転生したらスキル転生って・・・!?

ノトア

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第40話 [バレてる!?]

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フェンリルと少し話をして、ミーシャさんには息子には普通に接して貰うことを約束すると「では、儂は聖域に戻るの。」と言ってフェンリルは一瞬にして消えてしまった。

流石、フェンリル。異世界物の話と一緒で早いな。

と思っているとフェンリルが居て動けなかったミミがダッシュでこっちに来たかと思ったら真司を抱き上げていた。

「可愛いぃぃー!この子何?シュウトの従魔なの?」

ミミがそう言うと真司が何かに気づいたのか俺を見てきた。

『とうちゃん!ボクとうちゃんのじゅうまになってるよ!』

何!?何で?と疑問に思っていると立ち上がったミーシャさんが教えてくれた。

「私も信じられませんが、聖獣とはいえ、人から名前を付けられ、それを心から認めてしまえば従魔になる事があると史実に書いてありました。」

そう言われた俺は元々の名前だからかと納得した。

「そうみたいだな。ところでミーシャさん従魔になると何か困ったことはありますか?」

「う~んどうだろう。メリットとしては主人の言う事に従うとか従魔の気持ちが分かるとかなぁ。デメリットとしては食費が掛かるのと普通の宿には泊まれないかなぁ。後は従魔が魔力が必要な時には魔力を渡すこともできるわよ。」

なるほど。まぁ金はあるから食費は問題ないとして、宿は探せばいいか。最悪キャンプだな。

そう思っているとミミに声を掛けられた。

「ねぇねぇこの子何て言う名前なの?」

「真司って付けた。」

「どういう意味なの?」

俺は前世で名付けた時の事を思い出しながら話した。

「え~と、純粋で真心があって多くの人に慕われる様に。かな。」

「へぇ~いい名前ね。」

そう言われた俺は少し嬉しくなった。

「では、戻りますか。これ以上は遅くなってしまうからね。」

ミーシャさんにそう言われた俺達は竜車に乗り込んだ。ただ乗り込む際に真司が興奮してミーシャさんの地竜に飛びつこうとしたのは止めたが。

『うぉぉー!トリケラトプスだぁ~とうちゃんコレってホンモノなの?』

「どうだろうなぁ多分本物じゃないか。」

客車の中に入っても恐竜に夢中になっている息子に答えていると皆んなが興奮して喜んでいる息子を微笑ましい目で見ていた。

暫くすると客車の揺れに眠たくなったのか真司は俺の膝の上で寝てしまった。

「可愛いねぇ~。でも寝ても元のサイズには戻らないんだね。」

俺はミミのその言葉にハッとなったが元に戻らないなら良いかと思い、撫でていた。

暫くすると街が見えてきて門を素通りしていったので、気になる事をミーシャさんに尋ねた。

「そういえば行きも気になったんですけど、こっちの門って貴族専用じゃないんですか?」

「あぁこの竜車は問題ないわよ。客車に付いてるエンブレムがギルドマスターの特別なエンブレムなの。」

「じゃあギルドマスターは全員貴族なんですか?」

「違うわよ。ギルドマスターは基本的にその街から動けないけど、動く時は緊急の要件が多いからってことで各国にそうしてもらってるのよ。」

なるほどなぁと思っているとギルドの車庫に着いた。俺達はそのままミーシャさんに案内させるまま、マスタールームに着いた。

「緊急討伐から戻りました。」

「おう。入れ。」

ゴルドさんにそう言われたので入った。

「よく戻った。ほうこ・・・」

ゴルドさんは俺に抱かれている真司を見た瞬間、ミーシャさんの様に土下座し、そのまま喋り始めた。

「聖獣様に至っては・・・」

ゴルドさんのそれを見たミーシャさんは何も言わずに近づくとゴルドさんを蹴り飛ばしてしまった。

「な、何をする!」

「聖獣様がお困りになるのでお止めなさい!」

俺達はその姿に呆然とし、真司に至っては何が起こったか分からないようで目をパチクリしていた。俺はどう声を掛けていいか考えたが分からなかったのでとりあえず話をした。

「え~と、とりあえず報告していいですか?」

「おう。頼む。」

そうゴルドさんに言われたので報告を済ませた。

「よし!御苦労だったな。アークス達は下で報酬を貰ってくれ。カインお前はこれで来年行われる昇格に挑戦できるから頑張れよ。シュウトは手続きがあるからこのまま残ってくれ。」

それを聞いたアークスはそのまま出て行き、カイン達は喜んでハイタッチしながら出て行った。

「よし!良いな。手続きをするからとりあえずカードをくれ。それととりあえずシュウトお前のその状況を説明してくれ。」

俺はカードを渡すとライヤ様の事は伏せて、説明するとゴルドさんは頭を抱えていた。

「ってことは何か?竜車に乗って走っていたら感じるモノがあったから降りたとそしたら白虎様とフェンリル様が来て白虎様がお前の従魔になったとそう言いたいのか?」

「はい。」

「無茶苦茶だ・・・ん?!まさか・・・おま・・・いや、貴方様は・・・。」

ゴルドさんは話しながら何かを考え、ハッとした表情をしたと思った瞬間、急に立ち、息子にした時と同じ様に土下座をした。

うわ!この既視感は・・・何とか誤魔・・・

「アナタ何やってんの?」

「バカもん!この方は使徒様だぞ!」

「バカってな・・・。」

ミーシャさんはゴルドさんに言い終わる前に土下座をした。

あぁ・・・やっぱり無理か・・・。

『とうちゃん、このひとたちはなにしてんの?』

「ん?あぁ使徒である事がバレたんだ。」

『オジサンもだけど、しとさまってえらいひとなの?』

「そうみたいだなぁ。」

それを聞いた息子は胸を張って『とうちゃんはえらいひと♪』と言いながら喜んでいた。

「真司、これだけは言っておくが幾ら偉い人間だとしても偉そうにしていいわけじゃないんだぞ。」

『え~なんでぇ~。』

「それはな、本当の意味で仲良しさんには成れないからだよ。」

それを聞いて不思議そうにしている息子に更に話を続けた。

「人はな尊大・・・分からんか、え~と、偉そうにしている人に対しては良い気持ちには成れないんだ。」

『そうなの?』

「じゃあ真司は何かをしろ!とかそれはするな!とか、キツく言ってくる人を好きに成れるか?」

『ん~ムリ。』

「だろ。偉いからと言って偉そうにすると人は離れていくんだよ。」

『そうなんだ♪わかった♪』

「よし!良い子だ。皆んなと仲良くしたいもんな。」

『うん♪』

素直な子のままで良かったと思いながら息子を撫でていた。

横を見るとまだ2人は土下座のままだった。

「ゴルドさん、ミーシャさん頭を上げて下さい。」

「いえ、その様な事は、ここまで大変失礼な事をし続けておりましたし!」

「いや、それは俺が隠してたから。」

「それでもです!ですので、我々には御尊顔を拝見する資格すらありません!」

うわぁどうしよう~こんなとこ誰かに見られたら1発アウトでしょ。

『とうちゃん、このひとたちなんでまだあやまってるの?』

「何でだろうなぁ」と途方に暮れているとガチャっと扉が開く音がして、焦りながら振り向いた。

「やはりこうなっていましたか。」

振り向くとそこにはハロルドさんとセバスさんが立っていた。

「シュウト様申し訳ございません。聖獣白虎様、お会い出来て光栄の至りに存じます。」

挨拶をされた真司は誰だろうとなっていたので、「真司挨拶されてるよ。」と教えると『こんにちは!』と挨拶をしたので、撫でて上げた。

「シュウト様、聖獣白虎様は何かを仰ったのですか?」

あっ聞こえないんだ。

「これはすいません。こんにちはと言っていますね。」

「おぉこれはこれはご丁寧に。」

ハロルドさんはそう言うと頭を下げた。

「ハロルドさん、申し訳ないんですがゴルドさん達を何とか出来ませんか?」

今だに土下座をし続けている2人を指しながらいうとハロルドさんは「承知致しました。」と言いながら2人の方を向いた。

「お前達、何時までそうしておる。シュウト様がお困りになっているではないか!」

「ハロルド様、我々には御尊顔を拝見する資格すらありません!」

ハロルド様?・・・アレ?なんで様付けになってんの?

そう思ってハロルドさんを見ると「お前達・・・。」と困った様子を見せ、俺の方を見て話し始めた。

「申し訳ございませんシュウト様、この者らは実は私の影の者たちなのです。」

ほほう。という事は公爵領のほぼ総てを牛耳ってる!?

そう思い、驚いてハロルドさんを見るとハロルドさんも俺の様子に気づいたのか話し掛けてきた。

「シュウト様が考えている様な事ではありませんよ。」

えっ、でも出来ますよね。

俺が納得してない様子を見せるとハロルドさんは更に続けた。

「今のギルドに私共が必要と思う価値はありませんし、この者らに成って貰った当時はギルド本部が公爵領に対して不穏な動きがあり、対処しなければいけなかったからで、今も一応、監視と情報収集は続けておりますが。それに私は元とはいえ、公爵なので。」

納得した俺はゴルドさん達を見る。しかし、変化無し。

「はぁ~お前達はシュウト様に被害を与えたいのか?」

「いえ!そんな事は!」

「では聞くが使徒様の意向を聞かないのは何故じゃ?」

「そ、それは・・・。」

「そう、答えれんじゃろ。お前達のやっている事は自己満足以外ないとしれ!」

!!!

「それにこの様な状況を誰かが見ればシュウト様が使徒様であることは推測出来よう。それは分かるな。」

「は、はい。」

「と言う事は最悪の事態を想定するならば、例えば殲星会が知れば、御命を狙いかねないとは思わなんだか!」

!!!

そう言われたゴルドさん達は勢い良く立ち上がった。

「「申し訳ございません!」」

おぉ…と俺がたじろいでいるとハロルドさんが流石に怒った。

「それがイカンと言っとるだろうがぁ!!!」

2人はビクッとなって正座をした。

あ~あと思っていると悪寒を感じたので振り向くと今度はセバスさんから黒いオーラが出ていた。

その瞬間前を向くと2人は、滝のような汗をかいており、2人を怒ったはずのハロルドさんまで固まっていた。

「ど、どうしたのじゃセ、セバス・・・。」

「お前達は1週間程、例の場所に行ってもらうとして、大旦那様も此処を何処だかご存知ですか?」

セバスさんがそう言うと2人は青ざめてパクパクしていた。

「な、何を言っておる、ギルドじゃ。」

「その通りです、大旦那様。では、この状況を他の者が見たらどう思うと?」

「そ、それはこやつらが・・・」

ハロルドさんをジッと見つめるセバスさんにハロルドさんは小さくなって「すまん。」と言っていた。

何か既視感があるなぁ~と思いながら遠くを見ていた。


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