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第44笑 [永久会員]
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朝食後、工房に来た俺達は中に入ると会議室に入った。
「全員揃っておるの。なら、セバス頼む。」
「で、旦那ぁまた全員呼ぶなんて何ですか?」
「ある魔道具をお前達職人長総出で作ってもらいたいからだ。」
「またシュウトが関係してるんですかい?」
「それも含めて、お前達にはある契約をして貰いたい。此処での話は周りが知る様になる迄、一切他言無用、話した者は公爵家の独房に入って貰う事になる。」
「それはまた厳しいが、機密保持契約とは別にするって事で?」
「そうだ。もし嫌ならば契約をする前にこの部屋から出て行ってくれ。」
ハロルドさんがそう言うが暫くしても誰も席を立とうとしなかった。
「うむ。では・・・」
「その前に旦那ぁソニンも必要なのか?」
「あぁ。もしかしたら今やってもらってる新ポーションの開発を止めてでも此方をやって貰わねばならん。」
「それは問題ねぇ今朝、完成した。後は美容系の方の種類を増やす段階だそうだ。なぁソニン。」
「はい。問題ありません。」
「おぉ。それは良かった。では、セバス。」
ハロルドさんがそう言うと皆の前に契約書が置かれ、1人づつ契約していった。
「よし!全員契約したな。では、本題に入る。シュウト様、どうぞ。」
あっ、俺が直接言うのか。
「え~と・・・隠していましたが、自分はアストライアー様の使徒をやってまして、今回お願いしたいのは、この子の色を変える魔道具を作って貰いたいんです。」
俺はそう言うと真司のスカーフを外して、白虎である事を晒した。
すると案の定、ハロルドさん達以外全員が跪き、頭を垂れた。
「皆の者、シュウト様やシンジ様はその様な事は望んでおられぬ。普通に接して欲しいとのお達しなので、面を上げなさいというか座りなさい。」
ハロルドさんがそう言うと武具開発に携わっていた面々は普通に座り直し、他の面々は迷いつつも座ってくれた。
「やっぱりそうだったんだな!あん時もしかしてとは思ってたけどよぅ。」
「すいません騙すみたいで。」
「気にすんな。使徒ってバレたら色々面倒だろうしな。それに武具に関わってたやつは皆何となくは察してたしな。なぁ」
「そうじゃのぅ。アレの性質を考えればおのずとのぅ。」
「おう。」
それを聞いてたハロルドさんは溜息を吐くとガルンさんを見た。
「ガルン、お前という奴は普通にとは言ったがお客様に対する態度がなっとらんと何時も何時も・・・。」
うわぁお説教タイム突入だぁー。
俺はお説教タイムの2人をスルーしてキルデスさん達に声を掛けた。
「キルデスさん、ゴッテスさん、1つ聞いて良いですか?」
「何かのぅ?何でも聞いて下され。」
「この作って貰った武具なんですけど、これってどの位の強度があるんですか?」
「どうしてですかな?もしかして不具合が有りましたかな?」
「いえ、そうじゃなくて、魔力を込めたら魔力防御とでも言えば良いのか、それが上がった感じがするし、気を込めたら物理防御が上がる感じがするんですよねぇ。」
「あぁそれは有りえるのぅ。魔力を込めると防御力が上がる様に設計したつもりじゃったが、それぞれ別の防御力を発動するのか、それは想定外じゃったのぅ。」
「もしかしたら自分だけがそうなるのかも知れませんし、感じないだけで物理防御も上がってるのかも知れません。」
「それはあるかも知れんのぅ。儂らの実験では1割程度は上がっとったからのぅ・・・もしかしたら儂らの魔力には、無意識下で気が混じっておって、シュウト殿は逆にあの爆発の所為で、無意識に完全に別れておるのかもしれんのぅ。」
「なら、魔力を纏った物理攻撃の場合は何方で防御するのが良いんでしょうか?」
「うむ、そうさのぅ・・・それは条件次第となるかのぅ。」
「条件次第・・・ですか。」
「そうじゃ。因みにじゃが、その防具は何も込めずとも素の防御力でカードが暴発したとしても無傷でおれる設計になっておるからして、Bランクの魔物の攻撃なら問題ないでの、そこまでの威力が無いなら魔力を。それ以上なら気を。という具合にの。」
「なるほど、経験していかないと駄目そうですね。」
「そればかりはのぅ。」
キルデスさんと話している間に説教が終わったのか、ガルンさんはこっちを恨めしそうに見ていた。
「あっ、すいません終わってましたか。」
「いえいえ、こちらこそ申し訳ございません。魔道具の話をしてもよろしいでしょうか?」
「お願いします。」
「では。」
ハロルドさんはそう言うと皆の方を見た。
「で、普通のカラーリングの魔道具では、聖獣白虎様、いや今後はシンジ様とお呼びするがそのシンジ様の力が強すぎて、一瞬で壊れる事になりそうなのだ。」
「という事で、教皇様から預かってきた物が有る。これだ。」
ハロルドさんが精霊石を出すと1人だけ反応した。
「ん?精霊石か、また希少な物が出てきたなぁ・・・なるほど、それを核にするのか。しかも2つって事はシュウトがシンジ様の魔道具に魔力を送る為ってことか。」
流石!ガルンさん!見ただけで重要なポイントまでわかったんだ!
「だから全員なんだな!台座を作るにはキルデスとゴッテス、シンジ様の首や腕に巻く為の素材を扱う為にクリス、それを魔道具にする為にギール、それぞれに必要な薬品を作る為にソニンか!」
マジ凄ェ!もう何が誰が必要でどういう役目で動かなきゃ決めちゃったよ!
ハロルドさんガルンさんに「出来るな。」と言うとガルンさんは「この面子で出来なきゃ俺らの存在意義はねぇ!」と豪語していた。
「では、私達はギルドに行くから後は頼んだ。」
「旦那、任せとけ!ところでポーションは良かったのか?」
「おぉ忘れておったわ。ソニン、説明と商品を。」
ハロルドさんがそう言うとソニンさんは手元のカバンから2つの物を机に置いた。
「こちらがシュウト様からアイデアを頂き、完成した物になります。」
「うむ。この質素な方が回復軟膏で、こっちの豪華な入れ物の方が美容の方という事か。」
「はい。その通りです。回復軟膏はシュウト様の御希望通り、庶民でも買える様に材料を安価な物で揃えましたが、効果の方は多少の傷や打ち身、打撲等の軽傷であれば、日に何度か塗れば全快します。そして次に美容軟膏ですが、日々のお手入れ後に使用する事で、シミやシワや肌のかさつきが少しづつ改善され、使用し続けることで、肌の若返り効果も期待出来、少量の香料を入れてありますので、香りに包まれながら良質な睡眠も期待出来ます、ただ美容軟膏には多少値の張る材料が含まれておりますので、現状では貴族や豪商の方ぐらいしか購入出来ないと思われます。そして現在、これらは量産体制に入っており、10日後には少量ですが出荷可能となります。」
「うむ。良くやった!美容の方は元々、ターゲットとして考えていたのは、貴族と豪商だったので気にせずとも良い。後でセバスの方に両方の報告書を渡しておいてくれ。では、皆の者、後は頼んだぞ。」
「「「「「「御意!」」」」」」
ハロルドさんはそう言うと此方を向き「では、シュウト様行きましょうか。」と言われたので俺は皆の方を向き、話をした。
「では、皆さんよろしくお願いします。」
『おねがいします。』
俺達はそう言うと馬車に乗り込み、ギルドへ出発した。
「シュウト様、このポーションの契約はまた後でよろしいでしょうか?」
「え?ポーションは前にしましたよね?」
俺はそう言いながらマジックバックを持ち上げた。
「いえ、それは回復丸の分です。」
ハロルドさんにしれっとそう言われ、え?あれ?そうだったっけ?と思っているとハロルドさんは話を続けた。
「はい。ちゃんと回復丸の分はと以前の契約時にお話しました。で、今回ですが、2点纏めての契約にしたいと思うのですがいかがでしょうか?」
あぁ。そんな事言われた気がする・・・俺が勘違いしてたのかぁ・・・。
「シュウト様?」
「あっ、はい。それでお願いします。」
「では、今回の件は2点纏めてという事で契約金ですが、白金貨2枚とさせて頂きたいのですがいかがでしょうか?」
へっ?白金貨2枚って・・・20億!?
「いやいやいやいやいや、それは多過ぎますって!・・・そうだ!今回、息子の為に作って貰える魔道具と言う事に・・・」
「それは、出来ません!ガシュウ様が使命でってこられ託されたという事は使命に近いもの!しかもシンジ様やシュウト様の為に作れるのは我等の誇り!それを商売になど、以ての外です!」
俺が契約金の代わりにと言うとハロルドさんは凄い剣幕で否定をされたので、俺はもう何も言えなかった。
「失礼しました。では、こういうのはどうでしょう。契約金はシュウト様が希望されますので、無しということで、その代わり売上の25%をシュウト様にお支払いすると言うのはいかがでしょうか?」
俺はどっちのがハロルドさんに損をさせないで済むのか分からなくなってしまい「それで、お願いします。」と言うしかなかった。
そうこうしている内に商業ギルドの前に馬車が止まった。
「では、降りましょうか。」
俺達は馬車を降り、ギルド内へ入るとハロルドさんが既にアポを取っていたのか、そのままマスタールームに案内された。
「ハロルド、今日もまた新商品か?凄い頻度だなぁ。で、今回は何だ?」
「それもあるが、今回はシュウト様の件で寄らせて貰ったので、シュウト様の件を先にして貰えるか?」
「これはこれはいらっしゃいませ。シュウト様。本日はどの様な御用件でしょうか?」
俺は「え~と。」と言いながらハロルドさんを見ると頷かれたので話をする事にした。
「今回は永久会員に成ろうと思ってきました。」
「永久会員ですか?・・・かなりの金額が掛かりますがよろしいのですか?」
ギルドマスターのジフさんは俺の言葉に驚いて問題ないのかを聞いてきた。
「問題ない。シュウト様が稼がれた分だ。」
ハロルドさんはそう言うと大金貨3枚を机に置いた。
「しかし、大金貨3枚だぞ。そんなに払ってもたかだか永久会員に慣れるだけなんだぞ?」
「シュウト様はお忙しい方だ。もしかしたら毎年ギルドによる暇はないかもしれん。」
「まぁそう言うことならするが、シュウト様
、本当によろしいのでしょうか?」
俺は「はい。」と言うとジフさんは秘書を呼んで手続きをしてくれた。
「では、これでシュウト様は永久会員となり、Aランクの商人になりますので、御自身の行動にはお気を付け下さい。」
そう言われて「はい。」と返事をするとハロルドさんに「後はこちらでやっておきますので、教会の方へどうぞ」と言われたので俺はセバスさんに連れられて教会へ行く事にした。
「全員揃っておるの。なら、セバス頼む。」
「で、旦那ぁまた全員呼ぶなんて何ですか?」
「ある魔道具をお前達職人長総出で作ってもらいたいからだ。」
「またシュウトが関係してるんですかい?」
「それも含めて、お前達にはある契約をして貰いたい。此処での話は周りが知る様になる迄、一切他言無用、話した者は公爵家の独房に入って貰う事になる。」
「それはまた厳しいが、機密保持契約とは別にするって事で?」
「そうだ。もし嫌ならば契約をする前にこの部屋から出て行ってくれ。」
ハロルドさんがそう言うが暫くしても誰も席を立とうとしなかった。
「うむ。では・・・」
「その前に旦那ぁソニンも必要なのか?」
「あぁ。もしかしたら今やってもらってる新ポーションの開発を止めてでも此方をやって貰わねばならん。」
「それは問題ねぇ今朝、完成した。後は美容系の方の種類を増やす段階だそうだ。なぁソニン。」
「はい。問題ありません。」
「おぉ。それは良かった。では、セバス。」
ハロルドさんがそう言うと皆の前に契約書が置かれ、1人づつ契約していった。
「よし!全員契約したな。では、本題に入る。シュウト様、どうぞ。」
あっ、俺が直接言うのか。
「え~と・・・隠していましたが、自分はアストライアー様の使徒をやってまして、今回お願いしたいのは、この子の色を変える魔道具を作って貰いたいんです。」
俺はそう言うと真司のスカーフを外して、白虎である事を晒した。
すると案の定、ハロルドさん達以外全員が跪き、頭を垂れた。
「皆の者、シュウト様やシンジ様はその様な事は望んでおられぬ。普通に接して欲しいとのお達しなので、面を上げなさいというか座りなさい。」
ハロルドさんがそう言うと武具開発に携わっていた面々は普通に座り直し、他の面々は迷いつつも座ってくれた。
「やっぱりそうだったんだな!あん時もしかしてとは思ってたけどよぅ。」
「すいません騙すみたいで。」
「気にすんな。使徒ってバレたら色々面倒だろうしな。それに武具に関わってたやつは皆何となくは察してたしな。なぁ」
「そうじゃのぅ。アレの性質を考えればおのずとのぅ。」
「おう。」
それを聞いてたハロルドさんは溜息を吐くとガルンさんを見た。
「ガルン、お前という奴は普通にとは言ったがお客様に対する態度がなっとらんと何時も何時も・・・。」
うわぁお説教タイム突入だぁー。
俺はお説教タイムの2人をスルーしてキルデスさん達に声を掛けた。
「キルデスさん、ゴッテスさん、1つ聞いて良いですか?」
「何かのぅ?何でも聞いて下され。」
「この作って貰った武具なんですけど、これってどの位の強度があるんですか?」
「どうしてですかな?もしかして不具合が有りましたかな?」
「いえ、そうじゃなくて、魔力を込めたら魔力防御とでも言えば良いのか、それが上がった感じがするし、気を込めたら物理防御が上がる感じがするんですよねぇ。」
「あぁそれは有りえるのぅ。魔力を込めると防御力が上がる様に設計したつもりじゃったが、それぞれ別の防御力を発動するのか、それは想定外じゃったのぅ。」
「もしかしたら自分だけがそうなるのかも知れませんし、感じないだけで物理防御も上がってるのかも知れません。」
「それはあるかも知れんのぅ。儂らの実験では1割程度は上がっとったからのぅ・・・もしかしたら儂らの魔力には、無意識下で気が混じっておって、シュウト殿は逆にあの爆発の所為で、無意識に完全に別れておるのかもしれんのぅ。」
「なら、魔力を纏った物理攻撃の場合は何方で防御するのが良いんでしょうか?」
「うむ、そうさのぅ・・・それは条件次第となるかのぅ。」
「条件次第・・・ですか。」
「そうじゃ。因みにじゃが、その防具は何も込めずとも素の防御力でカードが暴発したとしても無傷でおれる設計になっておるからして、Bランクの魔物の攻撃なら問題ないでの、そこまでの威力が無いなら魔力を。それ以上なら気を。という具合にの。」
「なるほど、経験していかないと駄目そうですね。」
「そればかりはのぅ。」
キルデスさんと話している間に説教が終わったのか、ガルンさんはこっちを恨めしそうに見ていた。
「あっ、すいません終わってましたか。」
「いえいえ、こちらこそ申し訳ございません。魔道具の話をしてもよろしいでしょうか?」
「お願いします。」
「では。」
ハロルドさんはそう言うと皆の方を見た。
「で、普通のカラーリングの魔道具では、聖獣白虎様、いや今後はシンジ様とお呼びするがそのシンジ様の力が強すぎて、一瞬で壊れる事になりそうなのだ。」
「という事で、教皇様から預かってきた物が有る。これだ。」
ハロルドさんが精霊石を出すと1人だけ反応した。
「ん?精霊石か、また希少な物が出てきたなぁ・・・なるほど、それを核にするのか。しかも2つって事はシュウトがシンジ様の魔道具に魔力を送る為ってことか。」
流石!ガルンさん!見ただけで重要なポイントまでわかったんだ!
「だから全員なんだな!台座を作るにはキルデスとゴッテス、シンジ様の首や腕に巻く為の素材を扱う為にクリス、それを魔道具にする為にギール、それぞれに必要な薬品を作る為にソニンか!」
マジ凄ェ!もう何が誰が必要でどういう役目で動かなきゃ決めちゃったよ!
ハロルドさんガルンさんに「出来るな。」と言うとガルンさんは「この面子で出来なきゃ俺らの存在意義はねぇ!」と豪語していた。
「では、私達はギルドに行くから後は頼んだ。」
「旦那、任せとけ!ところでポーションは良かったのか?」
「おぉ忘れておったわ。ソニン、説明と商品を。」
ハロルドさんがそう言うとソニンさんは手元のカバンから2つの物を机に置いた。
「こちらがシュウト様からアイデアを頂き、完成した物になります。」
「うむ。この質素な方が回復軟膏で、こっちの豪華な入れ物の方が美容の方という事か。」
「はい。その通りです。回復軟膏はシュウト様の御希望通り、庶民でも買える様に材料を安価な物で揃えましたが、効果の方は多少の傷や打ち身、打撲等の軽傷であれば、日に何度か塗れば全快します。そして次に美容軟膏ですが、日々のお手入れ後に使用する事で、シミやシワや肌のかさつきが少しづつ改善され、使用し続けることで、肌の若返り効果も期待出来、少量の香料を入れてありますので、香りに包まれながら良質な睡眠も期待出来ます、ただ美容軟膏には多少値の張る材料が含まれておりますので、現状では貴族や豪商の方ぐらいしか購入出来ないと思われます。そして現在、これらは量産体制に入っており、10日後には少量ですが出荷可能となります。」
「うむ。良くやった!美容の方は元々、ターゲットとして考えていたのは、貴族と豪商だったので気にせずとも良い。後でセバスの方に両方の報告書を渡しておいてくれ。では、皆の者、後は頼んだぞ。」
「「「「「「御意!」」」」」」
ハロルドさんはそう言うと此方を向き「では、シュウト様行きましょうか。」と言われたので俺は皆の方を向き、話をした。
「では、皆さんよろしくお願いします。」
『おねがいします。』
俺達はそう言うと馬車に乗り込み、ギルドへ出発した。
「シュウト様、このポーションの契約はまた後でよろしいでしょうか?」
「え?ポーションは前にしましたよね?」
俺はそう言いながらマジックバックを持ち上げた。
「いえ、それは回復丸の分です。」
ハロルドさんにしれっとそう言われ、え?あれ?そうだったっけ?と思っているとハロルドさんは話を続けた。
「はい。ちゃんと回復丸の分はと以前の契約時にお話しました。で、今回ですが、2点纏めての契約にしたいと思うのですがいかがでしょうか?」
あぁ。そんな事言われた気がする・・・俺が勘違いしてたのかぁ・・・。
「シュウト様?」
「あっ、はい。それでお願いします。」
「では、今回の件は2点纏めてという事で契約金ですが、白金貨2枚とさせて頂きたいのですがいかがでしょうか?」
へっ?白金貨2枚って・・・20億!?
「いやいやいやいやいや、それは多過ぎますって!・・・そうだ!今回、息子の為に作って貰える魔道具と言う事に・・・」
「それは、出来ません!ガシュウ様が使命でってこられ託されたという事は使命に近いもの!しかもシンジ様やシュウト様の為に作れるのは我等の誇り!それを商売になど、以ての外です!」
俺が契約金の代わりにと言うとハロルドさんは凄い剣幕で否定をされたので、俺はもう何も言えなかった。
「失礼しました。では、こういうのはどうでしょう。契約金はシュウト様が希望されますので、無しということで、その代わり売上の25%をシュウト様にお支払いすると言うのはいかがでしょうか?」
俺はどっちのがハロルドさんに損をさせないで済むのか分からなくなってしまい「それで、お願いします。」と言うしかなかった。
そうこうしている内に商業ギルドの前に馬車が止まった。
「では、降りましょうか。」
俺達は馬車を降り、ギルド内へ入るとハロルドさんが既にアポを取っていたのか、そのままマスタールームに案内された。
「ハロルド、今日もまた新商品か?凄い頻度だなぁ。で、今回は何だ?」
「それもあるが、今回はシュウト様の件で寄らせて貰ったので、シュウト様の件を先にして貰えるか?」
「これはこれはいらっしゃいませ。シュウト様。本日はどの様な御用件でしょうか?」
俺は「え~と。」と言いながらハロルドさんを見ると頷かれたので話をする事にした。
「今回は永久会員に成ろうと思ってきました。」
「永久会員ですか?・・・かなりの金額が掛かりますがよろしいのですか?」
ギルドマスターのジフさんは俺の言葉に驚いて問題ないのかを聞いてきた。
「問題ない。シュウト様が稼がれた分だ。」
ハロルドさんはそう言うと大金貨3枚を机に置いた。
「しかし、大金貨3枚だぞ。そんなに払ってもたかだか永久会員に慣れるだけなんだぞ?」
「シュウト様はお忙しい方だ。もしかしたら毎年ギルドによる暇はないかもしれん。」
「まぁそう言うことならするが、シュウト様
、本当によろしいのでしょうか?」
俺は「はい。」と言うとジフさんは秘書を呼んで手続きをしてくれた。
「では、これでシュウト様は永久会員となり、Aランクの商人になりますので、御自身の行動にはお気を付け下さい。」
そう言われて「はい。」と返事をするとハロルドさんに「後はこちらでやっておきますので、教会の方へどうぞ」と言われたので俺はセバスさんに連れられて教会へ行く事にした。
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