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第405話 [生命の揺り篭。Part8]
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ドラウに案内して貰った個室は1人部屋というには広々としていて、2人部屋、頑張れば3人はいうに寝泊まり出来る程の広さが在った。
「ドラウ、コレ1人部屋なのか?」
「そうだぞ。さっきも1人部屋って言ったじゃねぇか。」
「まぁ、そうだが・・・それにしては広くないか?」
「はぁ?ベットも在るし、鎧や武器なんかを置いてストレッチとかすんなら広さは必要だろ?」
「いや、鎧も武器もアイテムボックスに仕舞えば良いじゃないか。」
「何言ってんだよ。此処はダンジョンだぞ。しかも最上級のダンジョンだ。そんなとこで寝るにしても身体を解すにしても普段と同じ様に出来るはずねぇだろうがよぅ。」
「あっ、そうか。セーフティーゾーンとはいえ気が緩んでたな。すまない。」
「分かりゃ良いんだ。まぁそういう訳だから必要だと思う広さは確保してあんだよ。じゃ、紹介も終わったし、全員部屋を選べ。」
ドラウがそう言うと全員が部屋を選んで入って行った。
「んじゃ、シュウトの部屋に案内すっから着いて来いよ。」
「おう。」
俺とドラウはそう言うと再び玄関ホールに出て、奥へと進んで行った。
「奥って行ってたが、結構歩くんだな。」
「まぁな。お前の部屋だけは、この家、セーフティーハウスって名前の魔道具なんだが、その中心近くにあるからな。」
「セーフティーハウスか。懐かしい響きだな。」
「おうよ。多分だが、前世の記憶を持ったヤツが造ったやつなんだろうな。」
「ん?それはどういう意味だ?ドラウが初めてじゃないのか?」
「そうだな。見た目も内装も何もかも違ぇだろうが、造った瞬間に名前が表示されたからな。」
「へぇ~ドラウが1から造ってもそうなるのか。」
「まぁ、そういうもんだ。じゃねぇと色んなもんの名前が1つずつ違ったらややこしいだろが。」
「あぁ、そういう事か。」
「ちなみに言うともう1個の方はインビジブルハウスって名前に成ってたな。」
「不可視とか、認識されないとか、そういう事か?」
「おう。登録されてねぇヤツらから完全に隠れれる様にしたらそういう名前になってたな。」
「なら俺達は認識出来るのか。」
「そりゃそうだろ?インビジブルハウスは出した瞬間から見えねぇんだ。そんなもん使用者まで見えなかったら意味ねぇだろ?」
「それもそうか。」
「しょうもねぇ事、言ってねぇで着いたぞ。」
ドラウに言われて正面を見ると2つのドアが並んでいた。
「どっちが俺の部屋なんだ?」
「左側がシュウトの部屋だな。ほんで右側がこのセーフティーハウスの心臓部になる部屋だ。」
「心臓部?・・・もしかして、俺の部屋が隣りにあるのって・・・。」
「そうだな。このセーフティーハウスの結界を支えてんのがシュウトの魔力。正確に言うと寝てる時に漏れ出る大量の魔力を隣りに設置したアストライアー様の神像を模した魔道具で発動してんだよ。」
「ん?じゃあ、俺の部屋に魔力を集める装置みたいなのが設置されてるって事か?」
「あぁ。」
「それなら此処に居る間はずっと居た方が良いんじゃないのか?」
「その必要はねぇよ。ってか、そんな事したら過剰な魔力の所為で逆に魔物を呼び寄せちまう事になんぞ。」
「だが、それだと今はどうしてるんだ?魔宝玉か?」
「おう。予備としてシュウトの魔力が供給されねぇ時だけ供給される様になってんだ。」
「なるほどなぁ。じゃあインビジブルハウスの方も同じなのか?」
「あっちも確かに近くで寝てもらうつもりだが、インビジブルハウスの方は基本、魔宝玉だな。」
「そうなのか?」
「あぁ、不可視化だけじゃなく、物理攻撃じゃなきゃ、透過も出来る様にしてっから、その分セーフティーハウスよりも魔力が必要なんだ。」
「なるほどなぁ。危険地帯で設置する分、色々してそうだもんな。」
「そうだな。まぁ全てを魔宝玉で起動させてる訳じゃねぇっていうか、核の部分だけしか使ってねぇぞ。」
「そうなのか?」
「当たりめぇだろ?此処じゃなきゃシュウトの魔宝玉じゃなくても出来る様にしとかねぇとシュウトが居なきゃ使えねえ魔道具になっちまうだろうがよ。」
「確かに。」
「だろ?それによぅ、もっと良いもんが造れたら攻略組のヤツらに渡すつもりだからな。」
「・・・喜ばれるのか?」
「さぁな。だが、他にねぇもんだし、渡す時には工房を外して余剰魔力分で要塞化もしてやるつもりだから喜ぶんじゃねぇか?」
「そんな事も出来るのか?」
「あぁ、工房よりも簡単だ。なんせ工房には安全性を確保するだけでも相当色々する必要があったからな。」
「なるほどなぁ。だからセーフティーハウスは要塞化してないのか。」
「違ぇぞ。」
「違うのか?」
「そりゃそうだろ?こんなダンジョンで要塞化したところで刺激するだけだぞ。それに俺達が数人出た方が要塞化したセーフティーハウスよりも遥かに強いからな。」
「そうなのか。それなら今がベストって事か。」
「そういう事だ。後もう1つ、やっといた方が良い事がある。」
「何だ?」
「武甕槌命だが、俺がメンテナンスした後でセーフティーハウスか、インビジブルハウスで寝る際は、神像前で奉納するもんみてぇに置いといてくれ。」
「別にドラウがメンテナンス終わりに置いといてくれても良いんじゃないのか?あっ、俺が面倒とかじゃなくて、その方が俺の事なんて気にせず調整なり、修理が出来るだろ?」
「まぁな。だが、理由はそんなんじゃねぇんだよ。」
「ん?」
「武甕槌命だが、神降ろしのスキルが有るだろ?」
「あぁ、そうだな。」
「そんで、武甕槌命を操作するのがシュウトだろ?」
「そうだな。って事は操作する人間が神像の前に差し出す事で、効果が変わるって事か?」
「そういうこった。出来るだけ毎日行う事で、シュウトの神気を吸収しやすくなり、更には降ろせる神格も上がってくそうだ。」
「そうだ?直した時に分かった事じゃないのか?」
「あぁ、今朝起きた時に製造神ファイス様からの神託が降りたんだ。」
「ファイス様が・・・それなら絶対しないとな。」
「欠損の無い状態で神像の前へ丁寧に置けって事だった。」
「欠損が有るとダメなのか?」
「それまでの行いの効果が逆に薄れていくとの事だ。」
「なるほどなぁ。なら何時でも声を掛けてくれ。」
「おう。」
ドラウはそう言うと俺から武甕槌命を受け取り、もう案内する場所は無い様で、直ぐに工房の方へと歩いて行った。
その後、俺達は各々好きに行動した後、食事で集まったので、食後に本日の反省点や明日の事でミーティングを行った後、それぞれの部屋で就寝した。
翌朝、神像前に奉納した武甕槌命を見ると見覚えの無い勾玉1つの首飾りが装飾されていた。
「こんなの奉納する時にあったか?あの後ドラウがやったのか?」
俺はそう言いながら、もしかしたら新装備で何か効果が有るのかもと思いながらドラウの下へと向かった。
「なぁドラウ。」
「何だ?」
「武甕槌命に新しい装備でも付けたのか?」
「ん?」
「あれ?ドラウじゃないとしたら誰が・・・。」
「武甕槌命に何かあったのか?」
「おう。なんか取りに行ったら昨日まで無かった装飾品が着いてたからドラウが奉納した後に取り付けたのかと思ってな。」
「俺は何も・・・一寸見せてみろ。」
ドラウにそう言われた俺はリビングダイニングの隅で武甕槌命を取り出した。
「確かに・・・あぁ、コレが言ってたやつか。」
「言ってたやつ?」
「おう。神託で変化が有るが目安だから気にするなって製造神ファイス様が仰っていたんだよ。」
「へぇ~、それで何の装置?なんだ?」
「信仰心の結晶で出来た物で、神気を溜める性質があるんだと。」
「じゃあこの中に俺の神気が入ってるのか?」
「多分な。そんで奉納し続ければ数が増えるらしいぞ。」
「そうなのか?ってか、見ただけで分かるのか?」
「いや、ファイス様が増えると仰っていたからだ。」
「なるほどな。ってか、鑑定した結果じゃないんだな。」
「視ようとはしたが、全てを見る事は出来なかったからなぁ。神託の記憶と照合しての結果だな。」
「じゃあ神託がなければ、ドラウにも分からないのか?」
「祈願神玉って名前と※※を溜め、※※※を使用する際に※※するって感じだから知らないヤツが鑑定したとしても何に使用する物なのかは分かんねぇだろうな。逆にシュウトはどうなんだ?神の瞳を使わなくても分かるのか?」
「どうだろう・・・?」
俺はそう言って武甕槌命を動かしながら調べてみた。
「確かに神気が吸われてる感じはするが、それだけだな。使う分には問題無い感じはするけどな。」
俺はそう言うと神の瞳で祈願神玉を調べてみると確かにドラウの言う通りの文章が記載されていた。
「ドラウが言った通りだな。勾玉1つに込めれる容量はあるみたいだし、神降ろしの際に勾玉の神気から使用される仕組みになってるみたいだな。」
「なるほどなぁ、そういう事だったのか。」
「後、勾玉の数を増やす方法も記載されてたぞ。」
「勾玉ってぇと神玉部分か?」
「おう。言われた通り、神像の前に設置するか、ライヤ様に創ってもらうか、って事だ。」
「流石に創ってもらうのは不敬だろ?」
「まぁそうだな。武甕槌命で魔物を討伐する事で信仰心を重ね、綺麗な状態にして奉納する事が必要って事だからダンジョンで使用して、夜にドラウにみてもらった上で奉納って感じになるから負担を掛ける事になるが、頼むな。」
「そんなもん俺は毎日だってやってやるさ。俺の修練にもなるしな。」
「そうなのか?」
「おう。任せろ。」
「なら頼む。じゃあ朝食を食べたら出発するか。」
「あっ、一寸待ってくれねぇか?」
「どうしたんだ?」
「いや、昨日、ルークに頼まれたもんがあんだが、出発前に確認して欲しくてよ。」
「あぁ、糸の事か。」
「特別製のな。」
「そういやぁ粘着性のもなんとかなったのか?」
「アレかぁ・・・。」
「無理だったって事か?」
「まぁ、それは1人ずつ話すのも面倒だからルークに会ってからだな。」
「そりゃそうか。」
「とりあえず飯食ってから出発時間は遅らせても良いのか?」
「少しなら良いぞ。まぁなんだ、急いては事を仕損じるとも言うからな。」
「ん?言ってる事は何となく・・・まぁ、良いや。とりあえず時間は良いんだな。」
「おう。」
俺達はそう言うと朝食を摂る事にした。
「ドラウ、コレ1人部屋なのか?」
「そうだぞ。さっきも1人部屋って言ったじゃねぇか。」
「まぁ、そうだが・・・それにしては広くないか?」
「はぁ?ベットも在るし、鎧や武器なんかを置いてストレッチとかすんなら広さは必要だろ?」
「いや、鎧も武器もアイテムボックスに仕舞えば良いじゃないか。」
「何言ってんだよ。此処はダンジョンだぞ。しかも最上級のダンジョンだ。そんなとこで寝るにしても身体を解すにしても普段と同じ様に出来るはずねぇだろうがよぅ。」
「あっ、そうか。セーフティーゾーンとはいえ気が緩んでたな。すまない。」
「分かりゃ良いんだ。まぁそういう訳だから必要だと思う広さは確保してあんだよ。じゃ、紹介も終わったし、全員部屋を選べ。」
ドラウがそう言うと全員が部屋を選んで入って行った。
「んじゃ、シュウトの部屋に案内すっから着いて来いよ。」
「おう。」
俺とドラウはそう言うと再び玄関ホールに出て、奥へと進んで行った。
「奥って行ってたが、結構歩くんだな。」
「まぁな。お前の部屋だけは、この家、セーフティーハウスって名前の魔道具なんだが、その中心近くにあるからな。」
「セーフティーハウスか。懐かしい響きだな。」
「おうよ。多分だが、前世の記憶を持ったヤツが造ったやつなんだろうな。」
「ん?それはどういう意味だ?ドラウが初めてじゃないのか?」
「そうだな。見た目も内装も何もかも違ぇだろうが、造った瞬間に名前が表示されたからな。」
「へぇ~ドラウが1から造ってもそうなるのか。」
「まぁ、そういうもんだ。じゃねぇと色んなもんの名前が1つずつ違ったらややこしいだろが。」
「あぁ、そういう事か。」
「ちなみに言うともう1個の方はインビジブルハウスって名前に成ってたな。」
「不可視とか、認識されないとか、そういう事か?」
「おう。登録されてねぇヤツらから完全に隠れれる様にしたらそういう名前になってたな。」
「なら俺達は認識出来るのか。」
「そりゃそうだろ?インビジブルハウスは出した瞬間から見えねぇんだ。そんなもん使用者まで見えなかったら意味ねぇだろ?」
「それもそうか。」
「しょうもねぇ事、言ってねぇで着いたぞ。」
ドラウに言われて正面を見ると2つのドアが並んでいた。
「どっちが俺の部屋なんだ?」
「左側がシュウトの部屋だな。ほんで右側がこのセーフティーハウスの心臓部になる部屋だ。」
「心臓部?・・・もしかして、俺の部屋が隣りにあるのって・・・。」
「そうだな。このセーフティーハウスの結界を支えてんのがシュウトの魔力。正確に言うと寝てる時に漏れ出る大量の魔力を隣りに設置したアストライアー様の神像を模した魔道具で発動してんだよ。」
「ん?じゃあ、俺の部屋に魔力を集める装置みたいなのが設置されてるって事か?」
「あぁ。」
「それなら此処に居る間はずっと居た方が良いんじゃないのか?」
「その必要はねぇよ。ってか、そんな事したら過剰な魔力の所為で逆に魔物を呼び寄せちまう事になんぞ。」
「だが、それだと今はどうしてるんだ?魔宝玉か?」
「おう。予備としてシュウトの魔力が供給されねぇ時だけ供給される様になってんだ。」
「なるほどなぁ。じゃあインビジブルハウスの方も同じなのか?」
「あっちも確かに近くで寝てもらうつもりだが、インビジブルハウスの方は基本、魔宝玉だな。」
「そうなのか?」
「あぁ、不可視化だけじゃなく、物理攻撃じゃなきゃ、透過も出来る様にしてっから、その分セーフティーハウスよりも魔力が必要なんだ。」
「なるほどなぁ。危険地帯で設置する分、色々してそうだもんな。」
「そうだな。まぁ全てを魔宝玉で起動させてる訳じゃねぇっていうか、核の部分だけしか使ってねぇぞ。」
「そうなのか?」
「当たりめぇだろ?此処じゃなきゃシュウトの魔宝玉じゃなくても出来る様にしとかねぇとシュウトが居なきゃ使えねえ魔道具になっちまうだろうがよ。」
「確かに。」
「だろ?それによぅ、もっと良いもんが造れたら攻略組のヤツらに渡すつもりだからな。」
「・・・喜ばれるのか?」
「さぁな。だが、他にねぇもんだし、渡す時には工房を外して余剰魔力分で要塞化もしてやるつもりだから喜ぶんじゃねぇか?」
「そんな事も出来るのか?」
「あぁ、工房よりも簡単だ。なんせ工房には安全性を確保するだけでも相当色々する必要があったからな。」
「なるほどなぁ。だからセーフティーハウスは要塞化してないのか。」
「違ぇぞ。」
「違うのか?」
「そりゃそうだろ?こんなダンジョンで要塞化したところで刺激するだけだぞ。それに俺達が数人出た方が要塞化したセーフティーハウスよりも遥かに強いからな。」
「そうなのか。それなら今がベストって事か。」
「そういう事だ。後もう1つ、やっといた方が良い事がある。」
「何だ?」
「武甕槌命だが、俺がメンテナンスした後でセーフティーハウスか、インビジブルハウスで寝る際は、神像前で奉納するもんみてぇに置いといてくれ。」
「別にドラウがメンテナンス終わりに置いといてくれても良いんじゃないのか?あっ、俺が面倒とかじゃなくて、その方が俺の事なんて気にせず調整なり、修理が出来るだろ?」
「まぁな。だが、理由はそんなんじゃねぇんだよ。」
「ん?」
「武甕槌命だが、神降ろしのスキルが有るだろ?」
「あぁ、そうだな。」
「そんで、武甕槌命を操作するのがシュウトだろ?」
「そうだな。って事は操作する人間が神像の前に差し出す事で、効果が変わるって事か?」
「そういうこった。出来るだけ毎日行う事で、シュウトの神気を吸収しやすくなり、更には降ろせる神格も上がってくそうだ。」
「そうだ?直した時に分かった事じゃないのか?」
「あぁ、今朝起きた時に製造神ファイス様からの神託が降りたんだ。」
「ファイス様が・・・それなら絶対しないとな。」
「欠損の無い状態で神像の前へ丁寧に置けって事だった。」
「欠損が有るとダメなのか?」
「それまでの行いの効果が逆に薄れていくとの事だ。」
「なるほどなぁ。なら何時でも声を掛けてくれ。」
「おう。」
ドラウはそう言うと俺から武甕槌命を受け取り、もう案内する場所は無い様で、直ぐに工房の方へと歩いて行った。
その後、俺達は各々好きに行動した後、食事で集まったので、食後に本日の反省点や明日の事でミーティングを行った後、それぞれの部屋で就寝した。
翌朝、神像前に奉納した武甕槌命を見ると見覚えの無い勾玉1つの首飾りが装飾されていた。
「こんなの奉納する時にあったか?あの後ドラウがやったのか?」
俺はそう言いながら、もしかしたら新装備で何か効果が有るのかもと思いながらドラウの下へと向かった。
「なぁドラウ。」
「何だ?」
「武甕槌命に新しい装備でも付けたのか?」
「ん?」
「あれ?ドラウじゃないとしたら誰が・・・。」
「武甕槌命に何かあったのか?」
「おう。なんか取りに行ったら昨日まで無かった装飾品が着いてたからドラウが奉納した後に取り付けたのかと思ってな。」
「俺は何も・・・一寸見せてみろ。」
ドラウにそう言われた俺はリビングダイニングの隅で武甕槌命を取り出した。
「確かに・・・あぁ、コレが言ってたやつか。」
「言ってたやつ?」
「おう。神託で変化が有るが目安だから気にするなって製造神ファイス様が仰っていたんだよ。」
「へぇ~、それで何の装置?なんだ?」
「信仰心の結晶で出来た物で、神気を溜める性質があるんだと。」
「じゃあこの中に俺の神気が入ってるのか?」
「多分な。そんで奉納し続ければ数が増えるらしいぞ。」
「そうなのか?ってか、見ただけで分かるのか?」
「いや、ファイス様が増えると仰っていたからだ。」
「なるほどな。ってか、鑑定した結果じゃないんだな。」
「視ようとはしたが、全てを見る事は出来なかったからなぁ。神託の記憶と照合しての結果だな。」
「じゃあ神託がなければ、ドラウにも分からないのか?」
「祈願神玉って名前と※※を溜め、※※※を使用する際に※※するって感じだから知らないヤツが鑑定したとしても何に使用する物なのかは分かんねぇだろうな。逆にシュウトはどうなんだ?神の瞳を使わなくても分かるのか?」
「どうだろう・・・?」
俺はそう言って武甕槌命を動かしながら調べてみた。
「確かに神気が吸われてる感じはするが、それだけだな。使う分には問題無い感じはするけどな。」
俺はそう言うと神の瞳で祈願神玉を調べてみると確かにドラウの言う通りの文章が記載されていた。
「ドラウが言った通りだな。勾玉1つに込めれる容量はあるみたいだし、神降ろしの際に勾玉の神気から使用される仕組みになってるみたいだな。」
「なるほどなぁ、そういう事だったのか。」
「後、勾玉の数を増やす方法も記載されてたぞ。」
「勾玉ってぇと神玉部分か?」
「おう。言われた通り、神像の前に設置するか、ライヤ様に創ってもらうか、って事だ。」
「流石に創ってもらうのは不敬だろ?」
「まぁそうだな。武甕槌命で魔物を討伐する事で信仰心を重ね、綺麗な状態にして奉納する事が必要って事だからダンジョンで使用して、夜にドラウにみてもらった上で奉納って感じになるから負担を掛ける事になるが、頼むな。」
「そんなもん俺は毎日だってやってやるさ。俺の修練にもなるしな。」
「そうなのか?」
「おう。任せろ。」
「なら頼む。じゃあ朝食を食べたら出発するか。」
「あっ、一寸待ってくれねぇか?」
「どうしたんだ?」
「いや、昨日、ルークに頼まれたもんがあんだが、出発前に確認して欲しくてよ。」
「あぁ、糸の事か。」
「特別製のな。」
「そういやぁ粘着性のもなんとかなったのか?」
「アレかぁ・・・。」
「無理だったって事か?」
「まぁ、それは1人ずつ話すのも面倒だからルークに会ってからだな。」
「そりゃそうか。」
「とりあえず飯食ってから出発時間は遅らせても良いのか?」
「少しなら良いぞ。まぁなんだ、急いては事を仕損じるとも言うからな。」
「ん?言ってる事は何となく・・・まぁ、良いや。とりあえず時間は良いんだな。」
「おう。」
俺達はそう言うと朝食を摂る事にした。
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