転生したらスキル転生って・・・!?

ノトア

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第215話 [邪神ソワレイカ戦Part1]

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【ルーク視点】

「アキト!サスケ!先ず言っとくが、此処はダンジョンじゃねぇ!だから俺の迷宮移動は使えねぇって事は覚えておいてくれ!」

「OK~。」

「了解でござる。」

「それで一旦、あのマンティコアから強化を受けた魔物がどれだけ強くなってるかを把握する為にケルベロスと俺がタイマン出来る状況を作ってくれ!」

「OK~。」

「了解でござる。」

「その後、ケルベロスの力を把握して行けると思ったら1度一気にマンティコアに仕掛ける為にアキト!あの扉を破壊した技を使って欲しいんだが行けるか?」

「問題ないよ。」

「拙者は動けないアキトのフォローをすればいいでござるか?」

「それも必要だが、アキトの攻撃で弱ったキマイラの止めも頼む。俺はマンティコアを仕留められる様に気を練りながら進むつもりだ。」

「了解でござる。」

俺達はそう言うと先頭に居たケルベロスを惹き付け1体だけを群れから離し、予定通り2人には他のケルベロスの牽制をしてもらった。

「よし!じゃあやるか!」

俺はそう言うとケルベロスに牽制攻撃を繰り返し、ケルベロスに遠距離で咆哮や魔法を撃たせて、威力や距離を確認し、近接戦闘で噛みつき、爪等の威力を確認するとケルベロスの現状での強度を測る為に少し弱めに気を練り、ケルベロスの心臓を狙って棍棒で突いてみた。するとケルベロスはビクンッと身体を震わせると魔石だけを残して消え去ってしまった。

俺がケルベロスと検証している間、アキトとサスケは俺の意図を組んでケルベロスからの攻撃を往なし、防戦一方に見える様に戦いを調整して貰っていた。

「アキト!そろそろ交代だ!」

「もう良いのかい?まだシュウトが上で話してるみたいだよ。」

「いや、さっき通信魔道具でそろそろ開始して良いってよ。」

「じゃあ、少しの間よろしく。」

「おう!」

俺はそう言うとアキトと交代し、ケルベロスを倒さない様に弱らせていった。


【シュウト視点】

ルーク達が魔物と戦い始めたのを確認した俺はソワレイカの方を見た。

「さてと、俺もそろそろ行くか。」

俺はそう言うと魔物を出現させた後、上空に飛んで高みの見物を気取っているソワレイカの下まで龍化した力で飛んで行った。

「何じゃ、お前は参加せんで良いのか?」

「あぁ、仲間に任せてきた。」

「・・・神である我に・・・まぁ、敵対しとる女神の使徒、それに我の身体になる者じゃし、まぁ良い。」

「そうなる気は無いけどな。」

「じゃが本当に良いのか?」

「何がだ。」

ソワレイカはそう言うとルーク達の方を指した。

「我が出現させた魔物の中でも弱い魔物1体だけを相手するだけでも防戦一方じゃし、他の蛆虫も耐えてるだけの様じゃが?」

「お前に心配される程じゃない。」

「強がりを・・・なるほど、我にこれ以上魔物を増やさせない様にするつもりか。」

「まぁそれも有るな。それより随分余裕だな。」

「ふっ、たかが使徒が弱っているとはいえ、我に攻撃が通じるとでも思っておるのか?」

ソワレイカにそう言われた俺はソワレイカの手を見た。

「そうなのか?ルークの攻撃で手が崩れてるぞ?」

「コレか。」

ソワレイカはそう言うと崩れ掛けた手を蜥蜴の尻尾の様に切り離すと即座に新しい手を生やした。

「この身体は脆弱だが、魔物の力を取り込んでおるからのぅ簡単に再生出来るのじゃ。まぁ我の身体になる前はこの様な事は出来んだ様じゃがな。」

「なるほどな。確かにそれだと普通の攻撃は意味がなさそうだな。」

「まぁ、下の蛆虫同様、甚振って殺してやるわい。あぁ、心配せんで良いお主が死んだら身体は再生するでの。」

「俺を倒してからにしてくれ。まぁそんな事にはならないがな。」

俺はそう言いながら神の瞳で下の様子を確認すると丁度、ルークがケルベロスを1体、討伐したので、ルークに通信魔道具で信号を送り、ソワレイカと向かい合った。

「じゃあ行くぞ!フレアランス!」

俺はそう言うとソワレイカが下を見る前に魔力を込めた火魔法を放った。

ドゴーン!!!!!

ソワレイカはその火魔法を無駄な事をとでも言う様な顔で受けていたが、火魔法が当たった腹の部分は大きく穴を開けていた。

「ほう。我の腹に穴を開けるかぁ、じゃが意味は無いと言ったじゃろ。仙人が使う力も含まれておる様じゃが、神の我には効かんのぅ。依代にしておる身体が傷付くだけじゃし、この様にすれば・・・ほれ、元通りじゃ。」

ソワレイカはそう言いながらお腹を撫でると空いていたお腹の穴を綺麗にしてしまった。

やっぱり、神気を使わないと無理かぁ・・・。

俺がそう思っているとソワレイカは嫌味な笑みを浮かべていた。


【ルーク視点】

「ルーク!サスケ!行くぞ!!!うぉおおおーーーーー!!!うぉおりゃーーー!!!!!」

アキトの気合いと共に俺達が避けるとその間を通ってアキトが突っ込んで行った。

「サスケ!さっきの扉の時より威力もスピードも速い!急ぐぞ!」

「了解でござる!」

俺とサスケはそう言うとマンティコアに向かって、突撃技でケルベロスを消し飛ばして行くアキトを急いで追い掛けていった。

「よし!狙い通り奴等は動いてないぞ!サスケ!このまま行けば回復持ちのキマイラにも当たる位置だ!アキトの突撃で倒しきれなかったら頼むぞ!」

「了解でござる!」

俺達はそう言うとアキトを先頭に敵陣を突き進んで行き、予定通り1体目のキマイラを討伐するとマンティコアに迫った。

次の瞬間、マンティコアは危険を察知したのか、飛び跳ねると上空には上がらずに影に潜った。

「クソッ!やっぱりケルベロスの中に特殊個体は居たか!これはかなり警戒心が強いな!」

「どうするでござるか!」

「バラバラに戦うと厄介な事になりそうだ!このまま2体目のキマイラを潰す!」

俺の声が聞こえたのかアキトは少しズレた場所に居たキマイラ目掛けてそのまま突撃技を続けてくれた。

俺達はアキトから離れない様に追走し2体目のキマイラを討伐するとそのまま敵陣から抜け出す様に外へ外へと走って行ったが、いつの間にか囲まれ、遂にはアキトの突撃技が止まってしまった。

「拙い!アキトを守るぞ!」

「了解でござる!」

俺とサスケはそう言うとアキトを中心に円を書く様に迫り来るケルベロスを薙ぎ倒していった。

暫くするとアキトも復活し、ケルベロスを倒しているとケルベロスの攻撃が止んだ。

「なぁアキト、此奴ら増えてねぇか?」

「そうだね。上空にグリフォンも居るしね。」

「チッ!眷属召喚か、まぁでもAランクを幾ら増やそうとも俺らの敵じゃねぇが、これだけいると面倒だな。」

「そうでござるな。それにオルトロスまで来たでござるよ。」

「今度はAランクでも下位の魔物か、こっちはケルベロスだろうな。」

「魔法で一気に行くでござるか?」

「一応、魔力回復丸も普通の回復丸も両方含んでるが、限界はあるだろうからな。出来るだけ固まってチャンスを狙う。」

「チャンスでござるか?」

「あぁいうタイプの魔物は獲物が弱るまで奥の方でコソコソしてるからな。」

「そうだね。さっきも戦う事すらせずに一番安全だと思う影に即座に飛び込んだし、それから姿も見えないしね。」

「あぁ、アレだけの巨体が見えねぇって事は今も影に潜んでんだろ。」

「だろうね。」

「どうするでござるか?拙者達は影に潜られたらやりようが無いでござるよ?」

「まあその辺は魔物を減らしていきゃあ出てくるさ。」

「そうなのでござるか?」

「経験上、影に潜ってる間は眷属召喚は出来ねぇはずだからな。」

「なるほどね。でも出来たらどうするの?」

「そん時はそん時、なるようになるさ。」

「OK~。」

「それで行くしか無さそうでござるな。」

俺達はそう言うと殺気を魔物達に向けた。すると魔物達はその殺気に反応して一斉に襲いかかってきた。

俺達は出来るだけ一撃で仕留める様に戦闘し、影から襲いかかってくるケルベロスに警戒しつつ、遠距離から攻撃してくるグリフォンは俺が弓矢で撃ち落として行った。

俺達は下手に戦闘範囲を拡げるよりも逆に狭める事で一度に相手をする数を制限し、その小さな円を移動する事でオルトロスを眷属召喚するケルベロス等の特殊個体、広範囲攻撃を仲間の魔物毎放ってくるキマイラを殲滅していった。

「オルトロスもグリフォンも出てこなくなったでござるな!」

「眷属召喚するケルベロスはもう居ないって考えて間違いねぇだろうな!」

「キマイラはさっきので終わりだったよね?」

「そうだな!下からも襲ってこねぇって事は一定数の特殊個体は倒したって考えても良いかもな!うぉりゃ!」

「親玉は何処へ行ったでござろう!」

「さぁな!でも!そろそろ出てくんじゃねぇの!」

俺達が戦闘しながら話していると周りに居たケルベロスが一斉に離れていった。

「おっ!そろそろ出てくっか?」

「そうだね。」

ウオオオーーーーー!!!!!

俺達がそう言うとケルベロス達が一斉に遠吠えを行った。するとケルベロスの後ろから怒りの形相で影からマンティコアが出てきた。

ガァルルラァァァーーー!

マンティコアがそう吼えるとケルベロスが闇に包まれ、一回り以上デカくなり身体から口から黒炎が揺らめいていた。

「チッ!進化か何かさせやがったな。」

「進化?」

「ヤバいでござるか?」

「多分な。黒炎っていやぁどんな物でも燃やしちまうって話だからなぁ。」

「って事は接近戦は?」

「武器が急所に届けば何とかなるだろうけど、一撃毎に武器は棄てるしかねぇだろうな。」

「なるほどね。なら、僕は魔法で戦ってみるよ。」

「なら拙者も遠距離で暫くやってみるでござるよ。」

「そうだな。暫くはチマチマと弱点が見つからねぇか試してくしかなさそうだな。」

俺達がそう話しているとケルベロスの後ろにいたマンティコアブレて見えたと思った瞬間、マンティコアが10体に増えた。

「やべぇ、分身か?」

「普通の分身じゃないね。全て実体があるね。」

「マジか、厄介だな。まぁでも何とかするしかねぇか。」

「そうだね。シュウトも本格的に戦闘に入ったみたいだしね。」

「生き残るでござるよ。」

「だな。」
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