転生したらスキル転生って・・・!?

ノトア

文字の大きさ
26 / 418

第25話 [聖魔導合金!]

しおりを挟む
キルデスさんがガルンさんを叩いたのを呆然と見ているとゴッテスさんが近づいてきて、声を掛けてきた。

「ガルンはあぁしないと戻らない。」

?何が?

俺が意味が分からないと思っているとゴッテスさんが引き続き、話をしてくれた。

「ガルンの研究室兼開発室では、ソニンさんがいないとあぁやって叫びながら爆発実験を繰り返す。だからあぁやって止めるしかない。」

何その危ない奴!

そう思いながらガルンさんを見ていると正気に戻ったのか俺を見ながら「すまねぇ」と言った。

「しかしアレじゃなぁ。1番威力が有るのはこの位じゃな。」

そう言いながらキルデスさんが手の上でクルクル回してるのを見て俺はある形を思い出し、懐から取り出した。

「なら、このカードみたいな形状がいいです。」

「ほう。何故じゃ?」

「昔こんな風に遊んでたし、この位の薄さでこの魔鉄ならこれ自体が武器として斬ることも可能かなと。」

そう言いながらカードを自在にクルクルと飛ばしたり、ブーメランの様に戻したりしていた。

「ほう。何かのスキルかのぅ」

「いえ、ただの技術です。ていうより、遊びの延長ですね。」

「ほう。遊びというとトランプとかいうやつかのぅ。」

へぇ~こっちの世界にもトランプはあるんだぁ。

「ん?どうしたのじゃ?」

「いや、懐かしいなぁと思いまして。」

「そうかトランプかぁ懐かしいのぅ。アレのお陰で国外にも出店出来る様になったしのぅ。ただアレの所為で一時は武器制作の合間にやらされたがの。ホッホッホ」

へぇ~ここが作ったんだぁ。アレかな前ハロルドさんが言ってたアイデアをくれた人かなぁ

「おや?知らんかった様じゃのぅ、一時期はトランプ商会とか揶揄される位、有名じゃたのにのぅ。まぁそんな事よりそのサイズじゃと最大限の威力は出んぞ?」

「あぁそれはまた別に頼もうかとそれよりも手数と自由度が多く尚且つ嵩張らないので専用のホルダーがあればその分取り出しもし易いですし。」

「なるほどのぅじゃが1枚1枚投げていてはお主がそのまま行った方が速いんじゃないのか?まぁ飛び道具で威力が有り過ぎる点ではそのサイズの方が使い勝手は良いかもしれんが。」

「そんな事ないですよ。重さとかが違うんで練習は必要になるとは思いますが一度に6枚~8枚は投げれますし、タイミングさえ変えれば相手に当たる時にはもう少し多く、動きながらなら相手の動きもありますがほぼ全方位から同時に攻撃可能だと思うんで。」

「最大では無いにしろあの威力を全方位からか、相手からしたら最悪じゃろうな。」

キルデスさんはそう言いながら顔を引きつらせていた。

「ヨシ!その程度の物なら10分程待っておれ、直ぐに用意してやろう。その間にゴッテス達と他の素材を試してみとれ。」

キルデスさんはそう言うと昨日は無かった小さい鍛冶場みたいな場所に走って行った。

「ゴッテスさん、昨日あんなの有りましたっけ?」

「今日、用意させてた。試作だとしても適当には出来んって言ってたからな。俺のもそこに有る。」

ゴッテスさんに指された方向を見るとこれまた色んな道具が置いてあった。

「あ、ありがとうございます。何から何まですいません。」

「問題ない。面白いから。」

そうやり取りしていると木の端材をガルンさんから渡された。

「昨日の話を聞く限り、気つうのは魔物の素材よりも木材の方が込めやすいだろ。色々あるから全部試せ。」

そう言われ、気を込めてみると言われた通り金属と違い、魔力は込めれないが気は込めやすい物が多かった。

俺はその中でも特に込めれる物をガルンさんに渡した。

「ほう。黒陽か。」

「コクヨウ?」

「そうだ。黒陽は木材としては硬すぎて、柔軟性に欠けるから使えないが耐火性、魔力耐性、耐刃、耐衝撃に優れているから門とかの一部や防具の一部に使われたりしてるし、火を使う場所にも使われてるな、なんせ炉でガンガン火力を上げないと燃えないからな!」

へぇ~そんな木が有るんだ。そんなに硬いなら使えそうなのに何でなんだろう?

「何で木材で使えないか不思議そうだなぁ、木として生えてる時は問題ねぇんだが、切っちまうと捻ると割れちまう様になるんだ。」

「だから木材には使えないと?」

「そうだ、捻りの力が加わったら壊れる家や家具なんて怖くて使えねぇだろ。」

あぁなるほどなぁと思っているとキルデスさんが出来上がった物を持ってきた。

「そんじゃ続きをやっててくれ。俺とゴッテスはあっちで素材の試作をしてくっから。」

そう言いながら2人は作業場所へ歩いて行った。

「じゃあこっちもやるかの。とりあえずノーマルタイプから極薄、形を変えた物まで色々作ったから試してみるのじゃ。」

「おぉそうじゃ刺したり斬ったり出来るか試さんとの。一寸待っておれ。」

キルデスさんはそう言うとササッと試し斬り用の木人を作ってしまった。

「さっやるのじゃ。」

俺は頷くと先ずは投げて刺さるかをそれぞれ試し、次は近づいて斬ってみた。

「そうですねぇ投げるなら、斬るならこの形っていうのはあるんですけど、両方となるとやっぱりトランプ型のが一番扱いやすいですね。」

「そうか、まぁ作ってて儂もそう思ったからのぅ。まぁよい、とりあえず何処まで自由度が有るのか見せてみぃ。」

「ところで最大値の威力の物も形はトランプ型にするのかのぅ。」

「いいえ、それは」と言いながら地面にチャクラムを描いた。

「ほう。之は異国の武器でこの様な形があるのは聞いた事があるのぅ。これも斬ったり投げたりするのかのぅ。」

「おそらくですが、体程大きい物で有れば斬る方がメインになると思いますが自分の場合は投げる一択ですね。まぁ当たった時に斬れる事はありますが。」

「そうか、とりあえず後で作るでそれの自由度と使い勝手を教えてくれんか?」

俺は「はい。」と言うとギルドカードの時の様に動かしてみたり、2つ3つ4つと同時に投げ、木人に刺していった。

「ほう。やるのぅ。まぁ爆破に関しては別の場所の方が良いと思うでの。後で行くとしてとりあえずもう1つの武器を作ってくるでの。ガルン達が待っておるみたいじゃからとりあえず行ってこい。」

俺が武器を試すのに集中していた所為で待たしていた。ガルンさん達の所へ走っていった。

「すいません、お待たせしました。」

「気にすんな、お前の武器だ!お前が納得しないと始まらねぇからな!」

「ありがとうございます。」

「おう!じゃあ試しに何本か作ってみたから魔力と気をそれぞれ込めてみろ!両方はさっき言ってた別の場所でな!」

俺は「わかりました。」と言うと渡された全てを試してみた。

「これが一番良い感じです。」

「やっぱりそうか!まぁ後は別の場所に行ってからだな!」

その後、作ってくれた数種類のチャクラムをそれぞれ試し終えると別の場所へ移動する事になった。

「何処へ行くんですか?」

「対魔物の魔道具や武器を試す実験室だ!そこなら爆発しても身を隠せる様に様々なもんがあるからな!」

俺はガルンさんからそれを聞いて、あぁ昨日の所為かぁと思っているとキルデスさんから声を掛けられた。

「まぁ昨日アレだけやったのに使わせて貰えるだけ良かったと思えばいいんじゃ。」

まぁそうだよなぁ服もボロボロにする位酷かったもんなぁ

と思っていると「着いたぞ!」と言われたので着いていくとさっきまで居た場所と同じ様に幾つもの扉が連なっている場所に着いた。

中に入るとなるほどと思えるほど何ヶ所も塀だったり堀があり、万が一を想定して動ける設備があった。

「ヨシ!じゃあ先ずはこれからだな!」

ガルンさんにそう言われ渡されたのは先程魔力と気を込めるだけに留めた試作棒を渡され、俺は白と黒でマーブルになっていのが気になったので聞いてみた。

「ガルンさんコレって何ていう金属何ですか?」

「おう、コレはミスリルと黒陽の灰を混ぜたもんだ!そうだなぁ金属同士を掛け合わせている訳じゃねぇが名前を付けるなら聖魔導合金だな!」

俺が何で?って思っているとガルンさんが詳しく話をしてくれた。

「何だ!何で?って顔してんなぁ。まぁいいや先ずはミスリルだが、別名が魔導金属って言われていてな高濃度の魔力が溜まっている場所で銀が超圧縮されて出来たもんって言われてるんだ。そんで、黒陽樹の原産地は聖域になっている場所が殆どなんだ、だから一部では聖なる木と言われ木の生育を手助けする以外では伐採に反対する奴もいるぐらいだ。」

あぁそれで聖魔導合金って名前にしたのかぁ

「納得したならやってみろ!」

俺は「はい。」と言うと魔力と気を混ぜたモノを込め始めてみたが一切込めることが出来なかったのでガルンさんに言うと他の試作棒も渡されだが全て、込める事は出来なかった。

「ん゛~もしかしたらあの金属なら出来るかもしれんが・・・後は不謹慎だか、世界樹ぐらいか・・・。」

ガルンさんが色々気になる事を言っていたが俺にはよく分からなかったのでスルーしていると今度はキルデスさんが声を掛けてきた。

「ほれ、次はこいつの破壊力の調査じゃ」

そう言いながら渡されたのはチャクラムだった。

「相当威力があると思うでのぅ最大値で投げるのに彼処から真ん中にある的まで投げれるかのぅ?」

キルデスさんが指した方向には生前テレビで見たミサイルの爆破実験する時に隠れて見る様な場所があった。

「ぜんぜん大丈夫ですけど何ですかアレは?」

「何って魔道具等の実験するのに見ないと分からん部分もあるじゃろ、その時用のやつじゃ。」

魔道具ってそんなに凄い破壊力があるのか。と思っているとキルデスさんが更に話しかけてきた。

「そうじゃのぅ、此処で試す様な魔道具となると10人から100人のも魔法使いで使う様な物か、武器で言えばAランク冒険者の威力も此処でないと試せんじゃろうな。」

「Aランク冒険者って凄いんですね!」

俺が興奮しながらキルデスさんに言うとキルデスさんは飽きれた表情で俺を見ながら返答してきた。

「何を言っとるんじゃ。回数制限があるとはいえ、此処を使う必要があると言う事はそれに匹敵する一撃という事なんじゃよ。」

「そんなわけないじゃないですか。」

それを聞いてキルデスさんは、はぁ~と溜息を吐いて「こっちの準備は出来たから早うせい。」と言ってきたので、納得はしてないが、準備を始めた。



しおりを挟む
感想 23

あなたにおすすめの小説

最強超人は異世界にてスマホを使う

萩場ぬし
ファンタジー
主人公、柏木 和(かしわぎ かず)は「武人」と呼ばれる武術を極めんとする者であり、ある日祖父から自分が世界で最強であることを知らされたのだった。 そして次の瞬間、自宅のコタツにいたはずの和は見知らぬ土地で寝転がっていた―― 「……いや草」

私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~

Ss侍
ファンタジー
 "私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。  動けない、何もできない、そもそも身体がない。  自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。 ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。  それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!

武装法人二階堂商会 ―― 企業買収(M&A)で異世界を支配する!

Innocentblue
ファンタジー
日本で企業買収の最前線を駆け抜けてきた敏腕社長・二階堂漣司。 裏切りにより命を落としたはずの彼が目を覚ましたのは、 剣と魔法が支配する異世界の戦場だった。 与えられたスキルは《企業買収(M&A)》。 兵士も村も土地も国家さえも、株式として評価・買収・支配できる異能の力。 「ならば、この世界そのものを買い叩く」 漣司は《武装法人二階堂商会》を設立。 冷徹な参謀にして最強の魔導士リュシア、獣人傭兵団、裏社会の戦力―― すべてを子会社として編成し、経済と武力を融合した前代未聞の経営戦争へと踏み出す。 弱小の村を救済し、都市と契約を結び、裏切り者を切り捨て、敵対勢力を力で買収する。 交渉は戦争、戦争は経営。 数字が命運を決め、契約が国境を塗り替える。 やがて商会は、都市国家・ギルド・貴族・宗教勢力すら巻き込み、 世界の価値そのものを再定義する巨大企業へと変貌していく。 これは、剣ではなく契約で世界を制圧する男の物語。 奪うのではない。支配するのでもない。 価値を見抜き、価値を操り、世界に値札を付ける―― 救済か、支配か。正義か、合理か。 その境界線を踏み越えながら、蓮司は異世界そのものを経営していく。 異世界×経済×武力が激突する、知略と覇道の武装経営ファンタジー。 「この世界には、村があり、町があり、国家がある。 ――全部まとめて、俺が買い叩く」

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい

ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。 強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。 ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。

没落貴族は最果ての港で夢を見る〜政敵の公爵令嬢と手を組み、忘れられた航路を拓いて帝国の海を制覇する〜

namisan
ファンタジー
日本の海運会社に勤めていた男は、事故死し、異世界の没落貴族の三男ミナト・アークライトとして転生した。 かつては王国の海運業を牛耳ったアークライト家も、今や政争に敗れた見る影もない存在。ミナト自身も、厄介払い同然に、寂れた港町「アルトマール」へ名ばかりの代官として追いやられていた。 無気力な日々を過ごしていたある日、前世の海運知識と経験が完全に覚醒する。ミナトは気づいた。魔物が蔓延り、誰もが見捨てたこの港こそ、アークライト家再興の礎となる「宝の山」であると。 前世の知識と、この世界で得た風を読む魔法「風詠み」を武器に、家の再興を決意したミナト。しかし、その矢先、彼の前に最大の障害が現れる。 アークライト家を没落させた政敵、ルクスブルク公爵家の令嬢セラフィーナ。彼女は王命を受け、価値の失われた港を閉鎖するため、監察官としてアルトマールに乗り込んできたのだ。 「このような非効率な施設は、速やかに閉鎖すべきですわ」 家の再興を賭けて港を再生させたい没落貴族と、王国の未来のために港を閉鎖したいエリート令嬢。 立場も思想も水と油の二人が、互いの野望のために手を組むとき、帝国の経済、そして世界の物流は、歴史的な転換点を迎えることになる。 これは、一人の男が知識と魔法で巨大な船団を組織し、帝国の海を制覇するまでの物語。

神様の忘れ物

mizuno sei
ファンタジー
 仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。  わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。

処理中です...