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第182話 [不穏な気配。]
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「この前は洞窟でやったけど、また採掘が大変な事になったらドラウが困るかもしれないしなぁ・・・今回は火山でやるか。」
俺はそう言うと火山でSランクの魔石を作ってアイテムボックス改を出た。
「お待たせしました。」
「おぉ戻られたか。」
俺が戻るとヘラシオンさんとドルボアさん、ニックスさん、それと何やら大きな魔道具?と共にベルグさんが待っていた。
「それは何ですか?」
俺が魔道具らしき物を指さして聞くとニックスさんが答えてくれた。
「シュウト様の魔石を疑っている訳ではないという事を予めご了承下さい。」
「あぁ、はい。」
「これは魔力変換効率と塔への負担を調べる魔道具で御座います。先程もお話したようにSランクの魔石をこの塔に使用した実績は御座いません。しかも、もしかしたらシュウト様がお作りになられた魔石は魔力変換効率が高く、高純度という事ですので、アーティファクトの故障を危惧致しまして、御用意させて頂きました。」
「なるほど、確かにそれは考えてなかったです。・・・それなら。」
俺はそう言うと2つのSランクの魔石を取り出し、ニックスさんに手渡した。
「これは?」
「最初に渡した方が魔物を討伐した時の物で後の方が自分が作った魔石です。」
「ほう・・・。」
ニックスさんはそう言うと魔石をまじまじと見ていた。
「シュウト様が作った魔石の方が美しいですね。」
「そうですか?」
「恐らくですが、魔物の方は成長過程で他の魔物を食す等をして外的要因により、色々な魔力が交ざっているのに対して、シュウト様の作られた魔石はシュウト様の魔力が色濃く、それが少ないのであろうと思われます。」
「なるほど、使えそうですか?」
「問題ないとは思いますが、調べてみます。」
ニックスさんはそう言うと持ってきた魔道具に1つずつ魔石を設置して調べ始めた。
暫く待っているとニックスさんは頷きながら戻ってきた。
「どうでしたか?」
「大変素晴らしいです。シュウト様の作られた魔石は問題無く起動させるだけではなく、魔道具の魔力変換部分の魔力の詰まりまでも洗い流してくれる様で、魔道具自体の機能が蘇りました。」
「そ、それは良かったです。」
ニックスさんは興奮しながらそう言って迫ってきたので、俺はたじろぎながらそう言った。
「ニックス!落ち着きなさい!」
「あぁ、すいませんシュウト様。ですが兄上!これは凄い事なんですよ!今まで過度な使用で故障の恐れがある物や元々、変換部の不調の所為でどの様な魔道具かも分からない物までも研究出来るようになるかもしれないんですよ!」
うわぁ~本当に研究一筋なんだなぁ。それなら!
俺はニックスさんを落ち着かせる為にSランクまでの魔石を幾つか出して机の上に置いた。
「役立つなら使って下さい。」
「これはもしかして、全てシュウト様がお作りになった・・・?」
「そうですね。」
「有難う御座います!」
ニックスさんはそう言うと魔石を全て持って部屋を後にした。
「拙い!ベルグ!ニックスを追え!研究の前に塔に使えるか、調べさせよ!」
「承知致しました。」
ベルグさんはそう言うとニックスさんの後を追って出て行った。
「えぇと何かすいません。とりあえず使えなかった時の為に普通のAランクの魔石も渡しておきますね。」
俺はそう言うとAランクの魔石をどんどん出していくとヘラシオンさんに声を掛けられた。
「流石はシュウト殿だな。凄い量だが、儂も流石にそれだけの量を買う事は出来んぞ。」
「先程渡した物も含めて別に代金は要らないですよ。」
「・・・いやいや、流石にそれは出来んよ。」
「良いですって無いとこの領地の人達も困るんですし。」
「そう言われると・・・なら、10個だけ、10個だけ頂く事としよう。それだけあれば問題ないはずじゃし。」
「それだけで良いんですか?」
「問題無いはずじゃ。それだけの猶予があれば魔石を集める事も可能じゃて。」
「そうですか?まぁそれなら必要な時は攻略組まで連絡をくれれば渡しに来ますね。」
「そうじゃのぅ。ただその時は代金を払わせてくれ。そうしないと陛下や民から何を言われるか分からんからの。」
「・・・別に黙って受け取ってくれたら良いと思うんですけど。」
「そういう訳にもいかんのじゃよ。今回はシュウト殿の意向で民の為の支援という事で報告して納得してもらうつもりじゃ。」
「それなら次回も。」
「無理を言わんでくれ。今回の事でも大変な事になるのは想像に難くない事じゃて。」
俺の言葉にヘラシオンさんが困っているとドルボアさんが声を掛けてきた。
「そうです。シュウト様、魔石も財産なので、報告しないのは罪になり、譲渡となると何かあった時に王国からの支援も無くなってしまう可能性もあるのです。」
「あぁ、そういう事ですか・・・分かりました。でしたら今回は支援として勝手に置いてった事にして下さい。」
「うむ。承知した。」
「それで推測って言ってましたけど、どんな推測なのか教えて頂いてもいいですか?」
「それはじゃのぅ・・・。」
「父上、言わなければシュウト様は勝手に魔石を置いていかれますよ。」
ドルボアさん、よく分かったなぁ。
俺がそう思っているとヘラシオンさんはしぶしぶという感じで話し始めた。
「・・・もしかしたら、聖獣玄武様に何かあったのではないかと思っておるんじゃ。」
「玄武というと子供達と一緒の四聖獣ですか?」
「そうじゃ。その玄武様には兄弟が居られてな、その方が聖獣霊亀様と仰るのだが、もしかしたら玄武様に何かが起こって霊亀様が御力を行使されてるのではないかと考えたのじゃが、玄武様に何かあるなど考えられんのでのぅ。」
「なるほど、見には行かないのですか?」
「行きたくともSランクやAランクの魔物が多くて近づけんのじゃ。」
「なるほど、どの辺に居るんですか?」
「此処から北に見える雪山の頂上・・・まさか、行くつもりか!?」
「そうですね。一寸見てきます。」
「シュウト殿!流石にそれは危険じゃ!」
「大丈夫ですよ、子供達も居ますし。」
「・・・そうか、シュウト殿には三聖獣様がついておるのだったな。それならば・・・お願い出来るかのぅ?」
「分かりました。じゃあ明日にでも行ってきますね。」
「使命は良いのか?」
「急ぎじゃないみたいなんで大丈夫ですよ。」
「そうか、ではよろしく頼む。」
その後、暫く雑談した後に俺は部屋に戻ってアイテムボックス改に戻ると子供達やサスケ達に明日の予定を話して就寝した。
翌朝、目覚めた俺は朝食を食べる前にアイテムボックス改から出て千里眼を使い、玄武が居るであろう場所を確認した。
「弱ってるのか?もう1体は・・・反応は有るのに何処に居るんだ?まぁ行ったら判るだろ。」
俺はそう言うとアイテムボックス改の中に入って皆んなと朝食を進めてアイテムボックス改を出た。
「とりあえず、玄武を驚かせる訳にもいかないから少し離れた位置に転送するが、その付近にはAランクやSランクの魔物が多いから警戒は怠るなよ。」
「・・・。」
「サスケ、どうした?」
俺の発言に何かを考える様子を見せたサスケに聞くとサスケは話し始めた。
「聖獣玄武様のお側に行くでござるよなぁ?」
「そうだぞ。そう言っただろ。」
「そうでごさるよなぁ・・・その上で師匠が魔物が多いという事はかなりの数でごさると思ったでごさる。」
「そうだなぁ300体以上は居ると思うぞ。」
「やはりそうでごさるか。」
「それがどうしたんだ?」
「玄武様のいる場合は聖域だと思うでごさるが、確かにAランクやSランクの魔物が居てもおかしくは無いでござるが、あまりにも多いでござるよ。」
「そうなのか?確かに玄武は弱ってる感じがしたがそれが原因か?」
「弱ってる!?・・・いや、弱ってたとしてもその数はおかしいでござる。」
サスケの言葉が気になったので子供達の方を見た。
「お前達が居た場所はそこまで多くなかったのか?」
「たぶん、いなかったよ。」
「メグミの所も居ても100体ぐらいだったよ。」
「私の周りには居なかったからダンジョンに行ってた。」
「そうか・・・警戒レベルを上げた方が良さそうだな。」
「そうでござるな。玄武様が弱ってるっていうのも気になるでござるし、警戒しつつ、早く行くでござるよ。」
「あっ!そういえばボタンちゃんはどうする?」
「ボクがのせていくよ。」
「そうか、ならお前達はカバーしつつ・・・ボタンちゃんは魔法は使えたっけか?」
「つかえるよ。ボクたちがしゅくふくしたときにね。」
「種類は?」
「カナ姉のも含めて3種類の刃を10mくらい離れててもある程度は当てれる様になったかな。」
「そうか・・・なら大丈夫か・・・サスケ、子供達か守った状態からの魔法での遠距離攻撃なら大丈夫か?」
「ボタンの魔力量が心配でござるが、休み休み放てば問題ないと思うでござる。」
「そうか、ならお前達にボタンちゃんの警護とレベリングを頼む。」
「「「は~い。」」」
「ボタンちゃんは自分の魔力量を計算しての戦闘訓練だが、やれるか?」
「大丈夫です。頑張ります。」
「ん。偉いぞ。それが出来る様になってレベルを上げたらサスケ達が修行を終えて攻略組に行ってもシンジの傍でなら着いてきても良いからな。」
俺がそう言うとボタンちゃんは、やる気に満ち溢れた目になり、逆にサスケ達は寂しさで一杯って顔でボタンちゃんを見ていた。
「但し、ボタンちゃんが15歳になるまでは毎日、攻略組に帰ってお父さんやお姉ちゃんと過ごす事、分かったかい?」
「はい。分かりました。」
それを聞いた2人はホッとした表情でボタンちゃんを見ていた。
「ほら!そこの2人は一喜一憂してないで気合いを入れろ!もう行くぞ!」
「承知したでござる!」
「御意!」
俺がそう言うと2人は気合いを入れ直してそう言ったので、玄武から少し離れた場所に転送ゲートを展開して移動した。
すると予想通り、玄武を中心に集まっていた魔物が俺達の方を目掛けて移動を開始した。
「う~ん。この感じは誰かが操ってるのか?」
「そうなのでござるか?」
「あぁ、反対側に居る魔物まで俺達の方を目指してる感じだからな。そろそろ第一波が来るぞ。」
「承知したでござる!」
「御意!」
俺はそう言うと火山でSランクの魔石を作ってアイテムボックス改を出た。
「お待たせしました。」
「おぉ戻られたか。」
俺が戻るとヘラシオンさんとドルボアさん、ニックスさん、それと何やら大きな魔道具?と共にベルグさんが待っていた。
「それは何ですか?」
俺が魔道具らしき物を指さして聞くとニックスさんが答えてくれた。
「シュウト様の魔石を疑っている訳ではないという事を予めご了承下さい。」
「あぁ、はい。」
「これは魔力変換効率と塔への負担を調べる魔道具で御座います。先程もお話したようにSランクの魔石をこの塔に使用した実績は御座いません。しかも、もしかしたらシュウト様がお作りになられた魔石は魔力変換効率が高く、高純度という事ですので、アーティファクトの故障を危惧致しまして、御用意させて頂きました。」
「なるほど、確かにそれは考えてなかったです。・・・それなら。」
俺はそう言うと2つのSランクの魔石を取り出し、ニックスさんに手渡した。
「これは?」
「最初に渡した方が魔物を討伐した時の物で後の方が自分が作った魔石です。」
「ほう・・・。」
ニックスさんはそう言うと魔石をまじまじと見ていた。
「シュウト様が作った魔石の方が美しいですね。」
「そうですか?」
「恐らくですが、魔物の方は成長過程で他の魔物を食す等をして外的要因により、色々な魔力が交ざっているのに対して、シュウト様の作られた魔石はシュウト様の魔力が色濃く、それが少ないのであろうと思われます。」
「なるほど、使えそうですか?」
「問題ないとは思いますが、調べてみます。」
ニックスさんはそう言うと持ってきた魔道具に1つずつ魔石を設置して調べ始めた。
暫く待っているとニックスさんは頷きながら戻ってきた。
「どうでしたか?」
「大変素晴らしいです。シュウト様の作られた魔石は問題無く起動させるだけではなく、魔道具の魔力変換部分の魔力の詰まりまでも洗い流してくれる様で、魔道具自体の機能が蘇りました。」
「そ、それは良かったです。」
ニックスさんは興奮しながらそう言って迫ってきたので、俺はたじろぎながらそう言った。
「ニックス!落ち着きなさい!」
「あぁ、すいませんシュウト様。ですが兄上!これは凄い事なんですよ!今まで過度な使用で故障の恐れがある物や元々、変換部の不調の所為でどの様な魔道具かも分からない物までも研究出来るようになるかもしれないんですよ!」
うわぁ~本当に研究一筋なんだなぁ。それなら!
俺はニックスさんを落ち着かせる為にSランクまでの魔石を幾つか出して机の上に置いた。
「役立つなら使って下さい。」
「これはもしかして、全てシュウト様がお作りになった・・・?」
「そうですね。」
「有難う御座います!」
ニックスさんはそう言うと魔石を全て持って部屋を後にした。
「拙い!ベルグ!ニックスを追え!研究の前に塔に使えるか、調べさせよ!」
「承知致しました。」
ベルグさんはそう言うとニックスさんの後を追って出て行った。
「えぇと何かすいません。とりあえず使えなかった時の為に普通のAランクの魔石も渡しておきますね。」
俺はそう言うとAランクの魔石をどんどん出していくとヘラシオンさんに声を掛けられた。
「流石はシュウト殿だな。凄い量だが、儂も流石にそれだけの量を買う事は出来んぞ。」
「先程渡した物も含めて別に代金は要らないですよ。」
「・・・いやいや、流石にそれは出来んよ。」
「良いですって無いとこの領地の人達も困るんですし。」
「そう言われると・・・なら、10個だけ、10個だけ頂く事としよう。それだけあれば問題ないはずじゃし。」
「それだけで良いんですか?」
「問題無いはずじゃ。それだけの猶予があれば魔石を集める事も可能じゃて。」
「そうですか?まぁそれなら必要な時は攻略組まで連絡をくれれば渡しに来ますね。」
「そうじゃのぅ。ただその時は代金を払わせてくれ。そうしないと陛下や民から何を言われるか分からんからの。」
「・・・別に黙って受け取ってくれたら良いと思うんですけど。」
「そういう訳にもいかんのじゃよ。今回はシュウト殿の意向で民の為の支援という事で報告して納得してもらうつもりじゃ。」
「それなら次回も。」
「無理を言わんでくれ。今回の事でも大変な事になるのは想像に難くない事じゃて。」
俺の言葉にヘラシオンさんが困っているとドルボアさんが声を掛けてきた。
「そうです。シュウト様、魔石も財産なので、報告しないのは罪になり、譲渡となると何かあった時に王国からの支援も無くなってしまう可能性もあるのです。」
「あぁ、そういう事ですか・・・分かりました。でしたら今回は支援として勝手に置いてった事にして下さい。」
「うむ。承知した。」
「それで推測って言ってましたけど、どんな推測なのか教えて頂いてもいいですか?」
「それはじゃのぅ・・・。」
「父上、言わなければシュウト様は勝手に魔石を置いていかれますよ。」
ドルボアさん、よく分かったなぁ。
俺がそう思っているとヘラシオンさんはしぶしぶという感じで話し始めた。
「・・・もしかしたら、聖獣玄武様に何かあったのではないかと思っておるんじゃ。」
「玄武というと子供達と一緒の四聖獣ですか?」
「そうじゃ。その玄武様には兄弟が居られてな、その方が聖獣霊亀様と仰るのだが、もしかしたら玄武様に何かが起こって霊亀様が御力を行使されてるのではないかと考えたのじゃが、玄武様に何かあるなど考えられんのでのぅ。」
「なるほど、見には行かないのですか?」
「行きたくともSランクやAランクの魔物が多くて近づけんのじゃ。」
「なるほど、どの辺に居るんですか?」
「此処から北に見える雪山の頂上・・・まさか、行くつもりか!?」
「そうですね。一寸見てきます。」
「シュウト殿!流石にそれは危険じゃ!」
「大丈夫ですよ、子供達も居ますし。」
「・・・そうか、シュウト殿には三聖獣様がついておるのだったな。それならば・・・お願い出来るかのぅ?」
「分かりました。じゃあ明日にでも行ってきますね。」
「使命は良いのか?」
「急ぎじゃないみたいなんで大丈夫ですよ。」
「そうか、ではよろしく頼む。」
その後、暫く雑談した後に俺は部屋に戻ってアイテムボックス改に戻ると子供達やサスケ達に明日の予定を話して就寝した。
翌朝、目覚めた俺は朝食を食べる前にアイテムボックス改から出て千里眼を使い、玄武が居るであろう場所を確認した。
「弱ってるのか?もう1体は・・・反応は有るのに何処に居るんだ?まぁ行ったら判るだろ。」
俺はそう言うとアイテムボックス改の中に入って皆んなと朝食を進めてアイテムボックス改を出た。
「とりあえず、玄武を驚かせる訳にもいかないから少し離れた位置に転送するが、その付近にはAランクやSランクの魔物が多いから警戒は怠るなよ。」
「・・・。」
「サスケ、どうした?」
俺の発言に何かを考える様子を見せたサスケに聞くとサスケは話し始めた。
「聖獣玄武様のお側に行くでござるよなぁ?」
「そうだぞ。そう言っただろ。」
「そうでごさるよなぁ・・・その上で師匠が魔物が多いという事はかなりの数でごさると思ったでごさる。」
「そうだなぁ300体以上は居ると思うぞ。」
「やはりそうでごさるか。」
「それがどうしたんだ?」
「玄武様のいる場合は聖域だと思うでごさるが、確かにAランクやSランクの魔物が居てもおかしくは無いでござるが、あまりにも多いでござるよ。」
「そうなのか?確かに玄武は弱ってる感じがしたがそれが原因か?」
「弱ってる!?・・・いや、弱ってたとしてもその数はおかしいでござる。」
サスケの言葉が気になったので子供達の方を見た。
「お前達が居た場所はそこまで多くなかったのか?」
「たぶん、いなかったよ。」
「メグミの所も居ても100体ぐらいだったよ。」
「私の周りには居なかったからダンジョンに行ってた。」
「そうか・・・警戒レベルを上げた方が良さそうだな。」
「そうでござるな。玄武様が弱ってるっていうのも気になるでござるし、警戒しつつ、早く行くでござるよ。」
「あっ!そういえばボタンちゃんはどうする?」
「ボクがのせていくよ。」
「そうか、ならお前達はカバーしつつ・・・ボタンちゃんは魔法は使えたっけか?」
「つかえるよ。ボクたちがしゅくふくしたときにね。」
「種類は?」
「カナ姉のも含めて3種類の刃を10mくらい離れててもある程度は当てれる様になったかな。」
「そうか・・・なら大丈夫か・・・サスケ、子供達か守った状態からの魔法での遠距離攻撃なら大丈夫か?」
「ボタンの魔力量が心配でござるが、休み休み放てば問題ないと思うでござる。」
「そうか、ならお前達にボタンちゃんの警護とレベリングを頼む。」
「「「は~い。」」」
「ボタンちゃんは自分の魔力量を計算しての戦闘訓練だが、やれるか?」
「大丈夫です。頑張ります。」
「ん。偉いぞ。それが出来る様になってレベルを上げたらサスケ達が修行を終えて攻略組に行ってもシンジの傍でなら着いてきても良いからな。」
俺がそう言うとボタンちゃんは、やる気に満ち溢れた目になり、逆にサスケ達は寂しさで一杯って顔でボタンちゃんを見ていた。
「但し、ボタンちゃんが15歳になるまでは毎日、攻略組に帰ってお父さんやお姉ちゃんと過ごす事、分かったかい?」
「はい。分かりました。」
それを聞いた2人はホッとした表情でボタンちゃんを見ていた。
「ほら!そこの2人は一喜一憂してないで気合いを入れろ!もう行くぞ!」
「承知したでござる!」
「御意!」
俺がそう言うと2人は気合いを入れ直してそう言ったので、玄武から少し離れた場所に転送ゲートを展開して移動した。
すると予想通り、玄武を中心に集まっていた魔物が俺達の方を目掛けて移動を開始した。
「う~ん。この感じは誰かが操ってるのか?」
「そうなのでござるか?」
「あぁ、反対側に居る魔物まで俺達の方を目指してる感じだからな。そろそろ第一波が来るぞ。」
「承知したでござる!」
「御意!」
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