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新学期!!
被害報告
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寮長は随分とスッキリした顔で、オレを部屋から追い出した。こちらとしては、色々と聞きたい事があったのだが、甘えるなと言わんばかりに、しっかりと手帳を握らされ、半端なく重い課題を手に一人で自室へ戻る。
「あ……狭間に声かけてから戻ればよかったな」
部屋に転がっていたペットボトルが保管してある場所に連れて行かれたに違いない。夏休みに先輩と担任が修繕した談話室を覗けばよかった。
「……自分でやらなきゃ、意味ねぇか」
けれど、寮長の最後の言葉が頭の中で再生されて、手帳の解読を狭間に手伝って貰うという誘惑を振り払い、元来た道を戻るのは止めておいた。
オレ一人で二年フロアを堂々と突っ切るのは危険だしな。自分の身一つなら、さほど問題視はしないが、今は大事な手帳を持ち歩いているのだ。安全なルートを選ぶ必要がある。
幸い狭間一人ならば、二年フロアを行き来するのに危険はなさそうなので、オレは足早に緩衝地帯とも言える階段へ向かう。
いつもは玄関に近い階段を使っているので、反対側にある階段を利用するのは初めてだった。一番端にある部屋の奴以外には遠回りになるこの階段は、殆ど使う奴がいないらしく、普段使う階段より傷みが少ないように思えた。今現在も、ありがたい事に人気は全くない。
「部屋でじっくり腰下ろしてやるか……いや、図書室の方が静かかな」
難解な課題を前にして、あれこれ考えながら一年フロアに到着すると、オレは違和感を感じて咄嗟に身を隠した。一瞬、違和感の正体が分からず混乱したが、その発生源がゾロゾロと去って行くのを感じて、オレは転がるように自室へ走った。
「なんだ、これ」
まだ誰も帰っていないのは明らかなのに、扉を開ける事すら必要なかった。
夏休み最後の日を思い出す。
寮を出る前に全てを片付け、塵一つない状態までたった数分で仕上げる狭間の仕事が見当たらない。
押し入れに片付けられていた布団は全て畳に投げ捨てられ、その腹を刃物で切り裂かれ中の綿が溢れている。
その上にばらまかれているのは、オレら四人の私物だ。大半が衣服だが、狭間と皆元が保管している非常食も目に付いた。私物入れになっているスポーツバッグを全開にしてひっくり返した様子を物語るようにそれらも投げ捨てられている。
明らかに『何か』を探していた痕跡を前にして、不安と安堵がごちゃ混ぜになったオレは、ゾクッと背筋を震わせながらも手帳を握り締めた。
悲惨な我が家に足を踏み入れるが、前回のような怒りは湧いてこない。不気味な、いや単なる不安か、嫌な感覚がベッタリとへばり付いて顔が強ばるのが分かった。
いくら圏ガクと言えども、自室を強襲されるのは稀だ。基本的に部屋には何もないからな。オレらの部屋にも何もなかったはずだ……昨日までは。
手帳から手を離す事が出来ず、オレは片手で荷物の整理を始める。自分の物を拾い集めていると、現金の入った封筒がなくなっている事に気がついた。
夏休みに受け取った仕送りの十万円。使う予定もなかったソレが消えた事で『ここに来た連中の目的は金だったのか!』と安直に結論付けそうになったが、仕送りの事を知っているのは担任と先輩だけだ。なら考えられる理由は、何かを探す最中に現金を見つけて、ラッキーとばかりに持って行っただけだろう。
そして恐らく、そいつらが布団を切り裂いてまで探していた物は、オレが握り締めている手帳に違いないと思った。
ゾッとする現状を理解し、オレは慌てて来た道を引き返した。いつもなら通る事のない無人の階段を駆け下りて、ノックもせずに寮長の部屋に飛び込むと、たった数分で壁でも生えたのか、思いきり何かにぶつかった。
「おお、夷川。いい所に戻って来た。お前の分も用意しておいたのだ。お前も一緒に飲むといい。なに、遠慮はいらんぞ。雫はちゃんと皆の分を用意しておいたからな」
オレを弾き飛ばした壁は、随分と上機嫌でペットボトルの紅茶を差し出してくる。
「……ありがとう、ございます」
買ったばかりなのか、紅茶は受け取るとひんやりと冷たかった。
「血相を変えて、どうした?」
壁と見間違うサイズの奴がいるせいか、部屋の中が必要以上に狭く見えたが、三人は紅茶片手にくつろいでいたらしい。ペットボトルの紅茶を紅茶と呼ぶのに抵抗があるらしい寮長は、それには口をつけず、ややうんざりした様子で肘掛けに置きながら、こちらを見た。
「この手帳を預かってもらえないか?」
握り締めていた手帳を差し出しながら、単刀直入に言うと、オレの様子がおかしい事に気がついたのだろう、ちびちびと紅茶を飲んでいた狭間が立ち上がった。どうかしたのかと、狭間にも問われ、部屋の現状を伝えると、くつろいでいた空気が一変してしまった。
「寮内で盗人が出たかッ! 姿は見たのか夷川! そのような不埒者、雫が引っ捕らえてやる」
さっきまでの上機嫌はどこへやら、執事モドキが鬼のような形相で吠える。
「何か無くなっている物はあった?」
「オレの荷物は全部あった……狭間も自分の荷物を確認してくれ。オレも片付け手伝うから」
巻き添えを食わせてしまった狭間たちに申し訳なさを感じ、これ以上余計な心配はかけまいと、仕送りの件は黙っておく。
「雫」
手帳を寮長に預けてオレも自室へ戻ろうと思っていたが、寮長は手帳を受け取ってはくれず、鼻息荒く今にも部屋を飛び出しそうな執事モドキを静かに呼んだ。
「使えなくなった布団を取り替えるのに人手は必要だろう。狭間を手伝ってやれ」
「しかし……このままでは盗人が野放しになります!」
「布団がないと今夜狭間たちが困るだろう。床で眠る辛さを雫は知っているはずだ。犯人捜しは部屋を片付けてからにしろ。いいな、雫」
「ぐぅっ……確かに、布団は大事……分かりました。よし、行くぞ狭間! 雫に続けぇーッ!」
寮長の言葉に誘導され、興奮した牛のように走り出した執事モドキを追って狭間も部屋を出る。このテンションにいつも付き合わされているのかと思うと、少し同情してしまいそうになるが、二人を追いかけねばと、手帳を預かって貰う為、蓋をしたペットボトルを机に転がしている寮長と向き合う。
「夷川、お前たちの部屋から、無くなっている物があるな。どうして、狭間に隠した? 金城先輩と関係のある物なのか」
オレが分かりやすいのか、超能力でもあるのか、寮長は手帳を差し出したままの後輩にそう問いかけた。
「先輩とは関係ない……夏休みに、その、親から送られてきた金が無くなっただけだ」
「ふむ、現金を部屋に放置していたのか。どうやら、お前は危機感が酷く薄いようだな」
可哀想な奴を見るような目を向けられてしまった。手帳を簡単に盗まれてしまった件があるせいで反論は難しいが、別に危機感が薄いのではない。単にあいつらの仕送りを後生大事に持ち歩くのが嫌だったのだ。それを簡潔に寮長に伝えると「難儀な事だな」と皮肉たっぷりに笑われてしまった。
「オレも部屋の片付け手伝いに行くから、この手帳預かってくれよ。多分、部屋を荒らした奴らが探してたのってコレだと思うんだ」
先輩の大事な物なのに、オレでは守れない。使う気のない金がいくら無くなろうと問題ないが、この手帳だけは誰かに奪われる訳にはいかないのだ……既に一回やらかしたけども!
「金はずっと前から部屋に放置してた。だから金目当てではないと思う。タイミングが合いすぎるだろ、この手帳を誰かが狙ってる」
「あ……狭間に声かけてから戻ればよかったな」
部屋に転がっていたペットボトルが保管してある場所に連れて行かれたに違いない。夏休みに先輩と担任が修繕した談話室を覗けばよかった。
「……自分でやらなきゃ、意味ねぇか」
けれど、寮長の最後の言葉が頭の中で再生されて、手帳の解読を狭間に手伝って貰うという誘惑を振り払い、元来た道を戻るのは止めておいた。
オレ一人で二年フロアを堂々と突っ切るのは危険だしな。自分の身一つなら、さほど問題視はしないが、今は大事な手帳を持ち歩いているのだ。安全なルートを選ぶ必要がある。
幸い狭間一人ならば、二年フロアを行き来するのに危険はなさそうなので、オレは足早に緩衝地帯とも言える階段へ向かう。
いつもは玄関に近い階段を使っているので、反対側にある階段を利用するのは初めてだった。一番端にある部屋の奴以外には遠回りになるこの階段は、殆ど使う奴がいないらしく、普段使う階段より傷みが少ないように思えた。今現在も、ありがたい事に人気は全くない。
「部屋でじっくり腰下ろしてやるか……いや、図書室の方が静かかな」
難解な課題を前にして、あれこれ考えながら一年フロアに到着すると、オレは違和感を感じて咄嗟に身を隠した。一瞬、違和感の正体が分からず混乱したが、その発生源がゾロゾロと去って行くのを感じて、オレは転がるように自室へ走った。
「なんだ、これ」
まだ誰も帰っていないのは明らかなのに、扉を開ける事すら必要なかった。
夏休み最後の日を思い出す。
寮を出る前に全てを片付け、塵一つない状態までたった数分で仕上げる狭間の仕事が見当たらない。
押し入れに片付けられていた布団は全て畳に投げ捨てられ、その腹を刃物で切り裂かれ中の綿が溢れている。
その上にばらまかれているのは、オレら四人の私物だ。大半が衣服だが、狭間と皆元が保管している非常食も目に付いた。私物入れになっているスポーツバッグを全開にしてひっくり返した様子を物語るようにそれらも投げ捨てられている。
明らかに『何か』を探していた痕跡を前にして、不安と安堵がごちゃ混ぜになったオレは、ゾクッと背筋を震わせながらも手帳を握り締めた。
悲惨な我が家に足を踏み入れるが、前回のような怒りは湧いてこない。不気味な、いや単なる不安か、嫌な感覚がベッタリとへばり付いて顔が強ばるのが分かった。
いくら圏ガクと言えども、自室を強襲されるのは稀だ。基本的に部屋には何もないからな。オレらの部屋にも何もなかったはずだ……昨日までは。
手帳から手を離す事が出来ず、オレは片手で荷物の整理を始める。自分の物を拾い集めていると、現金の入った封筒がなくなっている事に気がついた。
夏休みに受け取った仕送りの十万円。使う予定もなかったソレが消えた事で『ここに来た連中の目的は金だったのか!』と安直に結論付けそうになったが、仕送りの事を知っているのは担任と先輩だけだ。なら考えられる理由は、何かを探す最中に現金を見つけて、ラッキーとばかりに持って行っただけだろう。
そして恐らく、そいつらが布団を切り裂いてまで探していた物は、オレが握り締めている手帳に違いないと思った。
ゾッとする現状を理解し、オレは慌てて来た道を引き返した。いつもなら通る事のない無人の階段を駆け下りて、ノックもせずに寮長の部屋に飛び込むと、たった数分で壁でも生えたのか、思いきり何かにぶつかった。
「おお、夷川。いい所に戻って来た。お前の分も用意しておいたのだ。お前も一緒に飲むといい。なに、遠慮はいらんぞ。雫はちゃんと皆の分を用意しておいたからな」
オレを弾き飛ばした壁は、随分と上機嫌でペットボトルの紅茶を差し出してくる。
「……ありがとう、ございます」
買ったばかりなのか、紅茶は受け取るとひんやりと冷たかった。
「血相を変えて、どうした?」
壁と見間違うサイズの奴がいるせいか、部屋の中が必要以上に狭く見えたが、三人は紅茶片手にくつろいでいたらしい。ペットボトルの紅茶を紅茶と呼ぶのに抵抗があるらしい寮長は、それには口をつけず、ややうんざりした様子で肘掛けに置きながら、こちらを見た。
「この手帳を預かってもらえないか?」
握り締めていた手帳を差し出しながら、単刀直入に言うと、オレの様子がおかしい事に気がついたのだろう、ちびちびと紅茶を飲んでいた狭間が立ち上がった。どうかしたのかと、狭間にも問われ、部屋の現状を伝えると、くつろいでいた空気が一変してしまった。
「寮内で盗人が出たかッ! 姿は見たのか夷川! そのような不埒者、雫が引っ捕らえてやる」
さっきまでの上機嫌はどこへやら、執事モドキが鬼のような形相で吠える。
「何か無くなっている物はあった?」
「オレの荷物は全部あった……狭間も自分の荷物を確認してくれ。オレも片付け手伝うから」
巻き添えを食わせてしまった狭間たちに申し訳なさを感じ、これ以上余計な心配はかけまいと、仕送りの件は黙っておく。
「雫」
手帳を寮長に預けてオレも自室へ戻ろうと思っていたが、寮長は手帳を受け取ってはくれず、鼻息荒く今にも部屋を飛び出しそうな執事モドキを静かに呼んだ。
「使えなくなった布団を取り替えるのに人手は必要だろう。狭間を手伝ってやれ」
「しかし……このままでは盗人が野放しになります!」
「布団がないと今夜狭間たちが困るだろう。床で眠る辛さを雫は知っているはずだ。犯人捜しは部屋を片付けてからにしろ。いいな、雫」
「ぐぅっ……確かに、布団は大事……分かりました。よし、行くぞ狭間! 雫に続けぇーッ!」
寮長の言葉に誘導され、興奮した牛のように走り出した執事モドキを追って狭間も部屋を出る。このテンションにいつも付き合わされているのかと思うと、少し同情してしまいそうになるが、二人を追いかけねばと、手帳を預かって貰う為、蓋をしたペットボトルを机に転がしている寮長と向き合う。
「夷川、お前たちの部屋から、無くなっている物があるな。どうして、狭間に隠した? 金城先輩と関係のある物なのか」
オレが分かりやすいのか、超能力でもあるのか、寮長は手帳を差し出したままの後輩にそう問いかけた。
「先輩とは関係ない……夏休みに、その、親から送られてきた金が無くなっただけだ」
「ふむ、現金を部屋に放置していたのか。どうやら、お前は危機感が酷く薄いようだな」
可哀想な奴を見るような目を向けられてしまった。手帳を簡単に盗まれてしまった件があるせいで反論は難しいが、別に危機感が薄いのではない。単にあいつらの仕送りを後生大事に持ち歩くのが嫌だったのだ。それを簡潔に寮長に伝えると「難儀な事だな」と皮肉たっぷりに笑われてしまった。
「オレも部屋の片付け手伝いに行くから、この手帳預かってくれよ。多分、部屋を荒らした奴らが探してたのってコレだと思うんだ」
先輩の大事な物なのに、オレでは守れない。使う気のない金がいくら無くなろうと問題ないが、この手帳だけは誰かに奪われる訳にはいかないのだ……既に一回やらかしたけども!
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