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―煽動編―
十人十色
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――店内は思いの外狭く、カウンター席が10席ほど、4人までのテーブル席が4つ、それらがかなりの密度で用意されている。
藍里、愛唯、愚者、審判、それから数名の男女がカウンター席に。窓際のテーブル席に、一人ポツンと座っている女性の姿が確認できる。
「あら、いらっしゃい。二人とも、待っていたわよ。三ケ田さんから話は聞いていたけど、大変だったみたいね、アンタたち。さ、温かいコーヒーを淹れてあげる。ちなみに、コーヒーは無料だけど軽食は有料だからね!」
僕とミィコを、めちゃくちゃガタイの良いアンリさんが出迎えてくれた。
そのまま、奥のテーブル席に案内され、僕とミィコ、向かい合わせになって座る。
「さとりくんはコーヒーでいい? ミィコはホットミルクよね?」
「ええ、構いません。ありがとうございます」
僕は即答する。
「はい、お願いします」
ミィコはミルクでいいのか。なんだか、子猫みたいだな。
ほどなくして、アンリさんの弟――いや、妹(?)であるマユさんが、僕にコーヒー、ミィコにミルクを運んできてくれた。
マユさんは高身長で細身、それでいて、しっかりとした筋肉が見事な肉体美を生み出している、と思う。同じ筋肉質でも、横幅の広いアンリさんとは対照的に、マユさんは縦に伸びている。
「ミコちゃん、いらっしゃい」
「マユさん、こんにちは」
二人は軽く挨拶する。
「貴方が、さとりくんね。お噂はかねがね……。アユミちゃんがご迷惑おかけしちゃったみたいね。ごめんなさいね、ほんと。もう、あの子ったら……」
マユさんは、そのボディとは裏腹に、ちょっとだけナヨナヨした感じの言動が目立つ。独特の仕草――軽く握った手を口元にあて、その肘をもう片方の手で支える……なんというか、考えるポーズにも見えるのだが、困っているというような表情をしている。つまり、困った時に考えるポーズをするから、それが独特の仕草に感じる……のだろうか? よく分からない。とにかく、そんなことを考えていないで、ちゃんとした受け答えをしないと!
「いえ、威嚇されただけで、特に危害を加えられたわけでもないですから。それに、アユミさんを驚かせてしまった僕にも責任が……アユミさんを責めないであげてください」
うん、満点とはいかないが、わりと大人な受け答えができたはずだ。
「そう? それならいいのだけど。私からもアユミちゃんにはちゃんと言っておくからね。それじゃ、ごゆっくり~」
そう言って、マユさんはカウンターの奥に入っていった。
そのすぐ後に、アユミが急いで僕のところまで駆け寄ってきた。今日の彼女は魔法少女の格好をしていない。アユミは私服だ。
「あ、あの! 先日は、本当に、本当にごめんなさい! 私、テンパっちゃってて! 恐い思いさせちゃって、本当にごめんなさい!」
アユミさんは悪い人じゃないのだろう。むしろ、魔法少女を名乗っているくらいなのだから、正義感は強いのだと思う。あの時、彼女からは、僕が悪の手先か何かに見えていて、本当に無我夢中でちゃんと状況判断できなくなっていたのだと、思う。きっと。
「そんな、気にしないでください。みんな無事だったのですから」
僕は、とりあえず、これ以上のごたごたは避けたい一心で、とにかく穏便に事を済ませたいという気持ちしかなかった。一歩間違えれば、大変なことになっていたとか、それはこの際、忘れよう。
「あ、ありがとうございます! 後日、何かお詫びさせてください!」
きっと、藍里も、アユミさんにこんな感じでお詫びの気持ちを伝えられたのだろう。
アユミさんはそう言い終えた後、元のカウンター席にササっと戻っていった。
――そんな僕のことを愛唯は気にしているのか、チラチラとこちらに視線を向けるような仕草をしている。
僕が愛唯に手を振ろうとすると、隣に座っている藍里が、まるで僕のことを牽制するかのように、冷ややかな眼差しを僕に向けてくる――ごめんなさい、ごめんなさい、もうしません。
ポツンと一人、窓際のテーブル席に座っていた女性が、こちらにコーヒーを持ってやってきた。
彼女は前髪が長くて、その前髪で顔が隠れて表情がうまく読み取れない――そのせいか、彼女の性格そのものも暗そうな印象を受けてしまう。
「ミィコちゃん、こんにちは」
その女性はミィコの横に座り、ミィコに挨拶をする。僕の予想に反して、彼女は明るいトーンでミィコに話しかけている。実は、そんなに暗い女性でもないのだろうか?
「ミハルさん、こんにちは!」
ミィコもその女性に挨拶をする。
ミハルと呼ばれたその女性は、僕のことをじっと見ている――ような気がする。彼女のその前髪で表情がよく分からない。
「あ、あの、ええと、はじめまして……私は、『大空 美晴』っていいます。アルカナは『節制』です」
僕の視線に気づいた美晴さんは、慌てながらも、ボソッとした声で僕に自己紹介をしてくれた。うーむ、ミィコの時とは大違いだ。
「あ、はじめまして、僕は鳳城 さとりです」
とにかく、僕も美晴さんに軽く挨拶をする。
「鳳城さん……よろしく、ね……。そうだ! そこにいる人たちの名前も教えてあげますね。ミィコちゃん、あの中で会ったことない人もいるものね」
僕に話しかける時と、ミィコに話しかける時の温度差が半端ない。まるで、夏と冬ほどの温度差がある。
「はい! お願いします、ミハルさん」
ミィコが元気よく返事をすると、美晴さんはカウンター席にいる人たちの紹介を始めた――
「一番右にいる女の子、彼女のことは私もしらなくて――」
「藍里、海風 藍里ですね」
僕は美晴さんに捕捉した。
「あ、ありがとうね……。 そっか、海風さんっていうのね。その海風さんの隣にいる女の子が、『塔』のアルカナの卯月 愛唯ちゃん」
「メイさんとサトリは幼馴染なのです」
ミィコが補足してくれる。
「なるほど。愛唯ちゃんの横にいるのが『死』のアルカナの『キング』さん。本名は金田さん、だったかな?」
リーゼント男! ヤギ男に出会った日に、リーゼント男にも出会えるなんて、なんという偶然なのだろうか。
美晴さんは紹介を続ける――
「キングさんの横にいるのが、『魔術師』のアルカナの『アユミ』さん。彼女、恐ろしい魔法使いなんだけど、変な魔法ばっかり使うせいで変人扱いされちゃってるの」
うん、それはすごく分かる気がする。
美晴さんは続ける――
「最後に、アユミさんの隣に居る二人が、『審判』のイオさんと『愚者』の白夜さん、だったかな?」
僕たちが店の外で出会った二人組――審判のイオ! 愚者の白夜!
イオは真っ赤なケープにその身を包み、狐のお面を外すことがない……目の前に上に置かれたコーヒーすら、一口も飲んでいない。
白夜は――黒ずくめの服装に眼鏡という格好なのだが、彼は闇っぽさを演出しているのかもしれない。
なるほど、あの二人、”そういうの”を演じているだけなのかもしれない! そうだ、そうに、違いない!むしろ、そうであってほしい。
僕がそんなことを考えているうちに、美晴さんの話が続く――
「あとはカウンターにいる『運命』のアンリさんと、『恋愛』のマユさん。知っての通り、マユさんはアンリさんの弟――じゃなくて、妹!」
なるほど、弟――じゃなくて、妹、か。体型的には、アンリさんがマッスルだとすれば、マユさんはアスリートといったところなのだろう。
「ミハルさん、紹介、ありがとうございました!」
ミィコがミハルさんに感謝を伝える。
「美晴さん――」
「はい!?」
僕が名前を呼んだ瞬間、美晴さんはビクッとして、僕の言葉の続きを待たずに返事をした。
「あ、ありがとうございました」
僕は、彼女のそんな言動を気にしつつも、美晴さんに感謝を伝えた。あ、そうか、無意識に美晴さんと呼んでいたが、初対面なのだし、苗字で、大空さんと呼ぶべきだったのかもしれない……失敗した。
「は、はい……」
美晴さんは、僕に、か細い声で返事をしながら小さく頷いた。
「あ、あの、美晴さんってお呼びしても……?」
「も、もちろん! フレンドリーな感じは大歓迎、なので……」
美晴さんは、何事もなかったかのように返事をする。心なしか、少しだけ、僕に対する美晴さんの言葉が温かみを帯びてきた、ようにも思える。
でも、美晴さん、下の名前で直接呼ばれたから驚いた、というよりは、何かに怯えている、という感じだった。なんだったんだろう? 僕が無意識のうちに殺気を身に纏っていたとか? 確かに、愚者と審判に対する不信感はぬぐえない。
だが、それは殺気といえるほどのものでもない、はずだ!
藍里、愛唯、愚者、審判、それから数名の男女がカウンター席に。窓際のテーブル席に、一人ポツンと座っている女性の姿が確認できる。
「あら、いらっしゃい。二人とも、待っていたわよ。三ケ田さんから話は聞いていたけど、大変だったみたいね、アンタたち。さ、温かいコーヒーを淹れてあげる。ちなみに、コーヒーは無料だけど軽食は有料だからね!」
僕とミィコを、めちゃくちゃガタイの良いアンリさんが出迎えてくれた。
そのまま、奥のテーブル席に案内され、僕とミィコ、向かい合わせになって座る。
「さとりくんはコーヒーでいい? ミィコはホットミルクよね?」
「ええ、構いません。ありがとうございます」
僕は即答する。
「はい、お願いします」
ミィコはミルクでいいのか。なんだか、子猫みたいだな。
ほどなくして、アンリさんの弟――いや、妹(?)であるマユさんが、僕にコーヒー、ミィコにミルクを運んできてくれた。
マユさんは高身長で細身、それでいて、しっかりとした筋肉が見事な肉体美を生み出している、と思う。同じ筋肉質でも、横幅の広いアンリさんとは対照的に、マユさんは縦に伸びている。
「ミコちゃん、いらっしゃい」
「マユさん、こんにちは」
二人は軽く挨拶する。
「貴方が、さとりくんね。お噂はかねがね……。アユミちゃんがご迷惑おかけしちゃったみたいね。ごめんなさいね、ほんと。もう、あの子ったら……」
マユさんは、そのボディとは裏腹に、ちょっとだけナヨナヨした感じの言動が目立つ。独特の仕草――軽く握った手を口元にあて、その肘をもう片方の手で支える……なんというか、考えるポーズにも見えるのだが、困っているというような表情をしている。つまり、困った時に考えるポーズをするから、それが独特の仕草に感じる……のだろうか? よく分からない。とにかく、そんなことを考えていないで、ちゃんとした受け答えをしないと!
「いえ、威嚇されただけで、特に危害を加えられたわけでもないですから。それに、アユミさんを驚かせてしまった僕にも責任が……アユミさんを責めないであげてください」
うん、満点とはいかないが、わりと大人な受け答えができたはずだ。
「そう? それならいいのだけど。私からもアユミちゃんにはちゃんと言っておくからね。それじゃ、ごゆっくり~」
そう言って、マユさんはカウンターの奥に入っていった。
そのすぐ後に、アユミが急いで僕のところまで駆け寄ってきた。今日の彼女は魔法少女の格好をしていない。アユミは私服だ。
「あ、あの! 先日は、本当に、本当にごめんなさい! 私、テンパっちゃってて! 恐い思いさせちゃって、本当にごめんなさい!」
アユミさんは悪い人じゃないのだろう。むしろ、魔法少女を名乗っているくらいなのだから、正義感は強いのだと思う。あの時、彼女からは、僕が悪の手先か何かに見えていて、本当に無我夢中でちゃんと状況判断できなくなっていたのだと、思う。きっと。
「そんな、気にしないでください。みんな無事だったのですから」
僕は、とりあえず、これ以上のごたごたは避けたい一心で、とにかく穏便に事を済ませたいという気持ちしかなかった。一歩間違えれば、大変なことになっていたとか、それはこの際、忘れよう。
「あ、ありがとうございます! 後日、何かお詫びさせてください!」
きっと、藍里も、アユミさんにこんな感じでお詫びの気持ちを伝えられたのだろう。
アユミさんはそう言い終えた後、元のカウンター席にササっと戻っていった。
――そんな僕のことを愛唯は気にしているのか、チラチラとこちらに視線を向けるような仕草をしている。
僕が愛唯に手を振ろうとすると、隣に座っている藍里が、まるで僕のことを牽制するかのように、冷ややかな眼差しを僕に向けてくる――ごめんなさい、ごめんなさい、もうしません。
ポツンと一人、窓際のテーブル席に座っていた女性が、こちらにコーヒーを持ってやってきた。
彼女は前髪が長くて、その前髪で顔が隠れて表情がうまく読み取れない――そのせいか、彼女の性格そのものも暗そうな印象を受けてしまう。
「ミィコちゃん、こんにちは」
その女性はミィコの横に座り、ミィコに挨拶をする。僕の予想に反して、彼女は明るいトーンでミィコに話しかけている。実は、そんなに暗い女性でもないのだろうか?
「ミハルさん、こんにちは!」
ミィコもその女性に挨拶をする。
ミハルと呼ばれたその女性は、僕のことをじっと見ている――ような気がする。彼女のその前髪で表情がよく分からない。
「あ、あの、ええと、はじめまして……私は、『大空 美晴』っていいます。アルカナは『節制』です」
僕の視線に気づいた美晴さんは、慌てながらも、ボソッとした声で僕に自己紹介をしてくれた。うーむ、ミィコの時とは大違いだ。
「あ、はじめまして、僕は鳳城 さとりです」
とにかく、僕も美晴さんに軽く挨拶をする。
「鳳城さん……よろしく、ね……。そうだ! そこにいる人たちの名前も教えてあげますね。ミィコちゃん、あの中で会ったことない人もいるものね」
僕に話しかける時と、ミィコに話しかける時の温度差が半端ない。まるで、夏と冬ほどの温度差がある。
「はい! お願いします、ミハルさん」
ミィコが元気よく返事をすると、美晴さんはカウンター席にいる人たちの紹介を始めた――
「一番右にいる女の子、彼女のことは私もしらなくて――」
「藍里、海風 藍里ですね」
僕は美晴さんに捕捉した。
「あ、ありがとうね……。 そっか、海風さんっていうのね。その海風さんの隣にいる女の子が、『塔』のアルカナの卯月 愛唯ちゃん」
「メイさんとサトリは幼馴染なのです」
ミィコが補足してくれる。
「なるほど。愛唯ちゃんの横にいるのが『死』のアルカナの『キング』さん。本名は金田さん、だったかな?」
リーゼント男! ヤギ男に出会った日に、リーゼント男にも出会えるなんて、なんという偶然なのだろうか。
美晴さんは紹介を続ける――
「キングさんの横にいるのが、『魔術師』のアルカナの『アユミ』さん。彼女、恐ろしい魔法使いなんだけど、変な魔法ばっかり使うせいで変人扱いされちゃってるの」
うん、それはすごく分かる気がする。
美晴さんは続ける――
「最後に、アユミさんの隣に居る二人が、『審判』のイオさんと『愚者』の白夜さん、だったかな?」
僕たちが店の外で出会った二人組――審判のイオ! 愚者の白夜!
イオは真っ赤なケープにその身を包み、狐のお面を外すことがない……目の前に上に置かれたコーヒーすら、一口も飲んでいない。
白夜は――黒ずくめの服装に眼鏡という格好なのだが、彼は闇っぽさを演出しているのかもしれない。
なるほど、あの二人、”そういうの”を演じているだけなのかもしれない! そうだ、そうに、違いない!むしろ、そうであってほしい。
僕がそんなことを考えているうちに、美晴さんの話が続く――
「あとはカウンターにいる『運命』のアンリさんと、『恋愛』のマユさん。知っての通り、マユさんはアンリさんの弟――じゃなくて、妹!」
なるほど、弟――じゃなくて、妹、か。体型的には、アンリさんがマッスルだとすれば、マユさんはアスリートといったところなのだろう。
「ミハルさん、紹介、ありがとうございました!」
ミィコがミハルさんに感謝を伝える。
「美晴さん――」
「はい!?」
僕が名前を呼んだ瞬間、美晴さんはビクッとして、僕の言葉の続きを待たずに返事をした。
「あ、ありがとうございました」
僕は、彼女のそんな言動を気にしつつも、美晴さんに感謝を伝えた。あ、そうか、無意識に美晴さんと呼んでいたが、初対面なのだし、苗字で、大空さんと呼ぶべきだったのかもしれない……失敗した。
「は、はい……」
美晴さんは、僕に、か細い声で返事をしながら小さく頷いた。
「あ、あの、美晴さんってお呼びしても……?」
「も、もちろん! フレンドリーな感じは大歓迎、なので……」
美晴さんは、何事もなかったかのように返事をする。心なしか、少しだけ、僕に対する美晴さんの言葉が温かみを帯びてきた、ようにも思える。
でも、美晴さん、下の名前で直接呼ばれたから驚いた、というよりは、何かに怯えている、という感じだった。なんだったんだろう? 僕が無意識のうちに殺気を身に纏っていたとか? 確かに、愚者と審判に対する不信感はぬぐえない。
だが、それは殺気といえるほどのものでもない、はずだ!
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