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第十章 冒険編 魔王と勇者
こうして二人は出会った
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「殺す殺す殺す…………!!」
現在真緒は心から愛する人であり、自身の光とも言うべき存在のエジタスが亡くなった事で、その原因を作った魔王であるサタニアに復讐する為、魔王城を駆け回っていた。
「よくも……よくも師匠を……!!」
仲間達の呼び止めにも耳を傾けず、ひたすらに長い廊下を形振り構わず、一人突っ走る真緒。
「絶対に許さない……!!」
「いたぞ!!勇者だ!!」
するとその先に、魔王軍兵士達が待ち構えていた。
「勇者を殺せ!!」
「勇者を殺せば、新しく空いた四天王の座に座る事が出来る!!」
「俺が新しい四天王になってやる!!」
出世欲に目が眩んでいる。魔王軍兵士達は各々武器を取り出して、迫り来る真緒に対して構えた。
「邪魔を…………」
「「「えっ!?」」」
しかしその時には既に、真緒は魔王軍兵士達を通り過ぎていた。
「するな!!」
「「「がはぁ!!!」」」
そのあまりの速度に、魔王軍兵士達の肉眼では捉える事が出来ず、気が付いた時には斬られていた。
「私の標的は……魔王、只一人!!」
真緒は、行く手を遮る魔王軍兵士達をねじ伏せて行くのだった。
***
「…………」
「…………」
魔王城玉座の間。玉座に座るサタニアと、その傍らで立つクロウト。二人は静かに勇者である真緒が来るのを待ち構える。
「……クロウト……」
「はい、何でございましょうか?」
声を掛けられ、クロウトはサタニアの方に顔を向けるが、サタニアは目を合わせず、玉座の間の扉を見つめながら声を掛けていた。
「勇者とは二人っきりで戦いたいから、そろそろ玉座の間から出て行ってくれないかな?」
「…………それは……」
クロウトは、すぐに返事をする事が出来なかった。いくら魔王であるサタニアが望んでいるとしても、最も警戒すべき勇者である真緒と二人っきりで戦わせる事など、仕えている身として素直に従う事は出来なかった。
「異論は認めない……早く出て行ってくれない…………」
「!!…………はい、かしこまりました……」
サタニアから発せられる威圧に、クロウトは押し負けて玉座の間を後にした。
「…………ごめんね……クロウト……」
玉座の間で一人になったサタニアは、独り言を呟く。
「勇者との戦いで、うっかり殺してしまうとも限らないんだ…………せめて安全な場所に避難しておいて…………」
勇者への怒りは収まってはいないが、上に立つ者として配下であるクロウトをうっかり殺してしまっては、情けない話となってしまう。そこでサタニアは、クロウトを玉座の間から出て行かせたのだ。
「エジタス……もうすぐだよ……もうすぐエジタスの仇を討てるよ……ふ……ふふ……ふふふ…………」
この時、既にサタニアの目は光を失い、底知れぬ狂気を孕んだ目をしていた。そして、一人になったのを良い事にぶつぶつと独り言を呟き始めた。
***
「邪魔……邪魔……邪魔邪魔邪魔!!!」
時を同じくして、真緒は行く手を阻む魔王軍兵士達を、次々と蹂躙していた。
「ぐがぁあああ!!」
「た、助け……!!」
「つ、強すぎる……!!」
軽く数えても、数百は斬り捨てて来た。その度に純白の剣の効果により、奪ったステータスが真緒のステータスに上乗せされて行く。
「(“STR”“DEX”“VIT”“AGI”“INT”“MND”“LUK”…………まだ……まだ足りない……)」
行く手を阻む、魔王軍兵士達を邪魔だと感じる一方、ステータス強化に丁度良いと感じていた。怒りに満ちているとは言え、今の強さでは魔王に勝つのは不可能。そう思った矢先、魔王軍兵士達が行く手を阻んで来た。これはチャンスと、真緒は無我夢中で魔王軍兵士達を蹂躙し始めた。数が多ければ多い程、真緒は強くなる事が出来る。
「(もっと……もっと強く……強くなるんだ!!)」
一人、また一人と、真緒が純白の剣で魔王軍兵士達を斬り捨てて、自身を強化していく。これも全て少しでも強くなって、魔王であるサタニアを倒す為である。
「!!?」
すると長い廊下の一番奥。一際目立つ大きな扉、そしてその両脇には“赤毛のミノタウロス”と“青毛のミノタウロス”の二人が立っていた。
「ここから先は、魔王様がいる玉座の間である!!」
「“クロウト様”の命により、何人たりともここを通す訳にはいかない!!」
この二人は、魔王であるサタニアを心配したクロウトが用意した。苦肉の策である。余計なお世話だったかもしれないが、それでも何もせずに立ち去る事は出来なかったのだ。
「そう……その扉の向こうに魔王が…………」
「聞こえなかったのか!!この先は魔王様がいる玉座の間!!」
「勇者である貴様を通す訳にはいかない!!ここで排除する!!」
赤毛のミノタウロスと青毛のミノタウロス。各々が持っている巨大な斧を両手に握り締めて、迫り来る真緒に構えた。
「「くたばれぇえええ!!!」」
「どけぇえええ!!!」
ミノタウロス達が持つ巨大な二つの斧と、真緒が持つ純白の剣が勢い良くぶつかり合う。そして、ミノタウロス達が持つ斧の持ち手が、衝撃に耐えられずに折れた。
「「!!!」」
「スキル“乱激斬”!!!」
ここに来るまで、数多くの魔王軍兵士達を斬り捨て、ステータスはかなり上乗せされている。そんな強化された真緒の、目にも止まらぬ早い斬激がミノタウロス達を襲う。
「「がぁあああ!!!」」
体毛、肉、そして骨までもが細かく斬り刻まれる。体から止めどなく血が流れ出る。ミノタウロス達の意識は段々遠退き始める。
「(か、勝てない……これが……勇者の力…………魔王様……申し訳ありません…………)」
「(魔王様……不甲斐ない俺達を……どうかお許し下さい…………エジタス殿……もうすぐ……そちらに向かいますからね…………)」
赤毛のミノタウロスと青毛のミノタウロスの二人は、そのまま息を引き取った。そんな二人の亡骸を真緒は悠然と横切る。
「…………師匠……もうすぐです……もうすぐ……師匠の仇を討つ事が出来ます……」
真緒は玉座の間の扉に手を掛け、ゆっくりと開けた。
***
魔王城玉座の間。そこは、神秘的で薄く青い輝きを放つ内装で、部屋全体が優しい雰囲気に包まれている様な、そんな美しい部屋だった。しかし現在、その部屋には優しい雰囲気の欠片も感じられなかった。それは、憎悪に満ちた二人の復讐者が対峙しているからである。
「…………魔王」
真緒は玉座に座るサタニアを見て、魔王だと確信した。容姿こそ幼くまるで女の子の様だが、その内から溢れ出る殺意は、これまで出会った者達とは、比べ物にならない程であった。
「勇者…………」
そしてまたサタニアも、入って来た真緒を見て確信する。千里眼で容姿は確認していたが、こうして対峙する事でその実力がより明確に伝わって来る。この者こそ魔王が唯一恐れる存在、“勇者”であると確信した。
「魔王!!!」
サタニアの姿を確認するなり、真緒は純白の剣“グラム・ソラス”を握り締めて、サタニア目掛けて駆けて行く。
「勇者!!!」
同じくしてサタニアも、真緒の姿を確認するなり、愛用の武器である“ティルスレイブ”を徐に取り出して玉座から立ち上がると、迫り来る真緒目掛けて跳んだ。
「「“お前”を殺す!!!」」
勇者と魔王。両者の剣がぶつかり合い、火花を散らす。こうして二人の戦いは、唐突に始まったのである。
現在真緒は心から愛する人であり、自身の光とも言うべき存在のエジタスが亡くなった事で、その原因を作った魔王であるサタニアに復讐する為、魔王城を駆け回っていた。
「よくも……よくも師匠を……!!」
仲間達の呼び止めにも耳を傾けず、ひたすらに長い廊下を形振り構わず、一人突っ走る真緒。
「絶対に許さない……!!」
「いたぞ!!勇者だ!!」
するとその先に、魔王軍兵士達が待ち構えていた。
「勇者を殺せ!!」
「勇者を殺せば、新しく空いた四天王の座に座る事が出来る!!」
「俺が新しい四天王になってやる!!」
出世欲に目が眩んでいる。魔王軍兵士達は各々武器を取り出して、迫り来る真緒に対して構えた。
「邪魔を…………」
「「「えっ!?」」」
しかしその時には既に、真緒は魔王軍兵士達を通り過ぎていた。
「するな!!」
「「「がはぁ!!!」」」
そのあまりの速度に、魔王軍兵士達の肉眼では捉える事が出来ず、気が付いた時には斬られていた。
「私の標的は……魔王、只一人!!」
真緒は、行く手を遮る魔王軍兵士達をねじ伏せて行くのだった。
***
「…………」
「…………」
魔王城玉座の間。玉座に座るサタニアと、その傍らで立つクロウト。二人は静かに勇者である真緒が来るのを待ち構える。
「……クロウト……」
「はい、何でございましょうか?」
声を掛けられ、クロウトはサタニアの方に顔を向けるが、サタニアは目を合わせず、玉座の間の扉を見つめながら声を掛けていた。
「勇者とは二人っきりで戦いたいから、そろそろ玉座の間から出て行ってくれないかな?」
「…………それは……」
クロウトは、すぐに返事をする事が出来なかった。いくら魔王であるサタニアが望んでいるとしても、最も警戒すべき勇者である真緒と二人っきりで戦わせる事など、仕えている身として素直に従う事は出来なかった。
「異論は認めない……早く出て行ってくれない…………」
「!!…………はい、かしこまりました……」
サタニアから発せられる威圧に、クロウトは押し負けて玉座の間を後にした。
「…………ごめんね……クロウト……」
玉座の間で一人になったサタニアは、独り言を呟く。
「勇者との戦いで、うっかり殺してしまうとも限らないんだ…………せめて安全な場所に避難しておいて…………」
勇者への怒りは収まってはいないが、上に立つ者として配下であるクロウトをうっかり殺してしまっては、情けない話となってしまう。そこでサタニアは、クロウトを玉座の間から出て行かせたのだ。
「エジタス……もうすぐだよ……もうすぐエジタスの仇を討てるよ……ふ……ふふ……ふふふ…………」
この時、既にサタニアの目は光を失い、底知れぬ狂気を孕んだ目をしていた。そして、一人になったのを良い事にぶつぶつと独り言を呟き始めた。
***
「邪魔……邪魔……邪魔邪魔邪魔!!!」
時を同じくして、真緒は行く手を阻む魔王軍兵士達を、次々と蹂躙していた。
「ぐがぁあああ!!」
「た、助け……!!」
「つ、強すぎる……!!」
軽く数えても、数百は斬り捨てて来た。その度に純白の剣の効果により、奪ったステータスが真緒のステータスに上乗せされて行く。
「(“STR”“DEX”“VIT”“AGI”“INT”“MND”“LUK”…………まだ……まだ足りない……)」
行く手を阻む、魔王軍兵士達を邪魔だと感じる一方、ステータス強化に丁度良いと感じていた。怒りに満ちているとは言え、今の強さでは魔王に勝つのは不可能。そう思った矢先、魔王軍兵士達が行く手を阻んで来た。これはチャンスと、真緒は無我夢中で魔王軍兵士達を蹂躙し始めた。数が多ければ多い程、真緒は強くなる事が出来る。
「(もっと……もっと強く……強くなるんだ!!)」
一人、また一人と、真緒が純白の剣で魔王軍兵士達を斬り捨てて、自身を強化していく。これも全て少しでも強くなって、魔王であるサタニアを倒す為である。
「!!?」
すると長い廊下の一番奥。一際目立つ大きな扉、そしてその両脇には“赤毛のミノタウロス”と“青毛のミノタウロス”の二人が立っていた。
「ここから先は、魔王様がいる玉座の間である!!」
「“クロウト様”の命により、何人たりともここを通す訳にはいかない!!」
この二人は、魔王であるサタニアを心配したクロウトが用意した。苦肉の策である。余計なお世話だったかもしれないが、それでも何もせずに立ち去る事は出来なかったのだ。
「そう……その扉の向こうに魔王が…………」
「聞こえなかったのか!!この先は魔王様がいる玉座の間!!」
「勇者である貴様を通す訳にはいかない!!ここで排除する!!」
赤毛のミノタウロスと青毛のミノタウロス。各々が持っている巨大な斧を両手に握り締めて、迫り来る真緒に構えた。
「「くたばれぇえええ!!!」」
「どけぇえええ!!!」
ミノタウロス達が持つ巨大な二つの斧と、真緒が持つ純白の剣が勢い良くぶつかり合う。そして、ミノタウロス達が持つ斧の持ち手が、衝撃に耐えられずに折れた。
「「!!!」」
「スキル“乱激斬”!!!」
ここに来るまで、数多くの魔王軍兵士達を斬り捨て、ステータスはかなり上乗せされている。そんな強化された真緒の、目にも止まらぬ早い斬激がミノタウロス達を襲う。
「「がぁあああ!!!」」
体毛、肉、そして骨までもが細かく斬り刻まれる。体から止めどなく血が流れ出る。ミノタウロス達の意識は段々遠退き始める。
「(か、勝てない……これが……勇者の力…………魔王様……申し訳ありません…………)」
「(魔王様……不甲斐ない俺達を……どうかお許し下さい…………エジタス殿……もうすぐ……そちらに向かいますからね…………)」
赤毛のミノタウロスと青毛のミノタウロスの二人は、そのまま息を引き取った。そんな二人の亡骸を真緒は悠然と横切る。
「…………師匠……もうすぐです……もうすぐ……師匠の仇を討つ事が出来ます……」
真緒は玉座の間の扉に手を掛け、ゆっくりと開けた。
***
魔王城玉座の間。そこは、神秘的で薄く青い輝きを放つ内装で、部屋全体が優しい雰囲気に包まれている様な、そんな美しい部屋だった。しかし現在、その部屋には優しい雰囲気の欠片も感じられなかった。それは、憎悪に満ちた二人の復讐者が対峙しているからである。
「…………魔王」
真緒は玉座に座るサタニアを見て、魔王だと確信した。容姿こそ幼くまるで女の子の様だが、その内から溢れ出る殺意は、これまで出会った者達とは、比べ物にならない程であった。
「勇者…………」
そしてまたサタニアも、入って来た真緒を見て確信する。千里眼で容姿は確認していたが、こうして対峙する事でその実力がより明確に伝わって来る。この者こそ魔王が唯一恐れる存在、“勇者”であると確信した。
「魔王!!!」
サタニアの姿を確認するなり、真緒は純白の剣“グラム・ソラス”を握り締めて、サタニア目掛けて駆けて行く。
「勇者!!!」
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「「“お前”を殺す!!!」」
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本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
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