転生したらスキル転生って・・・!?

ノトア

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第19話 [予想外の武器]

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キルデスさんの作業場に着いた俺達は広い机のところに座り話し始めた。

「始めに聞くがシュウト殿は魔力と後、気じゃったかそれぞれを込めれる物が良いのかの?」

「あの時みたいに両方同時にやったとして耐えれる物はありますか?」

「ん・・・どうじゃろうそればっかりは試してみんと何とも言えんのぅ」

「そうですか・・・ただ片方ずつだとしても戦闘中に武器を切り替えるのは・・・」

「そらそうじゃろうな。儂もそういう事を聞きたかったわけじゃないんだが、まぁ良い言いたい事は分かったのじゃ。」

「あっ何かすいません。」

「よいよい、魔力を込める方は物が想定出来るんじゃが如何せん気という物は儂にも分からんから1つずつ試すしかないからのぅ」

「でじゃ本格的に作るのは材料が揃ってからになるのじゃが、作る前にある程度の形を把握しとかんと武器も防具も作れんからのぅ。じゃからここに大体でいいで、描いてくれんか?」

俺は紙とペンを渡されたので前世で老人が持っていそうなTの形をした杖を描いた。

それをキルデスさんは「ふむ、なるほどのぅ」と言いながら立ち上がり木を持つと一瞬で作り上げてしまった。

俺が早!と思っているとそれを察したのか「これくらい出来ん様では職人とは呼べんよ」と言って渡してきた。

「それで悪いんじゃがそれを持ってシュウト殿の基本的な動きを見せてくれんかのぅ出来るだけゆっくりとじゃが。」

そう言われたので出来るだけゆっくりと基本の型を流れる様に繰り出していった。

「動きを見る限り防具は軽装の方が良さそうだな。それと肩周りや関節付近も邪魔しない物にしなきゃいけねぇな。後は足の所は武器として使える様な形にした方が良いなぁ。その辺は一緒に詰めていくか。」

「そのようじゃ。シュウト殿1つ聞きたいのじゃが、杖の先は尖らさない方が良いのかの?」

さすが、数多くの武具を作ってきた2人なだけあって一寸見ただけで、俺が何となく作って欲しい物を言ってきた。

俺はキルデスさんの言う事に「そうですね」と答えつつ、近くに置いてあった巨石を見て「アレは壊れても」と聞いてみた。

「アレか?元々武器を作った時の試し用じゃから問題ないのぅ」

そう言われたのでその前で構えた。

「では、御礼に1つ技を披露したいと思います。」

そう言い俺は杖に気を込めてみる。

流石、プロ中のプロの技だ。一瞬で作ったとはいえ、気の通りも良いし、あの時の棒の倍は込めれるな。これなら!

「いざ!参る!」

そう言うと俺は杖の反動を活かし、巨石に一瞬で近づき巨石を穿っち、また反動を利用して元の位置まで戻った。

キルデスさんは立ち上がると貫通し穴の空いた巨石を見に行った。

「ほぅ。確かにこれなら先を尖らす必要はないのぅ」

「キルデスさんの作ってくれたこの杖のお陰で棒の時の倍近く気を込めれましたから。」

「嬉しい事を言ってくれるのぅ。で、勿論全力じゃないんじゃろ?」

「そうですね。正直、10%も込めれてないと思います。」

そう言うとキルデスさんの目がキラリと光った。

「いいぞいいぞ、面白い!ゴッテスよ儂らの武具とシュウト殿が合わさったら面白い事になりそうじゃのぅ」

「おう!久々に血が滾るぜ!」

キルデスさんとゴッテスさんはそう言うと手を合わせた。

「それじゃあ第0研究室を使うのじゃ!ゴッテス、そこの端材を持って行くぞ!」

「おう!任せとけ!」

そう言いながら何処かへ行こうとしている2人を唖然としながら眺めているとキルデスさんが「何をしておる!ついて来るのじゃ」と言われ、急いで追いかけた。

暫くすると何層もの扉の先に体育館程の広い場所に辿り着いた。

「此処が第0研究室じゃ。此処なら竜の咆哮が直撃してもビクともせんから好きなだけ爆発してくれてかまわん。」

はい!?何させるつもりですか!?

「さっ早く始めるのじゃ!」

?ってなっているとゴッテスさんが端材を渡してきた。

「気というのを込めろ。」

「そうじゃそうせねば、おぬしに合う素材が解らんじゃろ!」

あぁなるほどと思いながら渡された端材に気を込めようとしたが、拒絶されている様な感じで一切込める事が出来なかった。

「之は無理ですね。一切入って行く気がしません。」

「そうかぁ・・・じゃ今度は魔力を込めるのじゃ」

そう言われ今度は魔力を込めてみるとドンドン入っていく暫くして端材が限界にきたのか急に光りだしてきた。

「シュウト殿!早く遠くへ投げるのじゃ!」

そう言われ全力で遠くへ投げると30m程離れた所に落ちると爆発が起こった。

ドカーン!

「あの時程では無いにしろ凄い爆発じゃったのぅ、シュウト殿どの位魔力を入れたのじゃ?」

そう聞かれたのでステータスを見てみると100位減っていたのでそのまま伝えた。

「100のぅそれであの威力は一寸少ないのぅ」

「まぁよい、やはりミスリルは魔力を通しやすいのぅ」

おぉ異世界といえばの金属きたぁー!

「なら次は・・・これを」と余韻に浸る暇なくゴッテスさんに金属素材を次々と渡されるが魔力を込めれる物は有ってもミスリル程ではなく気を込めれる物はごく1部あったが結果はまちまちで同じ素材でも俺の感覚では気を込めれる量がバラバラだったのも伝えるとキルデスさんは「もしかしたら金属自体には無理なのかもしれんのぅ」と言っていた。

「でも昔使ってた武器は金属製でしたよ。」

「それは何の金属か解るかのぅ」

「いや、そこまでは・・・。」

俺は聞かれたが流石に代々引き継がれた武器だったので解らず、頭を下げた。

「別に良いのじゃ。あの時の様子じゃソレに魔力を込めた事はないんじゃろ?」

俺は「はい。」と言いながら頷くしか無かった。

「ならば儂らで見つければ良いだけじゃ!その方が面白いしの。」

「ところで魔力と気を両方込められるのは何個あったかのぅ」

キルデスさんはそう言いながらゴッテスさんを見るとゴッテスさんは4つの金属を見せた。

「この魔鉄と魔銅、魔銀、魔金だな。」

「なるほどのぅ元々魔力を有した金属で精製時に混ぜ物をする物か。」

俺はそれで作るのかなぁでも対して込めれなかったのになぁと思っているとキルデスさんがゴッテスさんから受け取り、俺に渡してきた。

「この中であの時の様に魔力と気の両方を混ぜた状態で込めれる物は有るかの?」

「金属製だとかなり危ないと思うんですが・・・。」

「小さい物なら大丈夫じゃろ。」

良いのかなと思いながら一応、キルデスさん達から離れ、1つずつ試した。

「じゃあ魔鉄とかいう物からやってきますね。一応何かの後ろに隠れて貰っても良いですか?」

俺がそう言うと塀の後ろに顔だけ出して隠れてくれた。

「じゃあいきます!」

俺はそう言うと混ぜたモノを少しずつ込めると小さな端材にも関わらず棒よりも込められたが、ミスリルの時のように光る事は無かったが嫌な予感がしたので思いっきり投げた。

ドガーン!!!

俺はビックリしてただ立っていると

「シュウト殿!大丈夫か!」とキルデスさん達が駆けつけてくれた。

俺は服自体はボロボロになったが身体には問題無かったので「大丈夫ですよ」と答えた。

「シュウト殿が大丈夫なら良かったが服はエライ事になったのぅ」

俺は笑いながら「そうですね」というとゴッテスは急いで出ていった。

「で、ミスリルの様に光ったわけでもないのに何故、爆発すると分かったんじゃ?」

「ん・・・感ですね。何回か爆発させてるんで。」

キルデスさんは俺を見ながら「まぁ、1回吹っ飛んどるしのぅ」と呆れた目で俺を見てきた。

ドタドタドタ・・・バン!

何事かと扉の方を見るとかなり重量が有りそうな盾を担いだゴッテスさんが息を切らしながら此方に向かってきた。

「ハァハァハァ・・・次からは・・・投げたら・・・之の後ろに・・・隠れろ・・・。」

「あ、ありがとうございます。」

ゴッテスさんの様子にたじろいでいるとキルデスさんが気にした様子もなく「さっ次じゃ」と言いながら魔銅を渡してきた。

え?ゴッテスさんは?え?無視なの?

と思っているとゴッテスさんは何も言わずにキルデスさんと塀の後ろに隠れた。

あっ良いんだアレでと思いながら魔銅に混ぜたモノを込めてみるが一寸込めただけでボン!と手の中で弾けただけだったので、キルデスさんが「後何個かやってみるのじゃ」と言いながら数個渡してきたので、行ってみるも弾け具合が違うだけでどれも差は無かった。

「こりゃ駄目じゃの。」と言いながら魔銀を渡してきたので、魔銀に込めると魔銀は溶け、魔金は煙を出して消えた。

「こりゃ魔鉄、一択じゃの」

ん?武具には魔鉄だと危ない様な気が・・・。

「馬鹿もん!こんなもんで杖や防具は作らんわい!」



「分からんのか、新しい武器じゃ」

「新しい武器ですか?」

キルデスさんは俺が分かってないのを見て溜息を吐きながら頭を振っていた。

「当たり前じゃろ。あの様な爆発を見せておいて武器にせんでどうするんじゃ」

そう言われ、俺が「あぁ」と言ったらキルデスさんは「はぁ~」と溜息をついた。

「とりあえず、どのサイズでどの位の威力があるか試してみるのじゃ」

と言いながら色んなサイズの魔鉄を渡してきた。

俺は先ず端材の中でも1番大きいのを持ち込めてみるが先程よりも込めにくく大きい所為かと思ったが直ぐに限界を感じ、遠くへ投げた。

ドーン!

「ん?どうしたのじゃ?」

「何故か限界を感じて。」

「そうか、大きければ良いとも限らんのかもしれんのぅ」

ならと思い、今度は1番小さいのを選んで込めてみたが、込めやすかったが大きいのと同じ位で限界を感じたので投げた。

ドーン!

「ん・・・やはりサイズは関係ないみたいじゃのぅ」

その後は様々なサイズを試し、手頃なサイズを試した時にこれ迄で1番の威力が出たのでもう一度、同じサイズを試す事になり、混ぜたモノを込めて投げるのに持ち直す為に回転させた瞬間、自分の中で最大限の警鐘が鳴り響く感じがしたので急いで全力で投げ、力を込めて盾を構えた。

ドガーーーーン!!!!!

「シュウト殿!何をしたのじゃ?」

「いやぁ持ち直そうと思って回転させたらああなりました。」

「なるほど回転をのぅ。もう一度今度は1番小さいのでやって貰って良いかのぅ」

そう言われたので今度は小さい端材に込め、今度は回転が掛る様に投げてみた。

ドカーン!

「何故か解らんが回転させると威力が増すようじゃのぅ」

「じゃあ次は・・・」「何があったのですか!シュウト様!」

そう言われ、振り向くとハロルドさんが鬼の形相で立っていた。
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