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四章 魔族との和平交渉
第二十八話 また気絶。そして、復活
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「・・・・んん!!良く寝た・・・あれ?ここ何処?」
開かない目を擦り、無理矢理目を開けると、見た事ない豪華な建物の中のベッドの上で眠っていた。驚きで上半身を起こすと、自分がパンツ以外何も履いていない事に気付く。そして、剥き出しの素肌を観て驚愕した。
「うわぁ・・・酷いな。痕が残っちゃってるよ」
思わず目を手で覆いたくなるくらい酷い傷痕が身体中についていた。出血は止まり、新しい皮膚が出来上がっているが、痕は一生残り続けるだろう。傷痕からして虎などの肉食獣にやられたのか?いや、そもそも俺は何処にいるんだっけ?
「頭が痛いし、貧血も起こしてる・・・多分記憶はあるんだろうけど、血液不足で思い出せない・・・何か食べる物はないかな?」
睡眠は十分にとっているはず。後は食事を取ればいいはずだ。
今履いているパンツ以外の服が無いので仕方なくパンツ一丁で建物の中を歩く。寝室を出た先には大きな本棚に本がびっしりと敷き詰められた書斎。更に右にあった扉から書斎を出ると、下へと繋がる階段があった。貧血でいきなり転げ落ちないように細心の注意を払って階段を下り、リビングに入る。入るとすぐ目の前には足が金で作られた椅子やテーブルが設置されており、テーブルの上には美味しそうな果物・・・ではなく、燻製肉が置いていた。
何故、果物ではなく燻製肉が?疑問に思いながらも腹の限界と貧血には耐えきれず、燻製肉を齧る。何の変哲もない肉だが、栄養不足の俺にはA5ランクのステーキよりも美味しく感じた。前の世界にいた時、一度だけ食べた高級黒毛和牛。あれは美味しかったな~~。
腹は食べ物が入って多少マシにはなったが、頭にまだ栄養は届いていない。思い出せるのはもう少し先になりそうだ。それにしてもこんなに豪華な建物なのに、何故こんなにも壁が殺風景な上に光源が蝋燭しかないのだろう。
とりあえず、栄養が身体に回るまでベッドに戻って横になる事にしよう。そう思い立ち、立ち上がったその時、右耳に水がぶつかり合う音が聴こえてきた。リビングを出て、すぐ前の扉の先からだ。
気になった俺は立ち上がり、確かめに行く。音が聴こえてきたドアには鍵がかかっておらず、何の苦労もする事なく、扉を開ける事にする。
「随分と黒い鎧だな。何の金属を使っているんだ?」
床に丁寧に置かれた黒い鎧が気になり手を伸ばす。良く見ると、横には角が付いた兜が置いてある。兜を見た瞬間、何かが思い出せそうな気がして、目を瞑る。・・・更に横に置いていた女物の服に気付かず。
ガララララ!鎧が置いてあった部屋の中にあった扉が開く。思い出すのに集中していた幸助だが、一旦止め、音の方を振り向く。そこにいたのは──────
「コウスケ・・・」
「ア、アメリア!?」
一糸纏わずに、真っ白な肌と鍛え上げられた肉体、肉付きの良い胸と尻を羞恥心の欠片もなく曝け出すアメリアだった。久しぶりに見た女性の裸に幸助は思わず興奮。
そして、裸を見た衝撃でベッドで起きる前の全ての出来事を思い出す。勿論、ジール・ドレインに身体をズタズタにされた事も。
そして、気付いた頃には全裸のアメリアに馬乗りにされており、ここから立ち去る事は不可能となっていた。否が応にもアメリアの女性として完璧すぎる肢体が、胸の真ん中の赤い突起が目に入る。彼女が女王だという事を思い出して、目を瞑ろうとするが、彼女の指によって無理矢理開けられてしまう。
「おいおい、どうして目を瞑るんだい?君から入ってきたのに」
「マジでごめんって!ここがまさか風呂だとは思わなかったんだよ!そして、アメリアが入ってるのも知らなかったんだ!」
「記憶が曖昧で間違えて入った感じか。まあ君になら裸を見られたってどうも思わない。だから、目を開けるんだ」
「嫌だ!」
「ほう・・・こんなに君の下半身は反応しているというのに?」
一番指摘されたくなかった事を指摘されてしまった。彼女の右手が俺の息子を愛おしく撫でる。最近発散していなかった俺は情けない事に反応してしまった。
「実はね、私も受け入れの準備はできているんだ。君をここで見た時点でね。どんなになっているか確認してみるかい?」
「いい!いい!結構です!!結構ですから離して下さい!」
「いいや駄目だね。事故とは言え、女王の裸体を見たんだ。責任を取って、私との子を作る義務が君にはある」
「そそそそれはマズイんじゃないかな!?だって、俺は敵国からきた者だよ?国民からの反発があるんじゃないかなぁ?」
「強き者との交配なら何も問題はない。それに地上と地底の友好関係形成の第一歩としては良いと思うんだが?」
「『歴史の教科書に地底人との最初の交流は交尾です』なんて書かれたくないわ!普通は握手からだろう!」
「つべこべ言わず、私と子供を作れ!残念ながらジールには負けてしまったが、あの戦いぶり!素晴らしかった。最初1人で戦ってる所から気になってはいたけど、今回で完全に君しかいないと思った!」
「何が!?主語を言ってくれ!」
「夫だよ!」
「やだぁぁぁ!」
前の世界にいた時、こんな言葉があった事を思い出す。「お前がパパになるんだよ!!」まさに今、俺が陥っている状況そのものだろう。
だが、こんな状態の幸助にもまだ救いの手を差し伸べてくれる救世主が存在した。その救世主はドアを脱衣室のドアを思い切り開いて登場した。
「コウ、スケ、さん・・・?な、何やってんだ・・・?」
「メアリー!?」
メアリーの口調は途中から戦闘の時と同じものになっている。パーだった両手はいつの間にかグーになっていた。どうやら救世主の手ではなく、救世主の拳だったようだ。
開かない目を擦り、無理矢理目を開けると、見た事ない豪華な建物の中のベッドの上で眠っていた。驚きで上半身を起こすと、自分がパンツ以外何も履いていない事に気付く。そして、剥き出しの素肌を観て驚愕した。
「うわぁ・・・酷いな。痕が残っちゃってるよ」
思わず目を手で覆いたくなるくらい酷い傷痕が身体中についていた。出血は止まり、新しい皮膚が出来上がっているが、痕は一生残り続けるだろう。傷痕からして虎などの肉食獣にやられたのか?いや、そもそも俺は何処にいるんだっけ?
「頭が痛いし、貧血も起こしてる・・・多分記憶はあるんだろうけど、血液不足で思い出せない・・・何か食べる物はないかな?」
睡眠は十分にとっているはず。後は食事を取ればいいはずだ。
今履いているパンツ以外の服が無いので仕方なくパンツ一丁で建物の中を歩く。寝室を出た先には大きな本棚に本がびっしりと敷き詰められた書斎。更に右にあった扉から書斎を出ると、下へと繋がる階段があった。貧血でいきなり転げ落ちないように細心の注意を払って階段を下り、リビングに入る。入るとすぐ目の前には足が金で作られた椅子やテーブルが設置されており、テーブルの上には美味しそうな果物・・・ではなく、燻製肉が置いていた。
何故、果物ではなく燻製肉が?疑問に思いながらも腹の限界と貧血には耐えきれず、燻製肉を齧る。何の変哲もない肉だが、栄養不足の俺にはA5ランクのステーキよりも美味しく感じた。前の世界にいた時、一度だけ食べた高級黒毛和牛。あれは美味しかったな~~。
腹は食べ物が入って多少マシにはなったが、頭にまだ栄養は届いていない。思い出せるのはもう少し先になりそうだ。それにしてもこんなに豪華な建物なのに、何故こんなにも壁が殺風景な上に光源が蝋燭しかないのだろう。
とりあえず、栄養が身体に回るまでベッドに戻って横になる事にしよう。そう思い立ち、立ち上がったその時、右耳に水がぶつかり合う音が聴こえてきた。リビングを出て、すぐ前の扉の先からだ。
気になった俺は立ち上がり、確かめに行く。音が聴こえてきたドアには鍵がかかっておらず、何の苦労もする事なく、扉を開ける事にする。
「随分と黒い鎧だな。何の金属を使っているんだ?」
床に丁寧に置かれた黒い鎧が気になり手を伸ばす。良く見ると、横には角が付いた兜が置いてある。兜を見た瞬間、何かが思い出せそうな気がして、目を瞑る。・・・更に横に置いていた女物の服に気付かず。
ガララララ!鎧が置いてあった部屋の中にあった扉が開く。思い出すのに集中していた幸助だが、一旦止め、音の方を振り向く。そこにいたのは──────
「コウスケ・・・」
「ア、アメリア!?」
一糸纏わずに、真っ白な肌と鍛え上げられた肉体、肉付きの良い胸と尻を羞恥心の欠片もなく曝け出すアメリアだった。久しぶりに見た女性の裸に幸助は思わず興奮。
そして、裸を見た衝撃でベッドで起きる前の全ての出来事を思い出す。勿論、ジール・ドレインに身体をズタズタにされた事も。
そして、気付いた頃には全裸のアメリアに馬乗りにされており、ここから立ち去る事は不可能となっていた。否が応にもアメリアの女性として完璧すぎる肢体が、胸の真ん中の赤い突起が目に入る。彼女が女王だという事を思い出して、目を瞑ろうとするが、彼女の指によって無理矢理開けられてしまう。
「おいおい、どうして目を瞑るんだい?君から入ってきたのに」
「マジでごめんって!ここがまさか風呂だとは思わなかったんだよ!そして、アメリアが入ってるのも知らなかったんだ!」
「記憶が曖昧で間違えて入った感じか。まあ君になら裸を見られたってどうも思わない。だから、目を開けるんだ」
「嫌だ!」
「ほう・・・こんなに君の下半身は反応しているというのに?」
一番指摘されたくなかった事を指摘されてしまった。彼女の右手が俺の息子を愛おしく撫でる。最近発散していなかった俺は情けない事に反応してしまった。
「実はね、私も受け入れの準備はできているんだ。君をここで見た時点でね。どんなになっているか確認してみるかい?」
「いい!いい!結構です!!結構ですから離して下さい!」
「いいや駄目だね。事故とは言え、女王の裸体を見たんだ。責任を取って、私との子を作る義務が君にはある」
「そそそそれはマズイんじゃないかな!?だって、俺は敵国からきた者だよ?国民からの反発があるんじゃないかなぁ?」
「強き者との交配なら何も問題はない。それに地上と地底の友好関係形成の第一歩としては良いと思うんだが?」
「『歴史の教科書に地底人との最初の交流は交尾です』なんて書かれたくないわ!普通は握手からだろう!」
「つべこべ言わず、私と子供を作れ!残念ながらジールには負けてしまったが、あの戦いぶり!素晴らしかった。最初1人で戦ってる所から気になってはいたけど、今回で完全に君しかいないと思った!」
「何が!?主語を言ってくれ!」
「夫だよ!」
「やだぁぁぁ!」
前の世界にいた時、こんな言葉があった事を思い出す。「お前がパパになるんだよ!!」まさに今、俺が陥っている状況そのものだろう。
だが、こんな状態の幸助にもまだ救いの手を差し伸べてくれる救世主が存在した。その救世主はドアを脱衣室のドアを思い切り開いて登場した。
「コウ、スケ、さん・・・?な、何やってんだ・・・?」
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