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第198話 [ボタンちゃんの成長と2人の合格。]
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転送でサスケ達が居る階層まで来た俺達は戦闘の邪魔にならない様に気を付けながら近付いていった。
暫くして追い付くとツバキの戦闘をサスケが仁王立ちで見ていたので声を掛けた。
「もう何周かしたのか?」
「5週目でござる。」
「それは待たせたな。」
「各々の動きを確認しながら戦ってるでござるから問題ないでござるよ。それよりもボタンは一段と強くなった感じがするでござるが一気にレベルでも上がったでござるか?」
「まぁ、それはツバキが落ち着いたら移動して話すよ。」
「承知でござる。ツバキ!師匠達が到着したでござる!」
サスケがそう言うとミノタウロスと戦っていたツバキが影に消えたと思った瞬間、ミノタウロスの首を飛ばして倒していた。
「お待たせ致しました。」
「待たせたのはこっちだから謝る必要はないぞ。それよりも話せる場所に行きたいから階層を降る階段まで行こうか。」
俺はそう言うと転送ゲートを開いて全員で移動した。
「それで師匠、ボタンはどの程度レベルを上げたでござるか?」
「ボタンちゃん、さっきのダンジョンに入る前と今だとどの位レベルは上がったんだい?」
「えぇと、5だったと思います。」
「真でござるか?」
「本当だよ。」
「そうか・・・それにしてはかなり強くなった感じがしたでござるが・・・。」
「それなら多分、アレが原因だと思うぞ。」
俺はそう言いながらボタンの太腿を指さした。
「ん?・・・見覚えが・・・何処で・・・。」
「なんだ四聖刀を知ってるのか?」
「四聖刀!!?まさか!トモエゴゼンが!!?」
「トモエさんならさっき転生してもらった。」
「なんと!?あれ程の強さを誇っていたトモエゴゼンが・・・しかし何故・・・。」
俺はサスケの疑問にトモエさんと話した内容を話した。
「なるほど、それでタイラ家がミナモト家に攻め入ったでござるか。」
「滅んだのか?」
「いや、一時的にかなりの領土が奪われたそうですが、ミナモト家の反撃でタイラ家は散り散りになったと聞いてるでござる。」
「なら何でトモエさんの所に誰も来なかったんだ?」
「元々、不仲だったと聞いてるでござるが・・・そこまでは拙者も分からないでござる。」
「あぁ、だから嵌められたって載ってたのか。」
「嵌められた?」
「そうだ。トモエさんの最期を確認したらそう載ってた。まぁ、サスケの話を聞くまでは敵陣にと思ってたけど、どうやら身内みたいだな。」
「何故そう思うでござるか?」
「じゃなかったらかなりの領土を奪われたのにも関わらず反撃は難しいだろ?」
「最初は態という事でござるか・・・確かに反撃に転じてからの速度が異常に早いとは思ったでござるが・・・アーティファクトを手に入れたという事も・・・いや、あの状況下では難しいでござるよなぁ。」
「確かに何かに覚醒して強くなった者が居て、戦況をひっくり返した線も有るがそれならトモエさんを助けに来るのが普通だろ、なんせトモエさんはかなりの強さだったんだろ?」
「そうでござるな。今の拙者には及ばないまでも冒険者時代の拙者と同等かそれ以上だったでござる。」
「それなら味方の兵士も居る状態でAランクダンジョンで死ぬと思うか?」
「思わないでござるな。」
「だろ。って事はそういう事だろ。」
「確かにそう考えるのが妥当でござるな。」
「まぁ、あくまでも推測だがな。」
「それであの四聖刀で強くなったとはどういう事でござるか?」
「それは・・・・・」
トモエさんの話に納得したサスケが質問してきたので四聖刀の説明をした。
「なるほど、それ程の物でござったか。」
「あぁ、それで分かったんだが、個々との関係性に大きく影響されるみたいだな。」
「どういう事でござるか?」
「ダンジョンボスとの戦闘を見る限り、それぞれの祝福でシンジがスピード、メグミがパワー、カナエがテクニック、トルバとコクは多分、体力か防御力って感じだろうな。」
「なるほど・・・ん!?ダンジョンボス!?」
「あぁ、ダンジョンボスとの戦闘だ。」
「え!?御三方が戦ってる隙に攻撃したとかではなくてという事でござるか!?」
「あぁ、1人で戦ってたぞ。」
「はい!?1人で!?」
「危なくなったら介入する約束をしてな。」
「・・・なるほど、攻撃を当てるなり、躱すくらいは出来る様になったでござるか。」
「勘違いしてるみたいだが、ダンジョンボスはボタンちゃん1人で倒したぞ。」
俺がそういうとサスケと今まで黙って聞いていたツバキも驚愕の表情でボタンちゃんを見た。すると見られたボタンちゃんは満面の笑みで2人にVサインを返していた。
暫く呆けていたサスケだったが、正気に戻ったのか、俺に話し掛けてきた。
「という事は・・・戦闘力だけで考えたら拙者達と引けを取らないという事でござるか?」
「いや、今のお前達には流石に無理があるな。」
俺がそう言うと2人はホッとしていた。
「まぁ、技術はまだまだだが、それでも初めて会った時のツバキよりは強いし、勝てるぞ。」
「なっ!」
俺がそう言うとツバキは再び驚いていた。
「確かに拙者が指導してる故、強さに関してはあの頃のツバキに匹敵するとは思ってござるが・・・。」
「それなら次に遭遇した魔物と戦うところを見るか?危ないと思ったら介入して良いから。」
俺がそう言うとサスケは暫く考えた後、頷いた。
「ボタンちゃん、お父さん達に良いところを見せたいかい?」
「うん♪」
「それじゃあ行こうか。」
俺達はそう言うと先に進み、先程ツバキが戦っていたミノタウロスが居たので、ボタンちゃんに合図を出した。
合図を受けたボタンちゃんは早速、爆発魔法で自分自身を吹き飛ばし、ミノタウロスの足を爪で抉り、機動力を奪うとそのまま爆発魔法を連続で繰り出し、どんどんミノタウロスの身体を抉って行き、最後に首を飛ばして倒した。
サスケ達は初めこそ驚いた表情でボタンちゃんを見ていたが、直ぐに正気に戻ったのかボタンちゃんの身体をペタペタ触っていた。
「くすぐったいよぅ。」
ボタンちゃんはそう言いながら身体をクネクネしていた。
「大丈夫みたいだぞ。四聖獣全ての祝福を得ると戦闘時に身体に膜の様な結界が張られるみたいで、さっきの爆発魔法ではビクともしないみたいだからな。」
俺がそう言うとサスケ達は再びボタンちゃんの身体を真剣に見つめて納得し、ボタンちゃんの頭を撫でていた。
「師匠、流石に初見では魔法が失敗してる様にしか見えないでござるよ。」
「俺もそう思った。」
「それなら教えてくれても良かったでござろう?」
「教えたらボタンちゃんの事を止めるだろ?」
「それはそうでござるが・・・。」
俺がそう言うとサスケは黙ってボタンちゃんを見ていた。
「まぁ、最初は魔法を失敗して吹き飛ばされたみたいだけどな。」
「いきなりやり始めたら流石に話し合う必要があるでござるよ。」
「だな。まぁその後、自分が追いつけない魔物と遭遇して、試行錯誤の結果、このスタイルになったみたいだぞ。」
「そういう事でござるか・・・しかし、この戦法は危険でござるなぁ。」
「サスケの懸念も分かるから別の戦法をサスケから離れた後にカナエに指導させるつもりだ。」
「離れた後・・・でござるか。」
「気持ちは分かるが基本は教えたんだろ?」
「・・・そうでござるな。」
「それに休みの日や毎日帰った後まで、戦闘訓練だけだと親子としての時間も無くなるぞ。」
「・・・そうでござるな!離れていた分、親子として過ごすでござるよ!」
「まぁ、頑張れ。それで戦法と分かった上でボタンちゃんの戦いぶりはどうだった?」
「ダンジョンの階層ボスの様な周囲に他の敵が居ない事が前提としてなら攻守で爆発魔法を使うのは、かなり有効な戦法でござる。」
「そうだな。敵の攻撃を爆発魔法で防ぐから敵が攻撃しようとしてもダメージを与えられるし、敵も攻撃に迷いが出るからな。他にはどうだ?」
「そうでござるなぁ・・・バランス的にスピードが他よりも頭ひとつ上でござるから敵を翻弄して戦えてるでござるな。」
「あぁ、そこが親和性だな。」
「・・・なるほど!個々の聖獣様との関係性という事でござるか!」
「1番仲が良いのがシンジだから多分そういう事だろうな。だからトルバとコクは自分自身の修行があるから直ぐには無理だろうが、ボタンちゃんには出来るだけシンジ達と共に行動してもらうつもりだ。」
「確かにその方が安全な上で強くなれるでござるな。」
「そうだな。まぁ、1つ言うとお前達もうかうかとしていられないな。」
俺がそう言うとサスケ達は暫く考えて、俺が言った意味に気付いたのか、気合いを入れ直していた。
「まぁ、雑談はさておき、俺が行く必要が有る場所まで3階層有るからお前達の修行の成果を見せて貰おうか。」
「承知したでござる。」
「御意。」
俺がそう言うとサスケ達は一目散に魔物の討伐に向かったので、俺達が話してる間に遊び始めた子供達を呼び寄せてサスケ達を追った。
サスケは気を込めた爆発力のあるスピードを活かして瞬時に魔物の懐に潜り込み、浸透系の一撃で次々と魔物を討伐していった。
ツバキはサスケの激しい動きに魔物の意識がいっている隙をついて影に潜り込んだり、幻影魔法を使い、意識を逸らして、急所へ忍者刀での一撃で討伐していった。
その2人の姿を見たボタンちゃんは目を輝かせながら2人の動きを真似ていたが上手く出来ない様で、カナエが丁寧に身体の動かし方やボタンちゃんが出来る魔法での真似方、気の扱いを教えていた。
ボタンちゃんの見取り稽古になると思った俺は戦いは2人に完全に任せて先に進み目的地の階層に辿り着いた。
「よし、そこまで!」
俺がそう言うと戦っていた2人は俺の下へ戻ってきた。
「どうだったでござるか?」
「サスケは一撃必殺にこだわり過ぎ、ツバキは相手を翻弄させる事に意識が偏り過ぎて無駄が多いな。」
俺がそう言うと2人は落ち込みつつも即座にどうすれば良かったのかを考えていたので、そんな2人を見て俺は頷くと声を掛けた。
「だが、そうやって次を考えられる様になった事も踏まえて及第点だな。」
「及第点という事は・・・。」
「一先ず合格だ。攻略組を頼むぞ。」
俺がそう言うと2人はダンジョンという事もあって声を出さずに全身で喜びを表現していた。
暫くして追い付くとツバキの戦闘をサスケが仁王立ちで見ていたので声を掛けた。
「もう何周かしたのか?」
「5週目でござる。」
「それは待たせたな。」
「各々の動きを確認しながら戦ってるでござるから問題ないでござるよ。それよりもボタンは一段と強くなった感じがするでござるが一気にレベルでも上がったでござるか?」
「まぁ、それはツバキが落ち着いたら移動して話すよ。」
「承知でござる。ツバキ!師匠達が到着したでござる!」
サスケがそう言うとミノタウロスと戦っていたツバキが影に消えたと思った瞬間、ミノタウロスの首を飛ばして倒していた。
「お待たせ致しました。」
「待たせたのはこっちだから謝る必要はないぞ。それよりも話せる場所に行きたいから階層を降る階段まで行こうか。」
俺はそう言うと転送ゲートを開いて全員で移動した。
「それで師匠、ボタンはどの程度レベルを上げたでござるか?」
「ボタンちゃん、さっきのダンジョンに入る前と今だとどの位レベルは上がったんだい?」
「えぇと、5だったと思います。」
「真でござるか?」
「本当だよ。」
「そうか・・・それにしてはかなり強くなった感じがしたでござるが・・・。」
「それなら多分、アレが原因だと思うぞ。」
俺はそう言いながらボタンの太腿を指さした。
「ん?・・・見覚えが・・・何処で・・・。」
「なんだ四聖刀を知ってるのか?」
「四聖刀!!?まさか!トモエゴゼンが!!?」
「トモエさんならさっき転生してもらった。」
「なんと!?あれ程の強さを誇っていたトモエゴゼンが・・・しかし何故・・・。」
俺はサスケの疑問にトモエさんと話した内容を話した。
「なるほど、それでタイラ家がミナモト家に攻め入ったでござるか。」
「滅んだのか?」
「いや、一時的にかなりの領土が奪われたそうですが、ミナモト家の反撃でタイラ家は散り散りになったと聞いてるでござる。」
「なら何でトモエさんの所に誰も来なかったんだ?」
「元々、不仲だったと聞いてるでござるが・・・そこまでは拙者も分からないでござる。」
「あぁ、だから嵌められたって載ってたのか。」
「嵌められた?」
「そうだ。トモエさんの最期を確認したらそう載ってた。まぁ、サスケの話を聞くまでは敵陣にと思ってたけど、どうやら身内みたいだな。」
「何故そう思うでござるか?」
「じゃなかったらかなりの領土を奪われたのにも関わらず反撃は難しいだろ?」
「最初は態という事でござるか・・・確かに反撃に転じてからの速度が異常に早いとは思ったでござるが・・・アーティファクトを手に入れたという事も・・・いや、あの状況下では難しいでござるよなぁ。」
「確かに何かに覚醒して強くなった者が居て、戦況をひっくり返した線も有るがそれならトモエさんを助けに来るのが普通だろ、なんせトモエさんはかなりの強さだったんだろ?」
「そうでござるな。今の拙者には及ばないまでも冒険者時代の拙者と同等かそれ以上だったでござる。」
「それなら味方の兵士も居る状態でAランクダンジョンで死ぬと思うか?」
「思わないでござるな。」
「だろ。って事はそういう事だろ。」
「確かにそう考えるのが妥当でござるな。」
「まぁ、あくまでも推測だがな。」
「それであの四聖刀で強くなったとはどういう事でござるか?」
「それは・・・・・」
トモエさんの話に納得したサスケが質問してきたので四聖刀の説明をした。
「なるほど、それ程の物でござったか。」
「あぁ、それで分かったんだが、個々との関係性に大きく影響されるみたいだな。」
「どういう事でござるか?」
「ダンジョンボスとの戦闘を見る限り、それぞれの祝福でシンジがスピード、メグミがパワー、カナエがテクニック、トルバとコクは多分、体力か防御力って感じだろうな。」
「なるほど・・・ん!?ダンジョンボス!?」
「あぁ、ダンジョンボスとの戦闘だ。」
「え!?御三方が戦ってる隙に攻撃したとかではなくてという事でござるか!?」
「あぁ、1人で戦ってたぞ。」
「はい!?1人で!?」
「危なくなったら介入する約束をしてな。」
「・・・なるほど、攻撃を当てるなり、躱すくらいは出来る様になったでござるか。」
「勘違いしてるみたいだが、ダンジョンボスはボタンちゃん1人で倒したぞ。」
俺がそういうとサスケと今まで黙って聞いていたツバキも驚愕の表情でボタンちゃんを見た。すると見られたボタンちゃんは満面の笑みで2人にVサインを返していた。
暫く呆けていたサスケだったが、正気に戻ったのか、俺に話し掛けてきた。
「という事は・・・戦闘力だけで考えたら拙者達と引けを取らないという事でござるか?」
「いや、今のお前達には流石に無理があるな。」
俺がそう言うと2人はホッとしていた。
「まぁ、技術はまだまだだが、それでも初めて会った時のツバキよりは強いし、勝てるぞ。」
「なっ!」
俺がそう言うとツバキは再び驚いていた。
「確かに拙者が指導してる故、強さに関してはあの頃のツバキに匹敵するとは思ってござるが・・・。」
「それなら次に遭遇した魔物と戦うところを見るか?危ないと思ったら介入して良いから。」
俺がそう言うとサスケは暫く考えた後、頷いた。
「ボタンちゃん、お父さん達に良いところを見せたいかい?」
「うん♪」
「それじゃあ行こうか。」
俺達はそう言うと先に進み、先程ツバキが戦っていたミノタウロスが居たので、ボタンちゃんに合図を出した。
合図を受けたボタンちゃんは早速、爆発魔法で自分自身を吹き飛ばし、ミノタウロスの足を爪で抉り、機動力を奪うとそのまま爆発魔法を連続で繰り出し、どんどんミノタウロスの身体を抉って行き、最後に首を飛ばして倒した。
サスケ達は初めこそ驚いた表情でボタンちゃんを見ていたが、直ぐに正気に戻ったのかボタンちゃんの身体をペタペタ触っていた。
「くすぐったいよぅ。」
ボタンちゃんはそう言いながら身体をクネクネしていた。
「大丈夫みたいだぞ。四聖獣全ての祝福を得ると戦闘時に身体に膜の様な結界が張られるみたいで、さっきの爆発魔法ではビクともしないみたいだからな。」
俺がそう言うとサスケ達は再びボタンちゃんの身体を真剣に見つめて納得し、ボタンちゃんの頭を撫でていた。
「師匠、流石に初見では魔法が失敗してる様にしか見えないでござるよ。」
「俺もそう思った。」
「それなら教えてくれても良かったでござろう?」
「教えたらボタンちゃんの事を止めるだろ?」
「それはそうでござるが・・・。」
俺がそう言うとサスケは黙ってボタンちゃんを見ていた。
「まぁ、最初は魔法を失敗して吹き飛ばされたみたいだけどな。」
「いきなりやり始めたら流石に話し合う必要があるでござるよ。」
「だな。まぁその後、自分が追いつけない魔物と遭遇して、試行錯誤の結果、このスタイルになったみたいだぞ。」
「そういう事でござるか・・・しかし、この戦法は危険でござるなぁ。」
「サスケの懸念も分かるから別の戦法をサスケから離れた後にカナエに指導させるつもりだ。」
「離れた後・・・でござるか。」
「気持ちは分かるが基本は教えたんだろ?」
「・・・そうでござるな。」
「それに休みの日や毎日帰った後まで、戦闘訓練だけだと親子としての時間も無くなるぞ。」
「・・・そうでござるな!離れていた分、親子として過ごすでござるよ!」
「まぁ、頑張れ。それで戦法と分かった上でボタンちゃんの戦いぶりはどうだった?」
「ダンジョンの階層ボスの様な周囲に他の敵が居ない事が前提としてなら攻守で爆発魔法を使うのは、かなり有効な戦法でござる。」
「そうだな。敵の攻撃を爆発魔法で防ぐから敵が攻撃しようとしてもダメージを与えられるし、敵も攻撃に迷いが出るからな。他にはどうだ?」
「そうでござるなぁ・・・バランス的にスピードが他よりも頭ひとつ上でござるから敵を翻弄して戦えてるでござるな。」
「あぁ、そこが親和性だな。」
「・・・なるほど!個々の聖獣様との関係性という事でござるか!」
「1番仲が良いのがシンジだから多分そういう事だろうな。だからトルバとコクは自分自身の修行があるから直ぐには無理だろうが、ボタンちゃんには出来るだけシンジ達と共に行動してもらうつもりだ。」
「確かにその方が安全な上で強くなれるでござるな。」
「そうだな。まぁ、1つ言うとお前達もうかうかとしていられないな。」
俺がそう言うとサスケ達は暫く考えて、俺が言った意味に気付いたのか、気合いを入れ直していた。
「まぁ、雑談はさておき、俺が行く必要が有る場所まで3階層有るからお前達の修行の成果を見せて貰おうか。」
「承知したでござる。」
「御意。」
俺がそう言うとサスケ達は一目散に魔物の討伐に向かったので、俺達が話してる間に遊び始めた子供達を呼び寄せてサスケ達を追った。
サスケは気を込めた爆発力のあるスピードを活かして瞬時に魔物の懐に潜り込み、浸透系の一撃で次々と魔物を討伐していった。
ツバキはサスケの激しい動きに魔物の意識がいっている隙をついて影に潜り込んだり、幻影魔法を使い、意識を逸らして、急所へ忍者刀での一撃で討伐していった。
その2人の姿を見たボタンちゃんは目を輝かせながら2人の動きを真似ていたが上手く出来ない様で、カナエが丁寧に身体の動かし方やボタンちゃんが出来る魔法での真似方、気の扱いを教えていた。
ボタンちゃんの見取り稽古になると思った俺は戦いは2人に完全に任せて先に進み目的地の階層に辿り着いた。
「よし、そこまで!」
俺がそう言うと戦っていた2人は俺の下へ戻ってきた。
「どうだったでござるか?」
「サスケは一撃必殺にこだわり過ぎ、ツバキは相手を翻弄させる事に意識が偏り過ぎて無駄が多いな。」
俺がそう言うと2人は落ち込みつつも即座にどうすれば良かったのかを考えていたので、そんな2人を見て俺は頷くと声を掛けた。
「だが、そうやって次を考えられる様になった事も踏まえて及第点だな。」
「及第点という事は・・・。」
「一先ず合格だ。攻略組を頼むぞ。」
俺がそう言うと2人はダンジョンという事もあって声を出さずに全身で喜びを表現していた。
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