転生したらスキル転生って・・・!?

ノトア

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第218話 [邪神ソワレイカ戦Part4]

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【シュウト視点】

「じゃあ本気で行きますか。」

「無駄な事を使徒も所詮は蛆虫という事かのぅ。」

俺の言葉に反応したソワレイカはそう言うと呆れた様に首を横に振っていた。

俺はそんなソワレイカに一瞬で近付くと予定通り神気を右手に込めて全力で殴った。

パン!

「グワッ!」

ソワレイカは変な声を上げながら吹っ飛んでいった。

「な、何じゃと我に何を・・・ん?自分の身体を犠牲にしての攻撃か。」

俺の一撃で身体の半分が吹っ飛んだ邪神ソワレイカだったが、俺の右腕が無くなっているのに気づくとニヤリと口角を上げながらそう言ってきた。

「確かにな。だが、パーフェクトリジェネート!」

俺がそう唱えると俺の吹き飛んだ右腕は光と共に復活した。

「ほう。再生スキルを持っておるか。じゃが、痛みは有ろう。その様な事をせんでも、そうじゃ、我の使徒にならんか?下に居る蛆虫共を始末すれば使徒にしてやらん事もないぞ?」

「誰がなるか!」

「ブヤァ!」

俺がそう言いながら再び神気を込めた攻撃をするとソワレイカは変な声を出しながら身体を反らせて避けていた。

俺は心の中でパーフェクトリジェネートを唱えて腕を復活させると再びソワレイカに話し掛けた。

「随分、無様な避け方だな。」

「う、五月蝿!蛆虫が!」

ソワレイカはそう叫ぶと同時に邪気を刃にし、編み目の様に飛ばしてきたので、俺は魔力で杖を実体化して弾いたが、その威力に吹き飛ばされてしまった。

俺が吹き飛ぶ姿を見たソワレイカは怒りを鎮め、話し掛けてきた。

「そうじゃそうじゃ。弱体化しておるとはいえ、我は神、少し力を使っただけで、吹き飛んでいるではないか。素直に身体を差し出せば苦しまずに死ねるのじゃぞ?」

「ふっ、死にたくはないな。」

「では、自ら命を差し出せば下にいるあの蛆虫共は生かしてやっても良いぞ。このままでは血肉すら残らず我の魔物に喰われる事になるが、どうじゃ?」

「俺の仲間はそんな簡単には死なない。」

「確かに弱体化の影響で一体一体は弱いかもしれんが、果たして体力が持つかのぅ。」

ソワレイカがそう言った瞬間、魔物の群れがルーク達に襲いかかっていた。

「ほれほれ。何時まで持つかのぅ?」

「その前にお前を倒す!」

俺はそう気合いを入れて一瞬でソワレイカに近づくと再び神気で攻撃しようとしたが、急接近した俺に反応したソワレイカは再び邪気を刃にして飛ばしてきたので、俺はギリギリで避けると再びソワレイカの腹に一撃を喰らわせた。しかし、それを予期していたのかソワレイカは邪気を腹周りに集め、硬化して俺の攻撃を防いだ。

「やはり神気か。」

「・・・。」

「何故分かったという顔かのぅ。ヌシの攻撃の威力が我にまで届いたのもあるが、魔力障壁等、3重にもしとったのにも関わらず軽々と突き抜けてきたで、邪気でしか防げんかったからのぅ。」

「そういう事か。」

「しかし、使徒でまさか亜神になろうとしている者か来るとはのぅ。」

「亜神?」

「ん?知らずにしておるのか?」

「何をだ?」

「おぉ、これは何と滑稽な。」

ソワレイカはそう言うと笑いだした。

「どういう事だ?」

「どういう事も何も神気を取り込み身体に適応させる事で亜神への進化を促すんじゃ。」

「へぇ~。」

「へぇ~ってヌシはアストライアーに騙されておるのじゃぞ。」

「騙されるって言ってもなぁ。デメリットが有るのか?」

「ヌシへの信仰があれば殺されない限り永遠に死ねぬ。」

「へぇ~。」

「分からぬのか?周りの者が死んでく中、ヌシだけは生きて行かなくては行けないのじゃぞ。」

「まぁそれは自分で言うのもなんだけど、馬鹿げた魔力量になった時点で諦めてるからなぁ。」

「そ、それだけではない。亜神になると神格の無い者とは子はなせんのじゃぞ。」

「そうかぁ・・・まぁいいか。」

「まぁいいかって子孫を残せんのじゃぞ!」

「あまり気にならないかな。」

「クソッ!上手くいかんか。もう良いわ死ね!」

ソワレイカはそう言うと邪気を触手の様に使って攻撃してきたが編み目の刃よりも遅く掴めそうだったので掴もうとすると寒気がしたので土魔法で岩を出して当ててみると岩は触手に当たった瞬間、溶けて無くなってしまった。

「感が良いのぅ。当たれば再生出来ん様に腐らせれたのにのぅ、惜しい惜しい。」

「止めて正解だったな!」

俺はそう言うと火魔法でフレアランスを何本も作り発射し続けた。

「ふん!手数で我の攻撃を阻害する気か!ではコレならどうじゃ!」

ソワレイカはそう言うと触手を振り回しながら身体を縮めると背中から手を4本出して、全ての手で触手を掴むと鞭の様に使い、俺が出したフレアランスを全て打ち落としてしまった。

「チッ!面倒だなぁ・・・ん?こっちはアレたけど下の方はもう片付きそうだな。」

「ん?それはどうかのぅ。」

俺がそう言うとソワレイカも下を向いてニヤリと笑った。するとマンティコアの数が増え、ケルベロスは炎を纏っていた。

「少し強くなった程度で彼奴らを倒せると思うなよ!」

「それはこっちのセリフじゃ。あの黒炎は魔物の怨念じゃ、触れれば全てを燃やし尽くすわい。」

ソワレイカはそう言いながら勝ち誇っていた。

「ん?何で皆んなが居るんだ?外で待機のはずじゃ?ってか、流石、聖獣あのケルベロスも1発か。」

「何!?何故此処に四聖獣が・・・ん?しまった!!!・・・そうか、この身体のダンジョンマスターとしての権能が死んだ事で解除されてしまったか・・・どうする・・・・・」

ソワレイカは息子達が来た途端、周りをキョロキョロ見るとブツブツと何かを言いながら忙しなく動いていた。

俺はブツブツ言って自分の世界に入っているソワレイカを余所に神気を回復する為に手を後ろに回して神気の貯めてある部屋を繋げて回復に専念した。

やっぱり命懸けの戦闘は急激に成長させるな。

俺はそう思いながら神気を吸収していくとソワレイカとの戦闘が始まる前と後では倍以上の神気を吸収する事が出来ていた。

神気を吸収し終えると同時にソワレイカの雰囲気が変わった。

「結界が張られてしまっては今のままじゃ力が足りないか、仕方が無い!四聖獣もあの頃よりかなり弱いが全てのモノを贄にするしかないのぅ。」

ソワレイカはそう言うと邪気を下のマンティコアに放った。

「そう上手く行くかな。」

「行くかなでは無い!行かせるのじゃ!進化するのじゃ!アペクマンティコア!」

ソワレイカがそう言うとマンティコアは分裂し、お互いを喰らい始め、一体になっていた玉から山の様に大きなマンティコアっぽい何かが誕生した。

「完全復活しておればアペクマンティコアを次々と出せたが仕方がない。アレでも弱い四聖獣などに負けはせんだろう。さてと後はヌシじゃのぅ。ふん!うぅぅぅう、ハッ!」

ソワレイカはそう言って気合いを入れると黒く禍々しくなり、邪気で出来ていた触手が実体を持ちタコとあらゆる昆虫を混ぜた様な気持ちの悪い奴に成った。

「キモッ。」

「何が気持ち悪いんじゃ!この美しさが分からんとは情けないのぅ!」

ソワレイカはそう言うと先程までとは別次元のスピードで襲ってきた。

最初の方は躱していたが、徐々に追い込まれて一撃をもらってしまった。しかし、ソワレイカが先程言っていた様に腐る事は無かった。

ん?実体を持って能力が無くなったのか?

俺がそう考えているとソワレイカが驚愕した表情で話し掛けてきた。

「まさか!このほんの僅かな時間で1段階、亜神に近付いたとでもいうのか!ありえん!有り得んわー!!!」

ソワレイカはそう言うと邪気を急速に集めて巨大な楔の様な形にして超高速で飛ばしてきた。

「拙い!」

瞬時に逃げられないと思った俺は転送門を開いて避けようとしたが間に合わず、終わったと思った瞬間、巨大な楔の邪気が転送門に吸収されてしまった。

「「え?」」

「何をしたぁ!!!」

ソワレイカはそう言うと巨大な楔状の邪気を幾つも作り、飛ばしてきた。

俺は驚きながらも流石に邪神とはいえ、神相手に出来ないと思っていた転送門を幾つもソワレイカの周りに出現させて、飛ばしてきた楔状の邪気を全てソワレイカに返してやった。

「グワッ!オブッ!ピギャー!・・・クソッ!何が起こった?」

「まだまだ行くぞ!」

俺はそう言うと最初にソワレイカが飛ばしてきた1番巨大な楔状の邪気をソワレイカに掠らせる様に楔の威力が無くなるまで転送門で移動させて攻撃した。

暫くして楔状の邪気が威力を失い霧散するとソワレイカはボロボロの状態になっていた。

「な、何故貴様が邪気を使える!」

「そんなモノ使う訳が無いだろ。」

「では何故!」

「そんなの教える訳が無いだろ!」

俺はそう言うと神気を拳に集めて転送門を使い、四方八方から自分の中に有る神気が無くなるまで攻撃を加え続けた。

「これで終わりだ!」

俺はそう言うと小さな塊の様になっていたソワレイカを殴った。

「く、くそ・・・・・」

ソワレイカはそう言いながら消滅してしまった。

「終わったか?」

俺はそう言うと神の瞳で周りを確認していった。

念には念を入れてあらゆる場所を確認していると下に有った強大な邪気の気配がどんどん小さくなって消えてしまった。

「終わったみたいだな。」

俺はそう言うと皆んなの下へと移動した。

「おつかれ!」

「おう!すげぇ戦いだったな。」

「流石に今回ばかりは死んだと思ったぜ。」

「だろうな。邪神とはいえ神と戦ったんだからな。」

俺とルークがそう話していると人化した子供達が飛び付いて俺を絶対離さないってくらい抱き着いて離してくれなくなった。

「まぁ折角出逢えた父親が死にそうな目に遭ってりゃそうなるだろうな。」

俺は子供達に悪かったと思いながら落ち着くまで3人の頭を撫でていると張り裂けそうな気持ちが落ち着いた3人は仲良く俺に抱かれながら寝て行った。

《アルティメットスキルケンゾクカヲカクトクシマシタ》

ん?眷属化?

俺がそう思っているとルークが話し掛けてきた。

「シュウトどうしたんだ?敵か?」

「いや、スキルを獲得したらしい。」

「らしいって何だよ。まぁいいや、倒せたんだろ皆んなが心配してるだろうから戻ろうぜ。」

「そうだな。」

俺達はそう言うとダンジョンに入り、転移魔法陣で外に出ていった。

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