転生したらスキル転生って・・・!?

ノトア

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第6話 [初めての転生]

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俺は先ず、昨日の死骸を見に行った。

「あれ?この辺だったよなぁ」

昨日よりも周りの木々や草が生い茂っていた為、目印になる様な物が全て無くなってしまっていたので、川から空を見上げ、太陽の位置から計算して森に入っていったのだが、アレだけ大きかった死骸を見つけられずにいた。

「やっぱりライヤ様が居たから木とかが成長したのかなぁ?」

そう思いながら剣鉈で掻き分けていくと下に白い物が見えたので、“まさか”と思いながらよく見ると明らかに片腕を無くしたクマ?の白骨死体があった。

「マジかぁ~絶対コレだよなぁ~昨日、剣鉈で出来た傷にピッタリだもんなぁ」

ヤバいと思いながらマップを確認すると近くに黄色の点があったので、もしかしたら剣鉈で何とかなるかもと思いながら気づかれない様に慎重に進むと40cm位ありそうな気持ち悪いネズミ?だった。

俺は慎重に近づきもう少しのところで感知されたのか一目散に逃げられ、追いかけたが今のステータスでは追いつけるはずも無く、その後も黄色の点には行くものの悉く逃げられ、諦めて赤の点の方に行ってみるが遠目でクマ?やオオカミ?等、明らかに俺には無理なやつや明らかに食べたら駄目そうな魔物しかおらず、暗くなってきたので途中で見つけた食べれるかは解らないキノコや前世で調べたことのある生でも食べれる野草に似てる草を摘んで川まで戻り、眠りについた。

朝目覚めると腹を壊してるとか他に調子が悪いとこがないかを確認したが、特に調子の悪い事も無かったので、マップで見る限り街までは何日か掛かりそうなので、竹で水筒を何本かつくり、火起こしの道具を持ち出発した。

「あっそうだ!あの死骸から色々持っていったら飯代くらいなるだろうし、ちょっと寄ってくか」

そう思いクマ?の死骸に寄った俺は鱗や皮が近くに残っていたのでそれで袋を作り爪や他にも売れそうな部位を詰めて、死角が多い森ということもあり、マップで位置を確認しながら遠回りになろうとも接触しない様に進んだ。

森を抜けた俺は街に到着した。(森から街までの行動は第1話に記載)

「しかし本当に廃墟だなぁ」

「一体何処にいるんだろう?」

「マップで見る限り、魔物の反応も無いし、迷える魂を呼んでみる?」

《ピコン♪》と鳴ったので確認してみる。

『流石にそれはないわぁ~スキルを発動するイメージをしてみなさい。それで何か感じないか試しなさい。じゃないとダメな奴までくるわよ。』

ほうほう。なるほど・・・っていうかダメな奴って何だ?魔物の反応はないぞ?

《ピコン♪》

『普通はゴーストとかの魔物に分類されるんだけど、多分貴方のスキルの所為でこの辺のゴーストは貴方には危害どころか何も出来ないからマップに出ないんだと思うわ。』

という事は死霊系には無敵?

《ピコン♪》

『バカなの?そんなわけないじゃん!武器とか魔法とかは普通に当たるわよ。』

だよねぇ分かってましたすいません。

で、スキルをイメージかぁ・・・俺の中の扉を開く感じで良いのかなぁ

そう思いながらイメージをすると北の方角に何かを感じたので行って見ることにした。

しばらく歩いて捜索していると何度かゴーストに遭遇し、襲ってくるのだが、俺に触れた瞬間、浄化された様に石ころのような物を残し消えていった。

俺はその石ころを何となく拾い集め、魔石ってやつか?と思いながら眺めていると《ピコン♪》と鳴ったので確認する。

『正解!ついでに言うとシュウトが持ってる袋と同じ様にお金になるから拾っときなさいよ。』

おぉそれは良いことを聞いた。金になるなら出来るだけ拾っとこ♪

そう思ってウキウキしながら拾い、暇になってきたから魔石を上に投げてちょっと遊びつつ捜索していると《ピコン♪》と鳴ってビックリした拍子に魔石を食べてしまった。

うっ!?ヤバ!食っちまった!!!

焦って吐こうとするも魔石は出てこず、その内、身体の内側から何か暖かい様な感覚がするのに気づいたがその間何度も《ピコン♪ピコン♪》鳴っていたので今それどころじゃないと思いつつも確認した。

『早く吐きなさい!魔石は人間には毒よ!』

という言葉と謝罪なのかお叱りなのか分からない神託が届いていた。

俺はやっぱり毒なのかと思い今一度吐こうとするも出てくることが無かったので、先程の違和感が毒による物なのかを調べる為にステータスを開けてみる。

・・・・・!えっ!

ステータスには毒の表記は無く、代わりに0だったMPが1/1に変わっていた。

魔力が増えた?もしかして魔石か?と思い、もう一度魔石を口にした。しばらくするとまた内側から暖かい感覚があったので、もう一度ステータスを確認するとやはりまた1増えて2になってる上に状態異常にもなっていなかったので、MPが増えていくのも楽しかったし、腹も膨れる事もなかったので、どんどん口にしていると《ピコン♪》と鳴ったので確認すると

『何してんの?お金にするんじゃなかったの?』

あ!忘れてたぁ~ガク・・・腹が膨れるならまだしも食べた気もしてないって事は食事にもならないのにぃ・・・まぁ魔力が175に成ったからいいか?

そう考えていると《ピコン♪》と鳴ったので確認すると

『魔法を使えない今のアンタが魔力増やしてどうすんのよ。ってか真面目に探しなさいよ!』

はい!すいません。真面目に探します!

そうこうしていると反応が強くなったので、其方の方へ行くと聖職者のような格好をしているが身体が透けている人?が祈りを捧げていた。

あれか?声をかけるべきか?と悩んでいると聖職者であったであろう人?が不意に此方を向き、目が合った。

目が合い立ち上がったと思った瞬間、音も無く目の前に来て声をかけてきた。

『貴方様が私達を救いに来て頂いた方ですか?それとも偶然訪れた方ですか?』

「多分、救いに来た方だと思います。」

『おぉー神よ!ありがとうございますー!これで街は救われます!』

街が救われる?どういうこと?

《ピコン♪》

『その人が対象者の1人なんだけどもしかしたら死んだ事にも気づいて無いのかも・・・シュウトならスキルで来歴が見れるでしょ』

そう言われ確認してみるとその人の善行・悪行・死因・現状を見る事が出来た。

ん・・・やっぱり聖職者らしいな、悪行が殆どない・・・あぁ、一瞬で死んでしまったから気づいてないのかぁ・・・これ本人に言ってもいいのかぁ?

《ピコン♪》

『そうやって確認して転生させるかどうか決めなさい。後、話さなきゃ始まらないでしょ!』

そりゃそうだよな、ってか俺が決めるの?ライヤ様が決めた人っていうか魂の所に行かされてスキルを使うのかと思ってた。

《ピコン♪》

『わ・た・し・は、忙しいって言ったでしょ!!!』

はい・・・すいません。ってか眷属に任せるのかと思ってた。

《ピコン♪》

『眷属は眷属でやる事があるから暇じゃないのよ』

なるほど・・・しかし、俺が決めていいんですか?

《ピコン♪》

『シュウトなら大丈夫よ。それに創世神様が遣らせて良いって言ってたし。』

創世神って誰ですか?

《ピコン♪》

『コラー!!!様を付けなさい様を!総ての神の頂点に立つ方を軽々しく呼ばないの!!!』

おぉすいません・・・そんな方から加護を頂いてるんですね。

《ピコン♪》

『・・・ホントだ・・・私に任せてっていったのに・・・もうおじいちゃんは!』

おじいちゃん?ってか神託なのに心の声がダダ漏れって・・・プッ・・・。

《ピコン♪》

『あー!!!うるさい!それよりも早くしなさい!私だって忙しいんだからね!』

はい、すいません。と思いながらまだ感慨に浸っている魂に声をかけた。

「あのぅ~言い難いんですが貴方はもう死んでるって事には気付かれてます?」

『・・・やはりそうでしたかぁ・・・ここからは動けないし、時折、来る方は話しかけても無視されてたので、もしかしてと思ってたのですが、余りにも意識がハッキリしてたもので・・・。』

「では、貴方は善行を尽し、お亡くなりになられましたので、転生が叶う事になりましたが、如何致しますか?」

『転生しなかったらどうなるのでしょうか?』

ん?どうなるの?

《ピコン♪》

『善行の方が多いのであれば、転生せずに居たらそのまま大地の力の一部になるだけね。って言うより余程、悪い事をしてなければ転生出来るわよ。そもそも転生先が良いか悪いかの違いだけだしね。まぁ余っ程悪い奴は死んで転生する迄の短い間にソウルイーターっていうヤバいのに変わっちゃう奴もいるし、大抵は転生するから問題無いんだけど。後は普通の人でも未練が強く転生を拒否した大半は死霊系の魔物になっちゃうかな。』

なるほど・・・ここのゴーストって俺が遅れた所為で魔物になってしまった・・・って事?

《ピコン♪》

『そんな事無いわよ。死霊系の魔物になるのは年数がかかるっていっても10年位だし、どっちかって言うと15年くらい前のスタンピードの所為だから』

そうかぁと安心していると声をかけられた。

『あのぅ~すいません、聞いてらっしゃいますか?』

「あぁ、すいません。考え事をしていました。」

「貴方の場合は、大地の力の一部になる様ですね。転生は辞めておきますか?」

『いえ、転生させて致しますが、その前に例え人が居ないとはいえ、愛した街なので救って頂けると仰って頂けると心残りなく旅立てるのですが・・・お救い願えますか?』

「分かりました、出来るだけの事は遣らせて貰います。」

『ありがとうございます。ではよろしくお願い致します。』

そう言われ、初めてスキル転生を発動すると聖職者の人の姿が人魂になり、自分の身体に吸い込まれていった。

すると次の瞬間身体に変化が起きた。
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