159 / 418
第158話 [待ち人。]
しおりを挟む
中に入ると洞窟になっていて、そこら中から溶岩が吹き出していた。
「おっ、ヤベッこのままだと服が燃える。」
俺はそう呟くと実体化で防具を創り、服を保護する様にガードした。
俺は服が燃えないのを確認するとマップを表示した。
「全部で70階層か。5階層毎にボス部屋が有るみたいだな。あの子はと・・・45階層のボス部屋か?それにしては動き回ってるなぁ。とりあえず急ぐか。」
俺はそう言うとマップでルートを確認しつつ、全力で階層を降って行った。
「しかしさっきからボスは竜種ばかりだなぁ。一応持ち帰れる様に気で倒してアイテムボックス改に収納してるけど何かに使えるのかなぁ?前世でのゲームの記憶では全部使える物だったし、まぁ良いか。」
俺はそう言うと再び先を急ぎ、階層を降って行き35階層まで辿り着いた。すると48階層でうろうろしていた反応が突然消えた。
「なっ!!?」
俺はそれに焦り、マップを隈無く捜索すると突然69階層に反応が点った。
飛ばされたか!かなり拙いな。
俺はそう思って神速で走るのを止めて、イーグルアイと転送の併用でダンジョンを普通に攻略するのを諦めてダンジョンの階層内をショートカットして入口と出口を繋げる様に進んだ。
時は少し戻り、シュウトが会おうとしていた子が45階層に到達し、ボスと対峙していた。
「やっぱりお婆ちゃんが言ってた通り、私にはこのダンジョンを踏破するのは、まだ早かったかなぁ。でも貴方には負けない!」
その子が全力で放った一撃でボスは沈黙した。
「次のボスがどの位か確認だけして今日は帰るかな。」
そう言いながら暫く進むと懐かしい気配が上の階層から感じた。
「あれ?この感じって・・・。」
その子はその懐かしさに居ても立ってもいられず、その気配のする方へ何も考えずに動いてしまった。すると自分を中心に周りが光った。
しまった!罠だ!
そう思って光から逃れようとしたが既に遅く何処かへ転移してしまった。
「何処だろう?さっきの気配も分からないし・・・というか、此処ってかなり拙くない?出来るだけバレない様にしないと・・・。」
そう思って大きい身体よりも最近出来る様に成った人化で岩陰に隠れる事にした。
「多分、此処に隠れてたら見つけてくれるかも・・・。」
・・・そう思っていました。
人化した事により、見つかり難くはなったが、発見されては逃げて隠れ、発見されては逃げて隠れを繰り返すとどんどん数が増えた。
「ダンジョンの魔物だからかなぁ?ずっと狙われてる・・・どうしよう・・・。」
「ふぅ~まぁまぁ強くなってきたな。」
俺はそう思いながらマップを確認すると待っている子の周りに今65階層で倒したボスと同等の反応を持つ敵が20体も居た。
「拙い!増えてる!」
俺は急いで69階層に辿り着いた。
「父ちゃん!助けて!」
その声の方向を見ると20体の火竜が咆哮を放とうとしていた。
「香苗!!!」
俺は娘と火竜の間に急いで入ると実体化で自分の身の丈の3倍は有りそうな盾を創り出し地面に突き刺した。
俺は創り出した盾が火竜達の咆哮に耐えれるのを確認すると俺は傷だらけの娘を抱えて一旦、ダンジョンの階段まで転送した。
「一寸待ってろよ。」
俺はそう言うと火竜達の下へ舞い戻った。
「娘を傷付けたのはお前達かぁーーーー!!!」
俺が怒りのあまり加減などせずに全力で魔力を解放するとその魔力に当てられた何体かの火竜は意識を無くして墜落し、そのまま首の骨を折って死んで逝った。
それを見て一瞬、気持ちは落ち着いたが傷だらけの姿を思い出して、怒りが再燃した俺は火竜達を囲む様に転送ゲートを展開し、そこへ実体化で創った槍を全力で投げ続けた。
暫くすると怒りのまま、投げ続けた所為で火竜達はいつの間にかミンチになり、倒した時に出る、いや、出ているはずのアイテムすら木っ端微塵になっていたのか、姿形が無くなっていた。
その光景を見て冷静になった俺は娘を残した階段の所へ転送した。
「大丈夫だったか?遅れて悪かったな香苗。」
「うん。大丈夫だよ。」
娘はそう言うと俺に抱き着いて数年分の淋しさを洗い流す様に泣き続けた。俺はその間、ずっと頭を撫でながら心の中で謝りつつ、生きていてくれた事を感謝していた。
「グスッ・・・ありがとう父ちゃん。」
「気にするな。生きててくれて、父さんを覚えててくれてありがとうな。」
「うん♪・・・そうだ。真司達は?」
「ん?一緒に居るのを知ってるのか?」
「うん。お婆ちゃんが教えてくれたの。」
「お婆ちゃん?」
「うん。私が生まれてから生きる術を教えてくれたの。」
「そうか。それは父さんも御礼しないとな。」
「此処を出たら教えるね。」
「おう。そうだ、真司達だったな。」
俺はそう言うとアイテムボックス改を開いて香苗を連れて入った。すると香苗の気配を感じ取ったのか、遠くから猛スピードで走って来るのを感じた。
「「姉(ねえ)ちゃん!!!」」
「真司!恵美!」
子供たちはそう言うと笑顔で涙を流しつつ、抱き合っていた。
暫くすると森の奥から誰かが出てきた。
「もうメグちゃんもシン君も早いよ~。あれ?誰?」
「あっ、ゴメン。かな姉だよ。」
「カナネさん?」
「ちがうよ。ボクたちのおねえちゃん。」
「香苗です。」
香苗がそう言うとボタンちゃんは何故か姿勢を正していた。
「ボタンです。」
「かな姉、ボタンちゃんはこっちの世界に来てから初めてのお友達だよ。」
「そうなの?」
「はい!友達をさせて貰ってます!」
ボタンちゃんは何故かガッチガチになりながら変な話し方になっていた。
「ボタンちゃん、へんなの~♪」
真司がそう言うとボタンちゃんは顔を真っ赤にしながら真司をポカポカ叩いていた。その光景を見て、恵美が香苗に何かを耳打ちすると香苗は笑顔で話し掛けた。
「ボタンちゃん?で良かったよね。」
「は、はい!」
「緊張しなくても良いよ。真司や恵美の様に私ともお友達になってくれる?」
「・・・うん♪」
ボタンちゃんがそう言うと香苗はボタンちゃんの頭を撫でていた。
「あっそうだ。香苗、お前人族じゃないよな?」
「うん。私は鳳凰だよ。」
「やっぱりそうか。それと香苗も着いてくるよな。」
「うん。」
「それなら良かった。」
「何が?」
「いや、俺が香苗って呼んだだろ。」
「うん。だって私だもん。」
「そう。その所為で、父さんの従魔になったから離れたいって言われたらどうしようかと思ってたんだ。」
「離れないよ!」
「そうか。良かった。」
俺はそう言いながら香苗の頭を撫でると真司も恵美も頭を出してきたので、一緒に頭を撫でていった。
「そうだ。香苗も魔石しか食べないのか?」
「うん。この身体になってから食事は要らないけど、強くなる為に食べてるよ。」
「そうか。なら、コレを食べれるか?」
俺はそう言うと魔力を放出した。すると香苗は初めてなのに真司達と変わらず吸収した。
「わっ!凄い、一気に強くなった♪」
「そうか。なら、香苗も真司達と同じで良いな。」
「うん。魔石はもう要らないかな。」
「そうか。ところで香苗は成体なのか?」
「違うけど多分もう少しかな。」
「そうか。」
俺がそう言うと香苗は不思議そうにしていたので、魔宝石の事を説明した。
「へぇ~なら、頑張って強くなるね。」
「あぁ。あっそうだ。」
「どうしたの?」
「いや、ダンジョンから出るのに戻るのが面倒くさいから踏破して出ようと思ってな。」
俺がそう言うと香苗が声を掛けてきた。
「私も行く?」
「いや、とりあえずは1人で行く。もし、必要なら戻って来るからその時は頼む。」
俺がそう言うと先程の戦闘を思い出したのか、香苗は素直に引き下がってくれた。
「そ、そうだね。アレだと私達は邪魔だよね。分かったその時は頑張るね。」
「あぁ。」
俺はそう言うとアイテムボックス改から出て、最下層のボス部屋へ向かった。
「さてと、さっき戦ったのがルーク達から聞いてたSランクの火竜だと思うが、最下層のボスって事はマップの表示から考えると更に上か。」
そう言いながらマップを確認すると黄色よりも赤に近い色が一つだけ点っていた。
俺は最初から全力で戦う必要があるのを確信して回復丸を含み、回復した魔力を全て注ぎ込み実体化で理想の杖を創った。
「コレならどんな無茶も耐えれるだろ。それに気も・・・よし!自分の力で出来てるから問題ないな。」
俺はそう言うとマジックポーションを飲んで魔力を回復させるとボス部屋に入っていった。するとそこには先程までの火竜の10倍以上も有る火竜が鎮座していた。
普通の火竜じゃ無さそうだな。
俺はそう思って鑑定をすると炎竜と出た。
「炎竜か、熱さは耐性の所為か感じないけど、奴の周りだけ岩が溶けてるとこを見ると普通なら近付くのも困難か。まぁ俺なら大丈夫だと思うけど。」
俺がそう言いながら少しずつ近付くと奴のテリトリーに入ったのか、起き上がる前に火炎弾を放ってきた。
俺はそれを神速で躱し、試しに水球を転送で炎竜の後ろから放った。
ドーーン!!!
おぉ!水蒸気爆発が起こったって事は、かなりの高温って事か。
俺はそう思いながらも炎竜に多少なりとも遠距離からダメージを与えれると感じた俺は自分に被害が被らない様に位置を変えながら水球をサイズを変えて当て続けた。
暫くすると水球を当て続けた箇所が黒く変色し、そこに三日月小刀を当てて爆破するとそこから遂に出血させる事が出来た。
よし!コレなら近付いて直接攻撃が出来るな。
俺はそう思い、どんどん水球で攻撃すると殆どの箇所が黒くなりその所為で硬くなったのか炎竜の動きが悪くなったので、俺は反撃を気にする事なく聖仙気を込めた攻撃を繰り返すと遂に炎竜は動かなくなった。
「やっぱり消えないか。」
俺はそう思いながら死骸をアイテムボックス改に入れると剣と鎧のセットが出現し、魔法陣が現れたのでそれに乗ってダンジョンを出た。
「さてと香苗に出てきてもらってお婆さんって方に挨拶をするか。」
俺はそう言うとアイテムボックス改から香苗を呼んで外に出た。
「おっ、ヤベッこのままだと服が燃える。」
俺はそう呟くと実体化で防具を創り、服を保護する様にガードした。
俺は服が燃えないのを確認するとマップを表示した。
「全部で70階層か。5階層毎にボス部屋が有るみたいだな。あの子はと・・・45階層のボス部屋か?それにしては動き回ってるなぁ。とりあえず急ぐか。」
俺はそう言うとマップでルートを確認しつつ、全力で階層を降って行った。
「しかしさっきからボスは竜種ばかりだなぁ。一応持ち帰れる様に気で倒してアイテムボックス改に収納してるけど何かに使えるのかなぁ?前世でのゲームの記憶では全部使える物だったし、まぁ良いか。」
俺はそう言うと再び先を急ぎ、階層を降って行き35階層まで辿り着いた。すると48階層でうろうろしていた反応が突然消えた。
「なっ!!?」
俺はそれに焦り、マップを隈無く捜索すると突然69階層に反応が点った。
飛ばされたか!かなり拙いな。
俺はそう思って神速で走るのを止めて、イーグルアイと転送の併用でダンジョンを普通に攻略するのを諦めてダンジョンの階層内をショートカットして入口と出口を繋げる様に進んだ。
時は少し戻り、シュウトが会おうとしていた子が45階層に到達し、ボスと対峙していた。
「やっぱりお婆ちゃんが言ってた通り、私にはこのダンジョンを踏破するのは、まだ早かったかなぁ。でも貴方には負けない!」
その子が全力で放った一撃でボスは沈黙した。
「次のボスがどの位か確認だけして今日は帰るかな。」
そう言いながら暫く進むと懐かしい気配が上の階層から感じた。
「あれ?この感じって・・・。」
その子はその懐かしさに居ても立ってもいられず、その気配のする方へ何も考えずに動いてしまった。すると自分を中心に周りが光った。
しまった!罠だ!
そう思って光から逃れようとしたが既に遅く何処かへ転移してしまった。
「何処だろう?さっきの気配も分からないし・・・というか、此処ってかなり拙くない?出来るだけバレない様にしないと・・・。」
そう思って大きい身体よりも最近出来る様に成った人化で岩陰に隠れる事にした。
「多分、此処に隠れてたら見つけてくれるかも・・・。」
・・・そう思っていました。
人化した事により、見つかり難くはなったが、発見されては逃げて隠れ、発見されては逃げて隠れを繰り返すとどんどん数が増えた。
「ダンジョンの魔物だからかなぁ?ずっと狙われてる・・・どうしよう・・・。」
「ふぅ~まぁまぁ強くなってきたな。」
俺はそう思いながらマップを確認すると待っている子の周りに今65階層で倒したボスと同等の反応を持つ敵が20体も居た。
「拙い!増えてる!」
俺は急いで69階層に辿り着いた。
「父ちゃん!助けて!」
その声の方向を見ると20体の火竜が咆哮を放とうとしていた。
「香苗!!!」
俺は娘と火竜の間に急いで入ると実体化で自分の身の丈の3倍は有りそうな盾を創り出し地面に突き刺した。
俺は創り出した盾が火竜達の咆哮に耐えれるのを確認すると俺は傷だらけの娘を抱えて一旦、ダンジョンの階段まで転送した。
「一寸待ってろよ。」
俺はそう言うと火竜達の下へ舞い戻った。
「娘を傷付けたのはお前達かぁーーーー!!!」
俺が怒りのあまり加減などせずに全力で魔力を解放するとその魔力に当てられた何体かの火竜は意識を無くして墜落し、そのまま首の骨を折って死んで逝った。
それを見て一瞬、気持ちは落ち着いたが傷だらけの姿を思い出して、怒りが再燃した俺は火竜達を囲む様に転送ゲートを展開し、そこへ実体化で創った槍を全力で投げ続けた。
暫くすると怒りのまま、投げ続けた所為で火竜達はいつの間にかミンチになり、倒した時に出る、いや、出ているはずのアイテムすら木っ端微塵になっていたのか、姿形が無くなっていた。
その光景を見て冷静になった俺は娘を残した階段の所へ転送した。
「大丈夫だったか?遅れて悪かったな香苗。」
「うん。大丈夫だよ。」
娘はそう言うと俺に抱き着いて数年分の淋しさを洗い流す様に泣き続けた。俺はその間、ずっと頭を撫でながら心の中で謝りつつ、生きていてくれた事を感謝していた。
「グスッ・・・ありがとう父ちゃん。」
「気にするな。生きててくれて、父さんを覚えててくれてありがとうな。」
「うん♪・・・そうだ。真司達は?」
「ん?一緒に居るのを知ってるのか?」
「うん。お婆ちゃんが教えてくれたの。」
「お婆ちゃん?」
「うん。私が生まれてから生きる術を教えてくれたの。」
「そうか。それは父さんも御礼しないとな。」
「此処を出たら教えるね。」
「おう。そうだ、真司達だったな。」
俺はそう言うとアイテムボックス改を開いて香苗を連れて入った。すると香苗の気配を感じ取ったのか、遠くから猛スピードで走って来るのを感じた。
「「姉(ねえ)ちゃん!!!」」
「真司!恵美!」
子供たちはそう言うと笑顔で涙を流しつつ、抱き合っていた。
暫くすると森の奥から誰かが出てきた。
「もうメグちゃんもシン君も早いよ~。あれ?誰?」
「あっ、ゴメン。かな姉だよ。」
「カナネさん?」
「ちがうよ。ボクたちのおねえちゃん。」
「香苗です。」
香苗がそう言うとボタンちゃんは何故か姿勢を正していた。
「ボタンです。」
「かな姉、ボタンちゃんはこっちの世界に来てから初めてのお友達だよ。」
「そうなの?」
「はい!友達をさせて貰ってます!」
ボタンちゃんは何故かガッチガチになりながら変な話し方になっていた。
「ボタンちゃん、へんなの~♪」
真司がそう言うとボタンちゃんは顔を真っ赤にしながら真司をポカポカ叩いていた。その光景を見て、恵美が香苗に何かを耳打ちすると香苗は笑顔で話し掛けた。
「ボタンちゃん?で良かったよね。」
「は、はい!」
「緊張しなくても良いよ。真司や恵美の様に私ともお友達になってくれる?」
「・・・うん♪」
ボタンちゃんがそう言うと香苗はボタンちゃんの頭を撫でていた。
「あっそうだ。香苗、お前人族じゃないよな?」
「うん。私は鳳凰だよ。」
「やっぱりそうか。それと香苗も着いてくるよな。」
「うん。」
「それなら良かった。」
「何が?」
「いや、俺が香苗って呼んだだろ。」
「うん。だって私だもん。」
「そう。その所為で、父さんの従魔になったから離れたいって言われたらどうしようかと思ってたんだ。」
「離れないよ!」
「そうか。良かった。」
俺はそう言いながら香苗の頭を撫でると真司も恵美も頭を出してきたので、一緒に頭を撫でていった。
「そうだ。香苗も魔石しか食べないのか?」
「うん。この身体になってから食事は要らないけど、強くなる為に食べてるよ。」
「そうか。なら、コレを食べれるか?」
俺はそう言うと魔力を放出した。すると香苗は初めてなのに真司達と変わらず吸収した。
「わっ!凄い、一気に強くなった♪」
「そうか。なら、香苗も真司達と同じで良いな。」
「うん。魔石はもう要らないかな。」
「そうか。ところで香苗は成体なのか?」
「違うけど多分もう少しかな。」
「そうか。」
俺がそう言うと香苗は不思議そうにしていたので、魔宝石の事を説明した。
「へぇ~なら、頑張って強くなるね。」
「あぁ。あっそうだ。」
「どうしたの?」
「いや、ダンジョンから出るのに戻るのが面倒くさいから踏破して出ようと思ってな。」
俺がそう言うと香苗が声を掛けてきた。
「私も行く?」
「いや、とりあえずは1人で行く。もし、必要なら戻って来るからその時は頼む。」
俺がそう言うと先程の戦闘を思い出したのか、香苗は素直に引き下がってくれた。
「そ、そうだね。アレだと私達は邪魔だよね。分かったその時は頑張るね。」
「あぁ。」
俺はそう言うとアイテムボックス改から出て、最下層のボス部屋へ向かった。
「さてと、さっき戦ったのがルーク達から聞いてたSランクの火竜だと思うが、最下層のボスって事はマップの表示から考えると更に上か。」
そう言いながらマップを確認すると黄色よりも赤に近い色が一つだけ点っていた。
俺は最初から全力で戦う必要があるのを確信して回復丸を含み、回復した魔力を全て注ぎ込み実体化で理想の杖を創った。
「コレならどんな無茶も耐えれるだろ。それに気も・・・よし!自分の力で出来てるから問題ないな。」
俺はそう言うとマジックポーションを飲んで魔力を回復させるとボス部屋に入っていった。するとそこには先程までの火竜の10倍以上も有る火竜が鎮座していた。
普通の火竜じゃ無さそうだな。
俺はそう思って鑑定をすると炎竜と出た。
「炎竜か、熱さは耐性の所為か感じないけど、奴の周りだけ岩が溶けてるとこを見ると普通なら近付くのも困難か。まぁ俺なら大丈夫だと思うけど。」
俺がそう言いながら少しずつ近付くと奴のテリトリーに入ったのか、起き上がる前に火炎弾を放ってきた。
俺はそれを神速で躱し、試しに水球を転送で炎竜の後ろから放った。
ドーーン!!!
おぉ!水蒸気爆発が起こったって事は、かなりの高温って事か。
俺はそう思いながらも炎竜に多少なりとも遠距離からダメージを与えれると感じた俺は自分に被害が被らない様に位置を変えながら水球をサイズを変えて当て続けた。
暫くすると水球を当て続けた箇所が黒く変色し、そこに三日月小刀を当てて爆破するとそこから遂に出血させる事が出来た。
よし!コレなら近付いて直接攻撃が出来るな。
俺はそう思い、どんどん水球で攻撃すると殆どの箇所が黒くなりその所為で硬くなったのか炎竜の動きが悪くなったので、俺は反撃を気にする事なく聖仙気を込めた攻撃を繰り返すと遂に炎竜は動かなくなった。
「やっぱり消えないか。」
俺はそう思いながら死骸をアイテムボックス改に入れると剣と鎧のセットが出現し、魔法陣が現れたのでそれに乗ってダンジョンを出た。
「さてと香苗に出てきてもらってお婆さんって方に挨拶をするか。」
俺はそう言うとアイテムボックス改から香苗を呼んで外に出た。
63
あなたにおすすめの小説
最強超人は異世界にてスマホを使う
萩場ぬし
ファンタジー
主人公、柏木 和(かしわぎ かず)は「武人」と呼ばれる武術を極めんとする者であり、ある日祖父から自分が世界で最強であることを知らされたのだった。
そして次の瞬間、自宅のコタツにいたはずの和は見知らぬ土地で寝転がっていた――
「……いや草」
私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
武装法人二階堂商会 ―― 企業買収(M&A)で異世界を支配する!
Innocentblue
ファンタジー
日本で企業買収の最前線を駆け抜けてきた敏腕社長・二階堂漣司。
裏切りにより命を落としたはずの彼が目を覚ましたのは、
剣と魔法が支配する異世界の戦場だった。
与えられたスキルは《企業買収(M&A)》。
兵士も村も土地も国家さえも、株式として評価・買収・支配できる異能の力。
「ならば、この世界そのものを買い叩く」
漣司は《武装法人二階堂商会》を設立。
冷徹な参謀にして最強の魔導士リュシア、獣人傭兵団、裏社会の戦力――
すべてを子会社として編成し、経済と武力を融合した前代未聞の経営戦争へと踏み出す。
弱小の村を救済し、都市と契約を結び、裏切り者を切り捨て、敵対勢力を力で買収する。
交渉は戦争、戦争は経営。
数字が命運を決め、契約が国境を塗り替える。
やがて商会は、都市国家・ギルド・貴族・宗教勢力すら巻き込み、
世界の価値そのものを再定義する巨大企業へと変貌していく。
これは、剣ではなく契約で世界を制圧する男の物語。
奪うのではない。支配するのでもない。
価値を見抜き、価値を操り、世界に値札を付ける――
救済か、支配か。正義か、合理か。
その境界線を踏み越えながら、蓮司は異世界そのものを経営していく。
異世界×経済×武力が激突する、知略と覇道の武装経営ファンタジー。
「この世界には、村があり、町があり、国家がある。
――全部まとめて、俺が買い叩く」
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
異世界でリサイクルショップ!俺の高価買取り!
理太郎
ファンタジー
坂木 新はリサイクルショップの店員だ。
ある日、買い取りで査定に不満を持った客に恨みを持たれてしまう。
仕事帰りに襲われて、気が付くと見知らぬ世界のベッドの上だった。
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
没落貴族は最果ての港で夢を見る〜政敵の公爵令嬢と手を組み、忘れられた航路を拓いて帝国の海を制覇する〜
namisan
ファンタジー
日本の海運会社に勤めていた男は、事故死し、異世界の没落貴族の三男ミナト・アークライトとして転生した。
かつては王国の海運業を牛耳ったアークライト家も、今や政争に敗れた見る影もない存在。ミナト自身も、厄介払い同然に、寂れた港町「アルトマール」へ名ばかりの代官として追いやられていた。
無気力な日々を過ごしていたある日、前世の海運知識と経験が完全に覚醒する。ミナトは気づいた。魔物が蔓延り、誰もが見捨てたこの港こそ、アークライト家再興の礎となる「宝の山」であると。
前世の知識と、この世界で得た風を読む魔法「風詠み」を武器に、家の再興を決意したミナト。しかし、その矢先、彼の前に最大の障害が現れる。
アークライト家を没落させた政敵、ルクスブルク公爵家の令嬢セラフィーナ。彼女は王命を受け、価値の失われた港を閉鎖するため、監察官としてアルトマールに乗り込んできたのだ。
「このような非効率な施設は、速やかに閉鎖すべきですわ」
家の再興を賭けて港を再生させたい没落貴族と、王国の未来のために港を閉鎖したいエリート令嬢。
立場も思想も水と油の二人が、互いの野望のために手を組むとき、帝国の経済、そして世界の物流は、歴史的な転換点を迎えることになる。
これは、一人の男が知識と魔法で巨大な船団を組織し、帝国の海を制覇するまでの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる