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圏ガクの夏休み
二人の恋愛?遍歴
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どうすんだ! こんな事をいきなり聞いて! もし、本当に先輩に彼女がいたら、オレどんな顔すればいいんだよ! なんか普通に「春休みに連れて来てやるよ」とか言われたら、言われたら……明日から生きていける気がしない。
「お前は嫌な奴だな。いきなり、先輩としての威厳を傷付けにきやがって」
返ってくる答えを想像して青ざめていたオレに、先輩は想像していたどのパターンにも当て嵌まらない返答を寄越した。
「…………どういう、意味?」
恐る恐る尋ねると、かなり嫌そうな顔を向けられてしまう。
「お前に作れとか偉そうに言った手前、出来れば答えたくない。この質問はパスだ」
「…………今は彼女いないって思っていいの?」
「……『今は』ってのは、必要ない」
開き直ったのか、堂々とオレの心配が杞憂だと断言してくれたのだが、頭の中が混乱してひっくり返っていたせいで気付いてしまう。気付いてしまった以上、見て見ぬ振りは出来ず「嘘だろ」と可愛げのない声で指摘する。
「手コキはまあいいとして、童貞があんなキス上手い訳ねぇだろ」
今度は違う意味で顔が熱い。先輩とちゅーした時の事をしっかり思い出してしまったのだ。
「別に童貞だとは言ってない」
内心取り乱しすぎのオレに、先輩は真顔で言いやがった。
「彼女がいないのは本当だぞ……まあそこは察してくれるとありがたいな」
どういう意味だ? 付き合う所までいかなかったって事だろ……セフレとか、そういう存在がいたのだろうか。でも、それじゃあ付き合ってるのと大して変わらねぇじゃん。
「じゃ、じゃあさ、今まで何人とヤった?」
察しろと言われたのに更に踏み込んだ質問をしたせいか、先輩は露骨に表情を曇らせた。あまりに不躾な質問なのは承知の上だ。怒られるのではと少し不安になってしまうが、黙って答えを待つ。
セフレとかそういう呼び名で付き合う関係って正直よく分からないが、一回で人を……オレを蕩かしてしまうようなキスをする男を並の女が放っておくはずがない。それに相手がどんな女なのかは分からないが、そいつの相手は間違いなく先輩なのだ。
誰にでも無駄に……というより無闇に優しい先輩の事だ、オレみたいに勘違いする奴だって大勢いたに違いない。
暴走する思考は、どうあっても先輩の口から女の話を聞き出したいようだが、オレの本心はそんな疑惑が確信に近づく度に「聞きたくない」と悲鳴を上げる。それを止めて欲しくて、怒っているような雰囲気を纏う先輩に視線を向けると、相変わらず難しい顔で何かを考えていた。
「…………先輩、なにしてんの?」
オレの声は実に平坦だった。何故かと言うと、何かを指折り数えているらしい先輩の手元を見てしまったからだ。
「ん? あぁ数えてる」
返答は短く、きっと頭の中は、今まで脱がしてきた女の裸で埋め尽くされている。
「……どんだけヤリまくってんだッ! ギネスでも狙ってんのか!」
「いやぁ、そんなつもりは全くないんだが」
本当になんだ! 何分数えりゃ気が済むんだ。オレのツッコミに対処しながらも、何度も指を折ったり伸ばしたりを繰り返す先輩は、真剣そのものだ。あれか? オレが傷付けた先輩としての威厳を取り戻すべく、渾身の武勇伝をでっち上げようとしているのか? そうだよな、こんな暢気が服着て歩いているような先輩が、毎晩のようにゆきずりの女を漁りに街を徘徊するヤリチンな訳ないよな! 頼むからそうだと言ってくれ!
「…………どんだけ、ゆきずりの女とヤってんだよ」
自分勝手な思考に疲れて、ボソッと言ってしまったオレの言葉に先輩は反応した。
「ゆきずり? いや、ちゃんと金は払ってたと思うぞ」
金? 金払ってた!? そんな十や二十じゃ片付かない回数、女を買ってたって事? それも圏ガクに入学する前の話だよな。なら、中学の頃? つか、ありえねぇし……それが本当なら不健全ってレベルじゃないだろ。
「ここに来るまで……色々と辛かったんだ。はは、こう見えて繊細なんだよ俺……まあ単純に脆かったんだ」
先輩は笑っているけど、オレは何を言ったらいいのか分からなかった。先輩が『辛かった』と言っている過去を知りたくないと言えば嘘だが、笑っているのに辛そうに見える奴の傷口を抉るような真似はしたくない。そんな白黒つかない気持ちを隠したいのか、オレの頭は全力で違う方向に動き出す。
「先輩、オレ、全然いいよ」
自然と口から転がり出たオレの声に、先輩は不思議そうな顔をした。まあ、そうだろうな。普通はそうは考えないだろう。だが、しかし、オレの頭はこう結論付けたのだ。こんな平和そうな顔をしているが、先輩の中にはとんでもない性欲が押し込められている! と。
「オレも前に色々と世話になったし、あの時のお礼、やっぱりちゃんとしたいと思ってたし……だから遠慮せず、オレの体を使ってくれ」
恥ずかしさというハードルを易々と飛び越えたオレは、両手を広げ全力の受け入れ体勢をアピールしながら先輩に突進したのだが、またも額に強烈な手刀を食らい撃沈する。
「いきなり何言い出すんだ、お前は……って、なんか前にも同じようなやり取りをした気がするぞ」
「クソッいってぇなぁ! どうあっても女がいいのかよ……タダで突っ込める穴があるんだぞ、ちょっとくらいの違いは我慢しろよ! 贅沢言うな」
何が気に入らないのか、額の割れるような痛みで呻いているオレに、先輩は容赦なく追撃をかけた。握り拳で挟まれ万力のように頭を締め上げられる。本気で頭を潰しにきている圧力に屈して、必死の謝罪を痛みで言葉を濁しながらも伝えると、疲れたと言いたげな溜め息を吐きつつ、先輩はオレの頭を解放してくれた。
「前にも言っただろ、あの日の事は気にしなくていいって。あと冗談でも軽々しく『自分の体をつかえ』なんて言うな。冗談で済まない連中も多いんだぞ」
「別に冗談で言ってるつもりはないよ。だって、先輩には必要なんだろ? そんな金払ってまで相手探さなきゃいけないくらい、こう、性欲が物凄いなら、オレでもなんか手伝えるんじゃないかって思ったんだ」
すっかり説教モードの先輩を前にして、自分の寝袋の上で正座をしながら弁明すると、何故か頭をグリグリと撫でられた。
「辛かったのは昔の話だよ。ここに来てからは毎日が穏やかで……誰かに助けてもらわないと耐えられないような事は何一つないんだ。だから、その心配は無用だ」
耳障りのいい言葉で、オレを窘めよとしているのかと思い、そろりと顔を窺うと、ジッと優しい眼差しをこちらに向けていた先輩と目が合い、心臓が掴まれたような衝撃で胸が高鳴った。
「お前と一緒にいると、本当に毎日が楽しくて……変に思うかもしれないけどな、今はすごく幸せなんだ。ん、だからな、セイシュンがいたら、他に必要な物なんてないんだ。それ以上、俺が望むものは何もないんだ」
これは告白を通り越してプロポーズか!? 顔と言わず全身が熱くて、オレの発する熱でテントの中が蒸しているような気すらしてくる。なんて事を平然と言いやがるんだコイツ! 襲いかかろうとしたオレへの仕返しか? うわっ、そんなふうに思うと悲しくなってきた。そうじゃない、これは本音に違いない。
あれ? でも、そうなるとオレが望んでいる関係ってのは、先輩にとっては全く必要なくて、むしろ先輩の今感じている幸せをブチ壊すモノだったりするのか?
「お前こそどうなんだ。今まで何人と付き合った?」
オレがのぼせ上がっている間に、先輩はいつもの雰囲気に戻り、最初のノリで話をこちらに振ってくる。プロポーズの余韻に浸っていたいオレは、先輩の切り替えの早さに拍子抜けして、なんの捻りもない面白味のない答えを口にした。
「オレも今まで誰とも付き合った事なんてないよ」
どうでもいい事だったので、とっとと別の話題に移ろうとしたのだが、先輩は心底ガッカリしたと言いたげに大袈裟な溜め息を吐くと、それを許してはくれなかった。
「もう俺の威厳なんてボロボロだぞ。ここで後輩に情けをかけられたら、二度と挽回なんて望めないじゃないか」
回りくどい言い方をしやがるので、何が言いたいのか直接聞けば、オレが言ったのと同じ言葉を返してきた。
「嘘じゃねーし。本当に彼女なんていなかったよ」
「じゃあ俺としたちゅーが、初ちゅーだったのか?」
大の男がちゅーちゅー言うな! とツッコミたくなったが、今更なので飲み込み、僅かに躊躇したが「違うけど」と素直に白状する。何故か勝ち誇った顔で納得する先輩は「じゃあ何人だ?」とオレがしたのと同じ質問を重ねた。
「…………さんにん。で、でも、マジで付き合ったりとかねーから! 連んでる奴ら全員に股開いてそうな女ばっかりだったし……そいつらだって男なら誰でもよかったんだよ。だから、好きとかそういうの一切ないから!」
全力で言い訳してる気分だ。ここまで言う必要もなかったんだろうが、勘違いさせたくなくて必死になってしまった。オレは女じゃなくて男の先輩が好きなんだって、分かってもらえるはずないのに分かってもらいたくて。
「お前は嫌な奴だな。いきなり、先輩としての威厳を傷付けにきやがって」
返ってくる答えを想像して青ざめていたオレに、先輩は想像していたどのパターンにも当て嵌まらない返答を寄越した。
「…………どういう、意味?」
恐る恐る尋ねると、かなり嫌そうな顔を向けられてしまう。
「お前に作れとか偉そうに言った手前、出来れば答えたくない。この質問はパスだ」
「…………今は彼女いないって思っていいの?」
「……『今は』ってのは、必要ない」
開き直ったのか、堂々とオレの心配が杞憂だと断言してくれたのだが、頭の中が混乱してひっくり返っていたせいで気付いてしまう。気付いてしまった以上、見て見ぬ振りは出来ず「嘘だろ」と可愛げのない声で指摘する。
「手コキはまあいいとして、童貞があんなキス上手い訳ねぇだろ」
今度は違う意味で顔が熱い。先輩とちゅーした時の事をしっかり思い出してしまったのだ。
「別に童貞だとは言ってない」
内心取り乱しすぎのオレに、先輩は真顔で言いやがった。
「彼女がいないのは本当だぞ……まあそこは察してくれるとありがたいな」
どういう意味だ? 付き合う所までいかなかったって事だろ……セフレとか、そういう存在がいたのだろうか。でも、それじゃあ付き合ってるのと大して変わらねぇじゃん。
「じゃ、じゃあさ、今まで何人とヤった?」
察しろと言われたのに更に踏み込んだ質問をしたせいか、先輩は露骨に表情を曇らせた。あまりに不躾な質問なのは承知の上だ。怒られるのではと少し不安になってしまうが、黙って答えを待つ。
セフレとかそういう呼び名で付き合う関係って正直よく分からないが、一回で人を……オレを蕩かしてしまうようなキスをする男を並の女が放っておくはずがない。それに相手がどんな女なのかは分からないが、そいつの相手は間違いなく先輩なのだ。
誰にでも無駄に……というより無闇に優しい先輩の事だ、オレみたいに勘違いする奴だって大勢いたに違いない。
暴走する思考は、どうあっても先輩の口から女の話を聞き出したいようだが、オレの本心はそんな疑惑が確信に近づく度に「聞きたくない」と悲鳴を上げる。それを止めて欲しくて、怒っているような雰囲気を纏う先輩に視線を向けると、相変わらず難しい顔で何かを考えていた。
「…………先輩、なにしてんの?」
オレの声は実に平坦だった。何故かと言うと、何かを指折り数えているらしい先輩の手元を見てしまったからだ。
「ん? あぁ数えてる」
返答は短く、きっと頭の中は、今まで脱がしてきた女の裸で埋め尽くされている。
「……どんだけヤリまくってんだッ! ギネスでも狙ってんのか!」
「いやぁ、そんなつもりは全くないんだが」
本当になんだ! 何分数えりゃ気が済むんだ。オレのツッコミに対処しながらも、何度も指を折ったり伸ばしたりを繰り返す先輩は、真剣そのものだ。あれか? オレが傷付けた先輩としての威厳を取り戻すべく、渾身の武勇伝をでっち上げようとしているのか? そうだよな、こんな暢気が服着て歩いているような先輩が、毎晩のようにゆきずりの女を漁りに街を徘徊するヤリチンな訳ないよな! 頼むからそうだと言ってくれ!
「…………どんだけ、ゆきずりの女とヤってんだよ」
自分勝手な思考に疲れて、ボソッと言ってしまったオレの言葉に先輩は反応した。
「ゆきずり? いや、ちゃんと金は払ってたと思うぞ」
金? 金払ってた!? そんな十や二十じゃ片付かない回数、女を買ってたって事? それも圏ガクに入学する前の話だよな。なら、中学の頃? つか、ありえねぇし……それが本当なら不健全ってレベルじゃないだろ。
「ここに来るまで……色々と辛かったんだ。はは、こう見えて繊細なんだよ俺……まあ単純に脆かったんだ」
先輩は笑っているけど、オレは何を言ったらいいのか分からなかった。先輩が『辛かった』と言っている過去を知りたくないと言えば嘘だが、笑っているのに辛そうに見える奴の傷口を抉るような真似はしたくない。そんな白黒つかない気持ちを隠したいのか、オレの頭は全力で違う方向に動き出す。
「先輩、オレ、全然いいよ」
自然と口から転がり出たオレの声に、先輩は不思議そうな顔をした。まあ、そうだろうな。普通はそうは考えないだろう。だが、しかし、オレの頭はこう結論付けたのだ。こんな平和そうな顔をしているが、先輩の中にはとんでもない性欲が押し込められている! と。
「オレも前に色々と世話になったし、あの時のお礼、やっぱりちゃんとしたいと思ってたし……だから遠慮せず、オレの体を使ってくれ」
恥ずかしさというハードルを易々と飛び越えたオレは、両手を広げ全力の受け入れ体勢をアピールしながら先輩に突進したのだが、またも額に強烈な手刀を食らい撃沈する。
「いきなり何言い出すんだ、お前は……って、なんか前にも同じようなやり取りをした気がするぞ」
「クソッいってぇなぁ! どうあっても女がいいのかよ……タダで突っ込める穴があるんだぞ、ちょっとくらいの違いは我慢しろよ! 贅沢言うな」
何が気に入らないのか、額の割れるような痛みで呻いているオレに、先輩は容赦なく追撃をかけた。握り拳で挟まれ万力のように頭を締め上げられる。本気で頭を潰しにきている圧力に屈して、必死の謝罪を痛みで言葉を濁しながらも伝えると、疲れたと言いたげな溜め息を吐きつつ、先輩はオレの頭を解放してくれた。
「前にも言っただろ、あの日の事は気にしなくていいって。あと冗談でも軽々しく『自分の体をつかえ』なんて言うな。冗談で済まない連中も多いんだぞ」
「別に冗談で言ってるつもりはないよ。だって、先輩には必要なんだろ? そんな金払ってまで相手探さなきゃいけないくらい、こう、性欲が物凄いなら、オレでもなんか手伝えるんじゃないかって思ったんだ」
すっかり説教モードの先輩を前にして、自分の寝袋の上で正座をしながら弁明すると、何故か頭をグリグリと撫でられた。
「辛かったのは昔の話だよ。ここに来てからは毎日が穏やかで……誰かに助けてもらわないと耐えられないような事は何一つないんだ。だから、その心配は無用だ」
耳障りのいい言葉で、オレを窘めよとしているのかと思い、そろりと顔を窺うと、ジッと優しい眼差しをこちらに向けていた先輩と目が合い、心臓が掴まれたような衝撃で胸が高鳴った。
「お前と一緒にいると、本当に毎日が楽しくて……変に思うかもしれないけどな、今はすごく幸せなんだ。ん、だからな、セイシュンがいたら、他に必要な物なんてないんだ。それ以上、俺が望むものは何もないんだ」
これは告白を通り越してプロポーズか!? 顔と言わず全身が熱くて、オレの発する熱でテントの中が蒸しているような気すらしてくる。なんて事を平然と言いやがるんだコイツ! 襲いかかろうとしたオレへの仕返しか? うわっ、そんなふうに思うと悲しくなってきた。そうじゃない、これは本音に違いない。
あれ? でも、そうなるとオレが望んでいる関係ってのは、先輩にとっては全く必要なくて、むしろ先輩の今感じている幸せをブチ壊すモノだったりするのか?
「お前こそどうなんだ。今まで何人と付き合った?」
オレがのぼせ上がっている間に、先輩はいつもの雰囲気に戻り、最初のノリで話をこちらに振ってくる。プロポーズの余韻に浸っていたいオレは、先輩の切り替えの早さに拍子抜けして、なんの捻りもない面白味のない答えを口にした。
「オレも今まで誰とも付き合った事なんてないよ」
どうでもいい事だったので、とっとと別の話題に移ろうとしたのだが、先輩は心底ガッカリしたと言いたげに大袈裟な溜め息を吐くと、それを許してはくれなかった。
「もう俺の威厳なんてボロボロだぞ。ここで後輩に情けをかけられたら、二度と挽回なんて望めないじゃないか」
回りくどい言い方をしやがるので、何が言いたいのか直接聞けば、オレが言ったのと同じ言葉を返してきた。
「嘘じゃねーし。本当に彼女なんていなかったよ」
「じゃあ俺としたちゅーが、初ちゅーだったのか?」
大の男がちゅーちゅー言うな! とツッコミたくなったが、今更なので飲み込み、僅かに躊躇したが「違うけど」と素直に白状する。何故か勝ち誇った顔で納得する先輩は「じゃあ何人だ?」とオレがしたのと同じ質問を重ねた。
「…………さんにん。で、でも、マジで付き合ったりとかねーから! 連んでる奴ら全員に股開いてそうな女ばっかりだったし……そいつらだって男なら誰でもよかったんだよ。だから、好きとかそういうの一切ないから!」
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