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第131話 [犯罪者ギルド捕縛作戦Part1]
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ツバキさんの記憶を見始めると孤児院らしき場所で獣人の赤ん坊と遊んでいる映像が見えた。
「孤児院?」
「あぁ、これは子供の頃だろな。ツバキは王都の孤児院出身って言ってたからな。」
「なるほどな。スキア、先に進めれるか?」
「はい。」
スキアがそう言うと今度は誰かの護衛をしてる所だった。
「おぉこれは儂が護衛として初めて雇った時じゃな。」
「スキア、もう少し先だ。」
俺がそう言うと今度は10歳ぐらいの獣人の子供が人質に取られてる所だった。
「奴等がボタンちゃんを・・・。」
その後、無理矢理、奴隷にされたり、色々な事をされ、その時の感情も声として聞こえた。
「酷い事を・・・。」
その後、一気に映像を見ていき、扉から見覚えのある奴と知らない人物が一緒に入ってきた。
「またプロドスィアか、奴が闇ギルドのマスターなら見つからないのも当然か。ん?アレはヴラカス侯爵か、やはり奴も結託していたか。何を話しているか分かれば良いのじゃが、ツバキの声しか聞こえないのぅ。」
「スキア、声は無理なのか?」
「無理です。」
「シュウト殿、すまぬ。責めている訳じゃないのじゃ。」
「いえ、自分も気になってたので。」
その後は、闇ギルドの構成員から何かを渡されて、後は俺との対決の映像で終了した。
俺は映像にあった何かをツバキさんの懐から取り出して、アノスさんに見せた。
「何ですかコレは?」
「おそらくは失敗した時に呪いとリンクして、ツバキの身体ごと爆破する魔道具じゃの。」
「この後、どうしますか?」
「とりあえず拠点と思われる場所へ強襲を掛けるつもりじゃ。」
「自分も行っても良いですか?」
「よ、良いが・・・。」
「おい、シュウト、気持ちは分かるが抑えろ、怒気で皆んなが参ってるぞ。」
「おっ、アノスさん申し訳ありません。子供を人質にした上に女性にあんな仕打ちをしていたのを見てしまって我を忘れていました。」
俺が冷静さを取り戻すとルーク以外の人がホッとした様子だった。
「儂らもシュウト殿の事はいえぬくらい腹が立ったが、シュウト殿、街を破壊しない方向で頼むの。」
「やだなぁ。そんな事はしませんって。」
「本当かのぅ。」
「本当ですって。街には善良な人達が居るんですから分かってますって。」
「それなら良いが、では一先ず、先程の部屋へ連れて行って貰えぬか?」
「分かりました。っとその前に奴隷契約はもう解除しても?」
アノスさんにそう聞くとアノスさんはデニムさんの方を見た。
「もう少しお待ち下さい。魔力の流れを辿れなくなりますので。」
「分かりました。ならルーク、終わるまで此処で居てくれるか?」
「分かった。レイと待ってる。」
「頼むな。じゃあ行きましょうか。」
俺はそう言うと先程の場所にアノスさん達を連れて移動した。
「デニム、お前は精鋭部隊を連れて強襲せよ。それとシュウト殿がやり過ぎない様、もしもの時は抑え役を頼む。」
「御意!」
「シュウト殿、デニムの部下は使徒様という事を知らないのでくれぐれも自重されよ。」
「分かってます。では行ってきます。」
俺はそう言うとデニムさんの後を追った。
デニムさんを追うと多くの気配を感じ周りを見渡した。するとデニムさんが声を掛けてきた。
「流石、シュウト様ですね。」
「何がですか?」
「我々の気配は喩えAランク冒険者であっても悟られる事が殆ど無いはずなのですが、お気付きになられてますよね。」
「あぁ、やっぱり精鋭部隊の人達なんですね。」
「はい。ですが、もっと鍛えなければいけませんね。」
デニムさんがそう言うと周りの気配がビクッとした感じがした。
わぁ~何かすいません。
俺は心の中でそう謝っているとデニムさんがスピードを落とした。
「シュウト様、彼処です。」
「随分、大きな邸というか、物凄く派手ですね。それこそアノスさんの城よりも派手ですよねぇ、コレって良いんですか?」
「普通は有り得ませんね。因みにですが、あの邸はヴラカス侯爵のブリステンでの邸宅です。」
「あぁ、侯爵という事は領地が在るんですね。」
「はい。」
「じゃあ何で此処に邸宅が在るんですか?」
「寄り子ですので。」
「寄り子?じゃあ余計拙いのでは?」
「はい。ですが、頭がアレなもので。」
「あぁ。」
「では、シュウト様、行きましょう。」
「一寸待って貰っていいですか?」
「はい?何か問題でも?」
「一応、敵陣に入るので、地形や配置などを把握しておきたいと思いまして。」
「承知しました。」
「では。エコーロケーション!」
敵陣を把握した俺はデニムさんに声を掛けた。
「把握した敵の配置を上から説明すると2階にツバキさんと同程度のレベルの人間が4人、おそらくは侯爵と例の家令だった人間を護る様に配置し、その他ランクが1つ下の人間が20人、別部屋に居ます。1階は大広間と思われる場所に先程言ったランクと同程度の人間が10人、更に下のランクが200人、そして地下1階には死霊の様にウロウロしている人間が1000人程度、すし詰め状態になっています。更に下の階には牢屋に囚われた人が200人程度、そして1番下の階にはAランク程度の魔物が13体居ます。因みにですが、構造的にこの魔物は庭の崩壊と同時に出てくるか、庭を崩壊させて出てこれる様にしているみたいです。」
「なっ!そ、そこまで分かるんですか!!?」
「はい。邸の地図も何処かに描きましょうか?」
「設計図は此処に。」
俺は設計図を見ながら訂正点を設計図を指先ながら説明し、敵の配置も説明するといつの間にか、精鋭部隊の人達も集まっていた。
「これは厳しい戦いになりそうですなぁ。」
部隊の1人がそう言うとデニムさんが睨み、その人が引き下がった。
「デニムさん、一寸良いですか?相談したい事があるんですけど。」
俺はそう言うとデニムさんに目配せをした。
「承知しました。お前達、全員周辺の警戒をしろ。」
デニムさんがそう言うと精鋭部隊の人達は離れて行った。
「シュウト様、どうされましたか?」
「自分だけで先行突入しようかと。」
「え!?そんな事しては色々と問題が・・・。」
「自分も馬鹿じゃないんでこの街を危険に晒す事はしませんよ。」
「いえ、そういう事ではなく、その・・・。」
「あぁ、そっちも大丈夫だと思いますよ。今回はスキアに協力してもらって闇魔法使いのAランク冒険者として、戦うつもりですので。」
「・・・なるほど、一先ずはそれで誤魔化す事に致します。」
「お願いします。」
「スキア、姿を見せずに出来るか?」
「問題ありません。」
「分かった。合図を出したら頼む。」
俺が声を掛けるとスキアは姿を見せずに返事だけを返してくれた。
その後、精鋭部隊の人をデニムさんが呼び戻すと全員に向けて声を掛けた。
「お前達、今からシュウト様が行う事は口外禁止だ。もし、口外した者は一族諸共死刑になると思え。」
その言葉に絶句しているとデニムさんが合図してきたので、行動を移す事にした。
「で、では。影遁!」
俺がそう言うとスキアは俺の足裏を掴んで引きずり込んでくれた。
「スキア、助かった、ありがとう。じゃあ行くか。」
「先ずはどちらの方へ行かれますか?」
「地下3階だな、アレが街に解き放たれたらどれだけ被害が出るか分からないからな。」
俺はそう言うと影から1体ずつ、一撃で断末魔の叫びも上げさせずに始末していった。
「よし、全部倒したな。」
俺がそう言うとスキアが声を掛けてきた。
「シュウト様、この魔物達はテイムされていた様です。」
テイム?・・・拙いか?
俺はそう思ってエコーロケーションを再度使用した。すると2階に居た4人の強者の内の1人が急いで降りてきていた。
とりあえず死体は片付けとくか。
俺は倒した魔物をアイテムボックス改に収納すると再び影に潜って様子を確認する事にした。
暫くするとテイマーであろう人物が自分の魔物が消滅している事に狼狽えていた。
「クソッ!折角、上の奴隷にも慣れなかった様なゴミを餌にして育て上げたのにどこ行きやがった!」
「スキア、彼奴は奴隷か?」
「違いますね。」
「そうか。なら問題ないな。」
俺はそう言うと影から飛び出し、手足と喉を潰した。
男はそれでも必死で何かを取り出そうとしていたので、完全に動けない様に身体中の骨を砕くと男は声にならない感じで叫び、気を失った。
「クソッ!俺がもう少し早く来ていれば助かった人も居たかもしれないのに!」
俺が怒りの声を上げるとスキアが声を掛けてきた。
「シュウト様がこれ以上早く来る事は出来なかったと思われます。それにまだ遅くはないかと。」
「そうだな。急ごう。」
俺はそう言うと影に潜って上の階に行き、様子を確認した。
「スキア、奴等は?」
「問題ありません。」
俺はその言葉を確認すると上の階へ行く通路側から飛び出し、相手が気付く前に倒していった。
「だ、誰?」
地下2階の最後の敵を倒すと声を掛けられたので、振り向くとそこには記憶に新しい女の子が牢屋に入れられていた。
「ボタンちゃん?」
「お兄ちゃん誰?」
「お姉ちゃんの友達の友達かな。」
「どうして此処に居るの?」
「ボタンちゃん達を助けに来たんだよ。」
「私はダメなの。私が逃げたらお姉ちゃんが死んじゃう。」
「大丈夫。お姉ちゃんはもう助けたから。」
「ホント?」
「だけど一寸待っててね。上の悪い人達を倒してくるから。」
「うん。」
笑顔で返してくれたボタンちゃんを見て必ず助けると同時にこのまま残しておくのも危険と思った俺はアイテムボックス改の中に入った。
「どうされましたか?」
「実は・・・・・」
俺は事のあらましを説明し、協力を要請した。
「お任せ下さい。でしたら私が邸と地下の結界を致しますので、シュウト様のクリーンをお願い致します。」
「それだとバレないですか?」
「問題ないかと。シュウト様を知っている者以外は私がやったと思うでしょうから。」
「なるほど、じゃあお願いします。」
「シュウト様、その前にお願いしたい事が有るのですが。」
「何ですか?」
「その1000人程の奴隷ですが、中には心が壊れた者や奴隷だからと犯罪を楽しんでいる者も居ると思われますので、解呪、解放する前に水の精霊の力で拘束して頂きたいのです。」
「どうすれば分かりますか?」
「そこの闇の精霊ならば分かります。」
「スキア、そうなのか?」
「はい。問題ありません。下位精霊を連れて行けば直ぐに判明致します。」
「分かった。では、それで行きましょう。」
俺達はそう言うとアイテムボックス改から外に出た。
「孤児院?」
「あぁ、これは子供の頃だろな。ツバキは王都の孤児院出身って言ってたからな。」
「なるほどな。スキア、先に進めれるか?」
「はい。」
スキアがそう言うと今度は誰かの護衛をしてる所だった。
「おぉこれは儂が護衛として初めて雇った時じゃな。」
「スキア、もう少し先だ。」
俺がそう言うと今度は10歳ぐらいの獣人の子供が人質に取られてる所だった。
「奴等がボタンちゃんを・・・。」
その後、無理矢理、奴隷にされたり、色々な事をされ、その時の感情も声として聞こえた。
「酷い事を・・・。」
その後、一気に映像を見ていき、扉から見覚えのある奴と知らない人物が一緒に入ってきた。
「またプロドスィアか、奴が闇ギルドのマスターなら見つからないのも当然か。ん?アレはヴラカス侯爵か、やはり奴も結託していたか。何を話しているか分かれば良いのじゃが、ツバキの声しか聞こえないのぅ。」
「スキア、声は無理なのか?」
「無理です。」
「シュウト殿、すまぬ。責めている訳じゃないのじゃ。」
「いえ、自分も気になってたので。」
その後は、闇ギルドの構成員から何かを渡されて、後は俺との対決の映像で終了した。
俺は映像にあった何かをツバキさんの懐から取り出して、アノスさんに見せた。
「何ですかコレは?」
「おそらくは失敗した時に呪いとリンクして、ツバキの身体ごと爆破する魔道具じゃの。」
「この後、どうしますか?」
「とりあえず拠点と思われる場所へ強襲を掛けるつもりじゃ。」
「自分も行っても良いですか?」
「よ、良いが・・・。」
「おい、シュウト、気持ちは分かるが抑えろ、怒気で皆んなが参ってるぞ。」
「おっ、アノスさん申し訳ありません。子供を人質にした上に女性にあんな仕打ちをしていたのを見てしまって我を忘れていました。」
俺が冷静さを取り戻すとルーク以外の人がホッとした様子だった。
「儂らもシュウト殿の事はいえぬくらい腹が立ったが、シュウト殿、街を破壊しない方向で頼むの。」
「やだなぁ。そんな事はしませんって。」
「本当かのぅ。」
「本当ですって。街には善良な人達が居るんですから分かってますって。」
「それなら良いが、では一先ず、先程の部屋へ連れて行って貰えぬか?」
「分かりました。っとその前に奴隷契約はもう解除しても?」
アノスさんにそう聞くとアノスさんはデニムさんの方を見た。
「もう少しお待ち下さい。魔力の流れを辿れなくなりますので。」
「分かりました。ならルーク、終わるまで此処で居てくれるか?」
「分かった。レイと待ってる。」
「頼むな。じゃあ行きましょうか。」
俺はそう言うと先程の場所にアノスさん達を連れて移動した。
「デニム、お前は精鋭部隊を連れて強襲せよ。それとシュウト殿がやり過ぎない様、もしもの時は抑え役を頼む。」
「御意!」
「シュウト殿、デニムの部下は使徒様という事を知らないのでくれぐれも自重されよ。」
「分かってます。では行ってきます。」
俺はそう言うとデニムさんの後を追った。
デニムさんを追うと多くの気配を感じ周りを見渡した。するとデニムさんが声を掛けてきた。
「流石、シュウト様ですね。」
「何がですか?」
「我々の気配は喩えAランク冒険者であっても悟られる事が殆ど無いはずなのですが、お気付きになられてますよね。」
「あぁ、やっぱり精鋭部隊の人達なんですね。」
「はい。ですが、もっと鍛えなければいけませんね。」
デニムさんがそう言うと周りの気配がビクッとした感じがした。
わぁ~何かすいません。
俺は心の中でそう謝っているとデニムさんがスピードを落とした。
「シュウト様、彼処です。」
「随分、大きな邸というか、物凄く派手ですね。それこそアノスさんの城よりも派手ですよねぇ、コレって良いんですか?」
「普通は有り得ませんね。因みにですが、あの邸はヴラカス侯爵のブリステンでの邸宅です。」
「あぁ、侯爵という事は領地が在るんですね。」
「はい。」
「じゃあ何で此処に邸宅が在るんですか?」
「寄り子ですので。」
「寄り子?じゃあ余計拙いのでは?」
「はい。ですが、頭がアレなもので。」
「あぁ。」
「では、シュウト様、行きましょう。」
「一寸待って貰っていいですか?」
「はい?何か問題でも?」
「一応、敵陣に入るので、地形や配置などを把握しておきたいと思いまして。」
「承知しました。」
「では。エコーロケーション!」
敵陣を把握した俺はデニムさんに声を掛けた。
「把握した敵の配置を上から説明すると2階にツバキさんと同程度のレベルの人間が4人、おそらくは侯爵と例の家令だった人間を護る様に配置し、その他ランクが1つ下の人間が20人、別部屋に居ます。1階は大広間と思われる場所に先程言ったランクと同程度の人間が10人、更に下のランクが200人、そして地下1階には死霊の様にウロウロしている人間が1000人程度、すし詰め状態になっています。更に下の階には牢屋に囚われた人が200人程度、そして1番下の階にはAランク程度の魔物が13体居ます。因みにですが、構造的にこの魔物は庭の崩壊と同時に出てくるか、庭を崩壊させて出てこれる様にしているみたいです。」
「なっ!そ、そこまで分かるんですか!!?」
「はい。邸の地図も何処かに描きましょうか?」
「設計図は此処に。」
俺は設計図を見ながら訂正点を設計図を指先ながら説明し、敵の配置も説明するといつの間にか、精鋭部隊の人達も集まっていた。
「これは厳しい戦いになりそうですなぁ。」
部隊の1人がそう言うとデニムさんが睨み、その人が引き下がった。
「デニムさん、一寸良いですか?相談したい事があるんですけど。」
俺はそう言うとデニムさんに目配せをした。
「承知しました。お前達、全員周辺の警戒をしろ。」
デニムさんがそう言うと精鋭部隊の人達は離れて行った。
「シュウト様、どうされましたか?」
「自分だけで先行突入しようかと。」
「え!?そんな事しては色々と問題が・・・。」
「自分も馬鹿じゃないんでこの街を危険に晒す事はしませんよ。」
「いえ、そういう事ではなく、その・・・。」
「あぁ、そっちも大丈夫だと思いますよ。今回はスキアに協力してもらって闇魔法使いのAランク冒険者として、戦うつもりですので。」
「・・・なるほど、一先ずはそれで誤魔化す事に致します。」
「お願いします。」
「スキア、姿を見せずに出来るか?」
「問題ありません。」
「分かった。合図を出したら頼む。」
俺が声を掛けるとスキアは姿を見せずに返事だけを返してくれた。
その後、精鋭部隊の人をデニムさんが呼び戻すと全員に向けて声を掛けた。
「お前達、今からシュウト様が行う事は口外禁止だ。もし、口外した者は一族諸共死刑になると思え。」
その言葉に絶句しているとデニムさんが合図してきたので、行動を移す事にした。
「で、では。影遁!」
俺がそう言うとスキアは俺の足裏を掴んで引きずり込んでくれた。
「スキア、助かった、ありがとう。じゃあ行くか。」
「先ずはどちらの方へ行かれますか?」
「地下3階だな、アレが街に解き放たれたらどれだけ被害が出るか分からないからな。」
俺はそう言うと影から1体ずつ、一撃で断末魔の叫びも上げさせずに始末していった。
「よし、全部倒したな。」
俺がそう言うとスキアが声を掛けてきた。
「シュウト様、この魔物達はテイムされていた様です。」
テイム?・・・拙いか?
俺はそう思ってエコーロケーションを再度使用した。すると2階に居た4人の強者の内の1人が急いで降りてきていた。
とりあえず死体は片付けとくか。
俺は倒した魔物をアイテムボックス改に収納すると再び影に潜って様子を確認する事にした。
暫くするとテイマーであろう人物が自分の魔物が消滅している事に狼狽えていた。
「クソッ!折角、上の奴隷にも慣れなかった様なゴミを餌にして育て上げたのにどこ行きやがった!」
「スキア、彼奴は奴隷か?」
「違いますね。」
「そうか。なら問題ないな。」
俺はそう言うと影から飛び出し、手足と喉を潰した。
男はそれでも必死で何かを取り出そうとしていたので、完全に動けない様に身体中の骨を砕くと男は声にならない感じで叫び、気を失った。
「クソッ!俺がもう少し早く来ていれば助かった人も居たかもしれないのに!」
俺が怒りの声を上げるとスキアが声を掛けてきた。
「シュウト様がこれ以上早く来る事は出来なかったと思われます。それにまだ遅くはないかと。」
「そうだな。急ごう。」
俺はそう言うと影に潜って上の階に行き、様子を確認した。
「スキア、奴等は?」
「問題ありません。」
俺はその言葉を確認すると上の階へ行く通路側から飛び出し、相手が気付く前に倒していった。
「だ、誰?」
地下2階の最後の敵を倒すと声を掛けられたので、振り向くとそこには記憶に新しい女の子が牢屋に入れられていた。
「ボタンちゃん?」
「お兄ちゃん誰?」
「お姉ちゃんの友達の友達かな。」
「どうして此処に居るの?」
「ボタンちゃん達を助けに来たんだよ。」
「私はダメなの。私が逃げたらお姉ちゃんが死んじゃう。」
「大丈夫。お姉ちゃんはもう助けたから。」
「ホント?」
「だけど一寸待っててね。上の悪い人達を倒してくるから。」
「うん。」
笑顔で返してくれたボタンちゃんを見て必ず助けると同時にこのまま残しておくのも危険と思った俺はアイテムボックス改の中に入った。
「どうされましたか?」
「実は・・・・・」
俺は事のあらましを説明し、協力を要請した。
「お任せ下さい。でしたら私が邸と地下の結界を致しますので、シュウト様のクリーンをお願い致します。」
「それだとバレないですか?」
「問題ないかと。シュウト様を知っている者以外は私がやったと思うでしょうから。」
「なるほど、じゃあお願いします。」
「シュウト様、その前にお願いしたい事が有るのですが。」
「何ですか?」
「その1000人程の奴隷ですが、中には心が壊れた者や奴隷だからと犯罪を楽しんでいる者も居ると思われますので、解呪、解放する前に水の精霊の力で拘束して頂きたいのです。」
「どうすれば分かりますか?」
「そこの闇の精霊ならば分かります。」
「スキア、そうなのか?」
「はい。問題ありません。下位精霊を連れて行けば直ぐに判明致します。」
「分かった。では、それで行きましょう。」
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