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―煽動編―
マジカルキュート日和
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会場に向かう僕ら――ミィコはえらくご機嫌の様子だ。
「マジカルキュートな肉球ウィザードネコッテ~♪」
ミィコは会場までの道中、肉球ぷにぷにロッドを軽く振り回しながら、陽気にテーマソングを口ずさんでいた。
――微笑ましい。その光景に僕は、まさに感無量といったところだ。
入場チケットを二人分購入して、僕とミィコは会場に入る。
ヒーローショーの会場は野外会場となっていて、大勢の観客も一度に動員できるようだ。
野外会場ということで、今日が天気のいい日で本当によかった。
開演30分前ならだれもいないと思ったのだが、僕の予想に反して人が疎らにいる。
ミィコは慌てて駆け出し、最前列の空いている席を確保していた。
「サトリ! こっちです!」
僕はゆっくりとミィコに近づき、隣の席に座る。
――待ち時間30分は思ったよりも長いぞ。
脚をパタパタとさせながらパンフレットを見ているご機嫌そうなミィコは、長い待ち時間など一切気にしていない様子。
このミィコがデフォルトだったらどんなに良かったことだろうか……ああ、いとをかし――
どうしたことだろう、なんだか、とても眠たい――
僕は、突然の睡魔に襲われていた。
――心地よい陽の光がまどろみを誘う。
――ここは、夢の中なのだろうか? 真っ暗な空間に、僕と、“何か“がそこにいる。
僕の思考に、もう一人の僕の思考が流れ込む――
『過去、現在、未来、すべてが交わる場所――なんて言ったっけ? 境界だったっけな? ああ、そうだ、アイツがここにいるんだっけ』
「なあ、そこにいるんだろう? Desu ex machina――」
「いるよ――ずっと、ここに。だけど、君は、変わる必要なんてなかったんだ――君は、君のまま、そのままの君でいられたら、それでよかったんだよ」
もう一人の僕が“何か”に問いかけをして、その問いかけに対して、“何か”が答えている。
「ふざけるなよ――お前が……お前が、この僕を――この僕を変えてしまったんだろうが!」
突然、僕が、その“何か“に対して、ひどく激昂した!
――とても不愉快な夢を見ていた僕……僕自身の怒声にビクっとして、僕は目を覚ます。
「サ、サトリ!? どうしたんですか? 大丈夫ですか?」
ミィコはこちらを見つめ、不安そうにしている――ミィコに心配されてしまった。
「い、いや、うとうとしていたら、なんだか気味の悪い夢を見てしまった……とても気持ちが悪い夢」
「だ、大丈夫ですか? サトリ、安心してください! 今は、ミコが一緒です!」
そう言って、ミィコは僕の方へと手を伸ばすと、ぎゅっと僕の手を握った。ミィコの小さな手、温かい――
「ありがとう、ミィコ」
「も、もうおしまいです! サトリ、これは特別なんですからね!」
ミィコはそう言ってから、僕の手の上にあった自分の手をサッと引っ込めた。
僕が奇妙な夢を見ている間に、会場は満席といっていいほどに埋め尽くされていた。
ミィコが急いで席を取っていたのは、結果的に大正解だったようだ。
そうこうしているうちに、舞台上に司会のお姉さんが現れていた。
「サトリ! 始まりましたよ!」
ミィコは目を輝かせている。
「はい、みなさん、こんにちは~!」
司会のお姉さんが挨拶をすると、『こんにちは~』と客席から声が上がる、主にお子様たちだ――それらの声にミィコ含む。
「今日はみんな集まってくれてありがとう~! でもね、今日はここに悪者の『インベイ団』が現れるっていう予告状が届いたの! だからね、私たちはコスモニマルヒーロー『アースセイバー』にSOSを送って、インベイ団をやっつけてもらうことにしたの! みんな、元気よく、アースセイバーのこと呼んでみて! アースセイバー!」
「アースセイバー!」
他の子供たちに交じって、なんとミィコが声援を送っている! まさかの光景に僕はニヤニヤしてしまった――ミィコに気付かれないように、ミィコから顔を背けて……。
すると、あの聞き覚えのある音楽が流れ始めた。
ミィコが口ずさんでいた、あのテーマソングが流れている。
音楽に合わせて、ヒーローたちが舞台脇から登場する――『黄金タテガミ光り輝く勇者の証ライオネール♪』 ライオン超人ライオネールが片手に携えた大剣をブンブン振り回しながら登場――『たくまし肉体誰にも負けない無敵の戦士ゴーティモ♪』 爆裂ヤギ超人ゴーティモがトゲトゲの球体が付いたとても大きなメイスを担ぎ上げて登場――『マジカルキュートな肉球ウィザードネコッテ♪』 肉球ぷにぷにロッドを掲げて、自身がくるくると回りながらキャット超人ネコッテの登場――『ビッグなハート心優しき聖者イヌーイ♪』イヌ超人イヌーイは、左手に錫杖を構えつつ、右手は……これは印相だろうか、右手を広げた状態で手のひらを前に向けて登場――『今日もがめつくいくよ商売上手なウサギガンティア♪』 ウサギ超人ウサギガンティア、このヒーローだけはトリを飾るためか、中央に向かう途中に、しゃがみ込み、前転したかと思うと、構えているコズミックかつエレクトリックなライフル、ゼニクライシスのスコープを覗くような演出を何度か繰り返していた。
ウサギガンティアは戦闘での出番が少ないために、登場シーンが大きな見せ場なのかもしれない。いや、でも、ゼニクライシスの発射シーンがあれば、それがウサギガンティアにとって一番の見せ場なのだと思う。
「みんなの期待に応えて、アースセイバーが登場したよ! あ、大変! インベイ団よ!」
司会のお姉さんがそう言うと、インベイ団が舞台脇からぞろぞろと登場してくる。
「ワハハハハ、ワレワレは宇宙人だ! この地球を侵略しに来たぞ! 地球の資源はワレワレのものだ!」
インベイ団はその名の通り、地球侵略をもくろむ宇宙人であり、その見た目はタコとかイカとかまるでどこか架空の神話にでも出てきそうな風貌だ。中央にボスと思われるタコ頭の黒マントを筆頭に、中ボスと思わしきイカ頭の赤マントが5人、戦闘員らしき半魚人っぽい敵が数名――
カッコよくポーズを付けながら、インベイ団の前に立ちふさがるアースセイバー。
「そうはさせるか! このアースセイバーがいる限り、この地球に指一本触れさせはしない!」
ライオネールが勇ましく立ちはだかる。ライオネールはもっと渋い声かと思っていたが、なんだか声が若々しい。
「そうよ、インベイ団! この肉球ぷにぷにロッドの力で塵にしてあげるわ!」
ネコッテは、意外と過激な発言をしている。
「みんな! アースセイバーがインベイ団に負けないように応援してあげて! がんばれ~!」
「がんばれ~!」
ミィコが元気よく声援を送っている。
「ありがとうみんな! 私たちの活躍、見ていて!」
ウサギガンティアがカッコよくバックステップして、しゃがみ込み、戦闘員に狙いを定める――が、狙い定めただけで撃つ気配はない。
「行きますぞ、皆の者! 煩悩開放!」
煩悩開放したイヌーイが、光り輝く錫杖をブンブンと振り回しながら戦闘員を薙ぎ払っていく。
「……許さん!」
ゴーティモは無口なようだ。ゴーティモは予想通り渋い声で安心した。
――両軍入り交じっての混戦状態だ!
戦闘員が倒されるたびに、効果音に合わせて舞台上で火花が飛び散ったり、煙が噴き出したりする演出がある。
ミィコは身を乗り出してまで、それに興味津々の様子。
ほどなくして、戦闘員が全員敗れると、舞台が煙に包まれている間に、戦闘員たちが全員退場して、イカ頭の赤マントたちが舞台中央に仁王立ちをし始める。
ついに、中ボス戦だ――
「マジカルキュートな肉球ウィザードネコッテ~♪」
ミィコは会場までの道中、肉球ぷにぷにロッドを軽く振り回しながら、陽気にテーマソングを口ずさんでいた。
――微笑ましい。その光景に僕は、まさに感無量といったところだ。
入場チケットを二人分購入して、僕とミィコは会場に入る。
ヒーローショーの会場は野外会場となっていて、大勢の観客も一度に動員できるようだ。
野外会場ということで、今日が天気のいい日で本当によかった。
開演30分前ならだれもいないと思ったのだが、僕の予想に反して人が疎らにいる。
ミィコは慌てて駆け出し、最前列の空いている席を確保していた。
「サトリ! こっちです!」
僕はゆっくりとミィコに近づき、隣の席に座る。
――待ち時間30分は思ったよりも長いぞ。
脚をパタパタとさせながらパンフレットを見ているご機嫌そうなミィコは、長い待ち時間など一切気にしていない様子。
このミィコがデフォルトだったらどんなに良かったことだろうか……ああ、いとをかし――
どうしたことだろう、なんだか、とても眠たい――
僕は、突然の睡魔に襲われていた。
――心地よい陽の光がまどろみを誘う。
――ここは、夢の中なのだろうか? 真っ暗な空間に、僕と、“何か“がそこにいる。
僕の思考に、もう一人の僕の思考が流れ込む――
『過去、現在、未来、すべてが交わる場所――なんて言ったっけ? 境界だったっけな? ああ、そうだ、アイツがここにいるんだっけ』
「なあ、そこにいるんだろう? Desu ex machina――」
「いるよ――ずっと、ここに。だけど、君は、変わる必要なんてなかったんだ――君は、君のまま、そのままの君でいられたら、それでよかったんだよ」
もう一人の僕が“何か”に問いかけをして、その問いかけに対して、“何か”が答えている。
「ふざけるなよ――お前が……お前が、この僕を――この僕を変えてしまったんだろうが!」
突然、僕が、その“何か“に対して、ひどく激昂した!
――とても不愉快な夢を見ていた僕……僕自身の怒声にビクっとして、僕は目を覚ます。
「サ、サトリ!? どうしたんですか? 大丈夫ですか?」
ミィコはこちらを見つめ、不安そうにしている――ミィコに心配されてしまった。
「い、いや、うとうとしていたら、なんだか気味の悪い夢を見てしまった……とても気持ちが悪い夢」
「だ、大丈夫ですか? サトリ、安心してください! 今は、ミコが一緒です!」
そう言って、ミィコは僕の方へと手を伸ばすと、ぎゅっと僕の手を握った。ミィコの小さな手、温かい――
「ありがとう、ミィコ」
「も、もうおしまいです! サトリ、これは特別なんですからね!」
ミィコはそう言ってから、僕の手の上にあった自分の手をサッと引っ込めた。
僕が奇妙な夢を見ている間に、会場は満席といっていいほどに埋め尽くされていた。
ミィコが急いで席を取っていたのは、結果的に大正解だったようだ。
そうこうしているうちに、舞台上に司会のお姉さんが現れていた。
「サトリ! 始まりましたよ!」
ミィコは目を輝かせている。
「はい、みなさん、こんにちは~!」
司会のお姉さんが挨拶をすると、『こんにちは~』と客席から声が上がる、主にお子様たちだ――それらの声にミィコ含む。
「今日はみんな集まってくれてありがとう~! でもね、今日はここに悪者の『インベイ団』が現れるっていう予告状が届いたの! だからね、私たちはコスモニマルヒーロー『アースセイバー』にSOSを送って、インベイ団をやっつけてもらうことにしたの! みんな、元気よく、アースセイバーのこと呼んでみて! アースセイバー!」
「アースセイバー!」
他の子供たちに交じって、なんとミィコが声援を送っている! まさかの光景に僕はニヤニヤしてしまった――ミィコに気付かれないように、ミィコから顔を背けて……。
すると、あの聞き覚えのある音楽が流れ始めた。
ミィコが口ずさんでいた、あのテーマソングが流れている。
音楽に合わせて、ヒーローたちが舞台脇から登場する――『黄金タテガミ光り輝く勇者の証ライオネール♪』 ライオン超人ライオネールが片手に携えた大剣をブンブン振り回しながら登場――『たくまし肉体誰にも負けない無敵の戦士ゴーティモ♪』 爆裂ヤギ超人ゴーティモがトゲトゲの球体が付いたとても大きなメイスを担ぎ上げて登場――『マジカルキュートな肉球ウィザードネコッテ♪』 肉球ぷにぷにロッドを掲げて、自身がくるくると回りながらキャット超人ネコッテの登場――『ビッグなハート心優しき聖者イヌーイ♪』イヌ超人イヌーイは、左手に錫杖を構えつつ、右手は……これは印相だろうか、右手を広げた状態で手のひらを前に向けて登場――『今日もがめつくいくよ商売上手なウサギガンティア♪』 ウサギ超人ウサギガンティア、このヒーローだけはトリを飾るためか、中央に向かう途中に、しゃがみ込み、前転したかと思うと、構えているコズミックかつエレクトリックなライフル、ゼニクライシスのスコープを覗くような演出を何度か繰り返していた。
ウサギガンティアは戦闘での出番が少ないために、登場シーンが大きな見せ場なのかもしれない。いや、でも、ゼニクライシスの発射シーンがあれば、それがウサギガンティアにとって一番の見せ場なのだと思う。
「みんなの期待に応えて、アースセイバーが登場したよ! あ、大変! インベイ団よ!」
司会のお姉さんがそう言うと、インベイ団が舞台脇からぞろぞろと登場してくる。
「ワハハハハ、ワレワレは宇宙人だ! この地球を侵略しに来たぞ! 地球の資源はワレワレのものだ!」
インベイ団はその名の通り、地球侵略をもくろむ宇宙人であり、その見た目はタコとかイカとかまるでどこか架空の神話にでも出てきそうな風貌だ。中央にボスと思われるタコ頭の黒マントを筆頭に、中ボスと思わしきイカ頭の赤マントが5人、戦闘員らしき半魚人っぽい敵が数名――
カッコよくポーズを付けながら、インベイ団の前に立ちふさがるアースセイバー。
「そうはさせるか! このアースセイバーがいる限り、この地球に指一本触れさせはしない!」
ライオネールが勇ましく立ちはだかる。ライオネールはもっと渋い声かと思っていたが、なんだか声が若々しい。
「そうよ、インベイ団! この肉球ぷにぷにロッドの力で塵にしてあげるわ!」
ネコッテは、意外と過激な発言をしている。
「みんな! アースセイバーがインベイ団に負けないように応援してあげて! がんばれ~!」
「がんばれ~!」
ミィコが元気よく声援を送っている。
「ありがとうみんな! 私たちの活躍、見ていて!」
ウサギガンティアがカッコよくバックステップして、しゃがみ込み、戦闘員に狙いを定める――が、狙い定めただけで撃つ気配はない。
「行きますぞ、皆の者! 煩悩開放!」
煩悩開放したイヌーイが、光り輝く錫杖をブンブンと振り回しながら戦闘員を薙ぎ払っていく。
「……許さん!」
ゴーティモは無口なようだ。ゴーティモは予想通り渋い声で安心した。
――両軍入り交じっての混戦状態だ!
戦闘員が倒されるたびに、効果音に合わせて舞台上で火花が飛び散ったり、煙が噴き出したりする演出がある。
ミィコは身を乗り出してまで、それに興味津々の様子。
ほどなくして、戦闘員が全員敗れると、舞台が煙に包まれている間に、戦闘員たちが全員退場して、イカ頭の赤マントたちが舞台中央に仁王立ちをし始める。
ついに、中ボス戦だ――
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