114 / 418
第113話 [コレクション]
しおりを挟む
離れに戻った俺はルークに連れられて練武場近くの扉に来ていた。
「此処が俺のコレクション部屋だ。」
「練武場の隣にあるんだな。」
「そりゃ、武器とか使うにもその辺で使えないのもあるからな。しかし、父上も抜け目がないというかなんというか。」
「まぁ一国を背負う者としては妥当な判断だと思うぞ。」
「まぁな。ところでメグミちゃんもシン坊も見ねぇけど、どうしたんだ?」
「あぁ、真司の人化の練習にアイテムボックス改に行ってるよ。」
「なるほどな。シン坊、羨ましそうだったしな。さて、なら丁度良い。俺のコレクションを見てくれ。」
ルークはそう言うと扉を開いた。するとそこには保管庫と同じ位の部屋に分類毎に分けられ、整理された。装備品の博物館の様な場所になっていた。
「凄い数だし、意外と綺麗に整理されてるなぁ。」
「意外は余計だろ。」
「悪い悪い、でもコレって王子として集めたのか?」
「いや、少しはあるけど、俺は父上達みたいに城や公務をしてる訳じゃねぇから殆どは冒険者としての金で買ったり、ダンジョンで手に入れたやつだな。」
「そうなのか。それにしては多いな。」
「あぁ飯や宿以外の金はオークションとかでも買ってるから仲間内にはバカにされるけどな。」
「へぇ~、オークションなんてあるのか。」
「あぁ、タイミングが合えば一度行ってみるか?」
「そうだな。買うかどうかは別にして見学がてら、行ってみるかな。」
「おう。その時は案内してやるぜ。」
「あぁ、頼むな。ところで、ルークお前が必要な物を選んでる間、一寸見ても良いか?」
「あぁ、必要な物は分かってるから一緒に廻って説明してやるよ。」
「良いのか?じゃあ頼む。」
そう言うと俺達はざっと見て廻ることにした。
「これだけ有ると壮観だなぁ。」
「良いだろ。」
「見る分にはな。コレを1人で集めたって考えたら馬鹿げてるとしか、言い様が無いな。」
「なんだよ。・・・まぁいいや、シュウトがいなけりゃ、殆どが飾りになるだけだったが、こうしてちゃんとした形で使えるしな。」
そう言いながらルークがスキルの無い武器を回収しながら進んでいくと見覚えのある武器を発見した。
「おっ、これは!」
「知ってるのか?コレはヤマトの武器でニッポン刀っていうやつなんだ。」
日本刀か。やっぱりヤマトはメモリーホルダーが興した国か。
「ただコレもかなり扱い辛いから使ってねぇんだよ。」
ルークがそう言いながらも回収しないので聞いてみた。
「ルーク、じゃあなんで回収しないんだ?」
「何でって剣術は持ってるぞ?」
「だけど扱い辛いんだよなぁ。って事は剣術に含まれないんじゃないか?」
「・・・そうか!だから使い辛いのか!なら、これもそうかも!」
そう言ってルークが手にしたのは薙刀だった。
「あぁ確かに違うかもしれないな。」
俺がそう言うとルークはニコニコしながら回収していた。
その後も色々な武器を回収していく上である武器にルークは手を伸ばした。
「あれ?何で弓?」
「え?何でって俺弓使えねぇから。」
「は?・・・え?使えないの?」
「あぁ、敵が遠いなら槍を投げるか、魔法を使えば済むしな。」
「で、じゃあ何でって趣味か。」
「あぁ、それに今までのレベルだとこの弓は硬すぎて引けなかったからな。」
そう言いながらルークが弓を渡してきたので引いてみると確かに普通ではない事がわかった。
「硬ぇだろ。その弓は周りの魔力に反応して魔力が濃ければ濃い程、剛性と反発力が強くなって威力が上がる分、今までのレベルだと使いもんにならなかったんだ。」
「で、どうせなら使いたいと?」
「ダメか?」
「良いんじゃないか?どうせなら楽しんだ方が強くなれると思うしな。」
「だよな!」
そう言いながらルークは次々と武器を回収していった。
一通り見て回収した俺達は部屋を出ようとするとルークに声を掛けられた。
「シュウト、知ってたらで良いんだけどよ。武器を2つ見て欲しいんだけど、練武場に行かないか?」
「あぁ良いけど、特殊なのか?」
「すまねぇ、じゃあ行くか。」
練武場に行くとルークは人型の的を幾つも用意して、一振の剣を取り出した。
「何だ?剣じゃないか、剣術スキルなら持ってるだろ?」
「あぁ、これは普通に使うなら剣なんだけど・・・。」
ルークはそう言いながら見事な剣術を披露した後に剣の柄を弄ると剣が小さい刃をワイヤーで幾つも繋いだ様な形状になった。
「こうなると上手く使えないんだよ。」
「おぉ、蛇腹剣か。知ってるは知ってるけど、見るのは初めてだなぁ。」
「知ってるのか!?じゃあなんで使えないか分かるか?」
「多分だけど、その形状になったら鞭術になるんじゃないか?」
「鞭術?・・・鞭か、なるほど、確かにそうかも。じゃあコレは?一応武器って紹介されたんだが短剣に縄が付いてるってだけなんだよ。」
ルークはそう言いながら縄鏢を取り出した。
「あぁ流星錘の派生武器だな。」
「リュウセイスイって何だ?」
「縄の先に重りが付いた武器だよ。」
「使い方は?」
「流星錘も縄鏢も基本は同じだな。一寸見てろよ。」
俺はルークから縄鏢を受け取ると昔観たアクション俳優さながらの動きで、次々と的を破壊していった。
「凄いな。まさに変幻自在、始めの攻撃の体勢とは思えない状態からの突き・・・いや、投擲か、そして引き戻したと思ったら遠心力を使った斬撃、戻ってきた短剣部分を受け損なったかと思ったら、足で蹴り飛ばして、初見であんな猛攻掛けて来られたら俺も防げるか分かんねぇな。しかし、投擲した後で向きが変わったり、斬撃になってたりしたけど、あれはシュウトがスキルで動かしてたのか?」
「いや、あれは技術というか、手首のスナップでやってただけだぞ。分かりやすく言うなら鞭の要領だな。」
「なるほど、やっぱおもしれぇな。なるほどなぁ投擲と斬撃の武器かぁ。」
「忘れてるようだけどコレは暗器の一種だ。通常は馬車の荷台に荷物を固定する荷紐として使われていた物だから絞め殺したり、動けない様に縛ったりって事も出来るぞ。」
「なるほどなぁ。やっぱおもしれぇなぁ。」
「あっそうだ。もう1つの戦法を教えてやるからコイツを防いでみてくれ。」
俺がそう言うとルークは嬉しそうに前に躍り出た。
「じゃあ行くぞ。」
「こい!」
ルークがそう言った瞬間、先程見せた猛攻を繰り出し、槍で防がせてルークがギリギリ追い付けるスピードまで持っていくとルークが縄鏢の短剣に集中し出したところで、短剣に槍が当たる瞬間に縄部分を激しく動かし、槍に絡め、動かない様に固定した瞬間、大量のカードを投げた。
ルークはこのまま槍を持っていては拙いと思ったのか、急いで手放すと脇に備えていた剣でカードを叩き落として回避した。
俺はそれを見て、絡め取った槍を遠くへ飛ばし、またも縄鏢での猛攻を繰り出した。
ルークはその猛攻に堪らんと思ったのか、近くにあった蛇腹剣を取り、その二振りで猛攻を何とか防いでいた。
俺はそれを見て、今度はギリギリ外した様に見せかけた攻撃をするとルークがニヤっと笑みを浮かべた。
俺はそれを見て、投げ短剣の方を壁に突き刺し、またも縄部分を激しく動かし今度は腕に絡めると縄を踏みつけて固定し、縄が斬られ無いようにカードを投げつけ、もう片方の短剣部分で腕を切り落とそうとする直前で、念動力で止めた。
「参った!かぁ~疲れた!なんちゅう攻撃だよ。しかも俺の限界スピードに合わせてただろう。」
「そうじゃないとどんな戦法か分からないだろ?」
「まぁな。ってか、アレで縄術のスキルねぇんだよなぁ。」
「そうだな。頑張っても習得出来ないからな。」
「無いのに出来るって可笑しいだろ。」
「そう言われてもなぁ。」
「捕縛術もねぇんだろ?」
「あぁ。」
「アレでスキルを手に入れたらどうなんだよ。」
「・・・剣術の時はかなり使いやすくなったなぁ。」
「元の状態からプラスされるって事か。」
「そうだな。」
「考えるだけで恐ろしいな。一体どれだけの武術をスキル無しで身に付けてんだ?」
「ん・・・家は武芸百般を知る事で全てを征するって教えだからな。知り得る武術は全て身に付けさせられたぞ。」
「無茶苦茶だなぁ・・・ところで
武芸百般って何だ?」
「全ての武術の総称とでもいえばいいかな。因みに馬術も含まれるぞ。」
「なるほどな。戦いで使える物は全てって事か。あっ、そう言えば1つ面白い事が分かったぞ。」
「何だ?」
「シュウトがギリギリの模擬戦してくれたお陰でスキルレベルが上がったぞ。槍術はもう上がらないと思ってたんだけどな。」
「槍術って幾つだったんだ?」
「15から16に上がった。」
「それは凄いのか?」
「当たり前だろ。俺はもう限界だと思ってたんだぞ。それに剣術も6から8に上がったし、双剣術なんて2から5に上がったんだぞ。普通はどれでも1上げるのに1年は使い続けなきゃいけねぇって言われてんだぞ。」
「へぇ~良かったな。・・・っていうか、悪かった。」
「ん?何がだ?」
「そんなに追い込んでるつもりは無かったからな。」
俺がそう言うとルークは絶句していた。
「ア、アレでか?」
「いやいや、追い込むならもっと真面目にするって、何冗談言ってるんだよ。」
「・・・。」
「ん?どうした?」
「いや、何でもない。」
「そういえば他は無いよな?」
「何がだ?」
「使い方が分からないってやつだよ。」
「あぁそれなら問題ねぇ。流石に後は分かるぞ。」
「ならもういいか?そろそろ晩御飯だと思うんだが、行かないか?」
「もうそんな時間か。すまねぇ遅くなっちまったな。」
「良いよ別に。しっかり準備しとかないとまた戻る結果になりそうだしな。そういえば、弓だけしか入れてなかったけど、矢はどうするんだ?」
「アレか?アレなら問題ねぇぞ。周りの魔力を吸収して矢になるからな。」
「へぇ~それいいな。」
「だろ。だからオークションで競り落としたんだよ。」
「アレってオークションだったのか、幾らだったんだ?」
「ん・・・確か白金貨30枚だったっけ?」
ん!?えぇぇと白金貨1枚が10億・・・300億ぅ・・・阿呆だ。
俺達はその後もくだらない事を話しながら食事をして離れに戻ると一寸、子供達も帰ってきたので、その日はそのまま就寝する事にした。
「此処が俺のコレクション部屋だ。」
「練武場の隣にあるんだな。」
「そりゃ、武器とか使うにもその辺で使えないのもあるからな。しかし、父上も抜け目がないというかなんというか。」
「まぁ一国を背負う者としては妥当な判断だと思うぞ。」
「まぁな。ところでメグミちゃんもシン坊も見ねぇけど、どうしたんだ?」
「あぁ、真司の人化の練習にアイテムボックス改に行ってるよ。」
「なるほどな。シン坊、羨ましそうだったしな。さて、なら丁度良い。俺のコレクションを見てくれ。」
ルークはそう言うと扉を開いた。するとそこには保管庫と同じ位の部屋に分類毎に分けられ、整理された。装備品の博物館の様な場所になっていた。
「凄い数だし、意外と綺麗に整理されてるなぁ。」
「意外は余計だろ。」
「悪い悪い、でもコレって王子として集めたのか?」
「いや、少しはあるけど、俺は父上達みたいに城や公務をしてる訳じゃねぇから殆どは冒険者としての金で買ったり、ダンジョンで手に入れたやつだな。」
「そうなのか。それにしては多いな。」
「あぁ飯や宿以外の金はオークションとかでも買ってるから仲間内にはバカにされるけどな。」
「へぇ~、オークションなんてあるのか。」
「あぁ、タイミングが合えば一度行ってみるか?」
「そうだな。買うかどうかは別にして見学がてら、行ってみるかな。」
「おう。その時は案内してやるぜ。」
「あぁ、頼むな。ところで、ルークお前が必要な物を選んでる間、一寸見ても良いか?」
「あぁ、必要な物は分かってるから一緒に廻って説明してやるよ。」
「良いのか?じゃあ頼む。」
そう言うと俺達はざっと見て廻ることにした。
「これだけ有ると壮観だなぁ。」
「良いだろ。」
「見る分にはな。コレを1人で集めたって考えたら馬鹿げてるとしか、言い様が無いな。」
「なんだよ。・・・まぁいいや、シュウトがいなけりゃ、殆どが飾りになるだけだったが、こうしてちゃんとした形で使えるしな。」
そう言いながらルークがスキルの無い武器を回収しながら進んでいくと見覚えのある武器を発見した。
「おっ、これは!」
「知ってるのか?コレはヤマトの武器でニッポン刀っていうやつなんだ。」
日本刀か。やっぱりヤマトはメモリーホルダーが興した国か。
「ただコレもかなり扱い辛いから使ってねぇんだよ。」
ルークがそう言いながらも回収しないので聞いてみた。
「ルーク、じゃあなんで回収しないんだ?」
「何でって剣術は持ってるぞ?」
「だけど扱い辛いんだよなぁ。って事は剣術に含まれないんじゃないか?」
「・・・そうか!だから使い辛いのか!なら、これもそうかも!」
そう言ってルークが手にしたのは薙刀だった。
「あぁ確かに違うかもしれないな。」
俺がそう言うとルークはニコニコしながら回収していた。
その後も色々な武器を回収していく上である武器にルークは手を伸ばした。
「あれ?何で弓?」
「え?何でって俺弓使えねぇから。」
「は?・・・え?使えないの?」
「あぁ、敵が遠いなら槍を投げるか、魔法を使えば済むしな。」
「で、じゃあ何でって趣味か。」
「あぁ、それに今までのレベルだとこの弓は硬すぎて引けなかったからな。」
そう言いながらルークが弓を渡してきたので引いてみると確かに普通ではない事がわかった。
「硬ぇだろ。その弓は周りの魔力に反応して魔力が濃ければ濃い程、剛性と反発力が強くなって威力が上がる分、今までのレベルだと使いもんにならなかったんだ。」
「で、どうせなら使いたいと?」
「ダメか?」
「良いんじゃないか?どうせなら楽しんだ方が強くなれると思うしな。」
「だよな!」
そう言いながらルークは次々と武器を回収していった。
一通り見て回収した俺達は部屋を出ようとするとルークに声を掛けられた。
「シュウト、知ってたらで良いんだけどよ。武器を2つ見て欲しいんだけど、練武場に行かないか?」
「あぁ良いけど、特殊なのか?」
「すまねぇ、じゃあ行くか。」
練武場に行くとルークは人型の的を幾つも用意して、一振の剣を取り出した。
「何だ?剣じゃないか、剣術スキルなら持ってるだろ?」
「あぁ、これは普通に使うなら剣なんだけど・・・。」
ルークはそう言いながら見事な剣術を披露した後に剣の柄を弄ると剣が小さい刃をワイヤーで幾つも繋いだ様な形状になった。
「こうなると上手く使えないんだよ。」
「おぉ、蛇腹剣か。知ってるは知ってるけど、見るのは初めてだなぁ。」
「知ってるのか!?じゃあなんで使えないか分かるか?」
「多分だけど、その形状になったら鞭術になるんじゃないか?」
「鞭術?・・・鞭か、なるほど、確かにそうかも。じゃあコレは?一応武器って紹介されたんだが短剣に縄が付いてるってだけなんだよ。」
ルークはそう言いながら縄鏢を取り出した。
「あぁ流星錘の派生武器だな。」
「リュウセイスイって何だ?」
「縄の先に重りが付いた武器だよ。」
「使い方は?」
「流星錘も縄鏢も基本は同じだな。一寸見てろよ。」
俺はルークから縄鏢を受け取ると昔観たアクション俳優さながらの動きで、次々と的を破壊していった。
「凄いな。まさに変幻自在、始めの攻撃の体勢とは思えない状態からの突き・・・いや、投擲か、そして引き戻したと思ったら遠心力を使った斬撃、戻ってきた短剣部分を受け損なったかと思ったら、足で蹴り飛ばして、初見であんな猛攻掛けて来られたら俺も防げるか分かんねぇな。しかし、投擲した後で向きが変わったり、斬撃になってたりしたけど、あれはシュウトがスキルで動かしてたのか?」
「いや、あれは技術というか、手首のスナップでやってただけだぞ。分かりやすく言うなら鞭の要領だな。」
「なるほど、やっぱおもしれぇな。なるほどなぁ投擲と斬撃の武器かぁ。」
「忘れてるようだけどコレは暗器の一種だ。通常は馬車の荷台に荷物を固定する荷紐として使われていた物だから絞め殺したり、動けない様に縛ったりって事も出来るぞ。」
「なるほどなぁ。やっぱおもしれぇなぁ。」
「あっそうだ。もう1つの戦法を教えてやるからコイツを防いでみてくれ。」
俺がそう言うとルークは嬉しそうに前に躍り出た。
「じゃあ行くぞ。」
「こい!」
ルークがそう言った瞬間、先程見せた猛攻を繰り出し、槍で防がせてルークがギリギリ追い付けるスピードまで持っていくとルークが縄鏢の短剣に集中し出したところで、短剣に槍が当たる瞬間に縄部分を激しく動かし、槍に絡め、動かない様に固定した瞬間、大量のカードを投げた。
ルークはこのまま槍を持っていては拙いと思ったのか、急いで手放すと脇に備えていた剣でカードを叩き落として回避した。
俺はそれを見て、絡め取った槍を遠くへ飛ばし、またも縄鏢での猛攻を繰り出した。
ルークはその猛攻に堪らんと思ったのか、近くにあった蛇腹剣を取り、その二振りで猛攻を何とか防いでいた。
俺はそれを見て、今度はギリギリ外した様に見せかけた攻撃をするとルークがニヤっと笑みを浮かべた。
俺はそれを見て、投げ短剣の方を壁に突き刺し、またも縄部分を激しく動かし今度は腕に絡めると縄を踏みつけて固定し、縄が斬られ無いようにカードを投げつけ、もう片方の短剣部分で腕を切り落とそうとする直前で、念動力で止めた。
「参った!かぁ~疲れた!なんちゅう攻撃だよ。しかも俺の限界スピードに合わせてただろう。」
「そうじゃないとどんな戦法か分からないだろ?」
「まぁな。ってか、アレで縄術のスキルねぇんだよなぁ。」
「そうだな。頑張っても習得出来ないからな。」
「無いのに出来るって可笑しいだろ。」
「そう言われてもなぁ。」
「捕縛術もねぇんだろ?」
「あぁ。」
「アレでスキルを手に入れたらどうなんだよ。」
「・・・剣術の時はかなり使いやすくなったなぁ。」
「元の状態からプラスされるって事か。」
「そうだな。」
「考えるだけで恐ろしいな。一体どれだけの武術をスキル無しで身に付けてんだ?」
「ん・・・家は武芸百般を知る事で全てを征するって教えだからな。知り得る武術は全て身に付けさせられたぞ。」
「無茶苦茶だなぁ・・・ところで
武芸百般って何だ?」
「全ての武術の総称とでもいえばいいかな。因みに馬術も含まれるぞ。」
「なるほどな。戦いで使える物は全てって事か。あっ、そう言えば1つ面白い事が分かったぞ。」
「何だ?」
「シュウトがギリギリの模擬戦してくれたお陰でスキルレベルが上がったぞ。槍術はもう上がらないと思ってたんだけどな。」
「槍術って幾つだったんだ?」
「15から16に上がった。」
「それは凄いのか?」
「当たり前だろ。俺はもう限界だと思ってたんだぞ。それに剣術も6から8に上がったし、双剣術なんて2から5に上がったんだぞ。普通はどれでも1上げるのに1年は使い続けなきゃいけねぇって言われてんだぞ。」
「へぇ~良かったな。・・・っていうか、悪かった。」
「ん?何がだ?」
「そんなに追い込んでるつもりは無かったからな。」
俺がそう言うとルークは絶句していた。
「ア、アレでか?」
「いやいや、追い込むならもっと真面目にするって、何冗談言ってるんだよ。」
「・・・。」
「ん?どうした?」
「いや、何でもない。」
「そういえば他は無いよな?」
「何がだ?」
「使い方が分からないってやつだよ。」
「あぁそれなら問題ねぇ。流石に後は分かるぞ。」
「ならもういいか?そろそろ晩御飯だと思うんだが、行かないか?」
「もうそんな時間か。すまねぇ遅くなっちまったな。」
「良いよ別に。しっかり準備しとかないとまた戻る結果になりそうだしな。そういえば、弓だけしか入れてなかったけど、矢はどうするんだ?」
「アレか?アレなら問題ねぇぞ。周りの魔力を吸収して矢になるからな。」
「へぇ~それいいな。」
「だろ。だからオークションで競り落としたんだよ。」
「アレってオークションだったのか、幾らだったんだ?」
「ん・・・確か白金貨30枚だったっけ?」
ん!?えぇぇと白金貨1枚が10億・・・300億ぅ・・・阿呆だ。
俺達はその後もくだらない事を話しながら食事をして離れに戻ると一寸、子供達も帰ってきたので、その日はそのまま就寝する事にした。
79
あなたにおすすめの小説
最強超人は異世界にてスマホを使う
萩場ぬし
ファンタジー
主人公、柏木 和(かしわぎ かず)は「武人」と呼ばれる武術を極めんとする者であり、ある日祖父から自分が世界で最強であることを知らされたのだった。
そして次の瞬間、自宅のコタツにいたはずの和は見知らぬ土地で寝転がっていた――
「……いや草」
私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
武装法人二階堂商会 ―― 企業買収(M&A)で異世界を支配する!
Innocentblue
ファンタジー
日本で企業買収の最前線を駆け抜けてきた敏腕社長・二階堂漣司。
裏切りにより命を落としたはずの彼が目を覚ましたのは、
剣と魔法が支配する異世界の戦場だった。
与えられたスキルは《企業買収(M&A)》。
兵士も村も土地も国家さえも、株式として評価・買収・支配できる異能の力。
「ならば、この世界そのものを買い叩く」
漣司は《武装法人二階堂商会》を設立。
冷徹な参謀にして最強の魔導士リュシア、獣人傭兵団、裏社会の戦力――
すべてを子会社として編成し、経済と武力を融合した前代未聞の経営戦争へと踏み出す。
弱小の村を救済し、都市と契約を結び、裏切り者を切り捨て、敵対勢力を力で買収する。
交渉は戦争、戦争は経営。
数字が命運を決め、契約が国境を塗り替える。
やがて商会は、都市国家・ギルド・貴族・宗教勢力すら巻き込み、
世界の価値そのものを再定義する巨大企業へと変貌していく。
これは、剣ではなく契約で世界を制圧する男の物語。
奪うのではない。支配するのでもない。
価値を見抜き、価値を操り、世界に値札を付ける――
救済か、支配か。正義か、合理か。
その境界線を踏み越えながら、蓮司は異世界そのものを経営していく。
異世界×経済×武力が激突する、知略と覇道の武装経営ファンタジー。
「この世界には、村があり、町があり、国家がある。
――全部まとめて、俺が買い叩く」
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
没落貴族は最果ての港で夢を見る〜政敵の公爵令嬢と手を組み、忘れられた航路を拓いて帝国の海を制覇する〜
namisan
ファンタジー
日本の海運会社に勤めていた男は、事故死し、異世界の没落貴族の三男ミナト・アークライトとして転生した。
かつては王国の海運業を牛耳ったアークライト家も、今や政争に敗れた見る影もない存在。ミナト自身も、厄介払い同然に、寂れた港町「アルトマール」へ名ばかりの代官として追いやられていた。
無気力な日々を過ごしていたある日、前世の海運知識と経験が完全に覚醒する。ミナトは気づいた。魔物が蔓延り、誰もが見捨てたこの港こそ、アークライト家再興の礎となる「宝の山」であると。
前世の知識と、この世界で得た風を読む魔法「風詠み」を武器に、家の再興を決意したミナト。しかし、その矢先、彼の前に最大の障害が現れる。
アークライト家を没落させた政敵、ルクスブルク公爵家の令嬢セラフィーナ。彼女は王命を受け、価値の失われた港を閉鎖するため、監察官としてアルトマールに乗り込んできたのだ。
「このような非効率な施設は、速やかに閉鎖すべきですわ」
家の再興を賭けて港を再生させたい没落貴族と、王国の未来のために港を閉鎖したいエリート令嬢。
立場も思想も水と油の二人が、互いの野望のために手を組むとき、帝国の経済、そして世界の物流は、歴史的な転換点を迎えることになる。
これは、一人の男が知識と魔法で巨大な船団を組織し、帝国の海を制覇するまでの物語。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる