勘当された少年と不思議な少女

レイシール

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 間章 アクムス街

第33話 アリーの秘密

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「アリー、どうしてこの宿を見つけることができたの?」

 俺は気になっていた疑問を、静かに口にした。

 アリーは少し目を伏せて、表情を曇らせた。

「あぁ、そのこと……。ごめんなさい……今はまだ言えないの」

 その言葉を聞いた瞬間、胸の奥がひんやりとした。
 でもすぐに――これは、きっとアリーにとって大事なことなんだと、自然と察することができた。

「……じゃあ、言えるようになったら教えて」

 そう伝えると、アリーの目に溜まっていた涙が、ぽろりと頬を伝って落ちた。

「ありがとう……」

 小さく震える声に、精一杯の感謝が込められていた。

「話は変わるけど、明日はギルドに行ってから、気分転換にこの街を探索しない?」
 俺がそう提案すると、アリーの顔にふっと明るい笑みが戻った。

「良いね……そうしよう」

 その笑顔を見て、さっきまでの沈んだ表情が嘘のようだった。きっと、心の中で我慢していたことが、少し和らいだのだろう。質問のことも、今はもう頭から離れているようだった。

「アリーは、どんなところが気になってるの?」
「うーん……やっぱり、屋台かな? 美味しそうな匂いとか、なんだかわくわくするし!」

「そうなんだ。じゃあ、ギルドに寄ったあと、屋台に行ってみようか」
 俺が楽しそうにそう言うと、アリーの目がさらに輝いた。

「えっ!? いいの?」
「うん、そのために五日間ここに泊まるんだから」

「じゃあ、明日は色んなところまわりたいな……屋台も、雑貨屋も、あとは――」
 アリーは次々と楽しそうに話しはじめた。まるで明日がもう来たかのような、そのはしゃぎぶりに、俺も思わず笑みをこぼしていた。


 このやり取り、とても自然で微笑ましいですね。ランの無邪気な一言に対してアリーが拗ねる様子と、それを気にしてフォローするランの姿に、二人の関係性のあたたかさがしっかり表れています。

 読みやすさと感情の流れを少し整理したリライト案をどうぞ:


 ---

 アリーの笑顔を見て、心から提案してよかったと思えた。

「アリーの、そんな顔……初めて見たよ。なんだか小さな子供みたいで……」

 つい本音が漏れてしまった。

 すると、アリーは一瞬で真っ赤になって、

「な、なに言ってるのよ! もうっ!」

「ご、ごめん……悪気はなかったんだけど……」

 慌てて弁解する俺に、アリーはぷいっとそっぽを向きながら、

「子供みたいって……私、いくつに見えてるの?」

「え、えーと……13歳ぐらい……?」

 言った瞬間、自分でも不味いと思った。

「ご、ごめん……無神経だったよね……」

 アリーはため息混じりに微笑みながら言った。

「ううん……よく言われるの。見た目と年齢が全然合ってなくて、小さな子供に見えるって」

「でも、俺はアリーの年齢、知ってるのに……。俺より一つ年上ってことも」

 そう言いながら、俺は少し気まずそうに笑った。
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