騎士団長のお抱え薬師

衣更月

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恐ろしき貴族様

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 ヴォレアナズ帝国では、貴族に限り、結婚した女性は実家の姓を名前に組み込むのが習わしだという。
 逆に婿入りした男性も同様で、実家の姓が名前に組み込まれる。
 名前であるファーストネーム。家名であるラストネーム。その中間にミドルネームとして実家の家名を組み込むのだ。
 一方のキャトラル王国には、基本的にミドルネームという概念はない。姓をもたない王族が、親族の名を受け継ぐことくらいだ。例えば、ジェラルド王太子は、ザンダー前国王の名を受け継いでジェラルド=ザンダーとなる。ティモシー王女は、ナタリア王妃と王妃の母親マリソルから名を継ぎ、ティモシー=ナタリア・マリソルだ。
 そして、目の前の艶やかな黒髪をした妖艶な美女は、パトリシア・スマンダ・クロムウェル公爵夫人。スマンダは公爵夫人の実家であるスマンダ侯爵家のことである。
 て…そんなことはどうでもいい。
 平民にとっては高位貴族との対面は、S級クエストと同じなのだ。
 些細なミスが命取りとなる。
 思い返せば、見上げるばかりの門をくぐった時から、頭の中では危険信号が点滅していた。何しろ、門の両側に無表情で微動だにしない兵士が2人ずつ立っていたのだ。門を開いてくれた人とは別に…だ。
 でも、途中で錯覚だったかな…と思った。
 歩けども歩けどもゴールが見えて来ない木立の中を進むのだから、頭が都合よく記憶を改竄しても仕方ない。普通は馬車を使う距離を、「帰りの馬車を借りに行くぞ」と歩かされたのだ。
 理不尽。
 体力お化けのジャレッド団長に引き摺られるようにして歩いて、思考力を根こそぎ奪われれば、反論することすらできない。
 冒険者ギルドのCランクに来る依頼よりハードだと思った。
 小走りの私は、それこそ騎士団の訓練に投げ込まれたみたいだった。
 息が上がり、大量の汗を掻いた頃、ようやく見えて来たのは白亜の宮殿。前庭には水瓶を持った女性像の立つ噴水が、陽射しを浴びて煌めていた。
 水瓶から水が流れ落ちる趣向は、平民からは出ない発想である。
 噴水の周りが広々としているのは、エントランス前に止まった馬車が優雅にUターンするためなのだろう。
 あまりにも別世界すぎて、慌てて回れ右をしたところで、またしてもジャレッド団長に襟首を掴まれた。犯罪者の護送のように、ずるずると引き摺られながら白亜の宮殿に接近すれば、ずらりと並んだ使用人たちが頭を下げたのだ。
 泣きたくなった。
 そして今。
 通された応接室は、見るもの全てに「高額商品」の値札が貼って見えた。もちろん幻覚だ。
 汗だくの平民が、革張りのソファに座って許されるはずがない。
 ジャレッド団長に「座れ」と言われて床に座った私は悪くない。一応、ふかふかの絨毯を避けた場所だ。ぴかぴかの大理石すら忍びなかったけど、汗で汚れても拭けば大丈夫だろうという苦渋の決断だった。なのに、「ソファだ!」とソファに投げつけられた時は本気で涙が出た。
 テーブルには紅茶や焼き菓子が並んでいるけど、当然、手は付けない。
 お菓子は美味しそうだし、喉はからからに乾いている。でも、小刻みに震える手でカップを持つ勇気はない。
 まかり間違ってカップを落とせば、人生が詰んでしまう。
 カップ1つで目ん玉が飛び出るほど高いだろうそれに触れる勇気はない。
 カップ同様にお菓子もトラップだ。
 貴族のように音もなく、淑やかに食べなければ罵詈雑言が飛んで来るに違いない。無様な平民を見下すのが、貴族の娯楽なのだ。
 なるべく座っている面積を小さく…。
 体をきゅっと縮めて、珍獣でも見ているような公爵夫人の視線からひたすら気配を消す。
「この子が例の子かしら?」
「イヴ・ゴゼットです。隣国、ゴールドスタイン伯領で冒険者としてギルド登録していたのを派遣してもらいました」
「まぁ!ゴールドスタイン伯領!」
 公爵夫人が女優のように驚いてみせた。
 それから目を細め、ゴージャスな扇の奥で「ふふふ」と笑う。
 怖い。
「派遣なの?引き抜いたとばかり思っていたわ」
「打診をしている段階です」
 ジャレッド団長は言って、紅茶にブランデーを垂らすとお上品に飲んだ。
 駐屯地で少しばかり粗野にお酒を飲み比べる姿とは雲泥の差だ。
「回りくどいわね。理由があるのでしょう?」
「イヴは知識こそあれ薬師ではありません。薬師になるには資格が必要なのですが、平民であるイヴが薬師になるには冒険者として実績を積み、薬師の試験を受けることになるそうです。ただ、向こうの国で薬師の試験を受けられる年齢は18以上。イヴは15です」
「まぁ、15才なの?」
 公爵夫人は微かに首を傾げた。
 獣人に比べ、人族の10代は童顔すぎるから年齢詐称を疑っているのかもしれない。
 というか、ジャレッド団長に初めて名前呼びされたわ!
「半年ほど試用期間を定め、薬師としての腕前を見ようと思っています。問題がなければ引き抜く方向ですが、恐らく、問題はないでしょう。それで、この国の法律を調べて頂きたいのです。15で薬師試験が受けられるのか」
「分かりました。調べさせましょう」
 これで話は終わったのだろうか。
 ひたすら膝の上に置いた手を見据え、お行儀よくジャレッド団長の「帰るぞ」の声を待ち続ける。
「ノエル」
 公爵夫人の呼びかけに、壁際で控えていた黒髪の侍女が一歩前に出た。
「女の子の扱いに不慣れな愚息のせいで、イヴが草臥れているわ。お風呂に入れて、女の子らしく整えてあげてちょうだい」
「はひ!?」
 飛び跳ねて辞退しようと思った時には、あれよあれよという間に応接室から連れ出された後だった。
 女性と言えど、獣人の力は凄い。
 辞退を口にする隙すら与えられず、気付けばお風呂場に着いていた。
 公爵家のお風呂は慄くほど広かった。幾つもある内の1つだと言うけれど、ハノンにある公衆浴場と同じくらい広い気がする。
 侍女のノエルは手慣れていた。
 テクニシャンだ。
 お風呂の広さと豪華絢爛さに圧倒されている間に、私はすっぽんぽんの丸裸に剥かれていた。悲鳴を上げるより先に湯船に放り込まれ、計ったようにきっちりと体が温まった頃合いで引っ張り出されると、仄かにバラの香りのする石鹸で全身を洗われたのだ。
 全ての行動が乱暴に見えるのに、全然痛くないから不思議だ。
 恥ずかしいと思う間もなかった…。
 ふかふかのタオルに包まれ瞬間、私が知るタオルと違って頭が混乱した。だって、タオルといえばごわごわして、吸水性も悪いから、何度も絞って使うものだ。
 なのに、体を包んだタオルは一滴残らず水気を吸い取る。髪だってすぐに乾いた。
 丁寧に髪を梳かされ、保湿クリームやオイルを使ってマッサージされると、全身からバラの香りが立った。
 その後、化粧を施された。
 ナチュラルメイクというやつらしいけど、初めての化粧だ。鏡の中の私が、2割増しで可愛くなった気がする!
 そうして着せられたのは、使用人の制服だった…。
 え?
 使用人として公爵家で働けということなのだろうか?
「奥様。申し訳ございません。ゴゼット様のサイズに合うドレスがなく、お仕着せとなってしまいました。それを大至急でアレンジしたのですが、いかがでしょうか」
「まぁまぁまぁ!とても可愛らしいわ」
 扇で口元を隠しながら、ふふ、と笑う姿は妖艶ながらに恐ろしい…。
 奴隷のように、今から仕事が与えられるのだろうか。
 メリンダがよく言っていた。「貴族って腹芸が凄いのよ…。親切ごかして、人を蹴落とす事しか考えてなかったりね!」と…。過去、何があったのかは知らないけど、お酒を飲んでくだを巻くほどの何かはあったのだろう…。
 貴族…怖い。
 もう帰りたい…。
 拝むようにジャレッド団長を見れば、ジャレッド団長は口を半開きにして私を凝視していた。
 まじまじと見られると急に恥ずかしくなる。
 着せられた使用人の制服は、丸首の黒いワンピースタイプだ。しかも、スカート丈が膝くらいと短く、裾がひらひらとしたレースになっている。丈が短い分、白い靴下が長く、上部に赤いリボンが付いている。ワンピース下の白いブラウスは丸襟で、胸には靴下と同じ赤いリボンタイ。白いエプロンはレースがあしらわれ、頭には白いレース作りのヘッドドレスだ。
 靴はぴかぴかと黒光りする、アッパーが丸みを帯びたローファー。
 侍女であるノエルは自前のドレスなので比べられないけど、すれ違った使用人たちが着ていたのは黒いワンピースと普通の白いエプロンで、こんなフリフリではなかった。スカート丈も足首より少し短いくらいと普通。靴も丸みを帯びた感じではなかった。
 ジャレッド団長も丸々と目を見開き、唖然とした顔している。
 きっと10才前後の子供が着るような装いなのだ…。
「ふふふ、ゴゼットさんは綺麗な蜂蜜色の髪をしているのね。くすんだ麦わら色だから分からなかったわ。ちゃんと手入れをなさい」
「…も、申し訳ありません…」
「髪は伸ばさないのかしら?」
「……え…っと…はい。短い方が楽なので…」
「女の子は長い髪の方が好ましいわ。ジャレッドも長い髪の方が好きでしょ?」
 貴族の女性なら分かるが、平民の女性には短い髪も珍しくない。
 それにジャレッド団長の好みを聞いても、「分かりました!伸ばします!」にはならない。
 この苦行はいつまで続くのかと、ジャレッド団長に視線を飛ばせば、なぜか真っ赤な顔で私を睨んでいる。
 え?
 よくも恥をかかせてくれたなって感じ?
 怖!!
「ジャレッド。あなたを目つき悪く生んだことは申し訳ないと思うけれど、もう少し穏やかになさい。ゴゼットさんが怯えてますよ」
 叱っているようで、口調は穏やかだ。
 むしろ私の反応に喜んでいるようにも聞こえるから、お貴族様は恐ろしい…。
 平民は玩具。
 それは貴族の世界共通の認識なのかもしれない。
 戦々恐々と縮こまっていると、ジャレッド団長が顔を顰めたままに立ち上がった。
「母上。もう帰ります」
 険しい表情なのに、口調は穏やかな紳士。
 まるで嵐の前の静けさみたいな雰囲気のまま、ジャレッド団長は「オルセン」と控えていた黒服の執事に目を向けた。
 執事は心得ているとばかりに、「ご用意が整っております」と恭しく頭を下げる。
「ゆっくりとできないの?せっかちね」
 おっとりと微笑む公爵夫人に、ジャレッド団長は犬歯を剥きだすように口元を歪めた。
 やはり機嫌は悪いらしい。
 その機嫌の悪さがどこに向かうのかといえば、平民である私だ。
「行くぞ」と、ジャレッド団長の手が腰に回された。そして、私の体があっけなく宙に浮く。
 小脇に荷物を抱えるスタイルで、そのまま歩き出した。
 一歩がデカい、速い。
 抵抗しないのは、既に体力が底辺を彷徨っているからだ。無駄な体力を使うより、ぐったりと為されるがまま移動した方が楽だ。女性としては終わっているが、ここで見世物になっても痛む心はない。
 心にあるのは、ようやく帰れる…の一点だけ。
 豪奢な馬車に放り込まれ、早急に公爵家を辞すことができてほっとした。
 ただ、腕を組み、真っ赤な顔でむすりと顔を顰めたジャレッド団長の圧に、生きた心地がしない帰路となったのは言うまでもない。
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