転生したらスキル転生って・・・!?

ノトア

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第167話 [謀略?]

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ガシュウさんに遺骨を渡した俺は4人に挨拶をすると攻略組の神殿前に転送した。

「シュウト様、おかえりなさいませ。」

「バトさん、ただいまです。ルークって居ますか?」

「今は新人育成の為に迷宮に行っております。」

「分かりました。ありがとうございます。」

バトさんにそう言うと俺は森/川フィールドに入った。

「誰か居るか?」

俺がそう言うと森の中から風精霊のアモネスが飛んで来た。

「どうされましたか?」

「すまないがルークは何をしてる?」

「・・・今は迷宮の入口付近にてモニタリングをしております。」

「そうか、周りに誰か居るか?」

「いえ、様子を見る限り誰もいらっしゃらないですし、出てくる事もないかと。」

「分かった、ありがとう。」

俺はそう言うとルークが居る迷宮フィールドへ移動した。

「ルーク、どうだ?」

「おっ、シュウト。今此処に来るのは攻略組の他の奴等にバレかねないぞ。」

「大丈夫、アモネスに確認してもらってから来たから。」

「そうか、なら良いが何の用だ?」

「パイラー公爵領のダンジョンについて、話があってな。今、大丈夫か?」

「話が長くならないなら大丈夫だ。今は上のランクの奴がCランクにも満たねぇ奴等を連れて地力を上げさせてるからな。」

「あぁ、レベリング中か。」

「あぁ、じゃねぇとダンジョン踏破に派遣出来ねぇからな。」

「そんなに弱いのか?」

「此処に居る時点でやる気はある奴等なんだが、やっぱり実力が伴わないんじゃなぁ。」

「そうか・・・。」

俺が言い淀んでいるとルークが頭を振りながら声を掛けてきた。

「まぁシュウトから見たら低レベルの奴等ばかりだが、大半の冒険者はこんなもんだぞ。」

「そうなのか?」

「あぁ、15年前とは違うからな。」

「・・・あっ、あの事件か。」

「そう、彼奴らの所為でCランク以上の冒険者の大半は死んじまったからな。」

「なるほど・・・なら、頑張ってくれ。」

「おう、任せろ。15年前みたいな事件が起こらねぇ様に全員強くしてやるよ。」

「おっ、頼もしいな。」

俺がそう言うとルーク恥ずかしそうにしていた。

「恥ずかしいなら言うなよ。」

「なっ・・・そ、それよりパイラーのダンジョンって何だよ。」

ルークにそう言われた俺はゴブリンダンジョンの事を説明した。

「なるほどな、胸糞悪ぃ話だな。そんで、俺達が対処すれば良いのか?」

「いや、それはバランさんに頼んだけど、もし要請があったら対処してやってくれ。」

「なるほどな。まぁ、その程度のダンジョンなら軍の演習に丁度良いだろうな。」

「まぁだから頼むな。」

「了~解。あっそうだ、パイラーといえばレイがお前に話したい事があるって言ってたぞ。」

「そうなのか?分かった今から行ってみる。」

「おう。じゃあな。」

俺達はそのまま別れて、俺はアイテムボックス改から出て、バトさんに声を掛けた。

「バトさんすいません。レイって何処に居ますか?」

「レイ様でしたら今は下の階の執務室にいらっしゃいますが、お呼び致しますか?」

「そうですね。忙しくなければ、自分に話があるみたいだったんで。」

「承知致しました。」

バトさんはそう言うとレイを呼びに行ってくれた。

「ごめん、待たせたかい?」

「いや、そんなに待ってないけどパイラーの事って何だ?」

「攻略組に入ってくる資材やその他の物資でパイラーから来る物が有るんだけど、不審な物が結構有ってね。」

「危険な物か?」

「いや、そういうのじゃないんだけど資材の強度が悪かったり、食料の一部に今年出来た物じゃないのがあったりして、全体的に品質が悪い物が含まれてたんだ。」

「資材は分かるけど食料とかは何が問題なんだ?」

「う~ん、シュウトは知らなくても仕方が無いけど、他の領地に輸出する際はそういう事が有ったら駄目なんだよ。」

「信用問題って事か?」

「そうだね。その上、混ざってる物は自分の領地であっても家畜用にする様な物も有ったから。」

「そんなに酷いのか。」

「まぁ健康を害する物じゃないし、見る人が見れば判るって程度なんだけど、それが他の領地から入って来たのが問題なんだ。だから師匠にお願いして、一寸調べてもらったんだけど他の領地のもそういう状態だったみたいだから領主のバラン公爵にも話を聞いてもらおうと思ってね。」

「なるほど、なら今から・・・忙しくないのか?」

「大丈夫、今直ぐやる必要な事はまだ無いから。」

「そうか、なら行くか。」

俺達はそういうと領都パイラーに転送し、領主邸に着くとジュトーさんにお願いして、バランさんの執務室に案内してもらった。

「シュウト殿、どうされた?ん?そちらはレイ殿か。」

バランさんがそう言うとレイは深々とお辞儀をした。

「バラン殿失礼します。これはリーグ陛下、ガシュウ教皇陛下、お久しぶりで御座います。」

「攻略組のレイ殿、もしかして例の事をバラン殿に聞きに来たのかのぅ。」

「陛下も御存知でしたか。」

「ハロルド殿から進言があったからの。真相を確かめようと丁度居たガシュウに頼んで此処まで来たのじゃ。」

「そうでしたか、それは丁度良かったです。此方が師匠に調べて頂いた報告書になります。」

レイはそう言うとマジックバッグの中から書類を出してリーグさんに渡した。

「うむ。バラン殿、先に拝見しても良いか?」

「ハッ!」

バランさんから了承を得たリーグさんは報告書に目を通した。すると、かなり問題が有ったのか、険しい表情のまま、その書類をバランさんに手渡し、バランさんもその書類に目を通した。

「こ、これは・・・。」

「どうするつもりじゃ?」

「陛下!申し訳御座いません!」

バランさんはそう言うとリーグさんに土下座をして謝った。

「まだ他には漏れて無いじゃろうが、このままいけば、お主の領の問題だけでは済まされない事になるのじゃぞ。謝っておる暇があったら直ぐに対処せよ!事と次第によっては公爵といえど罪は逃れられんぞ!」

「ハッ!早急に解決致します!ジュトー!ライトとリングスを此処に呼べ!」

「ハッ!」

バランさんはリーグさんに土下座しながらそう言うとジュトーさんは急いで2人を呼びに行った。

「閣下、失礼致します!」

そう言って入ってきた2人はリーグさんに土下座をしているバランさんを見て、ただ事ではないと感じ、2人も跪いて頭を垂れた。

「バランよ。立て、それでは話が出来んだろう。」

「ハッ!失礼致します。」

そう言って立ち上がったバランさんは2人に書類を手渡した。

「こ、これは・・・急いで調べさせます!」

「どの様な手段を取っても構わん!この様な事をした者をリングスと共に行って全て捕らえてこい!」

「「ハッ!」」

2人はそう言うと執務室から去って行った。

「早期解決に努めよ!さすれば刑罰にはせぬ。」

「ハッ!有り難き御言葉!」

「じゃが!今回の事で、被害を被った者がいた場合、損害の費用はバラン、お主に請求するものと思え!」

「御意!」

バランさんはそう言うと跪き頭を垂れた。

その後、バランさんだけではなくリーグさんからも謝られたので、レイに被害が有るのかを聞くと届けられた物資は搬入時に全て確認をして、別に保管しているから問題ないとの事だったので、謝る必要も無い事を伝えると変わりの物資に掛かる費用はバランさんが払い、届ける物資はリーグさんの方で今一度確認する事となった。

俺達はその事を書いた契約書にサインをして、攻略組に戻る事にした。

「なぁ。」

「何だい?シュウト。」

「よく気付いたな。」

「あぁ、大変な目に遭ったばかりだからね。」

「あぁ、あの時か。」

「うん。だから気付けたんだよ。」

「じゃあ、そうじゃない人はどうなんだ?」

「師匠じゃなかったら気付かないだろうね。」

「そんなにか。」

「うん。細部まで気を使ってバレない様にしてあったからね。」

「それってリーグさんやバランさんは知ってるのか?」

「報告書に記載されてるから問題ないよ。」

「そうか。でもそれだと納得出来ないんだが?」

「そこまでして利益が出るのか?って事なら多少なら出るよ。」

「多少って意味あるの?」

「無いね。有るとすれば、バラン公爵とかに恨みがあるとかじゃないかな。」

「なるほどな。」

俺達がそう話してるとパイラーの王家の邸に着いたので、攻略組の神殿前に転送した。

「兎に角、今回は見付けてくれてありがとな。」

「それが仕事だからね。」

「それでもありがとうな。これからも頼むな。」

「あぁ、任せてよ。ところでもう遅いけどこの後はどうするの?」

「そうだなぁ。ルークに今日はどうだったかも聞きたいところだし、今日はサスケの様子を見たら、もう休んで明日に備えるかな。」

「そうか。なら、また後でね。」

「おう。」

俺はそう言うと森/川フィールドに入り、サスケの様子を見に行き、細かい部分の指導をすると2人で子供達の所に向かった。

「カナエ、どうだ?」

「あっ、父ちゃんお帰りなさい。」

「おう、ただいま。」

「ボタンちゃんなら私達の祝福の影響もあって、大体は覚えたと思うよ。後はレベルを上げて、戦いの中でって感じかな。」

俺はボタンちゃんと子供達の模擬戦を見ながらカナエの頭を撫でていた。

「あっ、とうちゃんだ。」

「あっ!カナ姉、ズルい!」

2人はそう言うと模擬戦を止めて、俺に突っ込んできたので、俺は2人を撫でてあげた。すると模擬戦を終えたボタンちゃんが俺達の方を羨ましそうに見ていたので、俺はサスケに目配せをした。

サスケはそれに気付くとボタンちゃんに向かって膝を着いて両手を広げた。ボタンちゃんはそんなサスケに戸惑っていたが、サスケがボタンちゃんの事を呼ぶと嬉しそうに飛び込んで行った。

「ありがとうございます。」

「ん?ツバキ、何がだ?」

「2人の事です。」

「あぁ、元々家族なんだから俺が何もしなくてもこうなったさ。」

「それでもです。ありがとうございます。」

「そうか。」

俺達はそう言って暫く過ごすとアイテムボックス改を出て、食事を楽しむと就寝する事にした。

翌朝、ルーク達に別れを告げると再び使命を遂行する為にマップを確認して行動した。
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