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第188話 [依頼。]
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邪の魔石と聖石の検証を行った俺達はマジックバッグに邪の魔石と聖石をしまうと今後の事を少し話して解散し、ガシュウさんは死国の標(破損)をマジックバッグに入れて教国へと飛んで行った。
「では、余達も行くかの。」
「そうですね。」
俺達がそう言って執務室を出ようとすると突然扉が開き、人がなだれ込んできた。
「陛下!大・・・シ、シュウト様でしたか・・・お前達、下がって良い。」
「ハッ!」
兵士の人達はそう言うとセドさんと執事らしき人を残して執務室を後にした。
「お久しぶりですセドさん、それとえぇと。」
「執事長を任されております、バルーサと申します、バルとお呼び下さい。シュウト様に出会えた事、光栄に存じ上げます。」
あれ?俺の事知ってる?
俺がそう思っているとセドさんが話し掛けてきた。
「シュウト様、執事長として国王の傍にいる必要がありますので、勝手ながら契約を済ませております。」
「あぁ、なるほど・・・もしかしてバトさんの息子さんですか?」
「はい。父の跡目を継いで、執事長をさせて頂いております。」
「なら、もしかしてメイド長の方は奥さんですか?」
「いえ、ナーニヤは妹でございます。」
「ナーニヤさんですね。覚えておきます。その方も?」
「はい。契約は済ませております。今は総括会議中ですので、挨拶に参る事が出来ず、申し訳ありません。」
「大丈夫ですよ。」
「それでシュウト様が来られたという事は進展がありましたでしょうか?」
バルさんとの話し終えるとセドさんが聞いてきたが、俺が答える前にリーグさんが答えた。
「魔物工場のやり口が全てでは無いだろうが一部は分かったが、1つは教国でしか対抗策を模索出来ない故、ガシュウが持って行った。もう1つは此処で対抗策である魔道具を創る計画になった為、今から魔道具開発部へ行こうとしていたのじゃ。」
「承知致しました。では、私も同行致します。」
「うむ。ギール殿もそこに居るな。」
「はい。先程、様子を確認した際はまだ居りました。」
「では、行くぞ。」
リーグさんはそう言うと先に歩き始めたので俺達は後に着いて行った。
暫く歩くと聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「だ~か~ら~そこは省いて良いのってさっきから言ってるでしょ!」
「然しそれでは耐久値の問題が!」
「それも説明したわよね。あの合金ならその耐久値の問題も解決するの!」
「ですが、より安全性を高めるためには!」
「だ~か~ら~必要ないんだって!」
「何を騒いでおるか!」
中に入るとギールさんが研究者っぽい人達と言い争いをしていたので、リーグさんが中に入るなり、一喝すると中に居た人達は全員が臣下の礼をしていた。
「陛下の質問に答えぬか。」
「ハッ!城に設置する砲台の件で改良したいとギール様が仰ったので、お聞きしたところ安全性に問題があると思われましたので具申しておりましたが、ギール様は安全性を無視して効率を重視しようとしてるので。」
「こう申していますがギール殿は如何か?」
「安全性は以前の物より上がっていると話しているのですが、頭が固い彼等には理解が出来ない様でして、魔力回路の変更を認めないのです。」
「なっ!!!」
「静かに。」
「・・・。」
セドさんがお互いの話を聞くとギールさんの言葉に一瞬、騒がしくなりそうだったがセドさんは制止した。
「それで余の城壁に取り付ける砲台を改良した場合、何が変わるのじゃ?」
「ハッ!魔力回路で内部を保護する回路の部分を単純化する事で連射性の向上、エネルギー消費の無駄を省きます。そして、火力の上昇が可能です。」
「ふむ。良い事に聞こえるが何が駄目なんじゃ?その方らの意見は何じゃ?」
「ハッ!それをすれば魔力回路は良くなるかもしれませんが、砲台自体の強度を弱めると思われます。」
「だ~か~ら・・・・・」
「静かに。」
セドさんが制止したが、お互いに睨み合っていたので、俺はリーグさんに声を掛けた。
「リーグさん、1つ良いですか?」
「シュウト殿、何じゃな?」
「これはお互い、実地試験や試射等を行った結果なんですか?」
「研究者でもない君にな・・・・・」
「トルバ!」
「ハッ!」
俺の意見を聞いて研究者の方の人が文句を言って来ようとしたが全てを言い切る前にトルバの圧を受けて、気を失いそうになっていたので、トルバを一喝して制止した。
「それでどうなんですか?」
「私はある程度,実験を繰り返した結果よ。」
「其方は?」
「計算をすれば分かります。」
「実験は行ってはいないと。」
「そ、そう・・・ですが!」
「ギールさん、その砲台に使われてるのは聖魔導合金ですよね。」
「そうよ。でもあの時よりも研究して砲台向きで強度が増した物に仕上がってるわよ。」
「だ、そうですが、その金属は調べましたか?」
「いや・・・ですが、あの威力です。幾ら改良したとはいえ、強度は差程変わらないでしょう。」
「つまり実験はしていないと?」
「は、はい。ですが!」
「あっ、もう大丈夫です。ギールさんの言い方も悪いですよ。」
「何がよ。」
「その言い方だったんでしょ?」
「だから何よ。」
「砲台向きって伝えたって事ですよ。」
「えぇ、そうよ。」
「それだと一寸改良したとしか、聞こえないでしょ。多分、そうじゃないでしょ?」
「まぁ、ガルンと実験を繰り返したからね。」
「それだと砲台向きというより、砲台専用なんでしょ?」
「だからそう言ったじゃない。同じ事でしょ?」
「違いますよ。ですよねぇ。」
ギールさんに聞かれたので研究者の人に聞いてみた。
「砲台専用・・・しかも、開発者と思われる方と研究、いや実験を繰り返したとなれば話は変わります。その性能は段違いでしょう。それならば単純化した方が格段に砲台の性能は上がるでしょう。」
「ほらね。」
ギールさんはさっきまでのは何だったのって顔で研究者達を見ていた。
「解決したようじゃのぅ。セドリック卿。」
「そのようですね。陛下。では、解決で良いな。」
「ハッ!問題ありません。此方でもこれより試作品を造り、実験を繰り返し、安全性を確認後、今在る砲台と随時交換していきます。」
「よろしい。では、交換後の砲台は他の都市に設置出来る様に丁重に扱う様に。」
「ハッ!承知致しました!」
「では、ギール殿は此方に至急取り組んで頂きたい件がございます。」
「ハッ!」
そう言うと研究者の人達を残して俺達は執務室に戻ってきた。
「それで陛下、シュウト君が此処にいるということは、かなりの緊急事態ですか?」
「そうじゃ、ある物を探知・捜索出来る魔道具を創ってほしいのじゃが、その前にギール殿は魔力抵抗、魔力量共にどの程度有るのだ?」
「ハッ!今のステータス数値はこちらです。」
ギールさんはそう言うと膝を着き、カードを差し出し、それをセドさんが受け取ってリーグさんに渡した。
「ふむ。これならばギリギリ問題なかろう。シュウト殿、聖石は3人分有るかのぅ?」
「有りますよ。でも3人分で良いんですか?」
俺はそう言うと聖石を3つ、リーグさんに手渡し、受け取ったリーグさんはセドさんとバルさんに手渡した。
「シュウト殿、ギール殿には直接感じてもらうつもりじゃ。ギール殿、今から探知してもらう物を出してもらうので心せよ。」
「ハッ!」
「では、シュウト殿、頼む。」
「じゃあ出しますね。」
俺はそう言うと1つ1つ説明しながら取り出し、ギールさんに見せていった。
流石に一番凶悪な邪竜の魔石を取り出した時にギールさんがかなり体調が悪そうになったので、聖石を取り出してギールさんに渡した。
「た、確かにこんな物が有っては危険ですわね。」
「どうじゃ、創れそうか?」
「そうですねぇ・・・もう1人くらいは魔道具開発者が欲しいところですわ。」
「それならばガシュウ教皇が今、教国一番の魔道具開発者を連れて来る。他に必要な物は有るか?」
「充分な結界を施した部屋と後はガルンが居れば問題ないかと。後は聖石でしたか、コレを人数分。」
「元々の物が無いんで後1人分しかないですね。」
「元々の物?」
俺の言葉にギールさんがそう反応したので、俺は原料が邪の魔石で俺が造った事を説明すると呆れた顔で俺の方を見てきた。
「相変わらず、無茶苦茶ね。」
「まぁ、やってみたら出来たって感じですね。」
「ところでシュウト様、1つ宜しいでしょうか?」
「はい。何ですか?」
ギールさんと話しているとセドさんが聞いてきたので了承すると何かを決意した様な表情に変わったセドさんが聞いてきた。
「先程、トルバ殿と仰られた方はもしかして・・・。」
「あっ、紹介しますね。新しく従魔に成った玄武です。」
俺がそう言うとリーグさん以外の全員が跪きそうになるのをなんとか耐えていた。
「人化をしている時は畏まる必要はない。シュウト様専属の執事だと思ってくれたら良い。儂がトルバで、こっちのがコクじゃ。これからもよろしくの。」
「コクだ。よろしくな。」
「ん?執事のつもりだったのか?」
「はい。人化した私の見た目からその方が良いかと。」
「なら、こういう場所ならそれでも良いけど、執事の勉強をしないとな。」
「承知致しました。」
「俺から攻略組のバトさんに頼んでみるよ。」
「宜しくお願い致します。」
「その間、コクはどうする?」
「俺は別に・・・。」
「よし、お前も人化状態の練習な。戦闘訓練もしてもらうけど、加減だけはしろよ。」
「えぇぇ・・・。」
「ん?問題か?」
「いや・・・わぁたよ。」
「お話は終わったかしら?」
トルバ達との話が終わるとギールさんが話し掛けてきた。
「何ですか?」
「邪の魔石にクリーンを掛けて浄化したら聖石に成ったのよね?」
「そうですね。」
「なら、普通の魔石にシュウト君のクリーンを込めたらどうなるの?」
「あっ、そうか!態々、邪の魔石を探してクリーンで聖石にしなくても出来るかも!・・・あっ!でも此処では出来ないんで後でしますね。」
「何で出来ないのよ。魔石なら有るわよ。」
「いやぁ~そういう事ではないんですよ。」
「なら、どういう事よ。」
ギールさんに聞かれた俺はどうなるかを詳しく説明した。
「はぁ~、相変わらず無茶苦茶ねぇ。確かに此処でしたら聖域みたいな環境なっちゃうわね。」
「そうではない。」
ギールさんの言葉にトルバが反応した。
「では、余達も行くかの。」
「そうですね。」
俺達がそう言って執務室を出ようとすると突然扉が開き、人がなだれ込んできた。
「陛下!大・・・シ、シュウト様でしたか・・・お前達、下がって良い。」
「ハッ!」
兵士の人達はそう言うとセドさんと執事らしき人を残して執務室を後にした。
「お久しぶりですセドさん、それとえぇと。」
「執事長を任されております、バルーサと申します、バルとお呼び下さい。シュウト様に出会えた事、光栄に存じ上げます。」
あれ?俺の事知ってる?
俺がそう思っているとセドさんが話し掛けてきた。
「シュウト様、執事長として国王の傍にいる必要がありますので、勝手ながら契約を済ませております。」
「あぁ、なるほど・・・もしかしてバトさんの息子さんですか?」
「はい。父の跡目を継いで、執事長をさせて頂いております。」
「なら、もしかしてメイド長の方は奥さんですか?」
「いえ、ナーニヤは妹でございます。」
「ナーニヤさんですね。覚えておきます。その方も?」
「はい。契約は済ませております。今は総括会議中ですので、挨拶に参る事が出来ず、申し訳ありません。」
「大丈夫ですよ。」
「それでシュウト様が来られたという事は進展がありましたでしょうか?」
バルさんとの話し終えるとセドさんが聞いてきたが、俺が答える前にリーグさんが答えた。
「魔物工場のやり口が全てでは無いだろうが一部は分かったが、1つは教国でしか対抗策を模索出来ない故、ガシュウが持って行った。もう1つは此処で対抗策である魔道具を創る計画になった為、今から魔道具開発部へ行こうとしていたのじゃ。」
「承知致しました。では、私も同行致します。」
「うむ。ギール殿もそこに居るな。」
「はい。先程、様子を確認した際はまだ居りました。」
「では、行くぞ。」
リーグさんはそう言うと先に歩き始めたので俺達は後に着いて行った。
暫く歩くと聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「だ~か~ら~そこは省いて良いのってさっきから言ってるでしょ!」
「然しそれでは耐久値の問題が!」
「それも説明したわよね。あの合金ならその耐久値の問題も解決するの!」
「ですが、より安全性を高めるためには!」
「だ~か~ら~必要ないんだって!」
「何を騒いでおるか!」
中に入るとギールさんが研究者っぽい人達と言い争いをしていたので、リーグさんが中に入るなり、一喝すると中に居た人達は全員が臣下の礼をしていた。
「陛下の質問に答えぬか。」
「ハッ!城に設置する砲台の件で改良したいとギール様が仰ったので、お聞きしたところ安全性に問題があると思われましたので具申しておりましたが、ギール様は安全性を無視して効率を重視しようとしてるので。」
「こう申していますがギール殿は如何か?」
「安全性は以前の物より上がっていると話しているのですが、頭が固い彼等には理解が出来ない様でして、魔力回路の変更を認めないのです。」
「なっ!!!」
「静かに。」
「・・・。」
セドさんがお互いの話を聞くとギールさんの言葉に一瞬、騒がしくなりそうだったがセドさんは制止した。
「それで余の城壁に取り付ける砲台を改良した場合、何が変わるのじゃ?」
「ハッ!魔力回路で内部を保護する回路の部分を単純化する事で連射性の向上、エネルギー消費の無駄を省きます。そして、火力の上昇が可能です。」
「ふむ。良い事に聞こえるが何が駄目なんじゃ?その方らの意見は何じゃ?」
「ハッ!それをすれば魔力回路は良くなるかもしれませんが、砲台自体の強度を弱めると思われます。」
「だ~か~ら・・・・・」
「静かに。」
セドさんが制止したが、お互いに睨み合っていたので、俺はリーグさんに声を掛けた。
「リーグさん、1つ良いですか?」
「シュウト殿、何じゃな?」
「これはお互い、実地試験や試射等を行った結果なんですか?」
「研究者でもない君にな・・・・・」
「トルバ!」
「ハッ!」
俺の意見を聞いて研究者の方の人が文句を言って来ようとしたが全てを言い切る前にトルバの圧を受けて、気を失いそうになっていたので、トルバを一喝して制止した。
「それでどうなんですか?」
「私はある程度,実験を繰り返した結果よ。」
「其方は?」
「計算をすれば分かります。」
「実験は行ってはいないと。」
「そ、そう・・・ですが!」
「ギールさん、その砲台に使われてるのは聖魔導合金ですよね。」
「そうよ。でもあの時よりも研究して砲台向きで強度が増した物に仕上がってるわよ。」
「だ、そうですが、その金属は調べましたか?」
「いや・・・ですが、あの威力です。幾ら改良したとはいえ、強度は差程変わらないでしょう。」
「つまり実験はしていないと?」
「は、はい。ですが!」
「あっ、もう大丈夫です。ギールさんの言い方も悪いですよ。」
「何がよ。」
「その言い方だったんでしょ?」
「だから何よ。」
「砲台向きって伝えたって事ですよ。」
「えぇ、そうよ。」
「それだと一寸改良したとしか、聞こえないでしょ。多分、そうじゃないでしょ?」
「まぁ、ガルンと実験を繰り返したからね。」
「それだと砲台向きというより、砲台専用なんでしょ?」
「だからそう言ったじゃない。同じ事でしょ?」
「違いますよ。ですよねぇ。」
ギールさんに聞かれたので研究者の人に聞いてみた。
「砲台専用・・・しかも、開発者と思われる方と研究、いや実験を繰り返したとなれば話は変わります。その性能は段違いでしょう。それならば単純化した方が格段に砲台の性能は上がるでしょう。」
「ほらね。」
ギールさんはさっきまでのは何だったのって顔で研究者達を見ていた。
「解決したようじゃのぅ。セドリック卿。」
「そのようですね。陛下。では、解決で良いな。」
「ハッ!問題ありません。此方でもこれより試作品を造り、実験を繰り返し、安全性を確認後、今在る砲台と随時交換していきます。」
「よろしい。では、交換後の砲台は他の都市に設置出来る様に丁重に扱う様に。」
「ハッ!承知致しました!」
「では、ギール殿は此方に至急取り組んで頂きたい件がございます。」
「ハッ!」
そう言うと研究者の人達を残して俺達は執務室に戻ってきた。
「それで陛下、シュウト君が此処にいるということは、かなりの緊急事態ですか?」
「そうじゃ、ある物を探知・捜索出来る魔道具を創ってほしいのじゃが、その前にギール殿は魔力抵抗、魔力量共にどの程度有るのだ?」
「ハッ!今のステータス数値はこちらです。」
ギールさんはそう言うと膝を着き、カードを差し出し、それをセドさんが受け取ってリーグさんに渡した。
「ふむ。これならばギリギリ問題なかろう。シュウト殿、聖石は3人分有るかのぅ?」
「有りますよ。でも3人分で良いんですか?」
俺はそう言うと聖石を3つ、リーグさんに手渡し、受け取ったリーグさんはセドさんとバルさんに手渡した。
「シュウト殿、ギール殿には直接感じてもらうつもりじゃ。ギール殿、今から探知してもらう物を出してもらうので心せよ。」
「ハッ!」
「では、シュウト殿、頼む。」
「じゃあ出しますね。」
俺はそう言うと1つ1つ説明しながら取り出し、ギールさんに見せていった。
流石に一番凶悪な邪竜の魔石を取り出した時にギールさんがかなり体調が悪そうになったので、聖石を取り出してギールさんに渡した。
「た、確かにこんな物が有っては危険ですわね。」
「どうじゃ、創れそうか?」
「そうですねぇ・・・もう1人くらいは魔道具開発者が欲しいところですわ。」
「それならばガシュウ教皇が今、教国一番の魔道具開発者を連れて来る。他に必要な物は有るか?」
「充分な結界を施した部屋と後はガルンが居れば問題ないかと。後は聖石でしたか、コレを人数分。」
「元々の物が無いんで後1人分しかないですね。」
「元々の物?」
俺の言葉にギールさんがそう反応したので、俺は原料が邪の魔石で俺が造った事を説明すると呆れた顔で俺の方を見てきた。
「相変わらず、無茶苦茶ね。」
「まぁ、やってみたら出来たって感じですね。」
「ところでシュウト様、1つ宜しいでしょうか?」
「はい。何ですか?」
ギールさんと話しているとセドさんが聞いてきたので了承すると何かを決意した様な表情に変わったセドさんが聞いてきた。
「先程、トルバ殿と仰られた方はもしかして・・・。」
「あっ、紹介しますね。新しく従魔に成った玄武です。」
俺がそう言うとリーグさん以外の全員が跪きそうになるのをなんとか耐えていた。
「人化をしている時は畏まる必要はない。シュウト様専属の執事だと思ってくれたら良い。儂がトルバで、こっちのがコクじゃ。これからもよろしくの。」
「コクだ。よろしくな。」
「ん?執事のつもりだったのか?」
「はい。人化した私の見た目からその方が良いかと。」
「なら、こういう場所ならそれでも良いけど、執事の勉強をしないとな。」
「承知致しました。」
「俺から攻略組のバトさんに頼んでみるよ。」
「宜しくお願い致します。」
「その間、コクはどうする?」
「俺は別に・・・。」
「よし、お前も人化状態の練習な。戦闘訓練もしてもらうけど、加減だけはしろよ。」
「えぇぇ・・・。」
「ん?問題か?」
「いや・・・わぁたよ。」
「お話は終わったかしら?」
トルバ達との話が終わるとギールさんが話し掛けてきた。
「何ですか?」
「邪の魔石にクリーンを掛けて浄化したら聖石に成ったのよね?」
「そうですね。」
「なら、普通の魔石にシュウト君のクリーンを込めたらどうなるの?」
「あっ、そうか!態々、邪の魔石を探してクリーンで聖石にしなくても出来るかも!・・・あっ!でも此処では出来ないんで後でしますね。」
「何で出来ないのよ。魔石なら有るわよ。」
「いやぁ~そういう事ではないんですよ。」
「なら、どういう事よ。」
ギールさんに聞かれた俺はどうなるかを詳しく説明した。
「はぁ~、相変わらず無茶苦茶ねぇ。確かに此処でしたら聖域みたいな環境なっちゃうわね。」
「そうではない。」
ギールさんの言葉にトルバが反応した。
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