転生したらスキル転生って・・・!?

ノトア

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第53話 [もう1つの報告と自分の力!?]

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「そういえばガシュウさん1つ良いですか?」

「はい。何でしょうか?」

「今回の話を無理矢理聞こうとされた場合、契約ってどうなるんですか?」

「あぁ魔法や薬でって事なら心配はありませんよ。そういう場合は逆に契約がその人自身を守ってくれますので。」

「あっ、そういう事も出来るんですね。」

「はい。」

「なら、もう1つ良いですか?」

「はい。何でしょうか?」

「ガシュウさんの様に永く生きられる人はいいですが、人族や獣人だとそれ程永く生きられないじゃないですかぁ。」

「あぁ、それなら心配ありませんよ。もし、話す必要がある場合には話す方に今回と同様の契約を施せば、話せますので引き継ぎは可能です。」

「なるほど、厳しいですが、それなら安心ですね。」

「それに私自身もいつ何があるか分かりませんので、次世代の長には、同様の契約をして、精霊石の乱獲を防ぐ様に伝えますので。」

「シェリーさんですか?」

「いえいえ、長と成れるのはハイエルフに成った者で若く、比較的に真面目に里の事を任せられる者が長老会によって選ばれますね。それにシェリーがハイエルフに成れたとしてもあの性格ではねぇ。」

「あぁ・・・。でも、世襲制とか1番強い者、年上な者じゃあないんですね。」

「そうですね。世襲制は昔色々あって・・・それに強いとか年上とかになると私になるんで、それはそれでめんど・・・色々問題があるんですよ。」

今、面倒くさいって言おうとしたよね!絶対!したよね!

俺がそう思っているとガシュウさんは誤魔化す様に笑っていた。

何かエルフのイメージが・・・と考えているとハロルドさんから声が掛かった。

「シュウト様、今後の体制も決まりましたので、お疲れでしょうし、そろそろ邸に戻りませんか?」

「あぁそうですね。」と言いながら息子を見ると大きいサイズのままで、寝ていたので、そのまま担ぐとハロルドさんがビックリした表情をしていた。

「あれ?もしかして、このままじゃ馬車に乗れませんか?」

「いえ、そう言う事ではなく・・・。」

俺が、ん?ってなっているとゴルドさんが話し掛けてきた。

「シュウト、そういう事じゃねぇ。お前、ダンジョンに行く前よりかなりレベルが上がったんじゃねぇか?」

「あぁ20上がったから今レベル30だな。」

「30!?」

「ん?おかしいのか?」

「当たり前だろ!30っていったらCランクの冒険者並しかねぇじゃねぇか!」

「そう言われてもなぁ。ならAランクになるのはおかしくないか?」

「それは良いん・・・ん?って事はあの模擬戦っていうか、アークスと戦った時はレベル10だったってことか?」

「あぁそうなるな。」

「あん時の素の攻撃力っていくつだったんだ?」

「え~と、230位だったかなぁ。」

「はぁ。レベル10でか?」

「そんなに変か?」

「当たり前だろ!レベル10なんて、魔物と戦う事なんてしねぇ一般人レベルだぞ!」

「そうなのか。」

「っても、230前後ならCランク冒険者と同じ位か・・・って事は戦闘技術とセンスが半端ねぇんだろうな。」

「武器の性能じゃ無くか?」

「武器じゃねぇな。武器の性能を出そうと思ったら、その武器の攻撃力の1割は必要って言われてるんだ。そんでその割合で性能が変わるんだ。後は器用さも重要だ。それによって、武器に振り回されるかも変わってくる。」

「大体、どの位なんだ?」

「そうだなぁ・・・それは武器の特性によって変わってくるから一概には言えねぇが大剣なんかのデカい武器なら最低でも1割程度、短剣や細剣なら1分だな。」

「なるほどなぁ。身の丈に合った武器を選ぶのも冒険者には必要って事か。」

「まぁ、魔剣とかも有るから一概には言えねぇがそうなるな。・・・所で教えても問題ねぇなら聞きたいんだが、今の素の攻撃力はいくつなんだ?」

「あぁそれは俺も聞きたかったから問題ないぞ。え~と、2560だな。これって強いのか?」

「に、2560!!?そりゃAランク冒険者でも十分通用するぞ!ってもうAランクか。」

「ん?あぁそうか。そういやぁ踏破の証明って、このビンか?それともこっちの魔石か?」

「そうその精霊の雫だ。まぁ、HPとMPを両方と状態異常を回復出来る代物なんだが、回復量が微妙でなぁ。まあ記念品だな。それと魔石は好きにすればいいぞ。売るも良し、何かの魔道具にするも良しだ。で、どうする?」

「魔石は真司の成長にこれ以上のが必要になってくるから真司にやるよ。」

「なるほど。じゃあミーシャ、手続きしてくれ。」

ゴルドさんがそう言うとミーシャは手続きをしてくれた。

「これでAランクだな。言っとくが再発行は金貨1枚だから気を付けろよ。」

うわぁ~1000万かぁ、まぁ無くさないようにこれはアイテムボックスに入れとくか。

「ありがとう。ところでやっぱり知らないんだな。」

「何の事だ?」

「別に契約して話す様な事じゃ無かったからさっきは言わなかったし、此処にいる人、特にガシュウさんは知ってると思ったから話さなかったけど、その精霊の雫ってエリクサーの材料の1つらしいぞ。」

俺がそう言うと全員が固まった。

「あれ?もしかして全員知らなかった?」

するとハロルドさんが興奮した様子で話し掛けてきた。

「と、当然です!エリクサーはSランクダンジョンの踏破報酬で極々稀に出てくる物で、ありとあらゆる病や怪我、身体の大部分を失ったとしても生きていれさえすれば、治せる治療薬です。その希少性から国宝扱いとなり、各国はエリクサーさえ渡せば、最低でも上位貴族に成れます。更には昔、エリクサーを量産出来ないかと、この国の研究機関で分析したそうなのですが、1部しか材料が解らず、断念したそうなのです。それをシュウト様は見つけ出したのです!」

そんなハロルドさんに俺がたじろいでいるとガシュウさんが「まぁまぁまぁ」とハロルドさんが落ち着く様に制止してくれた。

「まぁエルフにとっては世界樹の雫が在りますので、そこまで騒ぐ事ではないですが、エルフの中でも薬剤の研究をしている者は、騒ぐ案件ですなぁ。」

「そうなんですね。・・・そういえば、エリクサーって、てっきり不老不死の秘薬なのかと。」

「それは、ラストエリクサーのことですね。この世の何処かに存在すると言われている物ですね。」

へぇ~まぁそうか、もし作れる様な物だったら今頃、皆んな不老不死だよな。

「しかし、これに関しては、国王には話さないといけないが、あまり外部には話すべきではないな。」

そうセルジュさんが話すと皆んなが頷いた。

「あぁなるほど、確かに下手に広まったら馬鹿な事を仕出かす輩が増えそうですもんね。」

「そうなのだ。どこにでもバカはいるからのぅ。」

「あっそうだゴルドさん、マギリの死骸って要るか?」

「ん?外で狩ったのか?」

「いや、ダンジョン内だぞ。」

「はぁ?ダンジョン内で狩ったら魔石にしか、成らないだろ。」

「それが死骸が残ったんだって。」

「まぁ、それが本当ならそれも異常だからな。とりあえず、買い取るから出してくれ。」

俺は周りを見渡すと「いやぁ此処じゃあ無理かなぁ」と言った。

「はぁ?そんなに大量なのか?」

「いや、数は3体だけなんだが、この部屋だと狭いと思って。」

「はぁ?階層ボスじゃあるまいし・・・まさか、階層ボスなのか。」

「あぁ。」

「いやいや、おかしいだろ!階層ボスなんて、何処のダンジョンでも死骸は残らないぞ!」

「そう言われてもなぁ。で、要らないのか?」

「要る・・・下の闘技場で出してくれ。」

「分かった」俺はそう言うと扉を開けようとした。

「一寸待て!!!」

「なんだ?」俺がビックリした所為で息子が動き出した。

『なにぃ~うるさいなぁ。あっとうちゃん、ごめんね。いまちいさくなるね。』

息子はそう言うと小さくなり、俺に抱かれた。

「おぉ悪かったな、起こしたか。ありがとうな。寝てていいぞ。」

俺がそう言って撫でると息子は俺に抱かれたまま寝ていった。

「シンジ様に悪い事をしてしまったなぁ。」

「いいよ、別に。ところで何で待つんだ?」

「シュウト、お前ダンジョンから此処に来るまで自分で扉を開けたか?」

「・・・いや、誰かに開けてもらったけど、それが何か?」

「だろうな。いいかレベルが一気に20も上がって攻撃力だけでも10倍以上にいきなりなったんだ、わかるな。」

「あぁそれで?」

「何をするにしてもお前が思ってる以上に力が加わるんだ。だから今まで通りにやったら絶対に壊れる。」

「そんなわけ・・・」

「あるんだ。」

「分かったよ。そっと開ければいいんだろ。」

俺はそう言いながら扉に触れた。

バキッ!パラパラパラ・・・

「・・・悪い、壊れた。」

俺がそう言いながら粉々になった扉のノブを見せるとゴルドさんは頭に手をやり、溜息を吐いていた。

「まぁ扉の事はもういい。後は何も触るなよ。」

「了解。」

「とりあえずミーシャ、先導してやってくれ。」

そう言われたミーシャさんの後を出来るだけ何も触らない様について行った。

「真司に触ってたけど、何も言わなかったのになぁ。」

「そりゃシンジ様は聖獣様だからだ。」

そんなものなのかぁと思っていると闘技場に着いたので、マギリを出した。

「はぁ、凄ぇなぁ。マジで階層ボスかよ。」

「だから言っただろ。」

「別に疑ってたわけじゃねぇよ。ただありえねぇ事だからな。しかし、傷1つねぇって事はカインの言ってた技か?」

「そうだ。鎧通しは内部破壊の技だから傷は付かないんだ。」

「それで死んだけど、ダンジョンが反応しなかったって事か。」

「おそらくな。」

「そうか、だが暫くは戦闘は控えろよ。」

「何でだ?」

「今、加減が出来ねぇ状態だと威力があり過ぎて、内部破壊どころか、内側から爆発しちまうと思うぞ。」

「そんなにか?」

「あぁ、10倍を舐めてたら、人相手にしたら軽い怪我程度で済まそうとしても即死すると思っとけ。だからハロルドさんの工房にある威力判定の木人で加減の練習しとけ。」

「わかった。いいですか?ハロルドさん。」

「構いませんよ。そうだ戻ったら私生活の力加減も覚えないといけないでしょうから、メイドを1人付けますので、離れで練習なさってください。」

「何から何まですいません。ありがとうございます。」

「いえいえ、お気になさらずに。」

その後も少し話して解散となったので、俺達は邸へ戻った。



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