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第94話 [検証Part2]
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皆んなから離れた俺にルークが声を掛けてきた。
「おい。シュウト、危険な事をするのか?」
「いや、危険はないと思うんだけど一応な。」
俺がそう言うと俺との間にバトさんが結界を張ってくれたので、俺はバトさんに会釈をするとアイテムボックス改の中に入れる様に想像しながら発動させてみた。すると目の前に門が出現した。
「門?潜れば良いのか?」
そう言いながら門に触れるとステータス画面の様なモノが出現した。
【ダンジョン設定】
フィールド・1
・洞窟
・森/川
・平原/湖
・迷宮
ん?選ぶのか・・・洞窟や迷宮って態々載ってるって事は意味があるのか?
そう思っていると説明文が表示された。
・洞窟:鉱石等が掘削出来る。尚、掘削出来る物は注入する魔力量によって変わる。
・森/川:薬草や木材、キノコや果物等が採取出来る。外の生き物を放流すれば、勝手に成長、繁殖する。尚、採取出来る物は注入する魔力量によって変わる。
・平原:基本的に爽やかな気候、薬草採取出来る。外から種子を植えれば勝手に育つ。外の生き物を放流すれば、勝手に成長、繁殖する。尚、採取出来る物は注入する魔力量によって変わる。栽培する種子は注入する魔力量によって品質、成長スピードが変わる。
・迷宮:ダンジョン練武場。初級/中級/上級/鬼級/神級の設定が出来、マスターの意向により、迷宮内で生死を設定可能。尚、階級は主の総合的な強さ由来する。マスターは迷宮内の罠、魔物の被害は受けない。
「なるほどなぁ。色々あるんだなぁ。」
俺が門の前で画面を見ているとルークが声を掛けてきた。
「なぁさっきから門とか何言ってんだ?」
「何って、目の前に門があるだろ?」
「はぁ?そんなのないぞ。」
俺が不思議に思っていると《ピコン♪》となったので確認してみた。
『ライヤ様じゃないよ。ラビリスだよ。』
どうしたんですか?
《ピコン♪》
『言うのを忘れてたけど、門はシュウトか、シュウトが触れてる人しか見えないし、触れないからね。だから誰かを中に入れたかったら触れた状態で入れてあげてね。』
なるほど、それなら中に居れば安全ですね。
《ピコン♪》
『そうなるね。後、1つのフィールドにつき、魔力総量が最低1億は必要だし、種類を増やしたかったらダンジョンを踏破してくれたら増えるから頑張ってね。』
なら、海のダンジョンを踏破したら海が出てくるって事ですか?
《ピコン♪》
『そうだよ。あぁ後、魔力総量とかはマスター由来だけど中に入れる様にサブマスター設定は2名まで登録出来るからね。あっ、因みにマスターがもし死んでもサブマスターのどちらかが、マスターに昇格出来る様にも出来るから何十年後かは分からないけどサブマスターは決めておいた方がいいよ。』
なるほど、確かに人間いつ死ぬか分からないもんな。承知しました、ありがとうございます。
《ピコン♪》
『また分からない事があったら教会で僕を呼んで。手が空いてたら答えられると思うからじゃあね。』
俺がラビリス様と話終えるとルークが声を掛けてきた。
「なぁ、さっきから黙ってどうしたんだ?」
「あぁ、すまん。新しく変わったスキルのやり方をラビリス様が教えてくれてたんだ。」
「え!?じゃ、邪魔だったか?」
「大丈夫、今終わったから。」
俺の答えにルークは動揺しながら聞いて来たので俺が答えるとルークは安堵の表情を浮かべていた。
「ふぅ~。久々に焦ったぜ。」
「何でそんなに焦ってんだ?」
「当たり前だろ。俺は冒険者だぞ。ダンジョンに行くのに迷宮神ラビリス様を怒らせてしまったら命が幾つあっても足んねぇだろ。」
「あぁ、そういう事か。だがそれなら心配ないぞ。」
「何でだ?」
「ラビリス様はそんな事気にしないし、どっちかっていうとお前ら冒険者の味方だぞ。」
「そんな事は分かってるぞ。じゃなきゃどれだけの冒険者が死んでるか分かんねぇからな。」
「まぁ1つ不満が有るみたいだったけどな。」
俺がそう言うとルークは俺に掴みかかる勢いで来たがバトさんに制止されていた。
「で、で、ラビリス様は、な、何て言ってたんだ!」
「慌てなくても話すから一寸離れてくれ。」
「お、おう。悪い。で、何て言ってたんだ?」
「悪く言ってた訳じゃないけど、ダンジョンの踏破があまりされてなくて忙しいって言ってたぞ。」
俺がそう言うとルークは真剣な表情で何かを考え、俺の方を見てきた。
「それは俺も薄々は感じてたんだ。だが、前ギルドマスター彼奴の所為で冒険者を辞めざるえない状況にさせられた奴や嫌になって辞めた奴がいっぱい居るんだ。」
「その人達に呼び掛けて戻ってきてもらう事は出来ないのか?」
「いや、俺も奴が居なくなってから呼び掛けたんだが、ギルドは信頼が出来ねぇって断られるんだ。」
「そうか・・・なら、ルークお前ってその人達から信頼されてるのか?」
「何だ藪から棒に・・・まぁ自分で言うのはアレだけど、あると思うぞ。それがなんだ?」
「じゃあ、ダンジョン攻略にだけ特化した組織って作れないか?」
「はぁ?作れねえ事はねぇだろうけど、そんな組織を国にしろっていうのか?」
「いや、俺がする。本人が手に入れた素材や宝箱は本人の物、それ以外に攻略レベルに応じて毎月ある程度の支給をする組織でどうだ?」
「はぁ?そんな事してお前に何の得があんだよ。」
「ラビリス様の負担が減らせる。それで良いじゃねぇか。」
「そりゃまぁそうだろうけど、金銭的にお前の負担が半端ねぇ事になるぞ。」
「別に良いよ。生きるだけの金が有ればそれで良いからな。」
「無茶苦茶だな。まぁそれなら出来ねぇ事はねぇだろうけど負担がデカ過ぎるからせめて最初以外はトントンになる様な体制にしとけよ。だが、もう1つ問題があるぞ。」
「何だ?」
「信頼だよ信頼。そんな組織作ったって信用信頼がなきゃ誰も来ねぇぞ。」
「俺の使徒としての信用はないか?」
「え?バラすのか?」
「いや、あの格好で動く。あっ!それだと顔を隠してるし、信用出来ないかぁ・・・。」
「・・・いや、そんな事はねぇ。シンジ様も白虎の御姿で傍にいるんだろ?」
「そうだな。」
「なら、王都でならこの前の事もあるから絶大な信用になる。行けるぞ。後は根回しと経営をどうするかだな。お前もずっといる訳にはいかないだろ?」
「そうだな。それは、無理だからルーク、お前に長として頼めないか?」
「・・・いいぜ。任せろ。」
「よし!決めた。」
「ん?何をだ?」
「ラビリス様の加護で手に入れたスキルの最初の使い道だよ。」
「あぁ何か門とか言ってたやつか。」
「本当は移動とかの時に休憩する場所として使おうと思ってたんだけど、移動式家屋もあるし、最初はコレから作る組織の為に使う事にしようかなってな。」
「でもよぅ他人が見えねぇもんをどうやって使うんだ?」
「一寸、手を出してくれるか?」
そう言いながら不思議そうに手を出してくるルークの手を握った。
「うお!な、何だこれ!?」
「コレが門だ。」
「おぉ確かに門だなぁってか何で見れるよう・・・シュウトが触ったからか?」
「そういう事。」
「だがよぅ、そうだとしてもシュウトに触れてないと見えないんじゃ使えねぇじゃねぇか。」
「それはお前にザブマスターに成ってもらえば問題ないはずだ。」
「そうなのか?まぁそうだったとしても契約はさせてくれ。」
「何でだ?」
「流石に責任が重過ぎるからそうしてくれ。」
「分かった。じゃあ使えるかどうかやってみるから俺の肩に触れといてくれ。」
「おう。」
俺はルークが肩に手を乗せると設定画面を開いた。
「へぇ~コレを設定したら中に入られるのか?」
「そうらしい。」
「フィールド・1って事は他にも有るのか?」
「いや。1つのフィールドにつき、俺の魔力総量が1億ないと駄目らしいから今は出ないな。」
「い、1億か・・・出鱈目な数字だが、自分のスキルでダンジョンが出来るってぇなら分からなくもないか。」
「で、死なないダンジョンって事で、迷宮を作成しようかと思うんだけど階級はどうする?」
「変更は出来るのか?」
「分からん。」
「そうか・・・」
ルークはそう言うと拳に頭を乗せて考えていた。
「固定だったとしても気にしなくていいぞ。」
「そう言ってもなぁ仮に初級を選んだとしても余りにもEやDランクのダンジョンと同じならある程度強くなったら意味は無くなるだろうし、中級や上級を選んだ場合も想定以上にキツいダンジョンだったら今度は誰も使えねぇからなぁ。」
「いや、そうじゃなくてもう1億ぐらいなら合成のスキル使えば上げるのにそんなに難しくねぇって事だよ。」
俺がそう言うとルークは暫く口をポカンと開けて固まっていたが。もう暫くすると首を振って持ち直した。
「やっぱりシュウトは異常だな。お前と居ると常識って何だろうって気持ちになるわ。」
「何だよ失礼だな。」
俺がそう言うと2人共なんとなく笑っていた。
「で、どうする?」
「じゃあ初級で頼む。」
「おう。」
俺はそう言うと迷宮を選択し、初級に設定した。すると設定画面に新たな表示と隣にダストボックスの様な物が出現した。
【ダンジョン設定】
初級ダンジョン作成中・・・
Cランクの魔石を投入して下さい。
「なるほど、中で魔物を出そうと思ったら魔石が必要なのか。」
「・・・」
俺はCランクの魔石を取り出して、ダストボックスの様な場所に投入した。すると設定画面の表示が変わった。
【ダンジョン設定】
初級ダンジョン作成中・・・
現在の魔物数1体
「魔石1個につき、一体かぁ。」
「・・・これは初級にしといて良かったかもしれねぇなぁ。」
「ん?何でだ?」
「多分、初級の段階でCランクのダンジョンに匹敵すると思うぞ。」
「じゃあ大した事ないんじゃないのか?」
「そんな訳ねぇだろ。」
「けど、Cランクダンジョンなんて、その辺にあるだろ?」
「そりゃそうたが・・・。」
「なるほど、だから踏破が少なくてラビリス様が困ってたのか。」
「なっ!・・・俺らの努力が足りなかったんだな・・・。」
「でも、良かったじゃないか。」
「何が。」
「そのお陰で、此処で訓練すれば踏破出来る様になるだろ?」
「そうだな。」
「それに此処だと死なないからかなり無茶しても大丈夫だろ。」
「お前いったい何をするつもりだ?」
「俺式ブートキャンプ。」
「何だブートキャンプって?」
「新兵育成訓練だったかな。」
「聞くだけで恐ろしいんだが、大丈夫か?」
「何とかなるだろ。」
そう話しているとダンジョンが完成した。
「おい。シュウト、危険な事をするのか?」
「いや、危険はないと思うんだけど一応な。」
俺がそう言うと俺との間にバトさんが結界を張ってくれたので、俺はバトさんに会釈をするとアイテムボックス改の中に入れる様に想像しながら発動させてみた。すると目の前に門が出現した。
「門?潜れば良いのか?」
そう言いながら門に触れるとステータス画面の様なモノが出現した。
【ダンジョン設定】
フィールド・1
・洞窟
・森/川
・平原/湖
・迷宮
ん?選ぶのか・・・洞窟や迷宮って態々載ってるって事は意味があるのか?
そう思っていると説明文が表示された。
・洞窟:鉱石等が掘削出来る。尚、掘削出来る物は注入する魔力量によって変わる。
・森/川:薬草や木材、キノコや果物等が採取出来る。外の生き物を放流すれば、勝手に成長、繁殖する。尚、採取出来る物は注入する魔力量によって変わる。
・平原:基本的に爽やかな気候、薬草採取出来る。外から種子を植えれば勝手に育つ。外の生き物を放流すれば、勝手に成長、繁殖する。尚、採取出来る物は注入する魔力量によって変わる。栽培する種子は注入する魔力量によって品質、成長スピードが変わる。
・迷宮:ダンジョン練武場。初級/中級/上級/鬼級/神級の設定が出来、マスターの意向により、迷宮内で生死を設定可能。尚、階級は主の総合的な強さ由来する。マスターは迷宮内の罠、魔物の被害は受けない。
「なるほどなぁ。色々あるんだなぁ。」
俺が門の前で画面を見ているとルークが声を掛けてきた。
「なぁさっきから門とか何言ってんだ?」
「何って、目の前に門があるだろ?」
「はぁ?そんなのないぞ。」
俺が不思議に思っていると《ピコン♪》となったので確認してみた。
『ライヤ様じゃないよ。ラビリスだよ。』
どうしたんですか?
《ピコン♪》
『言うのを忘れてたけど、門はシュウトか、シュウトが触れてる人しか見えないし、触れないからね。だから誰かを中に入れたかったら触れた状態で入れてあげてね。』
なるほど、それなら中に居れば安全ですね。
《ピコン♪》
『そうなるね。後、1つのフィールドにつき、魔力総量が最低1億は必要だし、種類を増やしたかったらダンジョンを踏破してくれたら増えるから頑張ってね。』
なら、海のダンジョンを踏破したら海が出てくるって事ですか?
《ピコン♪》
『そうだよ。あぁ後、魔力総量とかはマスター由来だけど中に入れる様にサブマスター設定は2名まで登録出来るからね。あっ、因みにマスターがもし死んでもサブマスターのどちらかが、マスターに昇格出来る様にも出来るから何十年後かは分からないけどサブマスターは決めておいた方がいいよ。』
なるほど、確かに人間いつ死ぬか分からないもんな。承知しました、ありがとうございます。
《ピコン♪》
『また分からない事があったら教会で僕を呼んで。手が空いてたら答えられると思うからじゃあね。』
俺がラビリス様と話終えるとルークが声を掛けてきた。
「なぁ、さっきから黙ってどうしたんだ?」
「あぁ、すまん。新しく変わったスキルのやり方をラビリス様が教えてくれてたんだ。」
「え!?じゃ、邪魔だったか?」
「大丈夫、今終わったから。」
俺の答えにルークは動揺しながら聞いて来たので俺が答えるとルークは安堵の表情を浮かべていた。
「ふぅ~。久々に焦ったぜ。」
「何でそんなに焦ってんだ?」
「当たり前だろ。俺は冒険者だぞ。ダンジョンに行くのに迷宮神ラビリス様を怒らせてしまったら命が幾つあっても足んねぇだろ。」
「あぁ、そういう事か。だがそれなら心配ないぞ。」
「何でだ?」
「ラビリス様はそんな事気にしないし、どっちかっていうとお前ら冒険者の味方だぞ。」
「そんな事は分かってるぞ。じゃなきゃどれだけの冒険者が死んでるか分かんねぇからな。」
「まぁ1つ不満が有るみたいだったけどな。」
俺がそう言うとルークは俺に掴みかかる勢いで来たがバトさんに制止されていた。
「で、で、ラビリス様は、な、何て言ってたんだ!」
「慌てなくても話すから一寸離れてくれ。」
「お、おう。悪い。で、何て言ってたんだ?」
「悪く言ってた訳じゃないけど、ダンジョンの踏破があまりされてなくて忙しいって言ってたぞ。」
俺がそう言うとルークは真剣な表情で何かを考え、俺の方を見てきた。
「それは俺も薄々は感じてたんだ。だが、前ギルドマスター彼奴の所為で冒険者を辞めざるえない状況にさせられた奴や嫌になって辞めた奴がいっぱい居るんだ。」
「その人達に呼び掛けて戻ってきてもらう事は出来ないのか?」
「いや、俺も奴が居なくなってから呼び掛けたんだが、ギルドは信頼が出来ねぇって断られるんだ。」
「そうか・・・なら、ルークお前ってその人達から信頼されてるのか?」
「何だ藪から棒に・・・まぁ自分で言うのはアレだけど、あると思うぞ。それがなんだ?」
「じゃあ、ダンジョン攻略にだけ特化した組織って作れないか?」
「はぁ?作れねえ事はねぇだろうけど、そんな組織を国にしろっていうのか?」
「いや、俺がする。本人が手に入れた素材や宝箱は本人の物、それ以外に攻略レベルに応じて毎月ある程度の支給をする組織でどうだ?」
「はぁ?そんな事してお前に何の得があんだよ。」
「ラビリス様の負担が減らせる。それで良いじゃねぇか。」
「そりゃまぁそうだろうけど、金銭的にお前の負担が半端ねぇ事になるぞ。」
「別に良いよ。生きるだけの金が有ればそれで良いからな。」
「無茶苦茶だな。まぁそれなら出来ねぇ事はねぇだろうけど負担がデカ過ぎるからせめて最初以外はトントンになる様な体制にしとけよ。だが、もう1つ問題があるぞ。」
「何だ?」
「信頼だよ信頼。そんな組織作ったって信用信頼がなきゃ誰も来ねぇぞ。」
「俺の使徒としての信用はないか?」
「え?バラすのか?」
「いや、あの格好で動く。あっ!それだと顔を隠してるし、信用出来ないかぁ・・・。」
「・・・いや、そんな事はねぇ。シンジ様も白虎の御姿で傍にいるんだろ?」
「そうだな。」
「なら、王都でならこの前の事もあるから絶大な信用になる。行けるぞ。後は根回しと経営をどうするかだな。お前もずっといる訳にはいかないだろ?」
「そうだな。それは、無理だからルーク、お前に長として頼めないか?」
「・・・いいぜ。任せろ。」
「よし!決めた。」
「ん?何をだ?」
「ラビリス様の加護で手に入れたスキルの最初の使い道だよ。」
「あぁ何か門とか言ってたやつか。」
「本当は移動とかの時に休憩する場所として使おうと思ってたんだけど、移動式家屋もあるし、最初はコレから作る組織の為に使う事にしようかなってな。」
「でもよぅ他人が見えねぇもんをどうやって使うんだ?」
「一寸、手を出してくれるか?」
そう言いながら不思議そうに手を出してくるルークの手を握った。
「うお!な、何だこれ!?」
「コレが門だ。」
「おぉ確かに門だなぁってか何で見れるよう・・・シュウトが触ったからか?」
「そういう事。」
「だがよぅ、そうだとしてもシュウトに触れてないと見えないんじゃ使えねぇじゃねぇか。」
「それはお前にザブマスターに成ってもらえば問題ないはずだ。」
「そうなのか?まぁそうだったとしても契約はさせてくれ。」
「何でだ?」
「流石に責任が重過ぎるからそうしてくれ。」
「分かった。じゃあ使えるかどうかやってみるから俺の肩に触れといてくれ。」
「おう。」
俺はルークが肩に手を乗せると設定画面を開いた。
「へぇ~コレを設定したら中に入られるのか?」
「そうらしい。」
「フィールド・1って事は他にも有るのか?」
「いや。1つのフィールドにつき、俺の魔力総量が1億ないと駄目らしいから今は出ないな。」
「い、1億か・・・出鱈目な数字だが、自分のスキルでダンジョンが出来るってぇなら分からなくもないか。」
「で、死なないダンジョンって事で、迷宮を作成しようかと思うんだけど階級はどうする?」
「変更は出来るのか?」
「分からん。」
「そうか・・・」
ルークはそう言うと拳に頭を乗せて考えていた。
「固定だったとしても気にしなくていいぞ。」
「そう言ってもなぁ仮に初級を選んだとしても余りにもEやDランクのダンジョンと同じならある程度強くなったら意味は無くなるだろうし、中級や上級を選んだ場合も想定以上にキツいダンジョンだったら今度は誰も使えねぇからなぁ。」
「いや、そうじゃなくてもう1億ぐらいなら合成のスキル使えば上げるのにそんなに難しくねぇって事だよ。」
俺がそう言うとルークは暫く口をポカンと開けて固まっていたが。もう暫くすると首を振って持ち直した。
「やっぱりシュウトは異常だな。お前と居ると常識って何だろうって気持ちになるわ。」
「何だよ失礼だな。」
俺がそう言うと2人共なんとなく笑っていた。
「で、どうする?」
「じゃあ初級で頼む。」
「おう。」
俺はそう言うと迷宮を選択し、初級に設定した。すると設定画面に新たな表示と隣にダストボックスの様な物が出現した。
【ダンジョン設定】
初級ダンジョン作成中・・・
Cランクの魔石を投入して下さい。
「なるほど、中で魔物を出そうと思ったら魔石が必要なのか。」
「・・・」
俺はCランクの魔石を取り出して、ダストボックスの様な場所に投入した。すると設定画面の表示が変わった。
【ダンジョン設定】
初級ダンジョン作成中・・・
現在の魔物数1体
「魔石1個につき、一体かぁ。」
「・・・これは初級にしといて良かったかもしれねぇなぁ。」
「ん?何でだ?」
「多分、初級の段階でCランクのダンジョンに匹敵すると思うぞ。」
「じゃあ大した事ないんじゃないのか?」
「そんな訳ねぇだろ。」
「けど、Cランクダンジョンなんて、その辺にあるだろ?」
「そりゃそうたが・・・。」
「なるほど、だから踏破が少なくてラビリス様が困ってたのか。」
「なっ!・・・俺らの努力が足りなかったんだな・・・。」
「でも、良かったじゃないか。」
「何が。」
「そのお陰で、此処で訓練すれば踏破出来る様になるだろ?」
「そうだな。」
「それに此処だと死なないからかなり無茶しても大丈夫だろ。」
「お前いったい何をするつもりだ?」
「俺式ブートキャンプ。」
「何だブートキャンプって?」
「新兵育成訓練だったかな。」
「聞くだけで恐ろしいんだが、大丈夫か?」
「何とかなるだろ。」
そう話しているとダンジョンが完成した。
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