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第128話 [報告]
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俺が結界を張りたいと願い出た所為で、バトさんは申し訳なさそうに聞いてきた。
「シュウト様、私の結界では足りませんでしたでしょうか?」
「いやいや、そうじゃなくてバトさんに自分の結界がどの程度なのか見て欲しくて、説明不足ですいません。」
俺がそう言うと珍しくホッとした様子をバトさんがしていたので、もう一度謝罪の意味を込めて頭を下げた。
「いえいえいえ、シュウト様に頭を下げてもらう程の事ではありません!」
そうして俺達が頭を下げあっているとリーグさんに声を掛けられた。
「シュウト殿が止めんと終わらぬぞ。して、以前は結界は出来なかったと記憶しておるが、スキルを獲得したのかのぅ?」
「いや、そうじゃないですよ。結界を使える仲間が出来たんです。」
「ん?ではその者に聞けば良いのではないか?」
「いやぁ、リーグさんの言う事がもっともなんですけど・・・。」
俺が返答に困っているとバトさんがリーグさんに近づいていった。
「陛下、天才は言葉で説明するのが苦手な方が多いのでございます。」
「おぉそうであったな。ではシュウト殿、余に紹介してもらえぬか?それとも余が知っている者か?」
「う~ん、どうでしょうか。知っているといえば知っている様な・・・とりあえず、紹介しますね。フォース、姿を見せてくれないか?」
「は~い。」
俺が呼ぶとフォースは俺の横に姿を現した。
「シュウト殿、もしや精霊かのぅ。」
「そうですね。」
「なるほどのぅ。余にもハッキリと見えるという事は、上位精霊かのぅ。」
「いえ、中位精霊です。」
「何!?・・・まぁシュウト殿じゃし、そんなものかのぅ。」
リーグさんがそう言うとハロルドさん以外の唖然としていた人は頷いていた。
「何で納得してる雰囲気なんですか!」
「余からすれば何事も無いように振舞っておるハロルド殿の方が不思議じゃぞ?」
リーグさんに振られたハロルドさんは微笑んだだけだった。
「もう良いですよ!それより結界を張るんで、バトさん意見を下さい。」
「承知致しました。」
「フォース、さっきの結界を今度は此処に張れるか?」
「は~い。」
フォースがそう言うとまた魔力が抜けていく感覚があった。
「バトさん、どうですか?」
「・・・コレが中位精霊の精霊結界でございますか・・・なるほど・・・。」
バトさんはそう言いながら結界が有るであろう場所を触れたり叩いたりしていた。
「ど、どうですか?一応今出来る最強の結界らしいです。」
「そうでしょうなぁ。以前、ガシュウ教皇様が張られていた精霊結界とは比べられない程の強度、外部との遮断率がありますなぁ。」
「それ程か。お前がやっと追いついたと言っていた、結界よりもか。」
「その通りでございます、陛下。コレならば強度的にはSランクの魔物が全力で襲ってこようともビクともしないと思われますし、余程強力なスキルや魔法でない限り突破も覗き見る事も叶わないでしょう。」
「なるほどのぅ。して、シュウト殿、先程から名前で呼んでいるという事はシュウト殿の使い魔という事で良いのか?」
「はい。その通りです。」
「しかし、それ程の中位精霊ならば世界樹まで行ったのかのぅ。」
「いえ、行ってません。というか行った事も無いです。」
「では何処でじゃ?」
「それはこれから案内します。」
俺がそう言うとリーグさんは他の人達を見るが全員が首を横に振っていた。
俺は早速アイテムボックス改を開いて、リーグさんに触れた。
「門?転送ゲートとは違う様だが・・・。」
「はい。転送ゲートではありませんよ。」
「陛下、門とは?」
「主らには見えぬのか?」
リーグさん以外が不思議そうな顔をしていたので、代わりに俺が答えた。
「皆さんが見えないのは仕方がないんです。」
「どういう事じゃ?」
「自分か認められた人が触れている人にしか見えないですし、入れません。」
「なるほどのぅ。ではこの門を潜れば良いのだな。」
「そうですね。」
俺がそう答えるとリーグさんはなんの躊躇も無く、中に入って行った。
「へ、陛下!」
セドさんが焦りながらそう言っていたので、セドさんに触れてアイテムボックス改の中に入って貰い、続けてアノスさん、バトさん、いつの間にか姿を現したセバスさんに入ってもらい、最後にハロルドさんと共に中に入った。
中に入るとアノスさんとセドさんに囲まれて正座をしているリーグさんに2人が説教をしていたが、俺は見て見ぬふりをしているとハロルドさんから声を掛けられた。
「シュウト様、此処は?何やら神聖な感じが致しますなぁ。それに皆様の衣服が・・・いや、私もですなぁ。」
「・・・多分綺麗になってるのは自分の所為だと思います。」
「シュウト様の所為とは?」
「えぇとなんて言うか、汚れてたんでクリーンを普通にしたんですけど・・・。」
「なるほど、クリーンをしたつもりが広範囲光魔法サンクチュアリーと同等もしくは、それ以上になったという事ですな。」
「その通りです。」
俺がそう返答するとハロルドさん以外の人が驚いていた。すると少し離れた場所で作業していたルークとレイがリーグさんの前に行って臣下の礼をしていた。
「陛下がいらっしゃるとはつゆ知らず申し訳ありません。」
「良い。表を上げ・・・どうしたルーク!その顔まさか、呪われたのか!?」
リーグさんはルークのげっそりした顔を見て驚いて近づいた。
「いえ、呪われてはいません。」
「では、どうしたのじゃ!?」
「えぇと、それは自分の所為というかなんというか・・・。」
「それはどういう事ですかな?」
「陛下。本日の修行に関して言いますと自分が希望した事です。」
「希望したとは?」
「2週間以上掛かるであろう修練を1日で行ってほしいという事です。」
「シュウト殿、一体どの様な修練をしたのだ?」
「かなり激しい苦しみと激痛を伴うモノです。」
「な!・・・ルークよ、それは必要だったのか?」
「はい。シュウトが使徒として創設する攻略組にとっては。」
「・・・ならば余はもう何も言わぬ。」
「ありがとうございます。」
リーグさんはルークの覚悟にそれ以上は聞かなかった。するとアノスさんがリーグさんに声を掛けた。
「陛下、こう言ってはなんですが、ルーク王子のこの状況は我々にとっては好都合かも知れませぬ。」
「どういう事じゃ?」
「相手の行動からルーク王子に何も無ければ、姿を消すかもしれませんが、ルーク王子のこの痩せこけた様子を見れば、毒ではないにしろ呪いの方は掛かったと思うのではないかと。」
「なるほどのぅ。しかしそれにはどの様な呪いが施されているかを確かめねばなるまい。」
リーグさんがそう言うとレイが選別された一部を運んで来た。
「陛下、此方が呪いが掛けられていた物にございます。但し、呪いの方はシュウトの力により解呪されており、私では読み取る事が出来ませんでした、申し訳ございません。」
「それならば問題ない、バトよ調べよ。」
「御意。」
バトさんはそう言うと調べ始めた。するとレイが書類をリーグさんに差し出した。
「陛下、此方は危険物である魔物や毒の一覧となっております。」
「うむ。・・・コレは!?・・・なるほど・・・皆も見てみよ。」
リーグさんがそう言うとアノスさん達は書類を確認し、全員が頭を振った。
「陛下、この犯人は馬鹿のようですなぁ。」
「どうしてですか?」
「シュウト様、此方に記載されている危険物ですが、全て足取りを掴む事が簡単な物ばかりなのです。」
「へ?・・・でも態となんじゃ?」
「確かにシュウト様の言う通り、誰かを陥れる為と考えられるのですが、この中には侯爵以上の者が、直接取り引きしないといけない物が含まれており、取り引きする場合は王国への申請、許可が必要で、管理に至っては日々の業務に組み込まないといけない物なのです。」
「なるほど、だけど盗まれたとかは考えられないのですか?」
「その可能性も無い事もないですが、紛失した場合も罪に問われますし、今回の様な犯罪に使われた場合は当主本人が死刑に処される可能性があります。」
「ならそんな危険物持たない方が良いじゃないですか。」
「確かにそうですが、領地に災害級の魔物が出現した場合、Sランクパーティでないと対処出来ないですが、Sランクパーティ自体の数も少なく、依頼料が高額な為、仕方なくこの危険物の取り引きをするのです。」
「なら、その時の残りですか?」
「いえ、それも考え難いです。当主自らが使用しなければいけませんし、討伐した際の残りは討伐の証明部位と共に提出すれば褒賞が有り、危険度によっては更なる領地を与えられる場合もございます。」
「なるほど、褒賞か死刑ですか、それなら考え難いですね。」
「はい。因みにですが、この数種の危険物に関しては闇取引もされません。」
「そうなんですか?」
「はい。物が希少である事もありますが、管理が非常に難しく、自分達も死に至らしめる物なので。」
え?と思い、危険物の方を見るとレイが答えてくれた。
「シュウトのお陰でそこにある物に関しては問題ないよ。」
「俺のお陰?」
「危険生物、毒物、呪い、全て浄化されてるから。」
「は?」
俺がその言葉に驚いていると全員に笑われた。
その後、今後の行動の話をし終わるとリーグさんから声を掛けられた。
「ところでシュウト殿、此処は何処なのだ?」
「あぁ説明してなかったですね。自分のアイテムボックスを迷宮神ラビリス様の加護によりアイテムボックス改と成り、ダンジョンを作成出来る様になったので、そのアイテムボックス改のダンジョン内です。」
「ほう。という事はシュウト殿専用のダンジョン内という事かのぅ。」
俺がそう言うとリーグさんは驚き、アノスさんや執事の2人は周囲を警戒していた。
「あっ、此処は攻撃してくるような魔物は一切居ませんよ。戦闘訓練用のフィールドは別に有りますから。」
俺がそう言うと3人は警戒を解いて、今度はハロルドさんが声を掛けてきた。
「なるほど、という事は此処は資源を採掘もしくは採取、生産する場所という事ですか?」
「そうですね。」
「なるほど、だからアレだけの種類が有るのですね。しかしそれですと中には管理の難しい物もありますがどうされるのですか?」
「あぁそれなら問題ないはずです。」
俺はそう言うと精霊達を紹介し、それぞれの精霊が何の管理してくれるかを説明していき、次いでに子供達の紹介もしていった。
「なるほど、それなら問題ないですな。」
「ハロルド殿、何を平然と。」
「シュウト様ですから。」
ハロルドさんがそう言うと皆んなが納得して、この後、行動する為に出ていった。
「シュウト様、私の結界では足りませんでしたでしょうか?」
「いやいや、そうじゃなくてバトさんに自分の結界がどの程度なのか見て欲しくて、説明不足ですいません。」
俺がそう言うと珍しくホッとした様子をバトさんがしていたので、もう一度謝罪の意味を込めて頭を下げた。
「いえいえいえ、シュウト様に頭を下げてもらう程の事ではありません!」
そうして俺達が頭を下げあっているとリーグさんに声を掛けられた。
「シュウト殿が止めんと終わらぬぞ。して、以前は結界は出来なかったと記憶しておるが、スキルを獲得したのかのぅ?」
「いや、そうじゃないですよ。結界を使える仲間が出来たんです。」
「ん?ではその者に聞けば良いのではないか?」
「いやぁ、リーグさんの言う事がもっともなんですけど・・・。」
俺が返答に困っているとバトさんがリーグさんに近づいていった。
「陛下、天才は言葉で説明するのが苦手な方が多いのでございます。」
「おぉそうであったな。ではシュウト殿、余に紹介してもらえぬか?それとも余が知っている者か?」
「う~ん、どうでしょうか。知っているといえば知っている様な・・・とりあえず、紹介しますね。フォース、姿を見せてくれないか?」
「は~い。」
俺が呼ぶとフォースは俺の横に姿を現した。
「シュウト殿、もしや精霊かのぅ。」
「そうですね。」
「なるほどのぅ。余にもハッキリと見えるという事は、上位精霊かのぅ。」
「いえ、中位精霊です。」
「何!?・・・まぁシュウト殿じゃし、そんなものかのぅ。」
リーグさんがそう言うとハロルドさん以外の唖然としていた人は頷いていた。
「何で納得してる雰囲気なんですか!」
「余からすれば何事も無いように振舞っておるハロルド殿の方が不思議じゃぞ?」
リーグさんに振られたハロルドさんは微笑んだだけだった。
「もう良いですよ!それより結界を張るんで、バトさん意見を下さい。」
「承知致しました。」
「フォース、さっきの結界を今度は此処に張れるか?」
「は~い。」
フォースがそう言うとまた魔力が抜けていく感覚があった。
「バトさん、どうですか?」
「・・・コレが中位精霊の精霊結界でございますか・・・なるほど・・・。」
バトさんはそう言いながら結界が有るであろう場所を触れたり叩いたりしていた。
「ど、どうですか?一応今出来る最強の結界らしいです。」
「そうでしょうなぁ。以前、ガシュウ教皇様が張られていた精霊結界とは比べられない程の強度、外部との遮断率がありますなぁ。」
「それ程か。お前がやっと追いついたと言っていた、結界よりもか。」
「その通りでございます、陛下。コレならば強度的にはSランクの魔物が全力で襲ってこようともビクともしないと思われますし、余程強力なスキルや魔法でない限り突破も覗き見る事も叶わないでしょう。」
「なるほどのぅ。して、シュウト殿、先程から名前で呼んでいるという事はシュウト殿の使い魔という事で良いのか?」
「はい。その通りです。」
「しかし、それ程の中位精霊ならば世界樹まで行ったのかのぅ。」
「いえ、行ってません。というか行った事も無いです。」
「では何処でじゃ?」
「それはこれから案内します。」
俺がそう言うとリーグさんは他の人達を見るが全員が首を横に振っていた。
俺は早速アイテムボックス改を開いて、リーグさんに触れた。
「門?転送ゲートとは違う様だが・・・。」
「はい。転送ゲートではありませんよ。」
「陛下、門とは?」
「主らには見えぬのか?」
リーグさん以外が不思議そうな顔をしていたので、代わりに俺が答えた。
「皆さんが見えないのは仕方がないんです。」
「どういう事じゃ?」
「自分か認められた人が触れている人にしか見えないですし、入れません。」
「なるほどのぅ。ではこの門を潜れば良いのだな。」
「そうですね。」
俺がそう答えるとリーグさんはなんの躊躇も無く、中に入って行った。
「へ、陛下!」
セドさんが焦りながらそう言っていたので、セドさんに触れてアイテムボックス改の中に入って貰い、続けてアノスさん、バトさん、いつの間にか姿を現したセバスさんに入ってもらい、最後にハロルドさんと共に中に入った。
中に入るとアノスさんとセドさんに囲まれて正座をしているリーグさんに2人が説教をしていたが、俺は見て見ぬふりをしているとハロルドさんから声を掛けられた。
「シュウト様、此処は?何やら神聖な感じが致しますなぁ。それに皆様の衣服が・・・いや、私もですなぁ。」
「・・・多分綺麗になってるのは自分の所為だと思います。」
「シュウト様の所為とは?」
「えぇとなんて言うか、汚れてたんでクリーンを普通にしたんですけど・・・。」
「なるほど、クリーンをしたつもりが広範囲光魔法サンクチュアリーと同等もしくは、それ以上になったという事ですな。」
「その通りです。」
俺がそう返答するとハロルドさん以外の人が驚いていた。すると少し離れた場所で作業していたルークとレイがリーグさんの前に行って臣下の礼をしていた。
「陛下がいらっしゃるとはつゆ知らず申し訳ありません。」
「良い。表を上げ・・・どうしたルーク!その顔まさか、呪われたのか!?」
リーグさんはルークのげっそりした顔を見て驚いて近づいた。
「いえ、呪われてはいません。」
「では、どうしたのじゃ!?」
「えぇと、それは自分の所為というかなんというか・・・。」
「それはどういう事ですかな?」
「陛下。本日の修行に関して言いますと自分が希望した事です。」
「希望したとは?」
「2週間以上掛かるであろう修練を1日で行ってほしいという事です。」
「シュウト殿、一体どの様な修練をしたのだ?」
「かなり激しい苦しみと激痛を伴うモノです。」
「な!・・・ルークよ、それは必要だったのか?」
「はい。シュウトが使徒として創設する攻略組にとっては。」
「・・・ならば余はもう何も言わぬ。」
「ありがとうございます。」
リーグさんはルークの覚悟にそれ以上は聞かなかった。するとアノスさんがリーグさんに声を掛けた。
「陛下、こう言ってはなんですが、ルーク王子のこの状況は我々にとっては好都合かも知れませぬ。」
「どういう事じゃ?」
「相手の行動からルーク王子に何も無ければ、姿を消すかもしれませんが、ルーク王子のこの痩せこけた様子を見れば、毒ではないにしろ呪いの方は掛かったと思うのではないかと。」
「なるほどのぅ。しかしそれにはどの様な呪いが施されているかを確かめねばなるまい。」
リーグさんがそう言うとレイが選別された一部を運んで来た。
「陛下、此方が呪いが掛けられていた物にございます。但し、呪いの方はシュウトの力により解呪されており、私では読み取る事が出来ませんでした、申し訳ございません。」
「それならば問題ない、バトよ調べよ。」
「御意。」
バトさんはそう言うと調べ始めた。するとレイが書類をリーグさんに差し出した。
「陛下、此方は危険物である魔物や毒の一覧となっております。」
「うむ。・・・コレは!?・・・なるほど・・・皆も見てみよ。」
リーグさんがそう言うとアノスさん達は書類を確認し、全員が頭を振った。
「陛下、この犯人は馬鹿のようですなぁ。」
「どうしてですか?」
「シュウト様、此方に記載されている危険物ですが、全て足取りを掴む事が簡単な物ばかりなのです。」
「へ?・・・でも態となんじゃ?」
「確かにシュウト様の言う通り、誰かを陥れる為と考えられるのですが、この中には侯爵以上の者が、直接取り引きしないといけない物が含まれており、取り引きする場合は王国への申請、許可が必要で、管理に至っては日々の業務に組み込まないといけない物なのです。」
「なるほど、だけど盗まれたとかは考えられないのですか?」
「その可能性も無い事もないですが、紛失した場合も罪に問われますし、今回の様な犯罪に使われた場合は当主本人が死刑に処される可能性があります。」
「ならそんな危険物持たない方が良いじゃないですか。」
「確かにそうですが、領地に災害級の魔物が出現した場合、Sランクパーティでないと対処出来ないですが、Sランクパーティ自体の数も少なく、依頼料が高額な為、仕方なくこの危険物の取り引きをするのです。」
「なら、その時の残りですか?」
「いえ、それも考え難いです。当主自らが使用しなければいけませんし、討伐した際の残りは討伐の証明部位と共に提出すれば褒賞が有り、危険度によっては更なる領地を与えられる場合もございます。」
「なるほど、褒賞か死刑ですか、それなら考え難いですね。」
「はい。因みにですが、この数種の危険物に関しては闇取引もされません。」
「そうなんですか?」
「はい。物が希少である事もありますが、管理が非常に難しく、自分達も死に至らしめる物なので。」
え?と思い、危険物の方を見るとレイが答えてくれた。
「シュウトのお陰でそこにある物に関しては問題ないよ。」
「俺のお陰?」
「危険生物、毒物、呪い、全て浄化されてるから。」
「は?」
俺がその言葉に驚いていると全員に笑われた。
その後、今後の行動の話をし終わるとリーグさんから声を掛けられた。
「ところでシュウト殿、此処は何処なのだ?」
「あぁ説明してなかったですね。自分のアイテムボックスを迷宮神ラビリス様の加護によりアイテムボックス改と成り、ダンジョンを作成出来る様になったので、そのアイテムボックス改のダンジョン内です。」
「ほう。という事はシュウト殿専用のダンジョン内という事かのぅ。」
俺がそう言うとリーグさんは驚き、アノスさんや執事の2人は周囲を警戒していた。
「あっ、此処は攻撃してくるような魔物は一切居ませんよ。戦闘訓練用のフィールドは別に有りますから。」
俺がそう言うと3人は警戒を解いて、今度はハロルドさんが声を掛けてきた。
「なるほど、という事は此処は資源を採掘もしくは採取、生産する場所という事ですか?」
「そうですね。」
「なるほど、だからアレだけの種類が有るのですね。しかしそれですと中には管理の難しい物もありますがどうされるのですか?」
「あぁそれなら問題ないはずです。」
俺はそう言うと精霊達を紹介し、それぞれの精霊が何の管理してくれるかを説明していき、次いでに子供達の紹介もしていった。
「なるほど、それなら問題ないですな。」
「ハロルド殿、何を平然と。」
「シュウト様ですから。」
ハロルドさんがそう言うと皆んなが納得して、この後、行動する為に出ていった。
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