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琥珀編 ②
勝てるわけない
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そうだ
なんで考えなかったんだろう
左江内さんに恋人がいるかもしれないって事を
そうじゃなくても、きっとあの女性は狙っているのだろう
琥「……勝てるわけ、ないよね…」
だって、後ろからちらりと見えただけでも分かるくらい可愛らしい人だった
左江内さんの腕に絡んで笑っていた
左江内さんも、……嫌そうではなかった
比べて僕は、可愛くも無いしかっこよくも無い
鈍臭いし迷惑ばかりかけている
…良心で優しくしてもらっていただけなんだ
それなのに思い上がった僕は、なんて愚かなんだ
琥「……早く、出ていかなきゃ」
借金はあと数万で払い切れる、その後は住み込みで働ける所を探そう
そもそも何も進展していない関係だったんだ
勝手に思い上がって喜んで、勝手に落ち込んだだけ
必死にあの場から離れようと走り続けて
人気のない公園のベンチに座り込んだ
目の前が潤んで仕方ない
…ここ、そういえば左江内さんが缶ココアをくれた場所だな
琥「…僕のバカ、勝手に振られたみたいに、感傷に浸ろうとしてさ……ッ」
涙を零さないようにと青空を眺めた
雲ひとつない空だけが映る視界を、不意に何かが覆い隠した
大「よー、元気そうじゃないねウケる」
なんで考えなかったんだろう
左江内さんに恋人がいるかもしれないって事を
そうじゃなくても、きっとあの女性は狙っているのだろう
琥「……勝てるわけ、ないよね…」
だって、後ろからちらりと見えただけでも分かるくらい可愛らしい人だった
左江内さんの腕に絡んで笑っていた
左江内さんも、……嫌そうではなかった
比べて僕は、可愛くも無いしかっこよくも無い
鈍臭いし迷惑ばかりかけている
…良心で優しくしてもらっていただけなんだ
それなのに思い上がった僕は、なんて愚かなんだ
琥「……早く、出ていかなきゃ」
借金はあと数万で払い切れる、その後は住み込みで働ける所を探そう
そもそも何も進展していない関係だったんだ
勝手に思い上がって喜んで、勝手に落ち込んだだけ
必死にあの場から離れようと走り続けて
人気のない公園のベンチに座り込んだ
目の前が潤んで仕方ない
…ここ、そういえば左江内さんが缶ココアをくれた場所だな
琥「…僕のバカ、勝手に振られたみたいに、感傷に浸ろうとしてさ……ッ」
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