転生したらスキル転生って・・・!?

ノトア

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第120話 [祠、そして武器選び。]

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膝を突合せて話していると恵美に声を掛けられた。

「父ちゃん、宝箱開けて良い?」

恵美にそう言われてまだダンジョン内だった事を思い出した俺はルークに声を掛けた。

「ルーク、続きは出てからで良いか?」

「おう。」

「後、討伐したのはルークだ。ルークはどうしたい?」

「メグミちゃんが開けたいなら開けていいぜ。」

「良いのか?」

「あぁ、俺1人で此処まで強くは成れなかったしな。」

「そうか。恵美、開けていいぞ。」

「ありがとうルー兄♪じゃ、開けるねぇ。」

そう言って恵美が宝箱を開けるとそこには小さな玉が4つあった。

「何これ?」

「おっ!メグミちゃん当たりだな。」

恵美が首を傾げながら言うとルークがそう答えたので、今度は俺が質問した。

「ルーク、アレが何か分かるのか?」

「スキル玉だ。」

「スキル玉?」

「知らねぇのも無理はねぇか。」

「なに?スキルだまって?」

ルークがそう言うと真司がルークに質問し、俺も恵美も気になったので、皆んなでルークを見た。

「どうしてあるかは色々な説が有るが簡単に言うとそれを割ると新しいスキルが手に入ったり、元々持ってるスキルが進化したり、スキルレベルが上がったりする玉なんだ。」

「へぇ~良いなそれ。」

「あぁだけど、稀に要らないスキルも手に入ったりするから当たり外れはあるけどな。希少な物で、1つでもオークションで売れば、白金貨10枚以上になる事もあるぞ。」

1個、100億以上って事か!凄ぇな!

「まぁ、手に入れるのはSランク以上の冒険者だから変なスキルを手に入れるくらいならってオークションに出品する事が多いな。」

「なるほど、強くなるか弱くなるかは運次第って事か。」

「そうだな。運は鍛えようがねぇからな。」

「そうなのか?」

「あぁ、運だけはレベルで上げれるもんじゃねぇし、何の気なしに上がったり下がったりって上がる理由は未だに解明されてねぇんだ。」

「そうか・・・ルーク、お前は上がった経験は無いのか?」

「有るぜ。」

俺は少し考えると再度ルークに質問した。

「それって誰かを助けたりした時に上がったりしてないか?」

「・・・かもしれないな。」

「なら、上がる方法の1つは分かったかも。」

「何だ?」

「前世の言葉で因果応報って言葉があるんだよ。」

「インガオウホウ?」

「そう。良い行いには幸福が、悪い行いには不幸が、って意味なんだけど、この世界では良い行いで幸運値が上がるんじゃないかと思うんだよ。」

「へぇ~面白いなそれ。でもよぅ、それなら聖職者は皆んな運が良いって事にならねぇか?」

「お前の質問から考えると相手の自分に向けてくる感謝の度合いなんじゃないかなぁ。」

「どういう事だ?」

「聖職者が良い事をするのは当たり前だと皆んなが思ってたら?感謝の向きがやってくれた本人じゃなくて、信仰に向いてたら?」

「なるほど、確かに聖職者にされたら信仰心が高まるだけで、聖職者には向きにくいかもしれねぇな。」

「そう。だけど全く上がらないって事はないと思うし、本人達もそうなる事を望んで、やってるだろうから本人達はそうする事で幸せなんじゃないかなぁ。」

「なるほどな。ところでスキル玉はどうするんだ?」

「いや、決定権はルーク、お前だぞ。」

「良いのか?なら、丁度4つ有る事だし、1人1つずつで良いんじゃねぇか?」

「良いのかそれで?お前が倒したんだからお前の物なんだぞ。」

「まぁシュウトの言い分は分かるけど、俺の感謝の印って事でいいじゃねぇか。」

「まぁそれで良いなら俺は構わないけど。」

「よし!じゃあ決定な!」

「恵美、真司、ルークにお礼しなさい。」

「ルー兄(にい)ありがとう♪」

「おう!どういたしまして。」

「ありがとうな。」

「おう。気にすんな!」

「よし!クラーケンの戦利品を回収したら出るか。」

そう言うと俺達はアイテムを拾って魔法陣に乗った。すると海底に出ると思いきや、島の海崖に面した祠の前だった。

「ん?此処ってもしかしてマリクワさんが言ってた祠か?」

「かもしれねぇなぁ。」

「だが、マリクワさんは森の中って言ってなかったか?」

「もしかしたら裏側じゃねぇか?」

ルークがそう言うので裏側に行くと裏も同じ様な祠の形になっていた。

俺達はお互い頷き合うと祠周りを探索すると祠の正面から2m位の場所で魔法陣が発動し、海底神殿のダンジョン内に飛ばされた。

「・・・5階層か・・・何でマリクワは42階層まで行ったんだ?」

「それが、マリクワ先生だ。わざととしか思えないくらいに方向音痴なんだよ。」

「いやいや、それでも登りと降りぐらいって・・・実際、降りてったんだな。」

「あぁ。敵も強くなってくんだから分かるだろうにな。」

「だな。まぁ海底神殿に来れる事は分かったから戻るか。」

「そうだな。」

俺はそう言うと転送ゲートを開いて祠の場所に戻った。

「どうする?また来る時の為に目印でも立てておくか?」

「ん・・・万が一って事もあるからなぁ・・・とりあえずコレだけ設置しとくわ。」

ルークはそう言うとマジックバックから5つの長い棒と水晶が嵌っている箱を取り出した。

「何だそれ?」

「コレは結界の魔道具だ。」

ルークはそう言いながら祠の周囲3mの位置に等間隔で棒を突き刺して行き、祠の前に箱を置いた。

「シュウト、一寸離れてくれねぇか?」

俺はそう言われたので結界に掛からないように少し離れた。

俺が十分離れたのを確認したルークは自分も魔道具から離れて、マジックバックから小型の探知機の様な物を取り出すと摘みを捻って、押し込んだ。すると箱が光出し、5本の棒にレーザーを飛ばす様に光が当たると光の膜の様なもので祠を囲んだ。

「へぇ~コレが結界なのかぁ。」

「魔道具でやるとこんな感じだな。結界も張ったし、コレクションの所に行くか。」

「結界は分かるけど、此処の場所が分かる様な物はないのか?それとも毎回ルークが来るのか?」

「いや、とりあえず簡易的な結界だし、またちゃんとした物を取り付けに来るし、この起動キーが在れば、この島にさえつけば場所は分かるしな。」

ルークはそう言いながら起動キーのボタンを押すと起動キーの先から光の線が出て箱を指していた。

「なるほどな。これなら問題なさそうだな。」

俺はそう言うと転送ゲートを開いた。

「場所が分かるのか?」

「あぁ、話してる間に見つけといたからな。っても入口前までだけどな。」

「流石だな。」

ルークはそう言いながら転送ゲートに入って行ったので、俺達も後に続いた。

「さてと後は回収だな。」

「いや、シュウトその前にメグミちゃん達に話をしないで良いのか?」

「あぁ、そうだな。」

ルークに言われて思い出した俺は子供達に声を掛けた。

「恵美、真司、一寸良いか?」

「何?父さん。」

「なに?」

「お前達の人化した姿で武器無しだと可笑しいんだって。って事で、武器をこれから選んでもらいたいんだが、先ずはどんな物が良いか、中に入ったら教えてくれ。」

「は~い。」

恵美は直ぐに返事をしたが、真司は何かを考えてる様だった。

「どうした真司?」

「ボクは・・・。」

「どうした?」

「ボクはとうちゃんといっしょのつえがいい。」

「杖かぁ。」

俺は暫く考えて真司に答えた。

「よし。じゃあ中の武器を見て気に入るのが無かったら俺のを真司に上げるから1回見て廻ろうか。」

「は~い♪」

真司は俺の言葉が余程嬉しかったのか、洞窟の奥へ飛び跳ねながら入って行った。

「じゃあ俺達も入って行くか。」

そう言って俺達も中に入ると真司は既に色々武器を見て廻っていた。

「シン坊って武器が好きなのか?」

「まぁそうだな。男の子はそんなもんだろう。」

「まぁそうか。ただ、普通とは一寸違うな。」

「何がだ?」

「武器を一つ一つ持って、微妙に体を動かして実際に使った時にどう動けるか確認してるからな。」

「そうか?普通だろ。あぁしないとどの武器が良いか分からないだろ。まだ子供なんだし。」

「・・・シュウト、それ普通じゃないからな。」

「え?」

「普通は大人でもそんな事する奴は殆ど居ねぇよ。」

「は?じゃあどうやって自分に合った武器を見つけるんだ?」

「そんなの好みやスキルだろ。」

「は?そんなの本当に自分に合ってるか何て分からないだろ。」

「先ず言っとくと色んな種類の武器をある程度使える奴なんて殆ど居ねぇからな。」

「そうなのか?それだと状況に応じてみたいな事はしないって事か。」

「その為のパーティだからな。」

「そうか。だとしたら1人に負担が掛かる場面も結構有るんじゃないのか?」

「まぁ有る事は否定出来ないが、そもそも情報をちゃんと把握してるパーティは1人に負担が掛かるダンジョンには行かないな。中には魔法を使えないパーティってぇのも有って、そいつらは魔法が効きにくい魔物が多いダンジョンを専門としてるしな。」

「なるほどな。」

「そういえば、メグミちゃんは武器を持って確かめたりしないのか?」

「恵美はする必要はないな。」

「何でだ?」

「あの子は親の俺が言うのもなんだけど、天才なんだよ。」

「そんなにか。」

「あぁ、どんな武器でも初見で玄人並に扱えるし、周りに武器の申し子って呼ばれるくらいにな。」

「凄いな。」

「あぁ、ただ唯一苦手なのが杖だから継承者には成れなかったがな。」

「へぇ~そうなのか。シュウトとしては残念か?」

「いや、そうでも無い。逆に真司は他の武器はある程度しか使えなかったけど杖に関していえば、天才と称される腕前だから丁度良い練習相手になってくれるからな。」

「なるほどなぁ。」

俺達がそう話していると全部見終わったのか真司が走ってきた。

「どうだった?」

「やっぱりダメだった。」

「そうか。なら、父さんの杖を上げるから後で使ってみなさい。」

「うん♪でもとうちゃんはいいの?」

「あぁ、もう1つあるし、後で試したい事もあるから気にしなくていいぞ。」

「ありがとう♪とうちゃん♪」

俺はそう言って真司に杖を渡すと真司は杖を持って、はしゃいでいた。

「父ちゃん、私コレにする♪」

恵美に声を掛けられて振り向くと見覚えのある武器を持ってたっていた。

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