52 / 418
第51話 [踏破と世界の秘密]
しおりを挟む
俺はダンジョンボス部屋の扉を開くとダンジョンボスらしきマギリを確認し、マギリの集団が近づく前に聖仙気を込めた、チャクラムと三日月小刀を前に飛ばした。
ボォ!ゴォォーーーーー!!!!!ガガガガガ!
俺が放った聖仙気大砲とでもいえばいいのか、その攻撃はダンジョンボスらしき個体の前に居たマギリやその周辺のマギリも全て巻き込み、ダンジョンボスらしき個体に当たると一瞬で消し去った上にダンジョンの壁すらも大きく破壊した。
『とうちゃん、ほとんどいなくなったね。』
「・・・あぁコレは一寸やり過ぎたかな。何か前やった時より威力も上がってるし。」
『そうなんだ、レベルがあがったからかなぁ。』
「そうかもな。」
俺達があまりの威力に呆然としていると息子が周りの様子がおかしい事に気付いた。
『とうちゃん、ほかのマギリが、どんどんうごかなくなってる。』
!!?
息子に言われ、周囲のマギリを見ると動かなくなった個体が倒した時の様に霧状になって大きく破壊してしまったダンジョンの壁に吸い込まれ、壁が修復してされていった。
「もしかしたら、ダンジョンの魔物はダンジョンの一部なのかもしれないな。」
『だからきゅうしゅうされてるの?』
「たぶんな。まぁ此処だけかもしれないがな。」
『ふ~ん。』
俺達が話してる間もどんどん吸い込まれ、ダンジョンの壁が直る頃には、マギリは全て居なくなった。
『とうちゃん、てきが、いなくなったね。』
「あぁ、そうだな。」
『これでクリアなのかなぁ。』
「どうだろうな、父さんもこれが初めてだしな。」
『だよねぇ。あっ!なにかでてきたよ。』
俺達が喋っているとダンジョンボスが居たであろう場所に宝箱が出現した。
「宝箱が出たって事はクリアだな。」
『そうなの?』
「アレから報酬を手に入れるとダンジョンコアがある場所にいける魔法陣が出てきて、それでダンジョンコアのある場所に行けるらしいぞ。」
『いってどうするの?』
「壊すか、その近くにある魔法陣で外に出るからしいぞ。」
『じゃあ、それでかえるんだね。』
「そうだな。今日は1日しか時間がないからな。」
『じかんがあったら?』
「色々試してみたいかな。」
『いろいろ?』
「例えば、このまま宝箱を開けずに帰ってもそのままなのかとか、今度はちゃんと戦ってクリアするのにどれだけ掛かるかとかかな。」
『それはそれでおもしろそう♪』
「まぁ今日は帰るけどな。」
『ざんねんだね。』
「また他で試したらいいさ。」
『うん♪』
そんな話をしながら宝箱を開けると何かのビンが入っていた。
『なんだろうね。』
「薬とかじゃないか?帰ったらハロルドさんに見てもらうか。」
『あっまほうじんがでたよ。』
「それじゃ、行く前に魔石を回収してくれるか?」
息子は『うん。』と言うとあっという間に魔法で集めた。
『とうちゃん、そのおっきいませきはたべていいの?』
「あぁそういえば、この位の大きさが欲しかったんだったな。でも、少し待ってくれ、もしかしたらコレが踏破証明になるかもしれないからな。」
『ざんねんだけど、わかった。』
「じゃあ行くか。」
『うん。』
俺達が魔法陣に乗ると魔法陣が光出し、次の瞬間、台座の上で巨大な宝石が浮いていた。
『とうちゃん、アレがコアかなぁ?きれいだねぇ。』
「あぁそうだな。」
息子が触れようと近づくとダンジョンコアが少し逃げた様に見えた。
「ん?逃げた?」
俺がそう言うとまた微妙に動き、元に戻った。
「・・・気のせいかぁ。」
俺はそう言いながらコソッと息子に近づく様に促した。
ダンジョンコアは俺の言葉にホッとしたのか動かなくなったが、息子が急接近するとビックリしたのか、台座から離れてしまった。
『あっ!』
離れたダンジョンコアらしき物から声が聞こえた。その瞬間、コアだと思っていた物がボン!と変化し、妖精になった。
『もう!壊すなら壊しなさいよ!』
「お前は何なんだ?本当のダンジョンボスなのか?」
『そんな分けないでしょ!こんなに可愛いボスがいるわけないでしょ!』
「可愛いかは置いといて、ではお前は何なんだ?」
『置いといてって何よ!しつれ・・・あれ?聞こえてる?』
「聞こえてるから聞いてるんだが?」
『え?私の言葉が分かるの?』
「当たり前だろ、だから聞いてるんだ。」
『ボクもきこえるよ。』
『そりゃ貴方は聖獣だ・・・え?なんで此処に聖獣がいるわけ!?』
『とうちゃんのじゅうまだから。』
『え?・・・ってことは・・・使徒様!!?』
妖精か何かは俺が使徒だと分かると台座の上で土下座をしていた。
「そういうのはいいから結局、お前は何なの?」
俺がそう言うと顔を上げ、立ち上がった。
『私は此処を管理している精霊です。』
「管理って事はダンジョンマスターとかいうやつか?」
『いえ、神の命令で管理をしていますが、マスターではありません。』
「何故、神が管理を?」
『此処は魔神が封印されているからです。』
「だからコアを破壊しても別の場所に移動するって事か?」
『はい。』
「じゃあ何故、スタンピードの様な事をするんだ?」
『それは封印が解けない様に魔神の力を逃がす為です。』
「だからダンジョンにして冒険者達に入ってもらって消費しようと?」
『そうです。』
「他のダンジョンも封印の役割をしてるのか?」
『いえ、殆どは迷宮神ラビリス様が魔力溜りを解消する為に作ってらっしゃいます。』
「で、此処はお前が管理してると。」
『私1人ではありませんがそうですね。』
「他の人は何処に居るんだ?」
『精霊界に居ます。』
「精霊界?精霊は世界樹の麓に居るんじゃないのか?」
『確かに私達、精霊は世界樹様の漏れ出た力が集まって生まれますが、そのまま外界にいると力が弱い為、消滅してしまいます。そこで精霊王の御力で作られた空間である、精霊界に行き、ある程度成長した者が更なる成長をする為に外界で修行や私達の様に神様のお手伝いをする者は外界に出ますが、基本的には精霊界にいますね。』
「そうなのか、てっきり生まれてから死ぬまで世界樹の麓にいるものかと思ってたよ。」
『精霊は外的要因が無い限り、死ぬというか消滅する事はありません。』
「ん?そうなのか?寿命が尽きたら精霊石になるんじゃないのか?」
『それは成長限界を迎えた者が更に成長する為に脱ぎ捨てた外殻ですね。外殻を脱ぎ捨てると数万年は精霊界で過ごす必要があるので、そう思うのかもしれません。』
「じゃあ何故、世界樹の麓で外殻を脱ぐんだ?」
『それは世界樹様への感謝の印というか、外殻は私達が外界で培った力の結晶なので世界樹様の養分となる様に麓に遺すのです。』
なるほど、女王蜂と働き蜂の様に世界樹と精霊でコロニーが形成されてるのかもしれないな。
「なら、精霊石を遺さなければ、世界樹は枯れてしまうのか?」
『いえ、それはないでしょう。ただ世界樹様が精霊を生み出すスピードが減ると世界に生きるモノが大変な事に。』
「どういう事だ?」
『精霊が管理している魔神や邪神、悪神の封印が解かれてしまうかもしれません。』
「そんなにギリギリでやってるのか?」
『そういう訳ではないのですが、バランスが崩れるとその可能性もあるという事です。』
「なるほどなぁ。ということは精霊石を見つけて何かの道具にすると問題があるのかぁ。」
『少数であれば、問題ありません。』
「そうか、それは良かった。ところで1つ気になったんだが、冒険者を呼び込みたいんだよなぁ。」
『はい。何故か来てくれませんが。』
「はぁ、なるほどな。言うがこのダンジョンにはうま味が無いんだよ。」
『うま味?』
「そうだ、此処へ来たくなる様なモノが無いんだよ。」
『宝箱なら出る様にしてますし、経験値を獲得しやすい様にしてますよ?』
「宝箱って最後に出たコレだろ?」
『はい。外界ではかなり貴重なエリクサーの材料の1つである精霊の雫です。』
へぇ~不老不死とか何にでも効くやつだよなぁ。
「確かに希少な物かもしれないがそのエリクサーをそもそも作れる人はいるのか?いないなら有ってもあまり意味は無いんじゃないか?」
『え!!?居ないんですか?』
「いや、それは分からないけど毎回、その精霊の雫を出してるんだよなぁ。」
『はい。』
「なのに来ないと。」
『何故だか。』
「多分、居ないな。」
『そんな!それなら私達はどうしたら・・・。』
「なら、武器や防具を作れるやつは居ないのか?」
『精霊の中には確かにそういう事が出来るのもいるにはいるんですけど・・・そのぅ・・・。』
「ん?何か問題でもあるのか?」
『え~とですねぇ・・・何と言いましょうか・・・え~と・・・』
「まさか仲が悪いとか言うんじゃないよなぁ。」
『え!?な、何故分かったんですか!?』
「どうしてもなのか?」
『無理です!』
「そんなにか。」
『はい。彼奴らに頼むくらいなら今のままで良いです!』
「はぁ~。なら、此処の封印の話と精霊石の話を他で話して良いか?」
『あまり広められるとそのぅ・・・魔神や邪神、悪神を解放しようとする者に知られると拙いので・・・。』
「それなら問題無い者だけに話すのは?契約で縛る事もするが。」
『それなら・・・大丈夫だと思います。』
「分かった。何とか出来るかは分からないが信用出来る人達だから相談して、今よりも良くなる様にしてみる。」
『ありがとうございます!』
「ところで今コアを破壊したらどの辺りでダンジョンを発生させるんだ。」
『えっと、ダンジョンですよね。ダンジョンは外に出ている1番強い個体のところです。』
「この近くか?」
『近くは・・・アレ?1体しかいない!?常時100体はいる様にしてたのに・・・。』
俺の質問に精霊は困った顔をしながら1人ブツブツ言っていた。
「何処に居るか分かるか?」
『此方の方向に何故か人がかなり多い場所の近くにいます。』
!!?
「本当か!?」
『はい。何故か人がいるのに討伐されていませんが。』
あの人達が言ってたプランってこの事か!
「分かった。もう1つ良いか?」
『何でしょう?』
「次にこのダンジョンからマギリを外に出せるとしたら何日掛かる?」
『4、5日かと。』
「わかった。急ぎの用が出来たから俺達は行くが5日後に何匹か出してくれ。」
『わかりました。』
「じゃあな。」
俺はそう言うと横で寝ていた息子を起こし、首輪を着けると外へ出る魔法陣に乗った。
ボォ!ゴォォーーーーー!!!!!ガガガガガ!
俺が放った聖仙気大砲とでもいえばいいのか、その攻撃はダンジョンボスらしき個体の前に居たマギリやその周辺のマギリも全て巻き込み、ダンジョンボスらしき個体に当たると一瞬で消し去った上にダンジョンの壁すらも大きく破壊した。
『とうちゃん、ほとんどいなくなったね。』
「・・・あぁコレは一寸やり過ぎたかな。何か前やった時より威力も上がってるし。」
『そうなんだ、レベルがあがったからかなぁ。』
「そうかもな。」
俺達があまりの威力に呆然としていると息子が周りの様子がおかしい事に気付いた。
『とうちゃん、ほかのマギリが、どんどんうごかなくなってる。』
!!?
息子に言われ、周囲のマギリを見ると動かなくなった個体が倒した時の様に霧状になって大きく破壊してしまったダンジョンの壁に吸い込まれ、壁が修復してされていった。
「もしかしたら、ダンジョンの魔物はダンジョンの一部なのかもしれないな。」
『だからきゅうしゅうされてるの?』
「たぶんな。まぁ此処だけかもしれないがな。」
『ふ~ん。』
俺達が話してる間もどんどん吸い込まれ、ダンジョンの壁が直る頃には、マギリは全て居なくなった。
『とうちゃん、てきが、いなくなったね。』
「あぁ、そうだな。」
『これでクリアなのかなぁ。』
「どうだろうな、父さんもこれが初めてだしな。」
『だよねぇ。あっ!なにかでてきたよ。』
俺達が喋っているとダンジョンボスが居たであろう場所に宝箱が出現した。
「宝箱が出たって事はクリアだな。」
『そうなの?』
「アレから報酬を手に入れるとダンジョンコアがある場所にいける魔法陣が出てきて、それでダンジョンコアのある場所に行けるらしいぞ。」
『いってどうするの?』
「壊すか、その近くにある魔法陣で外に出るからしいぞ。」
『じゃあ、それでかえるんだね。』
「そうだな。今日は1日しか時間がないからな。」
『じかんがあったら?』
「色々試してみたいかな。」
『いろいろ?』
「例えば、このまま宝箱を開けずに帰ってもそのままなのかとか、今度はちゃんと戦ってクリアするのにどれだけ掛かるかとかかな。」
『それはそれでおもしろそう♪』
「まぁ今日は帰るけどな。」
『ざんねんだね。』
「また他で試したらいいさ。」
『うん♪』
そんな話をしながら宝箱を開けると何かのビンが入っていた。
『なんだろうね。』
「薬とかじゃないか?帰ったらハロルドさんに見てもらうか。」
『あっまほうじんがでたよ。』
「それじゃ、行く前に魔石を回収してくれるか?」
息子は『うん。』と言うとあっという間に魔法で集めた。
『とうちゃん、そのおっきいませきはたべていいの?』
「あぁそういえば、この位の大きさが欲しかったんだったな。でも、少し待ってくれ、もしかしたらコレが踏破証明になるかもしれないからな。」
『ざんねんだけど、わかった。』
「じゃあ行くか。」
『うん。』
俺達が魔法陣に乗ると魔法陣が光出し、次の瞬間、台座の上で巨大な宝石が浮いていた。
『とうちゃん、アレがコアかなぁ?きれいだねぇ。』
「あぁそうだな。」
息子が触れようと近づくとダンジョンコアが少し逃げた様に見えた。
「ん?逃げた?」
俺がそう言うとまた微妙に動き、元に戻った。
「・・・気のせいかぁ。」
俺はそう言いながらコソッと息子に近づく様に促した。
ダンジョンコアは俺の言葉にホッとしたのか動かなくなったが、息子が急接近するとビックリしたのか、台座から離れてしまった。
『あっ!』
離れたダンジョンコアらしき物から声が聞こえた。その瞬間、コアだと思っていた物がボン!と変化し、妖精になった。
『もう!壊すなら壊しなさいよ!』
「お前は何なんだ?本当のダンジョンボスなのか?」
『そんな分けないでしょ!こんなに可愛いボスがいるわけないでしょ!』
「可愛いかは置いといて、ではお前は何なんだ?」
『置いといてって何よ!しつれ・・・あれ?聞こえてる?』
「聞こえてるから聞いてるんだが?」
『え?私の言葉が分かるの?』
「当たり前だろ、だから聞いてるんだ。」
『ボクもきこえるよ。』
『そりゃ貴方は聖獣だ・・・え?なんで此処に聖獣がいるわけ!?』
『とうちゃんのじゅうまだから。』
『え?・・・ってことは・・・使徒様!!?』
妖精か何かは俺が使徒だと分かると台座の上で土下座をしていた。
「そういうのはいいから結局、お前は何なの?」
俺がそう言うと顔を上げ、立ち上がった。
『私は此処を管理している精霊です。』
「管理って事はダンジョンマスターとかいうやつか?」
『いえ、神の命令で管理をしていますが、マスターではありません。』
「何故、神が管理を?」
『此処は魔神が封印されているからです。』
「だからコアを破壊しても別の場所に移動するって事か?」
『はい。』
「じゃあ何故、スタンピードの様な事をするんだ?」
『それは封印が解けない様に魔神の力を逃がす為です。』
「だからダンジョンにして冒険者達に入ってもらって消費しようと?」
『そうです。』
「他のダンジョンも封印の役割をしてるのか?」
『いえ、殆どは迷宮神ラビリス様が魔力溜りを解消する為に作ってらっしゃいます。』
「で、此処はお前が管理してると。」
『私1人ではありませんがそうですね。』
「他の人は何処に居るんだ?」
『精霊界に居ます。』
「精霊界?精霊は世界樹の麓に居るんじゃないのか?」
『確かに私達、精霊は世界樹様の漏れ出た力が集まって生まれますが、そのまま外界にいると力が弱い為、消滅してしまいます。そこで精霊王の御力で作られた空間である、精霊界に行き、ある程度成長した者が更なる成長をする為に外界で修行や私達の様に神様のお手伝いをする者は外界に出ますが、基本的には精霊界にいますね。』
「そうなのか、てっきり生まれてから死ぬまで世界樹の麓にいるものかと思ってたよ。」
『精霊は外的要因が無い限り、死ぬというか消滅する事はありません。』
「ん?そうなのか?寿命が尽きたら精霊石になるんじゃないのか?」
『それは成長限界を迎えた者が更に成長する為に脱ぎ捨てた外殻ですね。外殻を脱ぎ捨てると数万年は精霊界で過ごす必要があるので、そう思うのかもしれません。』
「じゃあ何故、世界樹の麓で外殻を脱ぐんだ?」
『それは世界樹様への感謝の印というか、外殻は私達が外界で培った力の結晶なので世界樹様の養分となる様に麓に遺すのです。』
なるほど、女王蜂と働き蜂の様に世界樹と精霊でコロニーが形成されてるのかもしれないな。
「なら、精霊石を遺さなければ、世界樹は枯れてしまうのか?」
『いえ、それはないでしょう。ただ世界樹様が精霊を生み出すスピードが減ると世界に生きるモノが大変な事に。』
「どういう事だ?」
『精霊が管理している魔神や邪神、悪神の封印が解かれてしまうかもしれません。』
「そんなにギリギリでやってるのか?」
『そういう訳ではないのですが、バランスが崩れるとその可能性もあるという事です。』
「なるほどなぁ。ということは精霊石を見つけて何かの道具にすると問題があるのかぁ。」
『少数であれば、問題ありません。』
「そうか、それは良かった。ところで1つ気になったんだが、冒険者を呼び込みたいんだよなぁ。」
『はい。何故か来てくれませんが。』
「はぁ、なるほどな。言うがこのダンジョンにはうま味が無いんだよ。」
『うま味?』
「そうだ、此処へ来たくなる様なモノが無いんだよ。」
『宝箱なら出る様にしてますし、経験値を獲得しやすい様にしてますよ?』
「宝箱って最後に出たコレだろ?」
『はい。外界ではかなり貴重なエリクサーの材料の1つである精霊の雫です。』
へぇ~不老不死とか何にでも効くやつだよなぁ。
「確かに希少な物かもしれないがそのエリクサーをそもそも作れる人はいるのか?いないなら有ってもあまり意味は無いんじゃないか?」
『え!!?居ないんですか?』
「いや、それは分からないけど毎回、その精霊の雫を出してるんだよなぁ。」
『はい。』
「なのに来ないと。」
『何故だか。』
「多分、居ないな。」
『そんな!それなら私達はどうしたら・・・。』
「なら、武器や防具を作れるやつは居ないのか?」
『精霊の中には確かにそういう事が出来るのもいるにはいるんですけど・・・そのぅ・・・。』
「ん?何か問題でもあるのか?」
『え~とですねぇ・・・何と言いましょうか・・・え~と・・・』
「まさか仲が悪いとか言うんじゃないよなぁ。」
『え!?な、何故分かったんですか!?』
「どうしてもなのか?」
『無理です!』
「そんなにか。」
『はい。彼奴らに頼むくらいなら今のままで良いです!』
「はぁ~。なら、此処の封印の話と精霊石の話を他で話して良いか?」
『あまり広められるとそのぅ・・・魔神や邪神、悪神を解放しようとする者に知られると拙いので・・・。』
「それなら問題無い者だけに話すのは?契約で縛る事もするが。」
『それなら・・・大丈夫だと思います。』
「分かった。何とか出来るかは分からないが信用出来る人達だから相談して、今よりも良くなる様にしてみる。」
『ありがとうございます!』
「ところで今コアを破壊したらどの辺りでダンジョンを発生させるんだ。」
『えっと、ダンジョンですよね。ダンジョンは外に出ている1番強い個体のところです。』
「この近くか?」
『近くは・・・アレ?1体しかいない!?常時100体はいる様にしてたのに・・・。』
俺の質問に精霊は困った顔をしながら1人ブツブツ言っていた。
「何処に居るか分かるか?」
『此方の方向に何故か人がかなり多い場所の近くにいます。』
!!?
「本当か!?」
『はい。何故か人がいるのに討伐されていませんが。』
あの人達が言ってたプランってこの事か!
「分かった。もう1つ良いか?」
『何でしょう?』
「次にこのダンジョンからマギリを外に出せるとしたら何日掛かる?」
『4、5日かと。』
「わかった。急ぎの用が出来たから俺達は行くが5日後に何匹か出してくれ。」
『わかりました。』
「じゃあな。」
俺はそう言うと横で寝ていた息子を起こし、首輪を着けると外へ出る魔法陣に乗った。
102
あなたにおすすめの小説
最強超人は異世界にてスマホを使う
萩場ぬし
ファンタジー
主人公、柏木 和(かしわぎ かず)は「武人」と呼ばれる武術を極めんとする者であり、ある日祖父から自分が世界で最強であることを知らされたのだった。
そして次の瞬間、自宅のコタツにいたはずの和は見知らぬ土地で寝転がっていた――
「……いや草」
私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
武装法人二階堂商会 ―― 企業買収(M&A)で異世界を支配する!
Innocentblue
ファンタジー
日本で企業買収の最前線を駆け抜けてきた敏腕社長・二階堂漣司。
裏切りにより命を落としたはずの彼が目を覚ましたのは、
剣と魔法が支配する異世界の戦場だった。
与えられたスキルは《企業買収(M&A)》。
兵士も村も土地も国家さえも、株式として評価・買収・支配できる異能の力。
「ならば、この世界そのものを買い叩く」
漣司は《武装法人二階堂商会》を設立。
冷徹な参謀にして最強の魔導士リュシア、獣人傭兵団、裏社会の戦力――
すべてを子会社として編成し、経済と武力を融合した前代未聞の経営戦争へと踏み出す。
弱小の村を救済し、都市と契約を結び、裏切り者を切り捨て、敵対勢力を力で買収する。
交渉は戦争、戦争は経営。
数字が命運を決め、契約が国境を塗り替える。
やがて商会は、都市国家・ギルド・貴族・宗教勢力すら巻き込み、
世界の価値そのものを再定義する巨大企業へと変貌していく。
これは、剣ではなく契約で世界を制圧する男の物語。
奪うのではない。支配するのでもない。
価値を見抜き、価値を操り、世界に値札を付ける――
救済か、支配か。正義か、合理か。
その境界線を踏み越えながら、蓮司は異世界そのものを経営していく。
異世界×経済×武力が激突する、知略と覇道の武装経営ファンタジー。
「この世界には、村があり、町があり、国家がある。
――全部まとめて、俺が買い叩く」
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
没落貴族は最果ての港で夢を見る〜政敵の公爵令嬢と手を組み、忘れられた航路を拓いて帝国の海を制覇する〜
namisan
ファンタジー
日本の海運会社に勤めていた男は、事故死し、異世界の没落貴族の三男ミナト・アークライトとして転生した。
かつては王国の海運業を牛耳ったアークライト家も、今や政争に敗れた見る影もない存在。ミナト自身も、厄介払い同然に、寂れた港町「アルトマール」へ名ばかりの代官として追いやられていた。
無気力な日々を過ごしていたある日、前世の海運知識と経験が完全に覚醒する。ミナトは気づいた。魔物が蔓延り、誰もが見捨てたこの港こそ、アークライト家再興の礎となる「宝の山」であると。
前世の知識と、この世界で得た風を読む魔法「風詠み」を武器に、家の再興を決意したミナト。しかし、その矢先、彼の前に最大の障害が現れる。
アークライト家を没落させた政敵、ルクスブルク公爵家の令嬢セラフィーナ。彼女は王命を受け、価値の失われた港を閉鎖するため、監察官としてアルトマールに乗り込んできたのだ。
「このような非効率な施設は、速やかに閉鎖すべきですわ」
家の再興を賭けて港を再生させたい没落貴族と、王国の未来のために港を閉鎖したいエリート令嬢。
立場も思想も水と油の二人が、互いの野望のために手を組むとき、帝国の経済、そして世界の物流は、歴史的な転換点を迎えることになる。
これは、一人の男が知識と魔法で巨大な船団を組織し、帝国の海を制覇するまでの物語。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる