転生したらスキル転生って・・・!?

ノトア

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第206話 [開戦準備。]

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翌朝、俺は祈りを捧げ、どの神様かは分からなかったが神域に行き、神気を吸収してから戻り、像に頭を下げてからアイテムボックス改に入った。

「今日は3割ぐらいまで修練してから1回止めるか、それで夕方に放出だけして明日に残ってるか試してみて、翌朝まで残ってたら少しずつ増やしてみるか。そうしたら濃度を上げれるかもしれないしな。それで溜まるようなら此処で少しでも長く過ごせれば身体を慣らせれるかもしれないしな。」

俺はそう言うと修練を開始し、予定通り神気を3割残して終了し、森/川フィールドに移動して鎧に嵌め込む聖光石を造り続け、夕方になって予定通り、神気を放出してその日を終えた。

次の日、神域で神気を吸収して異空間フィールドに入ると前日に放出してあった神気がほぼそのままで残っていた。

「う~ん。放出して直ぐは感じなかったけど時間が経つと自分のモノじゃなくなるのか、全身の皮膚が少しピリつくな。一気に濃くするのは危険そうだ。」

俺はそう言うと修練を開始し、前日よりも少しだけ多めに残し、前日同様に作業をして、また夕方に放出した。

その後、今の自分の限界を探る為に数日必要としたが、結果は5割なら全身の皮膚が多少切れる程度で血だらけになって、その事を忘れて戻った時には皆んなを心配させたが、その後は皆んなに会う前に回復し、クリーンかフォースに綺麗にしてもらって続けていった。

その後、神気を保管出来ないかと端末を操作していると部屋の様に幾つか出来たので、少しずつ神気を溜めていき、身体を慣らす部屋、保管部屋、修練部屋と分けて使用する事にした。

そして、やっと6割まで達した次の日、いつも通り神域で神気を吸収し、戻って朝食を終わらせていつも通りの行動をしようと席を立つとルークに声を掛けられた。

「シュウト、一寸待ってくれ。」

「ん?どうした?」

「決行日が決まった。」

「とうとう・・・か。」

「あぁ、15日後、王国軍3,000名と攻略組105名それに加え、光星教国からガシュウ教皇陛下を含む500名、Cランク以上の冒険者150名が現地周辺を囲むように配置出来次第、開始だ。」

「ガシュウさんも来るのか?」

「あぁ、全体の指揮をシュウトの代わりに執る事になった。」

「良いのか?」

「来る予定の教国兵や教国の上層部が少しでも使徒様のお役に立とうと奮闘していたそうだ。それで本来は親父が指揮を執る予定だったが、熱意に負けたらしい。」

「ハハハ・・・はぁ~。それなら良いけど無理は禁物だぞ。」

「それはガシュウ教皇も分かってるみたいでダンジョン内部に入るのは俺達だけだ。」

「なら、良いけど。」

「それで聖光石はどのくらい用意出来る?」

「これまでに渡した4,000個じゃ足りないのか?それとも問題があるのか?」

「あぁ、聖光石なんだが実験の結果、小さい邪石の影響下では連続で使用し続けると1日しか持たないそうで、邪石の強さで消耗度合いが変わるみたいなんだ。」
 
「やっぱりそうか。」

「分かってたのか?」

「あぁ、前回鑑定した時は魔力を送るだけだったけど今回、神の瞳で鑑定した時に抵抗値からの消耗率とかも載ってたからな。」

「なら、既に予備もある程度あるのか?」

「今は3,000個は用意したから残り15日かぁ・・・よし、当日までに後5,000は造れるようにするから暫くアイテムボックス改に籠るな。」

「おいおい。人に無理をさせるなって言っておいてシュウトが無理してたら本末転倒だぞ?」

俺の言葉にルークが心配そうに言ってきたので、安心させる為に籠る理由を教える事にした。

「別に寝ずにやる訳じゃないぞ。寝ずにやろうと思えば10,000個は出来るからな。」

「じゃあ何で?」

「午前中は聖光石を造って、午後からは俺自身の戦闘訓練をしようと思ってな。」

「あぁ、そういう事か。」

「俺が本気の訓練を外の世界でやる訳にはいかないだろ?」

「そ、そうだな。余波だけでも地形が変わりそうだな。」

「そういう事だ。予備として1人当たり2個有れば俺達が踏破、封印するまでの間なら持つだろ?」

「まぁ、着けてるのともう1つあれば問題ないだろうな。」

「あぁ、不測の事態を考えて逃げれる様にもう1個と思ってな。ところで、もうそんなに鎧を用意出来たのか?」

「いや、鎧は無理だ。その代わりに付属品みたいにする事で使用出来るようにしてあるらしい。」

「あぁ、なるほどな。確かにそれなら既存の鎧に取り付ければ問題ないか。」

「あぁ、付属品も壊れない様に対策済みだそうだ。」

「分かったじゃあ俺は行くけど、暫くは、荒野/渓谷フィールドには来ないでくれ。」

「あぁ、分かった。そういえば食事はどうするんだ?」

「あっ・・・。」

「俺が森/川フィールドに届けとくよ。」

「悪い、頼む。」

「気にすんな。」

「じゃあ行くな。」

「おう。」

俺はそう言うとアイテムボックス改に入っていった。

「さてと、とりあえず昼までは聖光石(小)を造るか。」

俺はそう言いながら廃棄品の魔石を合成し、それを流れる様に聖光石(小)にしていった。

その後、昼飯を済ませた俺は荒野/渓谷フィールドに来た。

「さてと、神の瞳を常時発動しながらの戦闘訓練は初めてだけど、ダンジョンに入るまでには使える様にしないとな。俺の予想だと使いこなせれば1段階以上上の戦い方が出来る気がするしな。」

俺はそう言うと実体化で杖を作り、一通りの形を出来るだけ、ゆっくりと動き、気の流れを確認していき、神の瞳で確認を終えるとそのまま少しずつ速くしていった。

その後も魔力の流れ、魔法を使う際にこれまではどの程度の勢いで込めていたのか、勢いと込める量をどれだけ絞ったらバカみたいな威力が出ないように出来るのかを確認していき、その日は終了する事にした。

「夕方までやってみたけど神の瞳を使ってもそこまで減らないか・・・明日は一日中やってみるか。」

俺はそう言うと食事を済ませて就寝した。

翌朝、寝起きと同時に神の瞳を発動させて、午前中の作業、午後からの戦闘訓練を行っていった。神の瞳による神気の減りはそこまでなかったので、常時使用を心掛けながらその日を終えた。

俺はその後も決行日前日まで行い、その日の夜に神殿の像に祈りを捧げ、神気の補充をしてから就寝した。

翌朝、食事をする為に神殿を出ると全員が揃っていた。

「おはよう。俺が最後か。」

「俺達もさっき来たところだ。で、どうだ?」

「ん?あぁ、聖光石なら8,000個は出来たぞ。」

「そんなに出来たのか?」

「あぁ、神の瞳を常時、発動させて効率的にして行ったら作業スピードが格段に上がったからな。」

「常時か・・・負担は無いのか?」

「最初はな。戦闘でも活かせる様にしたかったからな。だからこんな事も出来る様になったぞ・・・クリーン!」

「おっ!普通のクリーンじゃねぇか!」

「おう。どれだけ魔力を絞れば出来るかも判ったからな。」

「って事は他の魔法もか?」

「まぁ、ルーク達が使用する魔法レベルくらいまでなら出来る様になったぞ。」

「大した進歩じゃねぇか!」

「あぁ、それよりもやっと決行だな。」

「あぁ、飯食ったら行くけどシュウトはどっちの格好で行くんだ?」

「一応、使徒仕様で行くつもりだ。」

「なるほどな、確かにその方が良いだろうな。」

「ダンジョンに入るまではその方が良いと思ってな。」

「ダンジョン内もそうしないのか?」

「う~ん。確かに敵も居るからっていうのもあるけど、何とかなりそうなんだよなぁ。」

「どういう事だ?」

「精霊達に聞いたら俺の分身みたいなモノを作れるみたいなんだよ。」

「なるほどな、ゴーレムみたいなもんか。なら、最初からそうすれば良いんじゃないのか?」

「いや、俺の使徒仕様の気配みたいなのは真似出来ないらしくてな。」

「なるほどな。確かにアレは無理だろうな。」

「そんなに違うのか?」

「おう。なんていうか神聖な気配っていうのか、俺達にとっては神様に近いモノを感じるんだ。」

「へぇ~そうなのか。」

俺達はそう話しながら食事を済ませ、この後の予定を話す事にした。

「とりあえず、ダンジョンに突入するのはルーク、サスケ、アキトの3人、レイとツバキは子供達とダンジョンを中心に外側へ殲滅していってくれ。」

「おわったらぼくたちもダンジョンにはいるの?」

「そのままダンジョンの出入口を警戒していってくれ。今回は一気に進むつもりだから中から溢れる可能性があるし、敵が何処からか魔物を出現させるかもしれないからな。」

「「「は~い。」」」

「お任せ下さい。」

「レイ達もそれで良いか?」

「あぁ、任せてよ。って言っても四聖獣である皆んなが居れば、僕達は必要ないかもしれないけどね。」

「まぁ、レイは自分から攻めるのは難しいだろうけど、あれから少しは変わっただろ?」

「まぁね。移動方法を工夫して自分からも攻めて行ける様になったし、踊りながら進む事で攻撃力も増して行ける様になったしね。」

「おぉ、それは凄いなぁ。ルーク達は問題無いか?」

「俺達なら元々ダンジョンに入る予定だったから何の問題もねぇ。」

ルークがそう言うと2人が頷いたので、俺は一旦、アイテムボックス改に戻って着替えを済ませると精霊達に頼んでおいた分身と共に外へ出ていった。

「おっ!それが分身体か、そっくりだな。」

「これならバレないだろ?」

「そうだな。例え敵が何処からか見ていたとしてもそれならシュウトが使徒様とは思わないだろうな。」

「そう願いたいな。あるとして攻略組の一員って見られるだろうな。」

「そりゃ俺達と居たらそうなるだろうな。」

「普段から連れてるシン坊達も使徒様への憧れで別の魔物を連れてると思われるだろうしな。」

「人化状態じゃない時ならそう思われるだろうな。さてと、行くか。」

俺はそう言うと転送ゲートを開いて先に待つガシュウさんの下へ移動した。

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