俺の推し♂が路頭に迷っていたので

木野 章

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左江内編③

元気がない……?

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引「応援してますねぇ、あーあ…私も恋したぁい!左江内さん、振られたら私が頂いちゃおうかなッ♡」

左「え!?彼は僕が……と、兎に角、御遠慮ください!!!!」

引「………ホント鈍感ですねぇ、左江内さん」




そして会社に戻って、今日は定時上がりで大丈夫だと伝えられ

久々に七時台の街を歩くことが出来たのであった



左「……ふぅ、もう着いたか…」


目の前には俺の家のドア

鍵を開けて中に入るだけなのに、異様に緊張する


それもそうだ、このドアの向こうには久々に会える推しが待っていると思うと痙攣しそうな程嬉しいし初対面の頃並に緊張しているが

それより、今晩俺は琥珀君に




告白するんだから




ガチャッ

左「ただいま、帰りました…」

琥「あ!お、おかえりなさい…!」


リビングからひょこっと顔を出す琥珀君

あぁ~~~~~推しって尊いなぁ~~~~!!!!

久々に生で見ることの出来た推しの姿に感極まって泣きそうになるが

玄関で急に泣きだすリーマンなんてキモイだけなので、何とか耐える


左「こ、琥珀君、久しぶりですね!」

琥「そうですね、左江内さんのお家にいるのに…なんだか不思議ですね、あはは………」

左「……?」



あれ、元気がない………?

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