前、インドチャイナの南は陸地だった。そこはスンダランドと呼ばれ、市民はハイテクを持っていた。
 13500年前、市民はインベーダーと遭遇した。彼らはスペースバンパイアと呼ばれ、巨大ロボット兵器を持っていた。仮面がロボットを動かすコントローラーだった。



 13000年前、地球人はインベーダーの仮面を入手し、プログラムを書き換え、ロボットを奪取した。かくしてロボット・ウォーズが起き、地球人はインベーダー撃退に成功した。
 12000年前、スンダランドは海底に沈んだ、仮面とロボットらと共に・・・・
 2000年前、エルサレムから来た旅団が、海底の仮面とロボットの化石を発見した。彼らは化石を基に、『仮面』と『巨大ロボット』を復元製造した。それらは『ゴーレムセット』と名付けられた。




 1500年前、『ゴーレムセット』は世界のいくつかの場所で有効利用されていたが、戦争に使う者も現われた。賢者は『ゴーレムセット』を隠してしまった。だが、その場所を記した地図は残された。
 現代、インベーダーは再度、地球侵略を達成しようとしていた・・・・

 インドチャイナの文献が読めるようになると、このように不思議な文章に出会うことも多くなった。私は想像していた以上にインドチャイナという地に関わることになった。村の文献保管庫にも出入りした。生活のための仕事として教員の職を得た。私は所謂名教師ではない、たんたんと教えただけだ。生徒はサウスイースト・エイジアの良家の子息だった。ある島の政治家の家系らしい。彼は英語は堪能だったが、フランス語はあまり出来なかった。それで私に白羽の矢が立った。
 ランチを挟んで、午前と午後にフランス語と科学を教えた。雨季のインドチャイナは湿度が高く、かなり暑い。彼はそのなかでよく学習したと思う。
 VAD, VAD, VAD, VAD, VAD, .... ヘリの音だ。1955年のインドチャイナはまだ物々しかった。学校の側にミリタリーベースがあるからではあるが。 かなり低空を駐留アメリカ軍のヘリが飛ぶ。
 その生徒の名はトゥトゥベといった。12歳だ。彼は私を『ミスター・ショーン・須久麻』と呼んだ。
「ミスター・ショーン・須久麻、知ってる? 動物はね、植物も何も食べなくても、水だけでずっと生きていけるんだよ」トゥトゥベはそう言う。
「何故そう思うんだい?」
彼は答える、「だって、バイブルにそう書いてあるからさ。ミスター・ショーン・須久麻はバイブルを読まないのかい?」
 私の世代は日系人の間ではあまりバイブルは読まれていなかったが、フランス人であった母の影響で、私は比較的バイブルを読んだ方だ。だが、しかしバイブルにそのような記述の箇所はあったかな? 私は困惑した。まあいい、私はトゥトゥベのユニークな発想を聞くのを面白がった。自由に会話すれば、どんどんフランス語は上達するだろう。私にも記憶がある。12歳は多感な時期だ。現実と幻想が混在している。
 1935年にこの世に生を受けた私は、1947年にトゥトゥベと同じ12歳だった。第二次世界大戦・太平洋戦争が終結して、父の祖国であった日本とドイツは敗戦、その後間もない時期だった。事の次第はよく分からないが、・・・分かるには幼過ぎたのだが、私はその年、マルセイユの寄宿学校に入れられた。パリのリセに入学する前の事だ。

 今日は暑い。格別だ。インドチャイナの雨季はいつも暑いが、このところ猛暑だ。とはいえ、私はそのインドチャイナの気候が嫌いという訳ではない。シャツが汗で肌に貼り付く。汗が吹き出る。だが、嫌いという訳ではないのだ。私は子供の時から夏が好きだった・・・。 夏は川で遊べたからだ。私はトゥトゥベを川遊びに連れ出すことを思いついた。近所に小学校女子のスイミングスクールがあったから、そこに連絡して、トゥトゥベも一日交ぜてもらった。あの時代はよくメコンで子供らも水泳の練習をした。




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